今更聞けない【さつまいも】の栄養価を徹底解説！お腹に良いってホント？

今回は、さつまいもの栄養価について紹介をします。さつまいもは、ほくほくとした食感が特徴のいもで、焼きいもにして食べるのが人気の食材です。秋から冬場にかけて広く出回っている食材で、昔から家庭的な味として親しまれています。スイーツの原料に利用されることも多いです。

さつまいもは、味のおいしさだけでなく栄養価も非常に高いことが分かっています。様々な種類の栄養素を含んでおり、美容効果の高い要素も多く含んでいることが発見されてきています。ビタミンや食物繊維など、健康に効果のある栄養素が多いため、大変おすすめの食材です。

サツマイモの栄養素の代表例を紹介するとともに、その栄養を効率よく摂取するための食べ方についても併せて紹介します。ぜひ日常の食生活に取り入れてみてください。

さつまいもの主要な栄養素について紹介をしていきます。さつまいもは、ほくほくとした食感が魅力で、昔から多くの家庭で親しまれてきました。独特な強い甘さを感じられる食材で、スイートポテトなどスイーツ系の材料として活用されるケースも多い、甘さの強いいもです。

さつまいもの栄養価の高さは以前から注目されてきました。エネルギー源も多いですが、健康面や美容面に効果があるとされている栄養素も豊富に含んでいることが分かっています。日常的に食卓に取り入れることで、しっかりと健康と美容を維持できるので、ぜひ活用してみてください。

さつまいもの主な栄養素を紹介していきます。他の食材とのバランスも考えて、食卓に利用する際のレシピに活かしてみてください。様々なメニューに使える便利な食材です。

さつまいもの主成分は、やはり炭水化物です。炭水化物は、三大エネルギーといわれる栄養素で、普段の活動をするのに必要となるエネルギーのもととなる栄養素です。糖質がメインの成分となりますので、カロリーを気にしている方は、食べすぎに注意するべきポイントです。

さつまいもの炭水化物、糖質は非常に吸収が良くすぐにエネルギーに変換される特徴があります。温かいさつまいもを食べた後、すぐに体があったまるような感覚になりやすいのは、エネルギー変換が早いことが要因と考えられます。さつまいもを食べて日々の生活エネルギーにしましょう。

さつまいもにはビタミン類も多く含められています。ビタミンは、身体の調子を整え健康な生活を維持するのに必要不可欠な栄養素です。さつまいもに多く含まれるビタミン系の栄養は、カロテン・ビタミンB1、ビタミンC、ビタミンEなどが充実しています。

カロテンは体内でビタミンAに変わり、目の健康を促進するのに役立ちます。ビタミンB1は、炭水化物やたんぱく質の消化をスムーズに行なうために必要となる栄養素で、不足すると体が疲れやすくなってしまいます。ビタミンCは免疫力の維持に効果があるとされています。

ビタミンEは抗酸化作用が強いといわれており、肌の衰えを抑える効果が期待できます。種類が多く含有量も豊富なので、さつまいもは美容や健康効果が高いといえます。

さつまいもに多く含まれる栄養素の中では、カリウムの存在も欠かせません。カリウムは、ミネラル成分の一種で、体内のナトリウムをスムーズに排泄する効果があるといわれています。ナトリウムとはいわゆる食塩の原型ですので、スムーズな排泄により高血圧を防ぐ効果があります。

さらに、カリウムという栄養素にはむくみを防止してくれる効果があるともいわれています。カリウムを多く含む果物として有名なのはバナナですが、さつまいもにはバナナ以上のカリウムが含められています。効率よくカリウムの栄養素を獲得したい方にさつまいもは大変おすすめです。

さつまいもには、食物繊維も非常に多く含められています。食物繊維は第六の栄養素と呼ばれることもあり、近年重視されている栄養素です。腸内の環境を改善する効果があるとされており、便秘の解消に効果があります。炭水化物の一種ですがエネルギーに変換することはありません。

