【みかん】の賞味期限・消費期限の目安は？食べ頃の見分け方もご紹介

今回は、みかんの賞味期限や消費期限について解説をします。みかんは、昔から日本で食べられてきた親近感のある果物です。冬場にこたつの上にかごを置き、そこにみかんを常に置いていた家庭も多いのではないでしょうか。気軽に楽しめる果物として、昔から定着しています。

みかんの賞味期限や消費期限とはどれくらいあるのでしょうか。また、保存方法によっても日持ちの仕方は違います。見た目から腐ったものは早めに選別して廃棄することで、他のみかんへの被害を抑えることができます。みかんの賞味期限、食べ頃について解説をします。

そもそも賞味期限と消費期限という言葉にはどんな意味の違いがあるのでしょうか。似ている言葉ですので、混同して理解している方も多いかもしれません。スーパーなどで販売されている食品には、必ず賞味期限か消費期限のどちらかの表示が行われるルールになっています。

賞味期限とは、その食品をおいしく高い品質のままで食べられる期限のことです。一方、消費期限とはその食品を安全に食べられる期限のことを示しています。消費期限が記載されるのは、ケーキやサンドイッチなど、傷みやすい食品であるケースが多く、生ものなどに多いです。

したがって、賞味期限が過ぎていても食べられる食品は大変多いです。賞味期限は、おいしく高い品質で食べられる期限のことですので、賞味期限を過ぎた食品を食べるとすぐにおなかを壊すということは少ないと考えられます。もちろん味わいは落ちるケースが多いです。

みかんを食べるケースにおいても、賞味期限と消費期限を考慮して、廃棄量をできるだけ少なくすることを考えましょう。賞味期限が過ぎておいしく食べられなくなったみかんは、煮込んでジャムにするなど工夫を加えることで安全においしく食べられる素材に活用できます。

続いて、みかんの賞味期限と消費期限がどれくらいあるのか、紹介をします。みかんの保存状況や住まいの環境によっても左右されるので、参考として理解しておきましょう。日持ちのしやすさや腐ったみかんの発生を抑えるためには正しい保管をすることが重要です。

みかんの保存方法には様々あります。常温・冷蔵・冷凍など保存方法によって賞味期限や消費期限は変わってきます。保存期間をどれくらいにしたいのか、普段から食べる量はどれくらいなのか、自分の生活環境に合った保存方法を採用しておいしくみかんを食べましょう。

みかんの保存方法のうち、まずは常温で置いたままでの賞味期限や消費期限を紹介します。一般的に、みかんを常温で保存した場合の賞味期限は1～2週間といわれています。季節によって賞味期限は変わってくるので、できるだけ早めに食べてしまうことをおすすめします。

みかんの適切な保存温度は5度から15度とされています。冬場の寒い時期は、常温で十分安全に保存することができますが、夏場の暑い時期の場合は長い期間常温で保存しているとすぐに傷みが進みます。夏場はすぐに食べないみかんは冷蔵か冷凍することをおすすめします。

みかんの保存方法のうち、次に冷蔵した場合の賞味期限や消費期限を紹介します。みかんは、冷蔵保存をすると一般的に2週間から4週間程度日持ちするといわれています。しかし、冷蔵庫に入れると乾燥しやすいというデメリットがあるので、注意をする必要があります。

ヘタのほうを下に向けて、できるだけ他のみかんと離した状態で保存するのが良いでしょう。新聞紙にくるんでビニール袋に入れた方がさらに日持ちするので、長く冷蔵保存したい場合はおすすめです。野菜室のほうが適切な温度が保たれるので、覚えておきましょう。

みかんの保存方法のうち、最後に冷凍保存をした場合の賞味期限や消費期限を紹介します。みかんを冷凍保存した場合、およそ1か月程度保存できると考えられます。冷凍で保存すると、通常のみかんの味わい方とは異なった、別の食感を楽しめるというメリットもあります。

