【レモン汁】がないときの代用品をご紹介！ポッカレモンやシークワーサーは？

レモンに期待できる効果や働きは、実にさまざまです。レモン汁にすることで、多彩な効果が得られます。レモン汁（レモン）の主な成分に「クエン酸」があります。「酸っぱさ」の元で、仕事や勉強などもう少し踏ん張りたい時に、元気持続が期待できます。

さらに、焼き魚などさまざまな料理にレモン汁をプラスすることで、減塩効果が期待できます。海産物の臭みを消す「消臭効果」や、りんごなどのカットフルーツに有効な「保色効果」、イチゴなどに期待できる「色鮮効果」があります。

肉が柔らかくなるという「保水効果」、牛乳をクリーム化させる「凝固効果」や、他にも、もやしのシャキシャキ感や「褐色効果」という、かゆいところに手が届く効果もあります。

万能果実のような「レモン」から絞った「レモン汁」を、スルーしない理由は全くありません。しかし、レモン汁が欲しい時に限って切らしていませんか。そこでレモン汁のおすすめ代用品を調べてみました。

レモン汁の代用品が存在するかどうか、ですが、結論からすると、代用品はしっかりと販売提供されています。いろいろな代用品が考えられますが、中には昔から定番と言われ販売提供されている、レモン汁の代用品があります。まずは、その定番代用品をみてみましょう。

おすすめしたいレモン汁の定番代用品のひとつに「ポッカレモン（ポッカレモン100）」があります。「ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社」から販売提供されている、レモン果汁100％のレモン汁を原料とする調味料です。

ポッカレモンが発売されたのは1957年です。つまり半世紀以上販売されている定番の商品なのです。常にスーパーに陳列されている商品なので、料理にふりかけたり飲み物にプラスするなど、すでにレモン汁の代用品として常用している人も多いでしょう。

ちなみに「ポッカレモン」は、70ml・120ml・300ml・450mlなど4種に、「ポッカレモンプッシュレモン（70ml）」などがあります。「ポッカレモンオーガニックストレートレモン果汁」「冷凍ポッカレモンそのまま使えるカットレモン（200g）」もあります。

レモン果汁100％を原材料とする、レモン汁の定番代用品のひとつ「ポッカレモン」ができるまでの流れが、気になりませんか？その、商品ができるまでの流れは以下のとおりです。

レモン栽培農園で栽培されたレモンはひとつずつ丁寧に収穫され、工場で種と皮が混入されないように丁寧に搾汁されます。搾りたてのレモン果汁はさらに水分を絞り出し「濃縮果汁」にします。その濃縮果汁は冷凍され、船便で日本国内に運ばれます。

チェックされ日本に運ばれた濃縮果汁は解凍され、水を加え「元の果汁（調合液）」にします。その後、調合液検査や風香味や味覚の検査をします。

検査を受けた「調合液」は、電気的な殺菌作用を加える「液殺菌（交流高電界殺菌）」を施します。液殺菌された調合液は瓶に充填され、キャンピングします。その後に瓶ごとオンスシャワーで殺菌、水のシャワーで冷却します。

その後商品ラベルが貼られ、内容量などの最終検査をします。検査を終えた商品は箱詰めされ賞味期限が捺印されます。その後、低温倉庫に移動され、製造日順に出荷され、各店舗に並びます。

おすすめしたいレモン汁の定番代用品のひとつに「お酢」があります。「穀物酢」や「米酢」に「りんご酢」などの種類があります。いずれもサッパリとした風味があり、「酢酸（さくさん）」を主成分としています。

お寿司の和風料理に、サッパリ煮や酢の物など和食副菜や下味などにも多く用いられています。料理レシピに次第では、レモン汁の代用品としても有効です。

レモン汁とは全く風味が違い、香り付けのような使い方はできません。しかし、ドレッシングなどで酸味が必要なときや、野菜変色を防ぐには十分です。お酢はレモン汁より酸味が抑えめです。お酢を代用品で使うなら、レモン汁より少し多めにすると良い感じに仕上がります。

レモン汁の代用品としては他にも多くの代用できるものがあります。レモン汁の代用にピッタリの代用品におすすめな商品をご紹介します。

レモン汁のおすすめ代用品1種目は「シークワーサー」です。ご存じ沖縄特産の柑橘類として今や全国的に知られている「シークワーサー」です。爽やかな風味の特徴があり、シークワーサーをフレーバーとしているお菓子がお気に入りという人も多いでしょう。

シークワーサーには酸味が含まれており、十分にレモン汁の代用品として有効です。しかし、シークワーサーも他の柑橘類と同様にレモンとは違う風味があります。代用品として使うと料理やお菓子の仕上がりもレモンとは異なります。

