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クッションは洗濯できる?
ホームファッションとして人気のクッションは、気軽に部屋の模様替えができるおすすめアイテムです。同じ素材のクッションでも色が違うと印象が変わりますし、材質の違いで季節感を出せるのもクッションの魅力といえます。
おうち時間が長くなったことで、クッションの需要も増えました。大型のビーズクッションは「一人掛けローソファーにもなる」と人気ですし、カウチの背もたれにクッションを使うと長時間座っていても疲れにくくなります。
個性的なデザインの場合は、アート感覚で楽しめるところがおすすめです。そんなクッションには「洗濯OKクッション」と「洗濯NGクッション」があります。
洗濯OKクッションと洗濯NGクッションの違いは、素材に由来するものが大きいです。100均ショップなどで販売している値段の安いクッションでは、素材にポリエステルを使った「ポリエステルクッション」が多く見られます。
汚れが付きにくい素材を使ったクッションなので汚れても簡単に落ちますが、わざわざ手洗いをしなくても洗濯機で洗濯ができます。
そのためいつでも清潔に保てる点が、ポリエステル製のおすすめポイントです。ところがポリエステルの場合は使い続けると全体的につぶれてしまうので、ふんわりしたクッションの魅力がなくなっていきます。
そのためシーズンアイテムやインテリアとして利用するのにはおすすめですが、長く使い続けるクッションとしてはおすすめしません。
それに対してフェザー製クッションは、手触りの良さと張りの強さ・弾力性の高さが特徴です。ただしフェザー製クッションは水鳥の羽毛を使っているので、洗濯には適していません。
汚れや臭いが気になるようなら専門店(クリーニング店など)の利用がおすすめですが、素材によっては自宅でのクッション洗濯が可能な場合もあります。ちなみに体のフィット感が魅力の低反発ウレタン製クッションは、自宅で洗えません。
洗濯NGな低反発ウレタンクッションの多くは、専用カバーがついています。ですからクッション本体の洗濯はでNGでも、枕カバーと同じ要領で洗濯ができる点はおすすめです。
このように自宅用クッションは、素材の違いによって「洗濯OKクッション」「洗濯NGクッション」「プロに任せた方がよいクッション」があるので、洗濯の前に素材の確認が重要になります。
洗濯表示マークの意味
クッションに使われる各素材の特徴に詳しい場合は、素材をチェックしただけで「洗濯OK」「洗濯NG」「洗濯方法の指定あり」などを判断できます。ところが素材のチェックだけで洗濯方法の判断は、一般人には難しいです。
そのため通常はクッションのタグにある「洗濯表示マーク」をチェックすることで、クッションの洗濯方法をチェックします。洗濯表示マークはクッションだけでなく衣類などにもついているので、見かけたことがある人の方が多いでしょう。
ただし「マークの意味が分からない」という意見が多く、誤った洗濯方法をしてクッションがダメになってしまうこと(つぶれてしまう・素材が劣化する等)も多いです。
自宅で洗える場合は、正しい洗い方がマークで分かるようになっています。水が入った洗濯桶に「40」という数字が描かれているマークは、「洗濯機で洗えます」という意味です。
以前は洗濯機に「40」と書かれていたイラストだったのでわかりやすかったのですが、現在は洗濯桶のイラストに代わっています。なお「40」は水温の上限を表すものです。
洗濯桶の下に横棒が追加(1本の場合と2本の場合が合える)されているマークの場合も、「洗濯機使用OKクッション」といえます。
ちなみに「洗濯機使用はNGだが手洗い洗濯はOK」というのが、洗濯桶に手を差し込んでいるマークです。値段が安いポリエステル製クッションの場合は洗濯機洗いができるところが魅力ですが、本来クッション洗濯は「手洗い洗濯」が基本です。
そのため手が描かれている洗濯マークの場合は、「手洗い洗濯限定/洗濯機使用はNG」ということを覚えておきましょう。
クッションの素材別にみる洗濯方法
タグについている洗濯表示マークは、2021年3月に新しくなりました。ですから2021年3月以前に購入したものには、馴染みのある旧式マークがついてます。
ところが改定後に購入したものは新式マークとなっているため、マークを見てもわからないケースが多いです。そこで素材別・おすすめの洗濯方法を簡単にご紹介していきましょう。
羽毛・ウール
しっかりとした張りと弾力性の高さが魅力の羽毛やウールは、基本的に手洗い洗濯です。中でもフェザーを素材として使用している場合は、羽の芯が折れるとフェザー製クッションの特徴である弾力性が損なわれてしまいます。
