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うま味「味の素」とは?
味の素はうま味をアップさせる調味料として人気です。味の素がいつも家にある家庭も多いでしょう。味の素をうっかり切らしてしまった場合、家庭にある材料で味の素の代用品を作ってみましょう。味の素はキッチンに常備されているアイテムで簡単に代用できます。
味の素は、和食・洋食・中華料理と料理のジャンルを問わず様々な料理に使える点が魅力でしょう。また、マヨネーズ作りやスープの素として、鍋料理など工夫次第で様々な使い方ができます。
かつては化学調味料と呼ばれていましたが、昭和60年代以降はうま味調味料と呼ばれるようになりました。化学調味料という言葉はテレビの料理番組で商品名を言えない場合に使用されていた言葉が普及したものです。
化学調味料という名称では化学物質のイメージが強く、天然原料を用いて発酵法で作られている調味料である事が伝わらないと、うま味調味料という言葉に変更されました。現在では日本標準産業分類、日本標準商品分類でもうま味調味料という名称で統一されています。
味の素は湿気に弱いため、開封後はしっかりと封をしましょう。袋タイプの味の素は、瓶に移し替えたり袋の口を二度程折り畳んだりして、湿気の入らないよう保存します。
こんぶの旨みの素であるアミノ酸からできた調味料
味の素は白い粉末状のうま味調味料ですが、昆布の旨みの素であるグルタミン酸を含むアミノ酸からできています。料理の下ごしらえや、仕上げ、味付けに幅広く使えます。料理を簡単に美味しく仕上げられるため、味の素は多くの家庭に常備されています。
味の素の栄養成分は、例えば味の素を5振り分で、エネルギーは1.4kcal、たんぱく質は0g、脂質は0g、炭水化物0g、
食塩相当量0.15gうちアミノ酸0.39gとなっています。「味の素R」の成分は、グルタミン酸ナトリウム 97.5%、イノシン酸ナトリウム 1.25%、グアニル酸ナトリウム 1.25%と、うまみ成分であるアミノ酸の一種グルタミン酸ナトリウムが大部分を占めています。
味の素はサトウキビやタピオカの原料でもあるキャッサバイモ、トウモロコシのでんぷんから作られています。製造方法は味噌や醤油、酒を造る工程と同じように、発酵させて製造します。
まず、サトウキビの糖蜜から発酵菌の働きによってアミノ酸の一種であるグルタミン酸を製造します。それを結晶化させ、同じように発酵・結晶化させたイノシン酸ナトリウムやグアニル酸ナトリウムを加えてできたのが味の素です。
それぞれノシン酸ナトリウムは鰹節の旨み成分、グアニル酸ナトリウムはシイタケのうま味成分です。味の素は途中までは味噌や醤油と同じような製造過程で、家庭で使いやすいように結晶化させ粉末状にしています。
味の素には賞味期限がありませんが、砂糖や塩と同じく、長期間保存しても品質は変わらないものとして賞味期限は設定されていません。
味の素を使うと塩分の摂り過ぎになるのではと使用を躊躇する方もいるでしょう。塩分つまり食塩は塩化ナトリウムの事をいいます。ナトリウムは人間の体に必要な成分ですが、摂り過ぎは健康のために良くないといわれています。
塩分に含まれているナトリウム分は39%ですが、味の素のナトリウム分は12%となっています。塩を使用するよりも味の素はナトリウムの量は少なくて済みます。また、味の素は食塩に比べて少ない量で充分な旨みと満足感を得られるでしょう。
味の素の瓶を購入すると、かわいいパンダの顔が印象的です。味の素はより親しみやすく家庭の調味料として受け入れてもらいたいという願いからパンダのキャラクターを採用しました。
若い方から年配の方まで広く親しまれているパンダのように親しみやすいイメージを味の素にも求めました。現在では味の素といえば赤いパンダを思い浮かべる方も多いでしょう。
だしを使った味の素の代用品3選
味の素は天然原料を用いて発酵法で作られている調味料です。その点をヒントに、だしを使用した味の素の代用品おすすめ3つをご紹介していきます。家庭にある思い掛けない食材も代用品として使えます。
ほんだし
ほんだしは3種類のかつおぶしを使用し香りとコクを生む和風だしの素です。味の素と同じメーカーで製造されています。ほんだしの原材料は、食塩、砂糖類、鰹節の粉末やかつおエキスからなる風味原料、酵母エキス、酵母エキス発酵調味料・アミノ酸等の調味料です。
ほんだしには毎日のカルシウムを補う「毎日カルシウムほんだし」やいりこのしっかりしたコクをプラスした「ほんだしいりこだし」など様々なシリーズも展開しています。
ほんだしは本来みそ汁や煮物、うどんのつゆ、鍋などの和食メニューの味付けに幅広く使用できますが、味の素の代用としても使用できます。味の素の主成分はグルタミン酸ですが、ほんだしに使用しているカツオにもグルタミン酸が含まれています。
