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手ごろなイメージの「バナナ」だけど平均の値段は?
バナナは手頃な値段で手に入り、栄養価の高いフルーツとして人気です。スーパーで見かけるバナナの値段は安売りで100円以内の商品や、値段が300円~400円程の高めのものまで様々な値段で売られています。
バナナの値段は様々ですが、バナナを美味しく食べるコツはどのバナナも同じです。バナナをしばらく置いておくと黒い点が出てきますが、それはシュガースポットと呼ばれています。
シュガースポットが出てくるとバナナの糖度が高まってきたサインです。シュガースポットが出たバナナは、糖度だけでなく免疫力を高める効果の期待できるポリフェノールも増します。
バナナは冷凍保存する事で長く楽しめます。食べ切れないときに試すと良いでしょう。まずバナナの皮は向いて、端の部分を切り取ります。適度にバナナを切ったら、バナナをラップで包みます。さらにフリーザバッグなどに入れ、空気をよく抜き冷凍庫で保管しましょう。
日本に流通する主なバナナの産地はフィリピン
日本でバナナが出回った戦前の頃は、輸入の関係で台湾バナナが主流でした。戦後しばらくしてバナナの輸入が自由化され、安価で美味しいフィリピンのバナナが受け入れられました。現在では日本に流通している主なバナナの産地はフィリピンとなっています。
現在日本で輸入されているバナナのうち、フィリピンの輸入量は70%以上で、次いで多いのがエクアドル、メキシコなどです。
品種は「ジャイアント・キャベンディッシュ」
現在日本で輸入されているバナナの8割がフィリピンのジャイアント・キャベンディッシュという品種です。輸入されるバナナは熟していない青い状態で出荷され、エチレンという植物ホルモンを使って追熟させます。
かつてバナナは高級品だった?
現在は比較的安価に手に入るバナナですが、かつては値段が高く高級品でした。バナナはお祝いやお見舞いの際などに持参するなど、現在でいう高級フルーツという認識でした。バナナは戦前、戦中から「芭蕉」や「芎蕉」と表記され親しまれてきました。
バナナは日本でも生産されていましたが、暖かい気候である沖縄や小笠原などでしか生産できないため、当時から輸入に頼っていました。戦前や戦中の主な輸入先は台湾でした。戦前の大正4年頃から日本でバナナの消費が盛んになり、年々輸入量が増えていきます。
大正14年に台湾と農商務省、それに台湾総督府および台湾の青果同業組合が協議し台湾青果株式会社が設立されました。その後主要都市に台湾青果荷受組合ができ、バナナは安く輸入できるようになりました。当時は値段が安かったバナナは、多くの日本人に重宝されました。
しかし太平洋戦争が勃発したためバナナの輸入量は一時減ります。終戦後しばらくして台湾バナナの輸入も再開されましたが、1房あたりの値段は高騰しました。この時バナナは値段が高いため、高級なフルーツとして扱われていました。
その後昭和38年にバナナの輸入が自由化されたため、フィリピンなどから値段の安いバナナが日本で大量に出回るようになりました。それに伴い台湾産のバナナはその数を減らしていきました。
1キロ当たり1000円以上に相当
日本においてバナナの値段が高騰したのは、戦後からバナナの輸入が自由化されるまでの十数年といえます。バナナは当時1kgあたりの値段は1000円以上に相当しました。バナナ1房は400g程なので、1房の値段は400円以上、さらに店に並ぶ値段はさらに高かったようです。
当時の平均月収は1万円も満たなかったので、バナナの値段がどれだけ高かったか想像できます。値段が高いため、特別なシーンでしかバナナは購入できなかったようです。バナナは病気の方にお見舞いとして持っていく定番のフルーツでした。
手軽に栄養を摂れるバナナは、病気療養中の方に最適なフルーツだったでしょう。バナナは時代によって値段が安くなったり高騰したりして、現在の値段に落ち着きました。
スーパーで売っているバナナの平均的な値段・相場
普段行くスーパーでのバナナの値段の相場をご紹介します。スーパーには安い値段のバナナから、比較的値段の高いバナナまで様々なバナナが販売されています。バナナの値段や、値段による違いもご紹介します。
一般的に1房100円~200円前後の値段で売られているバナナは、フィリピンバナナである事が多いでしょう。フィリピン産のバナナは値段が安くて美味しいものが多く、日本のスーパーで並んでいる約70%以上がフィリピン産です。
