【シール剥がし】の代用品・アイデア6選！家にあるものでキレイに剥がせる？

シール剥がしが必要な場面は、いろいろ考えられます。食器や調理器具に貼っているシールやラベル、ゴミ分別収集の際の酒やビール瓶などのラベル剥がしなど、シール剥がしが必要なものは多岐にわたります。

子どものイタズラなどで、部屋中の家具や壁、窓ガラスに貼られたシール群は、案外綺麗に剥がせないものです。食器や調理器具に貼られているシールやラベルの跡も、残らずキレイにシール剥がししたい物のひとつです。

しかし、貼ってから時間が経過したシールは、接着剤が硬化してしまいなかなか剥がれません。無理に剥がすと接着剤が残り、さらに汚れの原因となることも考えられます。

もちろんシール剥がしに特化したスプレーも販売されています。しかし、その代用として日用品などでシール剥がしができたら？と考えるのも自然な流れです。そこでスプレーの代用品を使ったシールの剥がし方や便利な代用品、さらにシール剥がしの代用アイデアをまとめました。

実は知る人ぞ知る、シール剥がしがやりやすくなる代用品があります。この代用品を使ったシール剥がしの便利さに「もうこれしかない」と決めている人も多いでしょう。毎日のように使うこの代用品と、代用品を超えたシール剥がしがしやすい方法を、今からご紹介します。

まずご紹介する「シール剥がし」の代用品は「ドライヤー」です。ご存じの通り一家に1台以上ある小型家電の一種です。実は、ドライヤーはシール剥がしスプレーの代用として有名な方法の1種であるのをご存じでしょうか。その代用としての使い方は以下のとおりです。

温風設定のドライヤーを剥がしたいシールに向け、まずは30秒間シールに当てます。そしてシールの剥がれ具合をチェックします。そのままシールが離れる状態なら、剥がしても問題ありません。

逆にまだシールの接着剤が強く張り付いているなら、シールが剥がれるまで「ドライヤーの温風を30秒間シールに当てる→剥がれ具合をチェック」を繰り返します。ゆっくりシールを剥がした後に「剥がし跡」が残るなら、少量の石けん水で拭き取りましょう。

ドライヤーを代用とするシール剥がしの注意点のひとつに「すぐに剥がす」があります。ドライヤーをシールに当てても時間が経つと、冷たくなります。そのような状態だと、粘着剤が再び固まるのでシールが剥がれ難くなります。

温風が当てられたシールは、すぐに剥がしましょう。ただ、温風を当て過ぎるのもいろいろと問題です。剥がしたいシールが貼られた物の変形や、シールの粘着剤が溶けるのも十分考えられます。

ドライヤーを使う時は、最低でもシールから20cm程離離れた場所から当てましょう。シールが貼られた物も高温になるので、思わぬ火傷にも要注意です。代用アイデアとはいえ、扱いに注意しましょう。

シール剥がしが可能な代用品は、ドライヤー以外にも多くあります。もちろんいつも使っている「アレ」を使った日常的な代用品もあり、アイデア次第でシール剥がしは、代用品を含め多彩な方法が考えられます。そこで、おすすめしたい人気の代用品3選をご紹介します。

最初にご紹介しますシール剥がしが可能な代用品は「中性洗剤」です。洗剤に配合されている界面活性剤がシールの粘着力を下げるので、代用品とはいえ、高いシール剥がし効果が望めます。使い方としては剥がしたいシール部分に中性洗剤原液を塗り、ラップをかけます。

約10分程放置するだけで、シールとシールが貼られた側の間に洗剤原液が染み込みます。シールが取れやすい状態なら、慌てずにシールを剥がしてみてください。なかなか水分が染み込まないプラスチックシール等の場合なら、カッターで表面の切り込みをおすすめします。

シールが剥がれると、洗剤を水でしっかり拭き取って終了です。洗剤が残ると変色やシミの原因になります。各種食器など洗えるものは、直接水で洗剤を流してから拭くといいでしょう。

「中性洗剤」には実際に多くの商品があります。主な具体的な商品名をいえば「キュキュット（台所用）」「アタックゼロ（衣料用）」「ウタマロ（掃除全般）」などがあります。一度は目にした事があるメーカー品も多くあります。

