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「谷中銀座」とは?
「谷中銀座」とは東京都台東区谷中に位置する商店街であり、「台東区思い出の景観30選」指定の観光名所です。谷中銀座は様々なバラエティー番組やドラマ、アニメなどのロケ地に選ばれており、芸能人ファンやアニメファンの中には聖地巡礼に訪れる人もいる人気スポットになります。
谷中銀座周辺には散策の小休憩におすすめの「岡倉天心記念公園」や一人利用も多い「台東区立朝倉彫塑館」などがあり、観光はもちろん、散歩を兼ねて訪れるのにも人気の場所でしょう。本記事では年齢・性別問わずに楽しめるであろう谷中銀座にスポットを当て、魅力を紐解いていきます。
谷中銀座の特徴をはじめ、「孤独のグルメ」で人気の和菓子やおすすめショップ、さらには交通アクセスもチェックしていきましょう。谷中銀座はレトロな雰囲気を纏う東京の下町エリアです。
「下町東京レトロ」がキャッチフレーズ
谷中銀座は下町情緒に溢れた谷根千エリアの中心にある商店街で、キャッチフレーズは「下町東京レトロ」になります。谷中銀座周辺の山手線日暮里駅西口付近は桜の名所にも数えられる「谷中霊園」があり、寺町の風情が感じられ、歩いて行くと「夕やけだんだん」が現れます。
夕やけだんだんとは東京都荒川区西日暮里三丁目10番・13番と14番の間にあり、日暮里駅方面から谷中銀座に下る坂の階段です。夕やけだんだんは商店街の活気を感じながら階段の上から夕日を眺められる人気スポットの一つで、階段の傾斜は緩やかな15度で、段数は36段になります。
谷中銀座商店街は昭和20年頃に自然の成り行きで誕生し、近隣型の商店街として発展してきました。谷中銀座は古き良きレトロな雰囲気や想いを大切にしながら商店街の文化を未来へ継承するよう努めており、地域全体を盛り上げる取り組みも行っているようです。
全長170mほどの通りに約60店舗
東京は最新の技術を詰め込んだ話題のスポットや写真映えを狙ったおしゃれな店など若者向けの遊び場がたくさんありますが、谷中銀座はレトロな下町の雰囲気を残す魅力的なおすすめスポットの一つです。谷中銀座商店街には地元民はもちろんのこと、若者や外国人も訪れる場所でしょう。
下町レトロな情緒が人気の谷中銀座商店街は全長約170mの通りに約60軒の店舗が並び、各店にオリジナリティがあるでしょう。谷中銀座商店街にはリーズナブルで美味しいと評判の和菓子店や手土産にもおすすめの人気店などがあり、散策しながら食べ歩きを楽しむ人もいるといいます。
谷中銀座の魅力
谷中銀座には周辺住民の他に遠方からも観光客が訪れ、外国人にも人気のスポットです。また、20代の若者やシニア世代の方も買い物や食事を楽しんでおり、休日には賑わいを見せるようです。こちらでは人を惹き付ける谷中銀座の魅力をご紹介します。
活気あふれる商店街
レトロな風景の谷中銀座には活気溢れる店が建ち並び、若者からお年寄りの方まで、幅広い年代の人々が買い物や食べ歩きに利用しています。谷中銀座に一度足を踏み入れれば地元の風景に溶け込み、日本の古き良き時代の空気感を楽しめ、現代にもマッチする店に出会えるかもしれません。
谷中銀座には様々な店舗がありますが、専門性や独自性に富んだ店も多く、その道に特化したプロがサービスや商品を提供してくれるでしょう。下町レトロな活気に溢れる谷中銀座は飲食店のみならず、洋服・雑貨ショップや100円ショップ、陶磁器屋なども出店しています。
新旧グルメの融合
レトロなムード漂う谷中銀座には昔より人気を維持し続けている老舗店が存在し、昔を懐かしむ人や観光・散歩ついでに立ち寄る若者などがいます。谷中銀座のおすすめ老舗店の一つは「谷中せんべい」の暖簾を掲げる煎餅屋で、1912年(大正初期)に創業した歴史ある店です。
谷中銀座の谷中せんべいは2018年にリニューアルオープンし、パワーアップして営業を続けています。店内には壺状のガラス容器が並び、定番人気の「堅丸」などの煎餅を販売しています。堅丸は昔懐かしいレトロな醤油味で、バリッとした食感もおすすめポイントです。
「アトリエ ド フロレンティーナ」はフロランタン専門店です。フロランタンとはフランス菓子であり、サブレ生地にキャラメルでコーティングしたナッツ類を乗せて焼き上げた洋菓子です。谷中銀座にはレトロで日本らしいものに限らず、おしゃれで美味しい人気のグルメも揃っています。
