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通年手に入る万能食材【しめじ】
スーパーに行けばいつでも野菜売り場に並んでいるしめじは、和食・洋食・中華などさまざまなレシピに合う万能食材です。
しめじの名前がつく食用きのこはたくさんの種類があります。ただし分類学上ではしめじに関する定義があいまいなので、しめじではなくても名前に「しめじ」がつくキノコは多いです。
しめじの種類
しめじの名前がつくきのこは多数ありますが、本来の「しめじ」はきしめじ科しめじ属「ほんしめじ」のことを言います。
ただしきしめじ科しめじ属ではあるものの別の種類とされる「はたけしめじ」「しゃかしめじ」も、味などがほんしめじとほとんど変わらないので、販売する際に「ほんしめじ」とすることもあります。
ちなみにスーパーでよく目にする「ぶなしめじ」は、しめじ科しろたもぎたけ属の食用キノコで、日本では北海道から九州まで幅広い地域で自生しているきのこです。
ぶなしめじは分類上だと「しめじ」とは言えないのですが、人工栽培されたぶなしめじの本種は「ほんしめじ」とも呼ばれています。これには理由があります。かつて人工栽培したぶなしめじは、「ほんしめじ」として流通していた時代がありました。
その頃の名残が今も残っているため、ぶなしめじを「しめじ(ほんしめじ)」と呼ぶようになったといわれています。ちなみに当時のぶなしめじパッケージには「ほんしめじ」と書かれていましたが、めだたない場所に小さく「ぶなしめじ」と表記されていたそうです。
現在は大きく「ぶなしめじ」と書かれていますが、これは1991年に林野庁から消費者を混乱させるような表記の改善を通達されたことが関係します。
なお分類上で正式なしめじとされる「ほんしめじ」は、栽培が非常に難しい食用きのこなので、スーパーに並ぶような庶民派きのこではなく高級きのこです。そのため一般的には「人工栽培されたぶなしめじ=しめじ」と解釈されています。
しめじに含まれる栄養
本来の「しめじ」であるほんしめじは、旨味成分がたっぷり含まれているのが特徴です。ほんしめじの旨味のもととなるのは、グルタミン酸やアスパラギル酸などの旨味成分が関係します。またビタミンやミネラルも豊富に含んでいるので、栄養補給としてもおすすめです。
水分を多く含むほんしめじは食べると甘みを感じますが、甘みのもととなるのはトレハロース(糖質の一部)になります。
とはいえ100gあたり12kcalとかなりカロリーが低い食材なので、ダイエット食としてもおすすめです。なお一般的に「しめじ」と呼んでいるぶなしめじも、含まれる栄養成分はほんしめじによく似ています。
ただしカロリーは100gあたり18kcalなので、カロリーで比較すると高級キノコの1種であるほんしめじの方が、低価格で一年中購入ができるブナシメジよりもローカロリーなのでおすすめです。
しめじの旬はいつ?
しめじは「ほんしめじ」「ぶなしめじ」ともに、天然ものと人工栽培ものがあります。人工栽培ものには旬がないため、スーパーに行けば一年中しめじが買えます。
ただし天然ものは旬があるので、天然しめじ(ほんしめじ・ぶなしめじ)は旬にしか味わうことができません。ちなみに正真正銘「しめじ(ほんしめじ)」の旬は9月~10月、庶民派価格で買えるしめじ「ぶなしめじ」は9月下旬~11月上旬です。
しめじの賞味期限は?
1年を通して値段の変動が少なく安定して購入ができるしめじ(以降「しめじ」と表現するものは天然ほんしめじではなく人工栽培のぶなしめじとする)にも、賞味期限があります。
スーパーで販売されている食品類には必ず賞味期限の表示がありますが、しめじはパッケージを見ても賞味期限が印字されていません。賞味期限が印字されていれば、印字された賞味期限内に食べきるようにすることができます。
ところが万能食材・しめじには賞味期限がパッケージに印字されていないので、正しい賞味期限が分からない人も多いです。
しめじに賞味期限の記載がないのはなぜ?
いろいろなレシピに使えるおすすめ食材・しめじは、個別包装された状態でスーパーに並んでいることが多いです。ところがどのスーパーのしめじパッケージを見ても、賞味期限がパッケージに印字されたしめじを見ることはありません。
スーパーで販売されている食品の多くは、パッケージに賞味期限が印字されています。日々スーパーで購入する食材は多岐にわたりますから、「購入商品の日持ちを良くする」「食品ロスを減らす」などの目的で、購入商品の賞味期限をチェックする人は多いです。
これは非常に効率の良い購入方法といえます。スーパーで販売している食品の多くは賞味期限が印字されていますし、賞味期限の印字は義務化です。
ところが一年中スーパーの店頭に並ぶしめじの賞味期限がパッケージに印字されていないのは、「加工食品ではない」という点が大きいでしょう。
加工食品には賞味期限(消費期限)を印字する義務があるのですが、しめじは生鮮食品になるので、賞味期限・消費期限を印字する義務の対象外になります。ですから個別包装されているしめじも、賞味期限を印字しているものがないのです。
未開封と開封後では賞味期限に違いはある?
