【香箱ガニ】は金沢の定番食材！旬の季節やおいしい食べ方は？

金沢の冬の味覚を代表する香箱ガニは、金沢では冬が訪れると必ず食べたくなる定番食材の1つとなっています。香箱ガニとはどのようなカニなのでしょうか。香箱ガニの特徴や香箱ガニを食べることができる時期・香箱ガニのおすすめお取り寄せ商品などを紹介していきます。

香箱ガニとはズワイガニのメスのことをいいます。ズワイガニは全身が暗赤色をしており甲は膨らみがある三角形をしています。山口県から東の日本海などに生息しています。生息域が幅広いため地域により名称が異なり、オスとメスの呼び方も異なります。

オスはエチゼンガニ・マツバガニ、ヨシガニ・タイザガニなどと呼ばれており、メスはメスガニ・オヤガニ・セイコガニ・クロコガニ・コッペガニなどと呼ばれています。

石川県で漁獲されたズワイガニのオスを、加賀と能登の頭文字をとって加能ガニと呼ばれていますが、石川県で漁獲されたズワイガニのメスを香箱ガニもしくは甲箱ガニと呼びます。

香箱ガニはオスの加能ガニよりもサイズが小さいのが特徴でオスの約半分ほどのサイズになります。カニは脱皮を繰り返して大きくなる生き物ですが、香箱ガニ7cmから8cmほどの大きさで産卵をして産卵後は脱皮をしないため、7cmから8cm大きなることは殆どありません。

オスの加能ガニは脱皮を続けて成長していくため甲羅の大きさは大きいサイズの加能ガニでは15cm近くになることもあります。甲羅は1年間に約1cmほどしか大きくならないため10cm以上の大きさになるには10年以上の歳月がかかります。

香箱ガニは小ぶりなカニですが、身が甘くうま味がたっぷり詰め込まれているため、地元ではオスよりもメスの方が人気が高い傾向があります。

甲羅の中に詰め込まれているオレンジ色の未成熟欄の内子やカニ味噌・お腹にたくさんある茶色の粒上の卵の外子など、美味しく食べられる場所がたくさんあり小ぶりながらも、全ての場所の味は絶品で地元ならではの味わいを楽しむことができるようになっています。

まずは香箱ガニの旬の季節について見ていきましょう。香箱ガニを収穫することができる期間や、絶品の香箱ガニを堪能することができる旬の時期について詳しく紹介します。

香箱ガニの漁獲方法は底引き網漁となっていますが、石川県においては資源保護の観点から香箱ガニの漁獲期間が定められています。

香箱ガニの漁獲期間は2021年度は11月6日から12月29日までとなっており、漁獲できる期間は2カ月未満と非常に短い期間しか漁獲することができないようになっています。よって、香箱ガニの旬の時期は漁獲が解禁された11月6日以降から年明けごろまでの期間となっています。

また、香箱ガニの旬の季節と冬の季節が重なっていますが、日本海は冬の季節はシケなどの影響もあり、漁に出ることが難しいこともあるため、石川県産の香箱ガニは価値の高いカニとなっています。

また、香箱ガニは2020年度から甲羅の大きさが8cm以上のカニは金沢香箱の名前が付けられ、香箱ガニの中でもプレミアムなカニとしてブランド化しています。香箱ガニの旬の季節は非常に短いため、旬の季節を逃がさずに絶品の香箱ガニを堪能する必要があります。

続いて香箱ガニのおすすめの食べ方について見ていきましょう。旬が短い香箱ガニは、美味しい時期を逃さずに新鮮な時に食べるのがおすすめです。香箱ガニのおすすめの食べ方を2つ紹介していきます。

香箱ガニのおすすめの食べ方1つ目は「茹でて二杯酢」で食べる、食べ方です。茹でて二杯酢で食べるのは金沢の定番の香箱ガニの食べ方の1つになっています。

二杯酢は、お酢と醤油を1:1の割合で混ぜ合わせた調味料です。二杯酢は酢の物やサラダに使われることが多いですが、甘みが詰まった香箱ガニとの相性も抜群となっています。

2つ目に紹介する香箱ガニのおすすめの食べ方は「おでん」に入れて食べる食べ方になります。金沢にあるおでん屋ではカニ面の名称でおでんの具材として、短い期間ではありますが金沢の冬の名物として親しまれています。

