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日本人にも人気の「ブラジル料理」
日本には世界に誇る日本料理(和食)が存在し、世界にも独自の食文化や他地域の食材・文化を取り入れて発展した料理があります。日本料理はアメリカなど海外でも美味しいと評判で、ラーメンやうどん、刺身や寿司などを提供する店もあり、現地人や日本人も多く利用しているようです。
本記事で取り上げる世界グルメは「ブラジル料理」です。ブラジルは日本から最も遠く離れた国の一つで、直行便は無く、サンパウロまたはリオデジャネイロまで行くのに1~2都市経由しなければなりません。日本から旅費や時間が掛かるブラジルですが、国内でブラジル料理を楽しめます。
ブラジルは日本の22.5倍もの面積を有する南米の国で、首都はブラジリアになります。最も多い民族は欧州系ですが、アフリカ系、東洋系も在住しています。ブラジルは南北アメリカ大陸で唯一のポルトガル語圏の国とされ、公用語はポルトガル語ですが、スペイン語も使用されています。
1908年にはブラジルへの日本人移民が導入された歴史があり、サンパウロには世界最大級の日本人街「リベルダージ」が形成され、海外で最大の日系人社会を有しています。ブラジル料理は日本人の舌に合って美味しいと人気があり、日本国内にもおすすめのブラジル料理店が営業しています。
今回はブラジル料理の特徴・魅力について触れ、さらに代表的なブラジル料理を取り上げ、日本で楽しめる美味しいと評判のブラジル料理人気店もご紹介します。ブラジル料理について知らない人や食べたことのない人、またブラジル料理が好きな人もぜひチェックしてみてください。
ブラジル料理の特徴・魅力
ブラジル料理はブラジルならではの歴史や文化が影響したメニューが多く、地域によっても特徴が異なります。こちらではブラジル料理の魅力に繋がる特徴をご覧ください。
世界各地の食文化が融合
ブラジル料理の大きな特徴の一つは世界各地の食文化が融合し、様々な国の影響を受けている点でしょう。ブラジル料理は移民国家であるブラジルの特徴により、世界各地の食文化がブラジルの気候風土によってアレンジされたものが多く、多彩な料理を揃えています。
ブラジル料理は濃く、味付けのはっきりしたものが多いですが、クセが無くて食べやすいと日本人からも評判です。また、ポルトガル由来の西洋料理や西アフリカ人由来の豆料理、イタリア系移民によるパスタ・ピザ、さらにはアラブやイスラム圏の料理などもブラジル料理に根付いています。
地域差も大きい
ブラジルは世界第5位の面積を持つ広大な国であり、人口も多く、住民の起源や地理的特性なども多種多様です。ブラジルは26州と1連邦直轄区からなる連邦共和制国家のため、ブラジル料理は文化の地域差が大きいのが特徴であり、大きく5つの地域に分けることができます。
リオデジャネイロのある南東部は5大地域の中で最も人口数が多く、白人をはじめ、日系人もたくさん住んでいます。リオデジャネイロはポルトガル植民地時代の首都であったため、各地域のブラジル料理のみならず、ポルトガル本土のグルメも多く集まりました。
南部は白人が8割を占めるエリアで、都市化水準が最も高い地域といわれています。草原地帯が広がる牧童の土地では牛肉が好まれ、シュラスコはブラジル料理を代表するメニューの一つです。南部のブラジル料理は欧州の文化を継承し、パスタやビールで食事が始まることが多いようです。
ポルトガル人によって発見されたとする東北部はアフリカ人を祖先に持つ黒人系ブラジル人が多く住み、当時の料理が受け継がれたブラジル料理が特徴です。ブラジル料理にはココナッツミルクや唐辛子、パーム油の調味料が主に使われ、肉や魚のブラジル料理もよく食べられているようです。
南米大陸先住民の文化が強く残るエリアが北部で、先住民によって引き継がれたブラジル料理が特徴です。北部のブラジル料理にはティラピアなどのアマゾンの淡水魚が人気食材として登場し、他にはハーブとキャッサバの汁を使うアヒル煮などが名物だといいます。
中央西には大きな牧場や農園があり、豚や牛をはじめ、トウモロコシやキャッサバなどブラジル料理の食材をたくさん栽培しています。中央西のブラジル料理はピンタードと呼ぶナマズの一種やピラニアを使ったメニューがおすすめ人気で、素材の良さを活かすシンプルな味付けが特徴です。