もちろんまだまだ多くの「中性洗剤」があります。シール剥がしを試したい人は、いつも使う洗剤が「中性洗剤」かどうかをチェックしてみて下さい。

シール剥がしが可能な代用品2種めは「除光液」です。除光液はマニキュア除去の為の溶剤ですが、実はインク汚れや接着剤除去にも使える万能ぶりから、シール剥がしの代用で使う人もいます。

除光液に含まれる有機溶剤は、粘着剤をも溶かすので「シール剥がし」がしやすいのです。使い方としては、除光液を浸したティッシュで、剥がしたいシールを上から押さえ除光液を染み込ませます。10分程放置後にそのシールを取るだけです。

しかし、剥がすシールが貼られている箇所が「プラスチック素材」なら注意が必要です。除光液は、プラスチックを溶かしたり白変色する可能性があります。除光液はプラスチック製品のシール剥がしを避けたほうが無難、ともいえます。

シール剥がしの代用品おすすめ3種めは「消しゴム」です。液体の使用がNGの家具や壁に貼られたシールを剥がしたい時の代用として「消しゴム」がおすすめです。消しゴムのカスと一緒に、ベタベタしたシールの接着剤が綺麗に取れます。

手順としては、まずはシールを剥がし、消しゴムで残存したシールの接着剤汚れを擦ります。消しゴムのカスと一緒に、接着剤汚れを取ります。残った消しゴムカスもキレイに拭き取ります。

消しゴムは、紙以外にビニール製のシールにもおすすめです。一方で、一部の塗装された商品など、こすると色移りや色落ちしてしまう素材や商品に消しゴムは厳禁です。塗装部分が剥がれる可能性もあるので、シール剥がしの箇所によっては消しゴムの利用に注意が必要です。

ちなみに、シール剥がし専用の「シールはがし消しゴム」という商品名の消しゴムが、株式会社シードから発売されています。シール剥がし特化した商品があるくらいに、消しゴムはシール剥がしの代用アイデアとして大変優秀なのかが理解できるでしょう。

シール剥がし一つを取っても、さまざまな代用品があるのがわかりました。前項でご紹介しましたシール剥がしの代用品は、どちらかといえば日常雑貨の範疇での代用品でした。しかし、シール剥がしが可能な代用品やその代用アイデアはまだまだ存在します。

後が残らないキレイなシール剥がしが期待できる、より本格的なシール剥がしが可能な代用品アイデア2選を、今からみていきましょう。

さらに専門的なシール剥がし代用品1つめは「セスキ炭酸ソーダ」です。「セスキ炭酸ソーダ」とは、炭酸ナトリウムと重曹で構成された地球に優しい「アルカリ剤」です。ナチュラルクリーニングの溶剤としても有名です。

シール剥がしのための代用品「セスキ炭酸ソーダ」の代用方法は、次のとおりです。セスキ炭酸ソーダと水を混ぜた溶液が入ったスプレーを、剥がしたいシールに大量に吹きかけます。溶液を振りかけた部分を上からラップで覆いパックした状態で、30分程放置します。

その後、パックしたラップごとシールを剥がします。ですが、どうしても「薄い膜」が残るので濡れタオルで擦って下さい。薄い膜が面白いようにポロポロと取れるでしょう。環境に優しいシール剥がしの代用品を探している人にはおすすめの商品です。

さらに専門的なシール剥がし代用品2つめは「アルコール（エタノール）」です。エタノールはアルコールの一種で、シール剥がしができる代用として使えるのは無水エタノールです。使い方は非常に簡単で、シールめがけてアルコール（無水エタノール）をかけ、しばらく放置するだけです。

ヘラでアルコールが付いたシールをごとキレイに剥がせます。シール剥した後の「のり跡」にも使えるので、「のり跡」が残った時でもアルコール（無水エタノール）を躊躇なくかけましょう。

アルコール（無水エタノール）は洗浄力も高く、水拭きが不可の電化製品などの拭き掃除にも使えます。アルコール（無水エタノール）は、多目的にも使える「シール剥がしが可能な代用品」を超えた、便利なアイテムのひとつともいえます。

シール素材や粘着剤の種類、貼ってからの時間経過によっても、使えるシール剥がしの代用方法は刻々と変わります。シール剥がし専用スプレーがなかなか手に入らないなら、今回ご紹介のシール剥がしの代用品や代用アイデア方法を、ぜひ試してみてください。