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バナナの黒い斑点は食べ頃の合図!
今回は、バナナが黒い色になることついての解説をします。バナナは、とても甘い果物で子供からお年寄りまで幅広く人気があります。栄養価も満点で、エネルギー効率がいいことから、スポーツマンの方々もよく試合前などに摂取して栄養補給をすることが多くみられます。
しかし、バナナの黒い変色を気にする方も多いのではないでしょうか。バナナはしばらく放置していると黒い斑点が発生します。また、皮だけでなく、皮を剥いた果実の部分にも黒い変色が見られることが多いです。この黒い斑点や変色が起こったバナナは食べられるのでしょうか。
実はバナナの黒い斑点は甘い状態で食べごろのサインと考えられます。しかし、場合によっては腐っている可能性もあるので、正しい見分け方をすることがポイントとなります。
バナナの皮にはどうして黒い斑点ができるの?
そもそもバナナにはなぜ黒い斑点ができるのでしょうか。黒い変色の理屈について紹介をします。今までバナナに黒い斑点ができてしまったら何となく避けてきてしまった方は、ぜひこれからは食べてみてください。おいしく甘い、メリットの多い状態のバナナを味わえます。
バナナは、日本ではあまり生産されていません。ほとんどをフィリピンなど東南アジアからの輸入で賄っています。輸入されてきたバナナは、皮が緑色でまだ熟していない状態です。これが燻蒸作業や時間の経過により販売されているような黄色い状態に変化していきます。
そのあとさらに熟すと黒い斑点が発生します。つまり、黒い斑点が発生した状態というのは熟成が進んでいるということになります。ではなぜ黒い状態になるのでしょうか。
バナナが身を守るため
バナナに黒い斑点が生まれるのは、バナナ自身を守っていると考えられています。バナナは輸送中や保管中も周囲からのダメージを受けています。放置しているとダメージを受けた個所からどんどん傷みが進行してしまいます。そこで活躍するのがバナナの黒い斑点です。
バナナにはタンニンと呼ばれる物質が含まれています。黒い斑点の正体は、このタンニンが酸化をしてできたとされています。黒い斑点を出しながらタンニンが酸化をすることで、周囲の菌からバナナの果実部分を守っていると考えられ、黒い斑点がその証だとされています。
したがって、黒い斑点の部分は腐っているのではありません。傷みが進行する前に防御している状態ですので、腐っていなければ黒い斑点のあるバナナは十分食べられます。
黒い斑点は追熟してできる「シュガースポット」
バナナの黒い斑点にはもう1つの重要な意味があるとされています。それは、「シュガースポット」と呼ばれるものです。バナナは、最初は緑色で、どんどん変色して黄色になっていきます。これは熟成が進んでいると考えられどんどんおいしくなっている過程と考えられています。
黄色の皮の状態になっているバナナは、そのまま放置すると黒い斑点が浮かびだします。この状態がシュガースポットといって熟成がさらに進んだと考えられます。黒い斑点のシュガースポットが見られた状態こそが、さらに甘くおいしく食べられるサインだと考える方も多いです。
バナナの果肉が黒い場合
バナナの皮に発生する黒い斑点が、自身を防御する効果やシュガースポットの意味があることを紹介しましたが、バナナの果肉が黒い変色をすることはどんな意味があるのでしょうか。バナナは、放置しておくと短時間で黒い変色が起こってしまう果物として知られています。
皮の黒い変色は大丈夫でも果肉が黒い状態になったバナナは食べられるのでしょうか。これまで黒い変色を果肉を敬遠してきた方も多いかもしれませんが、腐ってさえいなければ食べられるということを知っておくだけで、安心して黒いバナナも食べることができます。
タンニンの酸化
バナナの果肉が黒い変色を見せる要因の中でも最も大きいものが、タンニンの酸化です。タンニンはバナナに含まれる栄養素で、皮の黒い斑点の発生にも作用した要素です。果肉の酸化においてもタンニンが影響をして、黒い変色を発生させる要因として働くことがわかっています。