代表的なブラジル料理
ブラジルでは肉や魚のブラジル料理のみならず、スイーツも種類豊富だといいます。ポルトガルの影響を特に受けた「ドーシ」と呼ばれるスイーツはココナッツを使った甘いお菓子で、気候や保存に対応できるよう主にバタークリームを使用し、保存できるように甘さを濃くしています。
「フェイジョアーダ」
ブラジル料理の代表的なメニュー「フェイジョアーダ」は豆と豚肉、牛肉を煮込んだものです。フェイジョアーダはポルトガルやアンゴラなどで食されていますが、地域によって独自に発展してきたため、使用する素材はそれぞれで異なります。
ブラジル料理のフェイジョアーダはブラジルの国民食に位置付けられ、黒いインゲン豆と豚の脂身、豚や牛の干し肉などをニンニクと岩塩の塩味でじっくり煮込みます。フェイジョアーダは一般的にバターライスやパンなどと共に食べるブラジル料理です。
「シュラスコ」
「シュラスコ」は日本人の多くに知られているブラジル料理の一つで、牛や羊などの肉を鉄製の串に刺し、岩塩を振って炭火で焼きます。レストランで食べる場合はウェイターが食べ頃のシュラスコを持って各テーブルを回り、客の目の前で食べたい量を切り分けるシステムが多いです。
日本のブラジル料理店にもシュラスコを提供する店があり、美味しいシュラスコを目当てに訪れる人気店も点在しています。ブラジル料理のシュラスコは様々な部位の肉を食べられ、さらに焼き加減や脂身の量などの好みに合わせて楽しめるのもおすすめポイントでしょう。
「パステル」
「パステル」は庶民的な軽食として現地で親しまれているブラジル料理で、路上市の屋台などで売られています。パステルは材料に小麦粉を使用し、具を包んで揚げたり、茹でたり、オーブンで焼いたりして作るブラジル料理です。具はチーズや牛ひき肉と玉ねぎを炒め合わせたものなどです。
美味しいブラジル料理が味わえるおすすめ店
2021年9月時点で食べログサイトにはブラジル料理を提供する店が約200軒掲載されています。今回はその中でもおすすめの3軒を厳選してご紹介しましょう。
「バルバッコア クラシコ 丸の内店」
ブラジル料理のおすすめ人気店は地下鉄丸ノ内線東京駅から徒歩1分の「バルバッコア クラシコ 丸の内店」です。バルバッコアは有名シュラスコ料理店であり、客前でブラジルから来たパサドールが肉を切り分けてくれます。美味しいと評判の赤身肉はブラック・アンガス牛を使っています。
バルバッコア クラシコ 丸の内店の店内中央には常時40種類以上の野菜をはじめ、ブラジル料理の食材であるパルミット(ヤシの芽)やビーツなどを並べたサラダバーがあります。
名称 | バルバッコア クラシコ 丸の内店 |
住所 | 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング6F |
「Bacana Demais」
「Bacana Demais(バッカーナデマイス)」は銀座7丁目交差点側にあるブラジル料理店で、特製のグリルマシンで焼き上げる本格シュラスコが人気です。また、シュラスコ食べ放題やビュッフェ・バイキングも好評で、おしゃれながらも居心地の良い空間の中で味わえるでしょう。
名称 | Bacana Demais |
住所 | 東京都中央区銀座8-8-1 第7セントラルビルB1 |
「カクルル」
「カクルル」は東池袋駅から徒歩2分のブラジル料理を提供するおすすめカフェで、1階にカウンター、2階に本棚やソファーがあります。カクルルは一人でふらりと立ち寄りやすい店でしょう。
カクルルの名物ブラジル料理は「ムケッカ」と呼ばれるメニューで、魚介類をトマトで煮込み、ココナッツミルクで仕上げた海鮮シチューです。カフェならではのスイーツも人気があり、「ブラジルプリン」はガトーショコラに近いスポンジの上に、固めのしっかりしたプリンが乗っています。
名称 | カクルル(KAKULULU) |
住所 | 東京都豊島区東池袋4-29-6 |
ブラジル料理はおいしいものがたくさん!
ブラジル料理は広大な国土の特性や移民・民族などの食文化を取り込んだメニューが特徴的で、日本人にも馴染みやすい味といわれています。ブラジル料理には美味しい肉料理のシュラスコはもとより、様々なメニューがあり、新しい発見があるかもしれません。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。