腸内の善玉菌を増やし便通を促してくれます。また、コレステロールの排泄にも高い効果があるとされていて、美容効果も期待できます。食物繊維は、普段の食生活の中では不足することが多い栄養素なので、さつまいもを普段から食生活に取り入れていきましょう。

以上のように、さつまいもには豊富な栄養素が含まれています。しかし、紹介したい栄養素以外に非常に珍しい栄養素がさつまいもには含まれています。それは、ヤラピンという栄養素で、大変貴重な栄養素とされています。食物繊維と並ぶさつまいもの栄養素です。

ヤラピンは、さつまいもを切った断面に染み出る白い液体のことを指します。熱に強く、加熱調理をしても栄養価が損なわれないという特徴があり、食物繊維と並び整腸作用が高い栄養素とされています。このため、サツマイモは便秘に悩む方におすすめです。

食物繊維と並び整腸作用があるとされているヤラピンは、いも類の中ではさつまいもにしか含まれていない栄養素だといわれています。珍しく貴重な栄養素なので、便秘に悩む方には非常におすすめできる食材です。体の中からきれいにして、美容効果も高めましょう。

ヤラピンは、特に皮の付近に多く含まれています。さつまいもの皮は捨てるものというイメージを持っている方も多いですが、食物繊維とヤラピンの効果を最大限に得たいという方は、できるだけ皮も含めて食べてしまうことをおすすめします。

最後に、さつまいもの豊富な栄養素を最大限に摂取し、栄養を逃さないおすすめの食べ方について紹介をします。紹介してきたように、さつまいもには様々な種類の栄養素が豊富に含まれています。しかし、その豊富な栄養素を効率よく摂取するためには食べ方に注意するべきです。

さつまいものおいしさを重視するだけでなく、せっかくの高い栄養価のある食材なので、できるだけ健康効果を得られる食べ方を取り入れてみましょう。難しい食べ方などはなく、簡単に対応できる方法なので、ぜひ積極的に試してみてください。

さつまいもの食べ方で最も注意するべきことは、さつまいもの皮ごとすべて食べるという点です。さつまいもの皮にはポリフェノールが豊富に含まれ、美容効果が高いとされています。また、豊富なビタミンも皮に含まれています。さらにヤラピンは皮と実の間に多くあります。

さつまいもの栄養価を逃さないためには、皮ごとすべて食べられる調理法を採用しましょう。また、さつまいもの栄養素は水に溶けやすいという性質もあるため、長時間水につけるような調理法はおすすめできません。スープなど汁ごと飲めるメニューなら問題ありません。

さつまいもを食べる一般的な食べ方の1つが「蒸かしいも」です。蒸し器などでさつまいもを蒸かして食べる方法です。この方法では皮を捨ててしまう方も少なくありませんが、皮も含めてすべてを食べたほうが栄養価が高いので、できるだけ皮も食べるようにすることをおすすめします。

さつまいもの最大の魅力であるほくほく食感を最大限に感じられる食べ方で、昔から親しまれている方法です。調理方法も難しくなく、蒸し器があれば簡単に完成するので、さつまいも好きの方にはぜひ試してみてもらいたい王道の食べ方の1つです。

さつまいもをスープやみそ汁の具にする食べ方も大変おすすめです。さつまいもの栄養素の多くが水溶性で、水に溶けやすい性質を持っています。そのため、ゆでるなどの調理方法は栄養素を損なってしまいますが、溶けだした栄養素ごと摂取できるスープなどはとても効率が良いです。

さつまいもを使ったスープやみそ汁のレシピはたくさん公開されています。それほど難しくないので、ぜひ挑戦してみてください。さつまいもの味わいはとても甘く食感も豊かなので、普段飲んでいるスープやみそ汁とは一味違ったものが出来上がります。

以上、さつまいもの栄養素について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。さつまいもは、とてもヘルシーでありながら栄養がぎっしり詰まったおすすめの食材です。様々な調理方法があるので、ぜひ自分の好みに合ったおいしい調理方法を試してみてください。