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日本でも人気の高いパン「フォカッチャ」
パン屋にはバリエーション豊富なパンが並び高級食パン専門店やフォカッチャ専門店なども登場しています。2021年5月時点のある調査では朝食にパンを選ぶ人が多く、ご飯派は約48%パン派は約70%というデータもあり、片手で食べられるパンの手軽さが朝食に向いているようです。
朝食は15分以内に済ませたいという人が全体の70%を占めるデータもあり、おかずを用意する必要の無いパンを選ぶ人が多いのかもしれません。また、朝の飲み物にはコーヒーやコーヒー系飲料をチョイスする人が多く、パンに合わせた結果といえるでしょう。
2021年10月時点の食べログサイトに依れば、全国に出店しているパン屋の店舗数は32350軒に上ります。2017年のデータではパンの消費量が最も多いエリアは京都府で、第2位が兵庫県、第3位が岡山県になり、全国で最もパン専門店の店舗数が多いエリアは愛媛県という結果が出ていました。
本記事では人気パンの一つ「フォカッチャ」にフォーカスし、フォカッチャの特徴やおいしいフォカッチャの食べ方、さらにはフォカッチャのおすすめの保存方法とフォカッチャ専門店をまとめています。フォカッチャ好きの人やあまり口にしたことの無い人も是非ご覧ください。
フォカッチャとは?
フォカッチャはピザが生まれる前から存在するパンで、ピザの原型ではないかといわれています。こちらではフォカッチャの発祥と一般的なパンとの違い、名前の由来をご覧ください。
イタリアのジェノバが発祥とされる平焼きパン
フォカッチャはイタリア ジェノバ発祥の平焼きパンのことです。ジェノバはイタリア北西部にある都市で、リグリア海に面しています。ジェノバ港はイタリア最大の貿易港であり、地中海有数のコンテナ取扱高を誇ります。また、イタリア ジェノバは四大海洋都市に含まれています。
フォカッチャの様な平焼きパンは本来、無発酵の膨らまない平らなパンを指します。現在は酵母を使用して発酵させてパンらしく仕上げていますが、発酵時間や焼き方を変えて高さが出ないように焼き上げるパンを平焼きパンと呼ぶようになりました。
フォカッチャは16世紀のイタリア ジェノバで広く普及しており、早朝からパン屋で販売していたといいます。フォカッチャはイタリアで昔から愛されてきたパンといえるでしょう。
バターではなくオリーブオイルを使用
イタリアで生まれたおいしいフォカッチャは食事パンに含まれる種類で、主な材料に強力粉や薄力粉、塩や砂糖、オリーブオイルなどを使い、イースト菌で発酵させて作ります。一般的なパンとフォカッチャの大きな違いの一つがバターを使わずにオリーブオイルを使う点です。
フォカッチャにはシンプルなプレーンタイプの他に、ドライトマトやローズマリーなどをトッピングした種類もあり、作り手によって違いを楽しめる点もフォカッチャの人気ポイントでしょう。また表面にバターを塗ったものや砂糖をまぶして甘く仕上げたフォカッチャ・ドルチェもあります。
名前の由来
古くからイタリアで食べられてきたフォカッチャの語源は「focus(fuoco/火)」です。フォカッチャは火で焼いたものを意味しており、フォカッチャの前身はクリの粉やライムギ粉、水や牛乳を練った生地といわれています。生地は2~3cmの厚さに広げ、暖炉で温めた石窯で焼いていました。
イタリアではフォカッチャをスクエア型に焼き上げ、切り分けて食べることも多いようです。フォカッチャは生地にオリーブオイルが入っているため、香りと風味が感じられ、サクッとした口当たりが特徴だといいます。フォカッチャは古代ローマの時代から伝わる伝統的なパンです。
フォカッチャのおすすめの食べ方
冷めてしまったフォカッチャは軽くトースターで温めるとおいしくなりますが、水分が飛び過ぎないように気を付けましょう。また、もっちりさせたい場合はアルミホイルで包んでからトースターで焼く方法がおすすめです。
オリーブオイルや塩などをつけて
一般的なフォカッチャに使われている原材料は強力粉やイースト、岩塩やオリーブオイルのため、何も付けずに風味を活かした食べ方もおいしいと評判です。また、プレーンのフォカッチャは甘いパンが苦手な人や自然な風味を堪能したい人にもおすすめでしょう。
