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【苔テラリウム】におすすめの土の配合は?
テラリウムはガラス容器などの中で植物を栽培することを指し、広い庭がない家庭やマンション住まいでもガラス瓶を一つ用意すればチャレンジできます。テラリウムのテラはラテン語で大地・陸地を意味しており、リウムは場所を意味するため、テラとリウムを合わせた造語が語源です。
テラリウムは光を通す透明なケースの中で陸上の植物を育てるものであり、自分だけの世界を楽しむ趣味としても人気を集めています。自然の縮図や小さな森といわれているテラリウムは簡単に始められる栽培方法の一つでありながら、インテリアにもなるおしゃれさも魅力です。
今回はテラリウムでよく使われている湿気を好む植物の苔を利用した「苔テラリウム」をご紹介します。苔テラリウムに利用するおすすめの土や100均の土でも対応できるのか、さらには初心者に人気の苔テラリウムの種類と苔テラリウムを長持ちさせるポイントもチェックしましょう。
苔の用土として向いている土
土は野菜作りやガーデニングなどの基本であり、土にはたくさんの種類が存在します。市販されている用土には通気性や排水性などに優れた「赤玉土」や腐葉土などを混ぜて使う「黒土」、室内園芸に利用される「ピートモス」など、多種多様の基本用土や改良用土があります。
苔テラリウムの製作には苔に適した環境に整えるため、種類に合わせた土を配合することが大切です。苔の根には栄養分を吸い上げる機能を備えておらず、栄養の少ない土が向いています。苔テラリウムにおける土の役割は体を支えて固定することや水分の保持による適度な湿度などです。
苔テラリウムでは粘土質の土よりも粒状の土が適しており、土中に空気や水が行き渡りやすくなります。また、一般的には弱酸性の土が良いといわれていますが、苔の種類に合わせたphの土を選んでください。
日当たりのいい適度な湿度を好む苔は土8割・砂2割がおすすめで、日陰で適度な湿度を好む種類は土6割・砂2割・腐葉土2割の配合が良いといわれています。
【苔テラリウム】の土におすすめ商品
苔テラリウムにおすすめの土の一つは苔を専門に扱う店が配合した商品です。翔美苑のブレンド土は焼成赤玉土やバーミキュライト、くん炭などを調合し、適度な保水性と通気性があります。また、水を加えれば程よく固まって傾斜が作りやすいといいます。
苔テラリウム用の土には他にも種類があり、JUNの苔テラリウムの土は日向土や鹿沼土、天然軟焼結製赤土などを含み、苔や植物の維持、成長に適した商品です。苔テラリウム向けの土は一部のホームセンターや専門店、ネットショップでも扱われています。
100均の土でも大丈夫?
一般的に苔の育成にはケト土や赤玉土などを使います。100均の一部店舗の園芸コーナーではケト土を購入できるようです。ケト土はマコモやアシなど水辺の植物が枯れて水底に堆積し、長い年月を経て炭化したもので、粘り気があり繊維質で保水力に優れています。
ケト土は粘土状のため形を整えやすく、乾燥すると固まるため、盆栽や苔玉の接着材の代わりにも利用されています。ホームセンターや園芸店などではキロ単位で販売されることもあり、小さな苔テラリウムを製作するのであれば100均で手に入る小袋タイプがおすすめです。
【苔テラリウム】初心者も育てやすい苔の種類
初心者でもトライしやすい種類の一つは「スナゴケ」です。スナゴケは星砂のような姿をした小さな葉が特徴的で、水捌けや日当たりが良好な場所を好みます。また、日照や寒暖の差に強いですが、湿気には弱いので注意しましょう。
「アラハシラガゴケ」は苔テラリウムに人気の種類で、密閉タイプの容器でも育ちます。アラハシラガゴケは絨毯のように生え、盆栽や箱庭に多用されている苔です。生育に適した環境は半陽地などの日照の少ない場所で湿気の多い環境で栽培できるものの、暑さや蒸れは苦手です。
【苔テラリウム】を長持ちさせるポイント
苔テラリウムを長持ちさせるには光を適度に当てることも大切です。多くの苔が陰生植物に分類されますが光合成が必要なため、薄明るい日の光を当てたり、照明器具を使ったりしましょう。また、季節によって置き場所や時間帯を調整し、直射日光が長時間当たる場所は避けてください。
苔テラリウムは湿度管理も重要です。蓋のない容器の場合は乾燥しやすいため、底床土壌に水分をしっかりと吸わせてください。また、特に乾燥しやすい時期はラップで蓋をするなど工夫しましょう。
人気の苔テラリウムには土が大事だと知っておこう!
苔テラリウムは初心者にもおすすめの苔育成ですが、種類によって土の配合を変えたり、光や湿度を管理したり、きちんとしたケアが必要です。また、苔は湿度が高く風通しの良い場所を好むため、蓋付き容器の場合は1週間に2~3回は蓋を開けてください。