谷中銀座のアトリエ ド フロレンティーナは7種類の定番と季節のメニューを用意しており、原材料には北海道の小麦粉やよつ葉バターを採用しています。オープンキッチンで手作りしたフロランタンは香ばしいナッツの香りが広がり、軽やかでサクサクした食感も人気を集めているようです。
たくさんの猫モチーフ
谷中銀座は猫好きの間でも人気を集める東京の話題スポットで、商店街の通りや店内、屋根の上などに様々な木彫りの猫が置かれています。谷中銀座の木彫り猫は商売繁盛の願いを込めた招き猫として設置されており、7体の木彫り猫は「七福猫」と呼ばれているようです。
谷中銀座の「やなかしっぽや」は猫の尻尾をモチーフにした焼きドーナツ専門店で、レトロな下町の手作りおやつをコンセプトにしています。原材料は出来る限り国産ものにこだわっており、小麦粉は三重県産「あやひかり」を使い、砂糖は北海道産「テン菜糖」などを使用しています。
谷中銀座のおすすめ店の一つ、やなかしっぽやでは虎柄模様の「とら」が定番人気商品です。とらの焼きドーナツはブラックココア生地をベースにホワイトチョコチップをふんだんに入れ、虎柄の模様に見立てた一品です。他にもキャラメルと焼き塩を使用した「きゃめる」もあります。
谷中銀座の人気和菓子
老若男女が訪れる谷中銀座にはSNSなどでも評判の和菓子や人気ドラマに登場した和菓子があります。こちらでは谷中銀座で特に評判の和菓子屋を3店舗ご紹介します。
飴の種類が豊富「後藤の飴 ニッキ飴」
谷中銀座の和菓子屋、一つ目にご紹介するのは「後藤の飴」です。後藤の飴は1922年創業の老舗店で、自家製飴が評判を呼んでいます。自家製の飴は素材の持ち味を活かすよう心掛けており、飴の他にかりんとうや揚げ餅も店頭に並びますが、かりんとうと揚げ餅は金曜日に入荷するようです。
後藤の飴の店内には所狭しと手作りの飴が並べられ、ちょっとした手土産にも喜ばれるでしょう。一年を通して人気の種類は「ニッキ飴」で、シナモンのスパイシーな辛みがあり、リフレッシュしたい時にもおすすめです。男性もよく手にする種類は「抹茶味」や「ほうじ茶味」だといいます。
一粒の飴にはお茶の風味が凝縮され、香り豊かでありながらお茶らしい渋味も感じられ、最後までお茶の味を楽しめるでしょう。また、谷中銀座の後藤の飴には季節商品も登場し、「トマト味」や「ゆず飴」などを発売していたことがありました。
名称 | 後藤の飴 |
住所 | 東京都荒川区西日暮里3-15-1 |
上品な甘さに頬が緩む「空薫 いちご大福」
谷中銀座の路地裏に佇む和菓子屋「空薫(ソラダキ)」です。空薫は2015年にオープンした和菓子屋で、古民家をリノベーションしています。基本的には持ち帰りですが、店外のベンチに座って美味しい和菓子を食べられます。空薫は月曜と火曜と水曜が定休日ですが、不定休もあるようです。
谷中銀座の隠れ家的和菓子屋 空薫で味わえる人気メニューは「いちご大福」です。いちご大福は求肥がかなり薄く、いちごの周りにこし餡を纏わせており、バランスの良い和菓子でしょう。また、「りんご大福」も人気和菓子メニューで、フィリングしたものを白餡で包んでいます。
名称 | 空薫 |
住所 | 東京都台東区谷中3-11-12 |
孤独のグルメにも登場した「谷中福丸饅頭 かりんとう饅頭」
「谷中福丸饅頭」は小さなサイズの和菓子を販売している谷中銀座の和菓子店で、人気番組「孤独のグルメ」に登場したことがあります。孤独のグルメとは原作久住昌之氏と作画谷口ジロー氏によるグルメ漫画で、主役の井之頭五郎を俳優の松重豊氏がテレビ東京のドラマで演じています。
孤独のグルメは井之頭五郎が仕事の合間に立ち寄った食事の様子を描いたもので、ドキュメンタリーのように物語が進行する内容です。孤独のグルメは出先のグルメが中心のドラマであり、高級レストランより大衆食堂などのこじんまりとした店を多く扱い、シリーズ化している人気番組です。
谷中福丸饅頭が孤独のグルメに登場したのはドラマ版 孤独のグルメ Season1 第11話「文京区根津 飲み屋さんの特辛カレー」編です。谷中銀座の谷中福丸饅頭が孤独のグルメで取り扱われたことで孤独のグルメファンも多く訪れ、放送直後は店外に行列が出来ていたといいます。
