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冷めたピザを出来立てのように復活させる温め直し方は?
おうち時間が増えると、食べたい時に注文するだけで食べられるデリバリーピザを注文することが増えます。デリバリーピザにもいろいろなタイプがあり、大手ピザチェーン店もあれば地域密着型ローカルピザ店もあります。
しかも外食する機会が少なくなったことも影響し、デリバリーピザの需要は右肩上がりです。その分競争率が高くなったデリバリーピザは「1枚の料金で2枚食べられるキャンペーン」「テイクアウトすると1枚サービス」など、お得なキャンペーンを次々と行っています。
そのお得さゆえいつもよりも多くのピザを注文してしまうことも多いのですが、問題なのは「残ったピザの温め直し」です。出来立てのピザは分厚い「ミミ」もふんわり&やわらかなのですが、冷めてしまうとびっくりするほど硬くなります。
しかも温め直しても硬い部分が柔らかくなることはありませんし、場合によってはさらにカチカチになることもあります。そのため余ってしまった冷めたピザの温め直しに悩んでいる人は意外と多いです。
ピザを温め直す時は少しの水分を加えるのがおすすめ
余ったピザを温め直しても生地の硬さが出来立てのようなやわらかさに戻らない理由は、食パンが硬くなる理由と同じです。ピザも食パンも材料は基本的に同じですし、焼きたてのふんわり&もちもち食感が楽しめるのも、共通する特徴といえます。
ピザはピザソースに具がトッピングされているので生地内部の状態を確認するのが難しいのですが、食パンに置き換えると冷めたピザが硬くなる理由がすぐにわかります。
そもそも食パンは水分がしっかりと含まれているため、ふんわり&もちもちしているのです。ところが食パンに含まれる水分は時間とともに蒸発するため、出来上がりから時間が経過するほどパサパサした嫌な食味に変わります。
そんな食パンの食感を復活させるのに役立つのが「水分」です。最近は特売食パンを高級食パンのようなふわふわ食感に変身させる高級トースターが販売されていますが、これも「失われた水分を補って焼く」という点に注目して開発しています。
このことからもわかる通り、食パンと同じ材料で作られるピザ生地の温め直しにも、水分は重要な役割を果たします。ですから単に「ピザを温め直す」ではなく、「失われた水分を補ってピザを温め直す」が、余って冷めたピザの正しい温め直し法です。
電子レンジやオーブンでも美味しく温めるコツは?
手軽にできて一人暮らしのキッチンにもある調理家電といえば、電子レンジがあります。電子レンジは火を使わなくても簡単に温め直しができるのでとても便利ですが、余って冷めたピザの温め直しには細心の注意が必要です。
そもそも電子レンジは食材に含まれる水分を蒸発させることで加熱する調理器具ですから、水分が失われて硬くなったピザの温め直しには不向きともいえます。
またオーブントースターも加熱する時点でピザ生地内の水分を蒸発させてしまうので、一般的な使い方ではふんわり&やわらかな食感のピザ生地を復活させることは不可能でしょう。ただし硬さの原因は「水分」です。
ですから電子レンジやオーブントースターで温め直しする際も「水分の蒸発を抑える」「水分を補う」の2点に気を付ければ、驚くほどおいしいピザ生地に復活します。
電子レンジで温める場合
電波を使って温める電子レンジは、冷めた料理の温め直しに便利なキッチン家電です。短時間で料理の温め直しができるので、冷めたピザの温め直しにも使えます。
ただし電子レンジは、水分を電波が吸収することで火を使わずに温め直しができる調理家電です。ですからコンビニごはんの温め直しと同じ要領で冷めたピザを温め直してしまうと、ピザ生地の水分を吸収してしまいさらに硬くなります。
コップ一杯の水と一緒に電子レンジで30秒加熱
電子レンジを使った通常の温め直し方では、余って冷たくなったピザをふんわり柔らかなピザに復活させることはできません。
ただしその理由は「ピザの水分を電波が吸収してしまうから」であって、熱量を作り出す水分を別に準備すれば問題は解決します。そこでおすすめなのが「コップ1杯の水と一緒に加熱する温め直し法」です。
この温め直し法ならピザの水分が電波に奪われずに済みますし、冷める過程で蒸発してしまったピザ生地の水分も補うことができます。しかも加熱時間はわずか30秒ですから、急いで温め直しをしたい時にもおすすめです。
オーブントースターでのピザの温め直し方
余って冷めてしまったピザの温め直しには、オーブントースターを使った温め直し法もあります。オーブントースターも電子レンジ同様火を使わずに温め直しをする調理家電ですが、どちらかというと温め直し用ではなく「焼く」をメインにしているのが特徴です。
最近は便利な機能がついたオーブントースターもありますが、食材の温め直しができる仕組みは電子レンジの仕組みと基本的に変わりません。