味の素とほんだしの大きな違いは、ほんだしがカツオの風味が際立つ事でしょう。味の素と同じ分量を使用すると、カツオの風味が強くなります。味の素の代用として使用する場合は、味を見ながら少量ずつ入れる事をおすすめします。
だしの素
だしの素はほんだしと同じく、鰹節の香りが際立つ和風調味料です。シマヤほか、様々なメーカーで製造されています。だしの素も味の素の代用品として使用が可能です。
だしの素の原材料は、ぶどう糖、食塩、鰹節粉末やかつおエキスからなる風味原料、酵母エキス、アミノ酸等の調味料です。だしの素もほんだしと同じく味の素よりもカツオの風味が表に出やすいので、味の素の代用品として使用する場合は少量から試しましょう。
昆布だし
昆布だしも味の素の代用品として使えます。昆布だしは市販のものもありますが、家に昆布があれば簡単に手作りでき代用品としてもおすすめです。材料は昆布10gに対し、水1Lです。まず昆布の表面を固く絞ったふきんやキッチンペーパーで拭きます。
昆布の表面にある白い粉はマンニットといううま味成分なので水洗いなどして取らないようにしましょう。水を入れた鍋に昆布を入れ、そのまま30分程放置します。中火にかけ、湯がボコボコと音を立てて沸騰する直前に昆布を取り出して完成です。すぐに味の素の代用品として使用できます。
昆布だしはほんだしやだしの素程味の主張をしないので、味の素の代用として使用しやすいでしょう。市販品を大量に入れると塩分の摂り過ぎになる恐れがあるので、代用する時は味の様子を見ながら少量ずつ加える事をおすすめします。
昆布だしではなく昆布茶を味の素の代用品として使用する方もいます。昆布茶も昆布だしと同じく昆布の風味がうま味を際立たせます。昆布茶には砂糖や塩分が含まれている事もあります。あくまでもうま味をアップさせる味の素の代用品として、少しずつ加えてみましょう。
味の素のおすすめ代用調味料2選
味の素の代用品として、おすすめの調味料を2つご紹介します。多くの家庭に常備されている調味料を味の素の代用として使用してみましょう。
醤油・味噌
醤油は大豆と小麦が原料の発酵調味料で味の素の代用品として使用できます。醤油は発酵させる過程で多くのグルタミン酸を含みます。味の素も発酵菌の働きによってアミノ酸の一種であるグルタミン酸を製造しています。
醤油は味が濃いので、味の素の代用としてうま味を足したい場合、ボトルから直接加えると料理の味を損ねてしまう恐れがあります。また色が濃いので料理の色合いも変わります。味の素の代用品として使用する際は、さじなどに醤油を入れ、ごく少量から試してみましょう。
味噌も味の素と同じ発酵食品の一つで、うま味を生むグルタミン酸を多く含みます。味の素の代用として使用できますが、味噌も多く入れすぎると味噌本来の味が際立ってしまうので注意しましょう。
味の素の意外な代用食品2選
味の素といえば粉末状で振りかけて使用するイメージが強いですが、思いがけない食品も代用として使えます。料理の味を損なわず、うま味をアップさせる代用食品を2つご紹介します。
チーズ・干ししいたけ
味の素の意外な代用食品、1つ目はチーズです。チーズも発酵食品の一つで、うま味の素となるグルタミン酸を多く含むので味の素の代用として使えます。料理の種類によっては不向きな事もありますが、主に洋風のうま味としておすすめです。
チーズは粉末のものであればそのまま、固形は削って使用しましょう。代用品にする場合は、チーズの風味が立ち過ぎないよう少量ずつ入れます。チーズは味の素よりもカロリーが高めです。チーズを味の素の代用として使用する場合は、カロリーも頭に入れながら使用すると良いでしょう。
干ししいたけも味の素の代用品として使用できます。干しシイタケも味の素と同じくグルタミン酸を多く含む食品です。干ししいたけの味の素の代用品として使用する時は、干ししいたけを水で戻してそのまま使います。
料理酒で干ししいたけを戻すと、料理酒ごと代用品として料理に使えるため便利です。水や料理酒で戻した干ししいたけを適度な大きさに刻み、料理に加えるとうま味もアップしおすすめです。干ししいたけは野菜炒めや鍋料理など和風の味付けの料理に使える、味の素の代用アイテムです。
味の素の代用品を選ぶ時のポイント
味の素の代用品はたくさんありますが、代用品として選ぶ時のポイントがあります。まず料理と代用品の相性です。和風の料理の場合は和風の代用品を選びましょう。洋風の場合はチーズなどの代用品も使用可能です。
味の素の代用品はあくまでも料理のコクやうま味をアップさせるものとして、料理のプラスとなりそうなものを吟味しましょう。
味の素がなければ代用品を使ってみよう!
味の素がない時、家にあるもので代用がきくことがあります。和風だし以外でも、醤油や干ししいたけ、チーズなど意外な物も味の素の代用品として使用できます。味の素の代用品を使って、料理のうま味をアップさせてください。