何も付けないフォカッチャに物足りなさを感じるのであれば、オリーブオイルや塩など、生地自体の風味を損なわない調味料を付ける食べ方もおすすめです。フォカッチャにはオリーブオイルと塩が使われているため、おいしいまま風味を加えることができます。
ただし、オリーブオイルを付け過ぎるとカロリーが高くなり、塩を振り過ぎると塩分過多になる可能性があるため、付け過ぎには気を付けてください。
フォカッチャにもおすすめのおいしいオリーブオイルの一つは「小豆島産 エキストラバージンオリーブオイル 手摘み」です。手摘みは小豆島果産果実を100%使用しており、オリーブポリフェノールやオレイン酸が豊富に含まれています。また、一粒一粒を丁寧に手摘みしたこだわり商品です。
手摘みはフルーティーな香りと優しい味わいが特徴のため、シンプルなフォカッチャとも相性が良いでしょう。また、収穫して間もなく自社工場で採油し、フレッシュな状態にしています。手摘みはフォカッチャなどパンに塗ったり、サラダに回し掛けたり、生食でもおいしいようです。
フォカッチャには食塩よりもマイルドな風味の岩塩がおすすめでしょう。人気商品の一つ「ヒマラヤ岩塩」はヒマラヤ山脈近辺で採掘されるもので、海水が四億年の時を経て結晶化されています。ヒマラヤ岩塩にはナトリウムやカルシウムなどが含まれ、栄養豊富といわれています。
ヒマラヤ岩塩はフォカッチャなどのパンをはじめ、刺身や天ぷら、おにぎりなどにも利用でき、よりおいしい食卓に仕上げるであろう岩塩です。
パスタソースやスープに付けて
フォカッチャはイタリア発祥のパンの一種であり、同じくイタリア名物のパスタとも相性が良いでしょう。イタリアレストランの中にはパスタにフランスパンやフォカッチャを付け合わせている店もあり、余ったパスタソースをフォカッチャで拭って食べる方法も人気です。
子供から大人まで人気のおいしいパスタソースの一つはトマト系で、ガーリックやバジルがアクセントになったソースやクリームと合わせたソースもフォカッチャとマッチするでしょう。
スープもフォカッチャと相性の良い組み合わせで、モーニングやランチにもおすすめの食べ方です。バランスを良くするには野菜などの具材が入ったスープを選びましょう。きのこが入ったまろやかミルク仕立てポタージュはきのこの風味が広がり、とろみが生地に馴染みやすくなります。
お好みの具材を挟んでサンドイッチに
食材の味を邪魔しないシンプルなフォカッチャは好きな食材を挟んで、サンドイッチにする食べ方も人気があります。フォカッチャのサンドイッチは一部のパン屋やカフェのメニューに並ぶ「パニーニ」のようにアレンジしたもので、トッピング次第でカフェ風の仕上がりになるでしょう。
使用する具材はレタスやトマト、ベーコンやオニオンなどの定番でもおいしいですが、スモークサーモンやクリームチーズを入れるアレンジもおすすめです。また、フォカッチャの表面をオリーブオイルをひいたフライパンで軽く焼けば、香ばしさがプラスされるでしょう。
フォカッチャのおすすめ保存方法
フォカッチャをストックしたい場合や食べ切れなかった場合には保存がおすすめですが、保存すると風味が徐々に落ちてしまうため、早めに食べ切るようにしましょう。パン類全般を保存するには冷蔵庫は向いておらず、水分が抜けることにより、パンの劣化を早めてしまう可能性があります。
常温保存可能な期間は最長3日といわれ、常温で保存する際はジップロックなどのジッパータイプの保存袋に入れて水分の蒸発を防いでください。また、市販品は賞味期限内に食べ切るようにし、パン屋の商品は生クリーム等が含まれる場合は当日中、菓子パンや惣菜パンは2日以内が目安です。
フォカッチャを含むパン類のフワモチ感を維持できる保存方法は冷凍で、水分ごと凍らせることで鮮度をキープできるといわれています。よりおいしい状態を維持するにはラップに包むのではなく、アルミホイルをパンに密着させて包み、冷凍保存するやり方が良いでしょう。
また、アルミホイルの上にビニール袋を被せてしまうとパンが冷えにくくなるため、少し大きめにアルミホイルをカットしてしっかり包んでください。冷凍保存した場合の食べ切る目安は一週間です。
おいしいフォカッチャが食べられる人気専門店