値段の高いバナナもフィリピンをはじめとした海外産でしょう。値段の違いは、栽培地である事が多いようです。比較的安いバナナは低地で育てられています。低い広大な土地でコストも比較的掛からずに生産できます。
一方山の上など高地で育てられたバナナは、土地は狭くコストが掛かりますが、太陽に近い分長い期間日に当てる事ができます。生産までにどれだけ日に当たったかでバナナの糖度が変わります。
スーパーで見られる比較的高いバナナには「高地」と書かれている場合もあります。スーパーで甘いバナナが欲しい場合は、値段と共に「高地」と書かれているかチェックしてみてください。
1kgの値段
現在スーパーなどで売られているバナナの平均的な値段の相場は、2021年8月のデータでは1kgあたり272円となっています。ここ5年で一番バナナの値段が高騰したのが2020年5月の306円、最もバナナの値段が安かったのが2015年1月の244円です。
大体1kgあたり250~300円がスーパーで売られているバナナの平均的な値段・相場といってよいでしょう。
1房(ワンカット)の値段
先ほどのデータは1kgあたりの値段です。バナナ1房・ワンカットの値段は、2021年度の平均は101円となっています。ここから小売価格となるとおよそ200円くらいが1房・ワンカットの相場といえそうです。
スーパーに行くと198円など200円以下のバナナを多く見掛ける一方、300円~400円する少し値段の張るバナナまで様々なバナナがあります。その値段の違いは、低地で育てられたか、高地で育てられたかによっても変わります。
値段の高いバナナには「高地で栽培」などと書かれているバナナもあるでしょう。これは、バナナがより温かく日の当たる高地で長い時間を掛けて育てられると、糖度の高い甘みのあるバナナに仕上がるからです。
高級バナナ1本の値段は?
高級スーパーやインターネットで購入できる高級なバナナの1本あたりの値段をご紹介します。スーパーで売られているバナナ1房は200円前後から高いものでは400円程でしょう。
1房は3~5本バナナが付いているので、スーパーなどで売られているバナナは1本当たり50円~100円が相場といえます。
「もんげーバナナ」
もんげーバナナは岡山県で生まれた国産バナナです。もんげーバナナは1本当たり600円します。1本で600円とはびっくりするような値段ですが、もんげーバナナは地元のスーパーでは開店と同時にたった30分で完売する事もある程人気です。
もんげーバナナの人気の秘密は、皮ごと食べられる点です。もんげーバナナは特殊な栽培方法で皮まで食べられるバナナに改良しています。まず、バナナの組織を取り出し、特殊な液体の中でマイナス60℃で凍らせます。
その後バナナの組織を解凍すると、バナナは「生きよう」とする能力が覚醒し、通常は熱帯地域でしか育たないバナナが、岡山県でも育つとのことです。さらに栽培期間は通常のバナナは1年半~2年掛かるところもんげーバナナは9ヵ月で実を付けます。
糖度も普通のバナナの1.6倍で、皮も渋くなくそのまま食べられるようになりました。もんげーバナナを普段から食べている岡山の方は、「野菜を食べる感覚で食べられる」「不思議だけど病みつきになる」と好評です。
皮まで食べられると人気のもんげーバナナは、地元スーパーのほか、インターネットなどで購入できます。
「よさ恋バナナ」
よさ恋バナナは高知県須崎市浦ノ内地区で作られているバナナで、1本当たりの値段はおよそ800円です。よさ恋バナナの生産者藤田氏は、酪農家でバナナはスタッフのまかないとして作り始めたそうです。
2018年から本格的にバナナの生産を開始し、地元のJAで販売すると大人気となりました。よさ恋バナナの魅力は、完全無農薬で育てているという点でしょう。
一般的に売られているバナナは輸入品がほとんどで、簡単にバナナが育つものの害虫の被害も多く、農薬を使っているバナナもあります。
高知県のよさ恋バナナは農薬を使用せず、徹底した温度管理、肥料や草の管理など、人の手で丁寧にバナナを育て上げています。無農薬なので安心して皮の部分ごと食べられます。
バナナは安い物から高級品まで値段は様々!
バナナはスーパーなどで購入できる安いものから贈り物としても最適な高級品まで値段は様々です。高級なバナナをギフトとして渡しても喜ばれるでしょう。バナナを購入する際は値段だけではなく、産地や製造工程に思いを巡らせてみてください。
【ひかりバナナ】1.3kg 国産 もんげーバナナ
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