ですからパンを焼くのと同じやり方でピザを入れると、温め直しはできても水分が蒸発しますから、硬くなったピザ生地を柔らかくすることは難しいです。しかも電子レンジとは違い、水を入れたコップと一緒に温め直しすることもできません。
ところがオーブントースターの場合もあるひと手間を加えるだけで、硬くなったミミを出来立てのような柔らかな食感に戻して温め直しすることができます。
耳の部分をアルミホイルで覆う
オーブントースターを使った温め直し法では、霧吹きとアルミホイルを使います。まず霧吹きを使って水分が蒸発して硬くなったミミを湿らせます。
オーブントースターで温め直しをしている最中にも水分は蒸発していきますから、冷める過程で蒸発した水分と、温め直し時に蒸発する水分を補うためにしっかりと水分補給をさせてください。その後硬くなりやすいミミにだけアルミホイルで覆いましょう。
このようにアルミホイルで覆えば温め直し中にミミが焦げるのを防げますし、アルミホイルが蓋の役割をしてくれるのでピザとアルミホイルに蒸気が発生します。この時に発生する蒸気が硬くなったミミを柔らかくしてくれるのでおすすめです。
なおオーブントースターはスイッチを入れてから温まるまでに時間がかかります。その間も水分は蒸発しますから、事前にスイッチを入れオーブントースターの内部がしっかり温まってからピザを入れるのもおいしく温め直すコツです。
魚焼きグリルでのピザの温め直し方
魚焼きグリルは、水分が蒸発して硬くなったピザの温め直し法におすすめのアイテムです。魚焼きグリルには両面焼きグリルと片面焼きグリルがありますが、それぞれに温め直しのちょっとしたコツがあります。
両面焼きタイプの魚焼きグリルの場合
同時に両面から加熱ができるので、短時間での温め直しにおすすめです。霧吹きでしっかりと水分を補ってからグリルに入れ、弱火で温め直してください。加熱時間は機種や火力によって違いますが、両面から加熱するため3分~4分で温まります。
片面タイプの魚焼きグリルの場合
上部のヒーターでしか温められない片面焼きグリルの場合は、フライパンでピザの底を温め直した後、霧吹きで水分補給しグリルに入れて全体を温め直してください。
グリルに入れる際にアルミホイルを敷くとピザの底から水分が蒸発するのを防げるので、やわらかいピザ生地の食感が復活します。
フライパンでのピザの温め直し方
冷めたピザは長時間空気に触れることで、生地に含まれていた水分が抜け硬くなります。ピザソースがついた部分はソースによって水分が補われるので、電子レンジで温めてもそれほど硬くはなりません。
ただしピザソースがかかっていない「ミミ」は、パンと同じようにどんどん水分が失われてしまいます。しかも電子レンジはピザ生地に含まれる水分をどんどんと奪っていくので、通常の使い方で温め直しても硬いままです。
もちろん冷めたピザをおいしく温め直す方法はありますが、一人暮らしだと魚焼きグリルやオーブントースターがないこともよくあります。
もしも魚焼きグリルがあったとしても、火加減の調整に失敗すると焦げてしまいます。そんな時におすすめなのが「フライパンを使った温め直し法」です。
油を数滴たらして2~3分温める
フライパンであればどの家庭でも常備していますし、面倒な後片付けもいりません。しかもデリバリー用ピザとフライパンのサイズはよく似ているので、大量に余ってしまったピザの温め直しにもフライパンはおすすめです。
フライパンを使う場合は、「ピザを温め直す」というよりも「ピザを蒸し焼きにする」と考えた方がうまくいきます。
そもそもフライパンにピザを入れ加熱しただけでは、ピザそのものの温め直しにはよくても、温め直している間にさらに水分が蒸発するので、ピザ生地は硬いままです。
ところがフライパンで蒸し焼きにすれば、ピザの温め直しができるだけでなく、冷める過程で失われた水分もしっかり補えます。これはせんべいのように硬くなった「ミミ」にも効果があるので、焼きたてのようなもちもち&ふんわりしたピザ生地の食感が復活します。
用意するのはクッキングシート・油・水少々のみです。フライパンの温め直しでは「蒸し焼き」が目的ですから、フライパンの蓋も準備してください。まずフライパンに少量の油と水を入れます。そのあとは「クッキングシート→冷めたピザ」の順で入れてください。
フライパンと冷めたピザの間にクッキングシートを敷くと、ピザ生地に直接油や水が触れないので、ピザ生地がベチャベチャになる心配がありません。ちなみに加熱時間はわずか2分ですから、とても簡単にできるおすすめの温め直し法です。
上手なピザの温め直し方をマスターしよう!
ピザもパン生地と同じように、水分が失われると固くなってしまいます。そのためピザの温め直しには「水分を蒸発させないこと」が重要です。
電子レンジやオーブントースターでも温め直しはできますが、蒸発した水分を加えた温め直すのであれば、魚焼きグリルやフライパンを使って温め直した方がふっくらとおいしくなります。