そのため本来は専門店に依頼するのが良いのですが、自宅でどうしても洗濯したい場合は「手洗い洗濯」がおすすめです。時間の都合でやむなく洗濯機を使用する場合は、洗濯機コースを「ウールモード」に指定してください。
ちなみにウールは、自宅ではなくクリーニング店のような専門店の利用がおすすめです。自宅だと乾燥時間が長い上に、しっかりと乾燥しないと内部でカビが発生します。
ポリエステル・ウレタン
ポリエステルやウレタンを素材にしているクッションは、お手頃価格で買えるところがおすすめです。ただし洗濯方法は「素材」によって大きく違います。値段の安さが魅力のポリエステル製の場合は、手洗い洗濯をしなくても洗濯機で簡単に洗えるところがおすすめです。
乾燥しやすいのもポリエステルの特徴なので、約1日あれば中までしっかりと乾燥できます。ところがウレタン製クッションは、洗濯ができません。
とはいえウレタン製クッションの場合はカバー付きタイプが多いので、カバータイプのウレタン製クッションなら、カバーのみ洗濯することでいつでもきれいな状態を保てます。
クッションの洗濯方法(手洗い)
手洗い洗濯は、クッション洗濯の基本です。洗濯機で洗える場合でも手洗い洗濯の方が乾燥後の仕上がり具合が良いので、お気に入りのクッションであればできるだけ手洗い洗濯にしてください。
手洗いクッションには水を入れる桶が必要ですが、洗濯専用のものをわざわざ準備しなくても構いません。ただし水に洗剤を溶かして使うので、水に入れた際にクッションがきちんと洗剤水に浸かる容積は確保する必要があります。
まずは洗剤を溶かした水につけ置きするのですが、クッションはデリケートなアイテムなので、素材に関係なく型崩れ防止のために洗濯ネットを使います。汚れを落とす際は「押し洗い」です。中まで洗剤水が染みこんだら、揉まずに押して汚れを落としていきましょう。
汚れがひどい場合は洗剤水が濁るので、濁りが出なくなるまで洗剤水を取り換えながら押し洗いをしてください。
汚れが落ちたら、洗濯機の脱水モードで1分脱水します。すすぎ用の水を洗濯桶に張り、押し洗いですすぎます。すすぎが終わったら、再び洗濯機の脱水モードで1分脱水です。
脱水時間は短い方が内部へのダメージが少ないので、高速モードがある場合は高速モードで30秒脱水しましょう。脱水が終わったらネットから取り出し、形を整えて乾燥します。素材によって乾燥時間は変わりますが、完全に乾くまでしっかりと乾燥させるのがポイントです。
クッションの洗濯方法(洗濯機・ドラム式乾燥機)
洗濯機やドラム式乾燥機を使う際は、タグの「洗濯表示マーク」が洗濯機・ドラム式乾燥機OKであることを必ず確認してください。特にドラム式乾燥機を使用する場合は要注意です。
洗濯機OKの素材であっても乾燥機不可の場合があるので、その場合はドラム式乾燥機を使用が難しくなります。とはいえ乾燥ができるのがドラム式乾燥機の魅力ですから、「洗濯機&乾燥機の使用OK」な素材の場合に使うのがよいでしょう。
縦型洗濯機・ドラム式乾燥機のどちらを使用する場合も、手洗いモードまたはドライモードを使用します。縦型洗濯機・ドラム式乾燥機を使用する際も、ネットは必ず使いましょう。
ドラム式乾燥機を使用する場合は洗濯用ネットに入れるだけでもよいのですが、縦型洗濯機の場合、そのままだと浮いてしまい洗えないことがあります。
このような場合は重しとしてタオルケットを使いましょう。使い方は簡単で、クッションをタオルケットに包むだけです。あとはほかの素材と同じように、洗濯コースを設定しスタートボタンを押せば問題ありません。
おしゃれ着洗剤がおすすめ
縦型洗濯機やドラム式乾燥機で洗う場合に気を付けてほしいのが、一般的な衣類用洗剤を使わないことです。衣類用洗剤にはアルカリ系洗剤も多いので、素材にダメージを与えないためにも「クッション洗濯用洗剤=おしゃれ着洗剤」がおすすめです。
クッションの干し方
汚れをきちんと落とすことも大事ですが、しっかりと中まで乾かすこともクッションの場合は重要です。ただし乾燥の仕方によっては型崩れが起こってしまうので、平干しネットなどを使って平らな状態で干すようにしましょう。
なお早ければ1日で乾燥する素材もありますが、羽毛やフェザー素材の場合は洗濯から完全に乾燥するまで2日~3日かかります。ですから完全に乾くまでの間に落下する心配がない平干しネットを使用するのがおすすめです。
クッションを正しい方法で洗濯しよう
クッション洗濯は、専門店に依頼しなくても自宅でできます。ただし衣類洗濯とクッション洗濯は内容が違うので、洗濯方法や乾燥方法に注意点があります。
なおクッション洗濯は素材によってやり方が違うので、洗う前にクッションの洗濯マークを確認するのが失敗しないクッション洗濯のコツです。
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