冷蔵と同様、冷凍庫に入れても乾燥しやすいので、しっかりとラップなどでくるんで密閉容器や密閉袋に入れるなどして乾燥を防ぎましょう。冷凍庫から取り出した後は、完全に解凍するのもよいですが、半解凍の状態でシャーベット風に食べるのもおすすめでおいしいです。

続いて、みかんの賞味期限の見分け方を紹介します。みかんの賞味期限や食べ頃は、見た目である程度判断することができます。腐った状態の見た目は明らかに賞味期限が過ぎていることは判断しやすいですが、食べ頃を見た目で判断するのには、ポイントを押さえる必要があります。

また、みかんの賞味期限や消費期限は食べた時の食感でもかなり判別ができます。見た目だけで食べ頃やどれくらい日持ちするのか分かりづらい場合は、少しだけ食べてみて状態を確かめる方法もおすすめです。賞味期限が見た目で分からない場合は、注意しながら対応しましょう。

みかんの賞味期限を見極める際に、まずは見た目で判断するのがおすすめです。明らかに腐った状態のものは、皮がぶよぶよに柔らかくなり、汁が表面ににじみ出てきています。一部の皮が柔らかくなっている場合でも、その部分以外も食べずに丸ごと捨ててしまう方が安全です。

また、みかんの賞味期限を考えるうえで重要なのがカビの発生です。みかんは本来カビが生えづらい果物ですが、傷がついてしまった場合は中身からカビを増殖させる成分が出てきてカビが生えやすくなります。見た目で傷やカビのあるものは絶対に食べないようにしましょう。

見た目でみかんの賞味期限や日持ちの状態が分からない場合は、少し食べてみて判断しましょう。腐ったみかんの味は、酸味や苦みが強くなっているという特徴があります。皮を剥いて匂いが普段のものと違っていたら、腐った状態であることを疑うという見分け方もできます。

腐ったみかんを食べると、腹痛などの症状が発生する恐れがあります。みかんの賞味期限には常に気を付けて、日持ちの状態をチェックするようにしましょう。特に夏場に常温で保存している場合は、念入りにチェックしましょう。他のみかんへの影響を抑えるため早めに捨てましょう。

最後に、みかんの賞味期限で食べる際のおいしいみかんの特徴を紹介します。賞味期限以内のみかんは基本的においしく食べられますが、同じ賞味期限のものでも味わいはそれぞれのみかんによって違いがあります。食べ頃を見極めるために賞味期限以外の判断も導入しましょう。

みかんの旬は、一般的には冬場になります。賞味期限内の商品でも、品種や保存状況、ブランドによって味わいに違いが出てきます。おいしく食べられるみかんの見分け方を覚えて、購入する際には賞味期限だけでなくおいしそうなものを選択できるようにしましょう。

おいしいみかんの見極め方の1つ目は、外側の皮の赤みが濃く出ているかどうかという点です。みかんはだいだい色ですが、少し赤みが強くなっているように見えるものが甘くておいしいです。通常の色と違うと賞味期限が過ぎていると疑う方もいるかもしれませんがおいしいサインです。

賞味期限が過ぎているのではなく、おいしく甘いサインですので、商品を選ぶ際には赤みの濃さをしっかりと見極めるようにしましょう。また、皮が少しでこぼこになっているものも甘いサインです。賞味期限が近いというのではなくおいしいサインですのでチェックしましょう。

おいしいみかんの見極め方の2つ目は、形が平べったいものです。皮を剥く前の状態で、丸みを帯びているものよりも横から見て平べったいもののほうが甘い傾向があります。賞味期限が近付いているのではないかと心配する方も多いですが、実は甘い果実のサインです。

どんなおいしいみかんでも、賞味期限を過ぎると品質が落ちてきます。市販されている際に表示されている賞味期限には十分に注意しましょう。また、賞味期限でなく消費期限が記載されている商品の場合は、必ずその期限内に食べきってしまうようにしましょう。

以上、みかんの賞味期限や消費期限について解説をしてきましたがいかがでしたでしょうか。食べ頃のうちに食べるとみかんは安全においしく食べられるので、賞味期限をチェックして早めに食べるように心がけましょう。