賞味期限は「天然もの」「人工栽培もの」でも違いますし、ほんしめじとぶなしめじ(ぶなぴーも含む)でも賞味期限は変わります。
ただしほんしめじはそもそも収穫量が少ないのでスーパーでなかなか手に入りませんし、ぶなしめじも天然ものになると値段が高いので、スーパーの特売で販売されることはありません。
ちなみに一年中安定した値段で供給されるしめじは、ほんしめじや天然ものではなく「人工栽培ぶなしめじ」です。人工栽培ぶなしめじは出荷する前に個別包装されているので、「しめじをスーパーで買う=個別包装されたぶなしめじを買う」となります。
ここで問題なのが「個別包装」です。生鮮食品の個別包装はさまざまな理由で使われるのですが、開封前・開封後で賞味期限に違いが出ることはよくあります。実はしめじの賞味期限も、個別包装の有無で変わります。個別包装されるしめじの多くは人工栽培しめじです。
人工栽培しめじは天然ものとは違い、鮮度の管理がしやすくなります。そのため封を開けない状態であれば日持ちもしやすいのですが、封を開けてしまうと鮮度落ちが早くなるのが一般的です。
ちなみに賞味期限の目安ですが、封開け前だと概ね1週間、封明け後は3日~4日を賞味期限の目安としてください。
しめじは保存方法で賞味期限が変わる!
加工食品のように賞味期限が印字されていないしめじですが、いろいろなレシピに使えるおすすめ食材なので賞味期限を気にせず使えるところが魅力です。とはいえ旨味が魅力のしめじですから、賞味期限内に食べきった方がおいしさを満喫することができます。
一年中お手頃価格で買えるしめじですが、「常温保存」「冷蔵保存」「冷凍保存」
のどれを洗濯する蚊によって日持ち期間は大きく変化します。
しめじの賞味期限:常温の場合
常温保存の賞味期限は、室温によって違います。スーパーで手にする人口栽培しめじは22℃前後が栽培適正温度です。ですから栽培適正温度よりも高い室温で常温保存をすると、開封の有無に関係なく賞味期限が短くなります。
そのかわり栽培適正温度よりも低い季節であれば、常温でも鮮度落ちスピードが鈍くなるので、わざわざ冷蔵庫で保存しなくても常温で鮮度キープが可能です。
なお常温での賞味期限は室温に左右されるため、室温が低い(かつ湿度も低い)場合は3日~4日ですが、室温が高いと1日でも賞味期限切れの状態になることもあります。
しめじの賞味期限:冷蔵の場合
季節に関係なくしめじを日持ちさせたい時におすすめなのが「冷蔵保存」です。しめじはキノコの1種ですから、菌の活動を抑える温度にすれば賞味期限も長くなります。その点でいえば冷蔵庫は、しめじの賞味期限を延ばすのにおすすめの方法です。
スーパーで販売しているしめじの多くは個別包装されていますから、賞味期限を長くしたい場合は、パッケージの封を開けずに冷蔵子で保存するのがよいでしょう。なお賞味期限の目安は「1週間」です。
しめじの賞味期限:冷凍の場合
旨味が魅力のしめじなので冷凍しない方がおいしいというイメージがありますが、賞味期限を長くしたいのであれば、常温・冷蔵よりも冷凍庫で保存した方が日持ちします。冷凍保存する場合は、冷凍庫に入れる前に準備が必要です。
常温・冷蔵保存の場合はいしづきがついていてもかまいませんが、冷凍庫に入れる場合はいしづきから外すしてください。さらに素早く冷凍できるように、できるだけ小分けにして冷凍するのがポイントです。
状況次第で賞味期限が1日になることもあるしめじですが、冷凍庫で保存をすれば季節・室温・湿度に関係なく概ね1ヶ月保存ができます。
ただし冷凍する際に表面に水分がついていると解凍する際に旨味が逃げてしまうので、冷凍専用密封袋に入れる前にしめじの表面の水分をキッチンペーパーでしっかり取り除くのがおすすめです。
食べられないしめじの見分け方は?
パッケージに賞味期限の印字がないしめじは、賞味期限を判断するのが難しいです。購入するタイミングであれば比較対象となるしめじがあるので、見た目から判断することもできます。
ただしこの方法は購入済みしめじには使えません。常温や冷蔵庫で保存しておいたしめじの賞味期限を見極めるには、「水分」に注目してください。
しめじはキノコ類なので、よほど特徴のあるにおいでなければ、においだけで賞味期限を判断することは難しいです。その点でいっても、水分に注目する方法は簡単に判別できる方法といえるでしょう。
なお封を開けていない状態で水分が出ている場合は、収穫からの期間に関係なく「賞味期限が切れているしめじ」といえます。
おすすめ!作り置きOKな日持ちするしめじレシピ
大量に手に入ったしめじを日持ちさせたいなら、しょうがを使ったしめじ煮しめにするのがおすすめです。煮物だと汁が多いので日持ちしにくくなるのですが、しょうがを加えた煮しめになら日持ちもするしめじのアレンジレシピになります。
味付けはお好みでよいのですが、しめじのおいしさを残したいのであれば、煮汁にしょうがのせん切り(なければしょうがチューブ)を加えるのがおすすめです。
しょうがは殺菌作用のある食材ですし臭い消しにもなる食材ですから、鮮度落ちしたしめじのにおいを抑えることができます。しめじだけの煮しめでも構いませんが、しめじ以外のきのこを一緒に加えるのもおすすめです。
しめじの賞味期限と保存方法を覚えておこう
一年中手に入るしめじですが、保存のやり方次第でしめじの賞味期限は変わります。賞味期限が切れそうなしめじは、その日のうちに食べたり日持ちするしめじレシピで作り置きにしたりするなど、早めに調理をするのがおすすめです。