タンニンは酸化をして黒い変色を起こしますので、黒い変質を起こしたくないのであれば、できるだけバナナを空気に触れさせないようにすることが必要になります。特に果肉の部分が直接空気に触れて酸化が進むと、どんどん黒い変色が進むので注意して取り扱うことをおすすめします。
食べても問題はない
果実の部分が黒い変色を伴ったバナナは、食べても問題ないのでしょうか。腐っていない限りは、黒い部分も含めてそのまま食べることができるので安心してください。ただ、きれいな状態の果肉よりも風味と食感、味わいは落ちるので、おいしく食べたい場合は取り除きましょう。
黒い部分の食感が気になるけれど捨てるのがもったいないという方は、そのまま食べるのではなく調理して食べるという方法もおすすめです。黒い部分も含めてミキサーにかけて、そのままバナナジュースなどにして飲んでしまうのも、栄養価を逃さないという面でもおすすめです。
腐ったバナナの見分け方
では、バナナが黒い状態になってきた場合に、熟しているのか腐っているのかをどのようにして見極めればいいのでしょうか。見た目では、黒い斑点はシュガースポットなどメリットのある状態であることもあるので一見しただけでは判断が難しいケースもあります。
バナナが腐っている場合は、まず臭いが酸っぱくなってきます。また皮の黒い部分がふにゃふにゃになって弾力がなくなります。さらに中身は黒いだけでなく液状になって原型をとどめていられなくなります。これらのような状態になったバナナは腐っていると判断するべきです。
黒いバナナを使ったおすすめレシピ
最後に、黒いバナナを使ったおすすめレシピを紹介します。黒い状態になったバナナはシュガースポットが現れ非常に甘い状態になっているケースが多いため、レシピにもスイーツ系のものが多くなっています。甘いメリットを活かしたレシピがたくさん公開されています。
黒く変色したバナナの食感が苦手という方は、ぜひレシピを参考に調理したうえで食べてみてください。変質した食感が全く気にならなくなり、甘い状態のバナナを違和感なく楽しむことができます。今回は定番レシピを3つ紹介するので参考にしてみてください。
バナナケーキ
黒いバナナを使ったおすすめレシピの1つ目は「バナナケーキ」です。バナナの甘い味わいを活かしたケーキは人気があります。レアチーズ系のケーキもおすすめですが今回はパウンドケーキを紹介します。バナナとホットケーキミックス、卵とオリーブオイルを利用します。
バナナの皮を剥いてボウルに入れ、卵とオリーブオイルを入れて混ぜます。ホットケーキミックスを入れてさらに混ぜ、固まったらパウンドケーキ型に入れて焼き、冷ませば完成です。お好みで、途中にチョコチップを入れたり、レーズンを入れるなどするとアクセントになります。
バナナジュース
黒いバナナを使ったおすすめレシピの2つ目は「バナナジュース」です。栗く変色した部分の食感を感じることなく、そのまま丸ごとジュースとして飲んでしまえるおすすめのレシピです。バナナと牛乳、適量の氷を用意し、刃の丈夫なミキサーを用意します。
材料をすべてミキサーに入れて、そのまま撹拌して音が出なくなれば完成です。そのまますぐに飲むことができます。味が物足りない方は、砂糖やハチミツを入れると甘くおいしくなります。また、お好みで黒ゴマを入れるなど様々なアレンジが考えられるメニューです。
バナナジャム
黒いバナナを使ったおすすめレシピの3つ目は、バナナジャムです。バナナの甘さは、ジャムにするとさらに引き立ち、パンに付ける定番の利用だけでなく様々な料理にも利用できます。バナナとレモン汁、砂糖と水という普段自宅にある素材だけで作ることができます。
バナナの皮を剥き、手でつぶして鍋に入れ、まんべんなくレモン汁をかけます。水と砂糖を加えて火にかけ、13分程度に込んでいきます。とろみがついてきたら仕上がってきています。鍋から上げて粗熱を取り、殺菌した保存容器に入れて冷蔵庫で冷やせば、完成です。
バナナの皮が黒い時は甘い時!
以上、バナナが黒い状態になることについて説明をしてきましたがいかがでしたでしょうか。皮が黒い場合はシュガースポットと考えて食べごろと思って問題ありません。腐っていなければおいしく食べられるので、安心してそのまま食べてみてください。