レモン汁の代用品として使う時は、味わいをチェックしながら少量ずつ使うようにしましょう。メーカーは違いますが、ポッカレモンのシークワーサー版のような商品もあるので、代用品として興味がある人は探してみてもいいでしょう。

レモン汁のおすすめ代用品2種目は「クエン酸」です。酸性の成分として有名であり、掃除などのクリーニングにも使えます。前述のように、レモン汁の成分として「クエン酸」があり、代用品としておすすめです。

クエン酸は、料理やお菓子の味に酸味が必要な時や原材料の臭み取り、素材の変色防止など多彩な活躍が期待できる、大変便利な代用品なのです。代用品としてクエン酸を用いる時は、クエン酸とレモン汁は等倍なので、レモン汁の感覚でクエン酸が使えます。

つまりクエン酸（15g）はレモン汁（15ml）と同じ質量なのです。ただひとつの注意点としては、掃除やクリーニング用のクエン酸はあくまで薬剤という点です。クエン酸をレモン汁の代用品として使う時は、必ず「食用のクエン酸」を使いましょう。

ポッカレモンなどのレモン汁代用品が手に入れば、レモン汁感覚で作れる料理も一気に増えます。あの料理ももちろんレモン汁の代用品が使えるのです。代用品を使ったおすすめレシピのひとつをご紹介します。

レモン汁の代用品でも十分美味しく仕上がる料理レシピの1つに「鮭のレモンクリーム煮」があります。濃厚なクリームソースとレモン汁（代用品）の相性がよく、また鮭ともよく合います。その「鮭のレモンクリーム煮」の料理レシピをご紹介します。

事前準備として、生鮭（4切れ）に塩（8g）やこしょう（少々）で下味をつけ、小麦粉（適量）を薄くまぶしておきます。具材の玉ねぎ（1個）は5mm幅で縦に切り、ブロッコリー（160g）は小さい房に分けます。

フライパンにオリーブオイル（15ml）を入れ、薄く炊き目がつくまで鮭を焼きます。1度ひっくり返し鮭を端に寄せ、玉ねぎを入れしんなりするまで炒めます。生クリーム（2カップ）、牛乳（1／2カップ）、塩（3g）などのクリームソースの材料をフライパンに入れます。

さらにブロッコリーを入れ弱火にして5～6分煮込み、その後「レモン汁の代用品（30ml）」を入れサッと絡ませます。味見をしながら、味が足りないなら、塩コショウで味を整えます。皿に盛り、粗挽き胡椒（適量）をかければ完成です。

先の項目ではレモン汁の代用品が使える料理レシピをご紹介しました。料理レシピがあるということは、代用品が使えるお菓子レシピも、もちろん多彩にあります。その中でも、レモン汁の代用品を用いて簡単にできる、お菓子レシピをご紹介します。

今回ご紹介のレモン汁の代用品でも作れるお菓子レシピは「お酢のレアチーズケーキ」です。ご存じの通りお酢は十分レモン汁の代用品に成り得る調味料です。お菓子レシピにも使えるのは言うまでもありません。そのお酢で作れるお菓子レシピの作り方は以下のとおりです。

ジップロック等の大きいサイズのジップロック等の密封袋にビスケット（18枚）を入れ、粉々に砕きます。その後溶かしバター（35g）を投入し、なじませます。コレがボトム（ケーキ台）になります。別途、粉ゼラチン（8g）に水（55ml）を入れふやかします。

18cmケーキ型にクッキングシートを敷き、上記で用意したボトムを入れ敷きます。ボウルに電子レンジで柔らかくしたクリームチーズ（170g）→砂糖（70g）→お酢（12ml）→プレーンヨーグルト（170g）の順番に入れ、よく混ぜ込み、ふやかしたゼラチンを入れます。

別途泡立てた生クリーム（170g）をボウルに入れ混ぜます。ボトムを敷き詰めたケーキ型に、クリームチーズなどを混ぜ込んだもの流し込み、平らにした後、冷蔵庫に2時間ほど冷やして完成です。

お酢は、レモン汁を使ったお菓子に代用できる可能性が高い調味料です。レモン汁を使った他のお菓子にも使ってみて下さい。

使いたい時に限って切らしていることの多いレモン汁ですが、代用品でも対応できます。手に入るならシークワーサーでも良いでしょう。ポッカレモンやお酢は代用品として最適です。ポッカレモンなら、少量サイズであればコンビニでも手に入る場合があります。

すぐにレモン汁が用意できないなら、今回ご紹介しましたレモン汁の各種代用品を使ってみませんか？十分に代用品になるのでおすすめです。