近年は高級食パンを販売する専門店が増えていますが、フォカッチャにこだわったパン屋もオープンしています。それでは見ていきましょう。
「アルタムーラ」
おいしいフォカッチャを提供している人気専門店、一つ目は「アルタムーラ」です。アルタムーラはフォカッチャとイタリア惣菜の店で、テイクアウトとイートインに対応しています。アクセスは神楽坂駅と江戸川橋駅の2番出口から歩いて約5分で、定休日は日曜日です。
アルタムーラはイタリア・プーリア州の「パンの街」として有名なアルタムーラで修業を積んだパン職人がオープンした専門店です。入り口の扉周辺は鮮やかな黄色に塗装され、店内には椅子やイタリア直輸入の調味料が並んでいます。
アルタムーラで味わえるフォカッチャはヨーグルトから作る種で発酵させ、生地を継ぎ足しています。人気のメニューはフレッシュトマトとオリーブ、イタリアから空輸した赤玉ネギのフォカッチャで、イースト菌を使用せずに自然の力で膨らませているといいます。
生地は小麦やジャガイモの甘みを感じ、アンチョビやオリーブの塩味がアクセントになります。特徴的なのは縁のカリッとした食感と香ばしさで、本場のイタリアでは縁を指定して購入する人もいるようです。
名称 | フォカッチェリア アルタムーラ |
住所 | 東京都新宿区山吹町5 Metビル1F |
「パンヤ」
玉造駅周辺に佇むフォカッチャ専門店「パンヤ」は開店前に行列ができたこともある人気店で、サンドイッチ系のメニューは注文が入ってから取り掛かります。店構えからは昭和レトロな雰囲気が漂い、店頭には常時約20種類のフォカッチャが並んでます。
フォカッチャ専門店パンヤの人気メニューの一つは「ローストポーク」です。ローストポークは厚めの生地にコク深い野菜とニンニクが香るバジルソースにローストポークを挟んだもので、しっとりした自家製のローストポークがおいしいでしょう。
メニューは専門店ならではの豊富なバリエーションで、デザート系「あずきバター」も人気です。大き目の粒を残したあずきは甘さ控えめでバランス良く、ふわふわに削ったバターを乗せています。生地は厚みがありながらも口の中でもたつかず、しっとり柔らかいという意見がありました。
名称 | パンヤ |
住所 | 大阪府大阪市東成区東小橋1-2-4 |
「TAROTOMARU BAKERS.」
「TAROTOMARU BAKERS.」は宜野湾市真栄原カトリック小学校近くに位置するフォカッチャと焼き菓子の専門店で、売り切れ次第クローズする人気店です。店舗では毎日焼き立てを提供しており、メニューは時期によって異なるようです。また、マフィンやスコーンなどもあります。
TAROTOMARU BAKERS.の名物はふわふわした食感が食べやすいと評判のフォカッチャサンドで、「バジルチキン」は定番メニューです。バジルチキンは2種類のバジルとマスタードネーズで風味付けしたチキンを挟んだもので、食べ応えがあるといいます。
名称 | TAROTOMARU BAKERS. |
住所 | 沖縄県宜野湾市真栄原3-23-8 1F |
「もちぱん」
「もちぱん」は女学院前交差点より約1分のフォカッチャ専門店で、ピンクの看板が目を引くでしょう。店内にはテーブル席2席とカウンター席6席があり、焼き立てをその場で食べることも可能です。もちぱんのフォカッチャはホシノ天然酵母使用のパン生地にじゃがいもを練り込んでいます。
生地にじゃがいもを練り込むことで独特のもちもち感を生み出し、もちぱんでは食感を餅に例えています。また、フォカッチャの種類が多いのも人気ポイントで、藻塩を使ったシンプルなものやチャーシューと青ネギをトッピングした惣菜系、自家製ラムレーズンのデザート系もあります。
もちぱんメニューには季節の野菜を使ったものやカスタードやチョコベースにフルーツを乗せたデザート系、ドッグ型の生地に惣菜を挟んだものなどがあり、迷ってしまうラインナップでしょう。
名称 | フォカッチャ専門店もちぱん |
住所 | 広島県広島市中区八丁堀4-4 |
フォカッチャは色々な楽しみ方のできるパン!
フォカッチャはクセが少なく、自由自在にアレンジできるパンの一つです。日本には少ないながらもフォカッチャ専門店があり、店によっては惣菜系やデザート系など様々な種類を用意しています。気になる方は是非チェックしてみてください。