【ナタデココ】のカロリー・糖質を徹底解説！気になる栄養価も

ナタデココは独特の食感が特徴の食品です。角切りにされてドリンクやゼリーに入れた商品が販売されているほか、ナタデココそのものもパウチや缶に入れられて販売されています。ナタデココはおやつやデザートとして人気の食品です。

ナタデココはカロリーがゼロに近い食品としても知られています。ナタデココは1990年代にブームになった食べ物で、カロリーがほぼゼロなのでヘルシーな食品として人気になりました。

2019年にタピオカがブームになった際には、タピオカと同じように独特の食感のナタデココにも注目が集まりました。タピオカと共に再燃した食品の一つといえるでしょう。ナタデココ入りのドリンクは透明感があってタピオカドリンク同様にSNS映えすると人気があります。

ナタデココはタピオカよりも低カロリーなので、タピオカよりもナタデココを好む方も多いようです。2020年にはナタデココを使ったお菓子やドリンクが多数発売されました。ナタデココは、デザートやドリンク、お菓子など様々な形態で人気の食品です。

本記事では、ナタデココとはどのような食品なのか、ゼロカロリーと呼ばれるほど本当に低カロリーなのかを詳しく解説します。ナタデココの糖質や栄養面についてもご紹介します。

ナタデココはココナッツから作られる食品です。ココナッツの実の中には液体が入っており、若いココナッツの中にある液体はココナッツウォーターとして知られています。ココナッツに直接ストローを刺して飲む液体が、ナタデココの材料です。

ココナッツの内側には白い胚乳がありますが、それがココナッツミルクの原料です。ココナッツミルクもナタデココの原料になります。

原料となる液体にナタ菌という酢酸菌の一種を加えて発酵させると、液体に厚い膜が張ります。できた膜を茹でで角切りにすると、デザートやドリンクでおなじみのナタデココになります。

ナタデココは発酵食品の一種です。発酵食品は微生物によって栄養素が分解されているので栄養を吸収しやすくなっています。発酵食品は善玉菌を含むので、腸内環境を整える効果が期待されています。

ナタデココはココナッツに含まれる水分を発酵させたもので、99％は水分です。残りの1％のほとんどは食物繊維で、脂質や糖質はごくわずかです。ナタデココは大部分が水分のため、カロリーは非常に低くゼロカロリーともいわれます。

ナタデココに含まれている食物繊維は、発酵の際に微生物が作り出したセルロースです。微生物セルロースは保水性が高く、壊れにくい食物繊維であるといわれています。ほとんどが水分のナタデココに独特の食感を与えているのがセルロースです。

ナタデココのカロリーはゼロと呼ばれるほど低いですが、ナタデココを使用した商品にはカロリーが表示されています。ナタデココはシロップ漬けで販売されています。シロップに含まれる砂糖が、ナタデココの商品に表示されているカロリーの大部分を占めています。

漬けられているシロップからナタデココを取り出し、プレーンヨーグルトなどに入れて食べればカロリーは抑えられるでしょう。ナタデココを使用したドリンクやゼリーなどでは、ドリンクやゼリーそのものに含まれる砂糖によってカロリーが左右されます。

カロリーを抑えながらナタデココを食べたい方は、ゼリーやドリンクなどの商品よりもナタデココだけをシロップ漬けにした商品がおすすめです。シロップ漬けの商品なら砂糖を含むシロップを洗い流せばカロリーを極力抑えられるでしょう。

カロリーを抑えながらナタデココを食べたい方には、シンプルなシロップに漬けられたナタデココがおすすめです。シロップ漬けのナタデココはパウチタイプや缶詰など、様々な形態で販売されています。

市販のドリンクやゼリータイプのナタデココの場合すべてのカロリーを摂取してしまいますが、シロップ漬けならシロップを飲まないようにすればカロリーを調整できるでしょう。

ナタデココのカロリーは使われているシロップによって変わるので、ナタデココ自体のカロリーを考えるよりも購入したい商品のカロリーで比較しましょう。市販のナタデココの中から、人気のある2種類のカロリーをご紹介します。