孤独のグルメに登場した谷中銀座の和菓子屋 谷中福丸饅頭のおすすめ商品は「かりんとう饅頭」です。かりんとう饅頭は直径約5cmの小振りサイズで、カリッとした食感が特徴的でしょう。中身はしっとり柔らかな状態で、滑らかなこし餡が入っています。
購入して翌日以降にかりんとう饅頭を食べる際はオーブントースターで温め直すのがおすすめで、カリッとした食感が戻るようです。
名称 | 谷中福丸饅頭 |
住所 | 東京都台東区谷中3-7-8 |
谷中銀座のおすすめショップ
谷中銀座には地元民に親しまれている昔ながらの老舗店やこだわりのスイーツを味わえる人気店などがあります。それでは谷中銀座に出店するおすすめショップをご覧ください。
日本中の発酵食品を販売「ハッコウドウ(HAKKODO)」
「ハッコウドウ」は日本各地の発酵素材を使用したメニューを取り揃える谷中銀座の店で、毎朝丁寧に素焼きした「焼きむすび」があります。焼きむすびでは発酵バターと醤油麹で濃厚に仕上げた「バタまんま」や、味噌とパルミジャーノレッジャーノの組み合わせ「チーまんま」も人気です。
谷中銀座のハッコウドウにはオリジナルの味噌汁があり、焼きむすびとの相性は言わずもがなでしょう。例えば、炙り油揚げとあおさ、寒天を組み合わせたものやアボガドとベーコン、チーズの洋風味噌汁もあります。
名称 | HAKKODO |
住所 | 東京都台東区谷中3丁目12-1 |
メンチカツが有名な「肉のすずき」
「肉のすずき」は1933年創業の谷中銀座の老舗店で、以前は和牛専門の精肉店でしたが、手作りの惣菜を中心にした品揃えに転進しています。看板商品の一つ「メンチカツ」は食べ歩きにも評判で、休日には店先に行列を成すこともあります。
谷中銀座で有名な肉のすずきで買えるメンチカツは時代に合わせて肉や調味料の配合を調整し、揚げ油は1日に3回交換しているため、胃がもたれないといいます。メンチカツは国産牛の肩バラ肉とオーストラリア産牛のモモ肉を上質ブレンドしたもので、肉汁に旨味を含んでいるでしょう。
名称 | 肉のすずき |
住所 | 東京都荒川区西日暮里3-15-5 |
和栗モンブラン専門店「和栗や」
日本で唯一和栗を専門に扱う「和栗や」が谷中銀座にあります。和栗やでは注文を受けてから作る「モンブラン」が人気を集め、絞りたてのものは栗の食感の重さを軽くし、和栗本来の風味を堪能できるといいます。また谷中銀座の食べ歩きに注文する人もいる「無添加栗ソフト」も評判です。
名称 | 和栗や |
住所 | 東京都台東区谷中3-9-14 |
トルコモザイクランプ専門店「ZAKUROらんぷ家」
「ZAKUROらんぷ家」は谷中銀座に店舗を構える、日本で最初のトルコモザイクランプ専門店です。店内には色とりどりのライトやランプが並べられ、購入だけでなくランプ作り体験も行っています。モザイクランプ製作には2~3時間掛かりますが、オリジナルのランプが作れると人気です。
谷中銀座のZAKUROらんぷ家で取り扱う商品は日本の規格に合わせて電気工事が済んでおり、またトルコに提携工場があるため、比較的リーズナブルに購入できるといいます。
名称 | ZAKUROらんぷ家 |
住所 | 東京都荒川区西日暮里3-15-5 |
谷中銀座へのアクセス
谷中銀座周辺には「谷中銀座・よみせ通り」や「千駄木三丁目」などのバス停留所があります。こちらでは電車と車でのアクセスをご案内しましょう。
電車でのアクセス
谷中銀座への電車を使用したアクセスはJR山手線・常磐線・都営舎人線・私鉄京成線の「日暮里駅」から徒歩約5分で、営団地下鉄千代田線の「千駄木駅」からも徒歩約5分になります。なお、谷中銀座のおすすめスポットである夕やけだんだんから近い駅はJR日暮里駅の北口です。
車でのアクセス
谷中銀座は東京都台東区谷中3丁目に所在する商店街で、専用の駐車スペースを設けていません。車でアクセスする場合は谷中銀座周辺のコインパーキングをあらかじめ調べておき、混雑しやすい週末や休日は早めのお出掛けがおすすめでしょう。
思わず財布の紐も緩んじゃう谷中銀座
谷中銀座は魅力的な店舗が多く食べ歩きにも評判ですが、基本的にゴミは持ち帰るようにし、食べ物に触れた手で商品を触らないようにしましょう。また、谷中銀座商店街にはトイレが無いため、心配な方は周辺のトイレをチェックしておくと安心です。