石川県はおでん屋の数が人口に対して日本一といわれており、家庭においても寒い季節には金沢おでんが食卓に並ぶ回数も多いですが、香箱ガニのカニ面は贅沢な具材として家庭でおでんの具材に登場する機会は少ないといわれています。

カニの身だけでなくカニ味噌・外子・内子などをカニの面にたっぷりと詰めて上からカニの足で蓋をする食べ方です。金沢おでんを自宅ではなく贅沢に外で食べたいときに、注文したくなるメニューとなっています。

最後に香箱ガニの人気お取り寄せ商品を紹介していきます。人気の香箱ガニはお取り寄せをして自宅で美味しく食べることが出来ます。香箱ガニのおすすめお取り寄せ商品を厳選して3つ見ていきましょう。

1つ目に紹介する香箱ガニの人気お取り寄せ商品は金沢まいもんの「セイコ蟹 100％石川県産 5杯入り」になります。セイコ蟹の名前で販売されていますが、香箱ガニとなっています。2か月間限定で食べることができる香箱ガニが5杯セットになっている贅沢なお取り寄せ商品です。

オレンジ色の外子は、プチプチした食感が魅力で、カニ味噌は濃厚でうま味成分が凝縮されています。カニの卵巣の内子はとても甘くカニ味噌と一緒に食べるとうま味が倍増するため、カニ味噌と一緒に食べるのがおすすめです。

金沢まいもんのセイコ蟹 100％石川県産 5杯入りは、店長が市場で直接厳選した商品をお届けしてくれるため、贅沢な味わいを楽しむことができます。

一度茹であげした状態で配送してくれるため、お造りや丼物・お吸い物・軍艦巻きなど種類豊富な料理に使うことができるようになっています。

香箱ガニの人気お取り寄せ商品2つ目に紹介するのは、Fのさかな本舗の「香箱ガニの甲羅盛り6杯セット通販」になります。大きめサイズの香箱ガニのが6杯の食べ応え抜群のお取り寄せ商品となっています。

水揚げされた香箱ガニを茹でて見出しをして盛りつけまでされた状態で届けてもらうことができますので、届いてすぐに食べることができるのが魅力です。

Fのさかな本舗の香箱ガニの甲羅盛り6杯セット通販は、数量・期間限定で漁獲が解禁され水揚げされ次第の出荷となりますので、日付の指定はできないようになっています。

事前に注文予約をしておくことはできますので旬の時期が短い香箱ガニを是非一度は味わってみたい人は、早めに注文しておくことをおすすめします。

また、Fのさかな本舗の香箱ガニの甲羅盛り6杯セット通販は、お届けすることができるエリアが限られていますので、ご自宅が配達可能エリアに含まれているかを確認の上注文をするようにしましょう。

3つ目に紹介する香箱ガニの人気お取り寄せ商品は大松水産の「香箱がにセット」になります。甘みのある身やカニ味噌・内子・外子と余すことなく楽しむことができる香箱ガニが3杯セットになっているお取り寄せ商品です。

大松水産の香箱がにセットは、初めて香箱ガニを食べる人にも安心して食べることができるようにずわいがに・こうばこがに さばき方の栞が一緒に同封されていますので、栞を確認しながら食べることができます。

2か月間しか漁獲期間がないことに加え、天候状況などにより漁に出ることが出来ないことがありますので、期日指定はできないようになっています。

また、注意点がもう1つあり注文した際に石川県産の香箱ガニが無い場合は、日本海近海で水揚げされたカニで対応することがありますので、どうしても石川県産の香箱ガニを希望する場合は、備考欄に必ず記載をして注文をするようにしましょう。

他にも配送地域など注意点がありますので、注文の際には注意点を良く確認したうえでお取り寄せをするようにしましょう。

多くの石川県民に愛されている人気の香箱ガニの魅力やおすすめの食べ方・人気のお取り寄せ商品について詳しく紹介をしてきました。香箱ガニのは11月の初旬から12月の末までしか漁獲が許されていない貴重なカニであるため、石川県以外で食べることができる場所は少ないです。

珍しい香箱ガニですが、お取り寄せをすることで石川県以外の自宅でも食べることができます。冬の時期に旬を迎える香箱ガニを是非一度味わってみてはいかがでしょうか。