ドールのナタデココは缶入りの商品です。100gあたりのカロリーは62kcalです。カロリーはシロップの分も含まれます。1缶227gのうち139gが固形量なので、88g分がシロップになります。甘さ控えめのシロップに角切りのナタデココがたっぷりと入っています。

ドールのナタデココは、果物などは入っていないナタデココだけのシンプルな缶詰です。ドールから発売されている他のフルーツの缶詰と合わせれば簡単にフルーツポンチができるでしょう。

ドールのナタデココのカロリーが気になる方はザルなどでシロップの水気を切ってプレーンヨーグルトに入れるのがおすすめです。低脂肪ヨーグルトと合わせればさらにカロリーを抑えられるでしょう。

蔵王高原農園のナタデココはパウチタイプの商品です。1袋180gあたりのカロリーは128kcalです。カロリーはシロップの分も含まれます。蔵王高原農園のナタデココのシロップにはイソマルトオリゴ糖が入っています。

蔵王高原農園のナタデココに含まれるイソマルトオリゴ糖は、腸内のビフィズス菌を増やし、腸内環境を整える効果があるといわれています。シロップまで摂取するとカロリーは多くなりますが、お腹に嬉しい栄養素が摂取できます。

カロリーは気になるけれどオリゴ糖も無駄にしたくない方は、余ったシロップを砂糖代わりに料理やデザート作りに利用しましょう。蔵王高原農園のナタデココもヨーグルトに入れたり、フルーツポンチやゼリーにしたりと様々なアレンジをして食べられます。

ナタデココはカロリーだけではなく糖質も低い食品です。加工食品であるナタデココは製造される工程によって使用される砂糖の量が変わるため、商品によって糖質量に若干の差がありますが糖質量は低い食品です。脂質もほとんど含まれておらず、脂質ゼロの食品と呼べるでしょう。

ナタデココはほとんどが水分でできている食品です。たんぱく質やビタミンといった栄養素は含まれていません。

栄養豊富で低カロリー・低糖質な食品なら置き換えダイエットに活用できますが、低カロリーで栄養素は限られるナタデココを1食分に置き換えると栄養不足になる恐れがあるので注意しましょう。

ナタデココはカロリーも糖質も低く脂肪も含まないのでダイエット中の方におすすめの食品ですが、カロリー以外の面でもダイエットに嬉しい効果のある食品です。カロリーや糖質とは異なる、ナタデココのダイエット効果をご紹介します。

ナタデココはコリコリとした歯ごたえに特徴のある食品です。歯ごたえを楽しみながらナタデココを食べると咀嚼の回数が増えます。咀嚼数が増えると満腹感を得やすくなるでしょう。

食べ物をよく噛んで食べると、食べる速度がゆっくりになります。脳が満腹感を認知するまでには約20分かかるといわれているので、早食いすると満腹感を得られずに食べすぎにつながる恐れがあります。ナタデココをよく噛めば食べすぎ防止の効果を期待できます。

咀嚼回数は消費エネルギー量の増加にもつながります。よく噛んで食べると食後に消費されるエネルギー量が上がり、代謝がよくなるといわれています。低カロリーなナタデココを食べることにより、消費カロリーを増やす効果が期待できます。

ナタデココは食物繊維を含みます。食物繊維には便通を改善し、腸内の善玉菌を増やす効果が期待できます。食物繊維を豊富に含む食品は腹持ちがいいので、低カロリーで腹持ちのいいナタデココはダイエット中におすすめの食品です。

食物繊維が豊富な食品にはカロリーや糖質の高い食品もありますが、ナタデココはカロリーも糖質も低いので余計なカロリーを摂取せずに食物繊維を摂取できるでしょう。

ナタデココは発酵食品なので、発酵食品に含まれる善玉菌と食物繊維でより一層の腸内環境改善効果を期待できるでしょう。

ナタデココはカロリーも糖質も低い食品なので、カロリーが気になるダイエット中の方におすすめの食品です。独特の歯ごたえがあってよく噛んで食べるので、低カロリーでありながら満足感の高い食品の一つです。

食物繊維も含まれているので腸内環境の改善効果も期待できます。ダイエット中の方はおやつやデザートに低カロリーでヘルシーなナタデココを取り入れてみましょう。