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パセリの主な栄養は?
「パセリ」というと、メイン料理の横にちょこんと添えられているものというイメージを持つ方が多いでしょう。実はパセリは栄養価が高く、添え野菜としての位置づけだけではもったいない高栄養の健康食材です。
今回の記事では一般的に脇役としてのイメージが強いパセリに注目してご紹介します。パセリの栄養やパセリがおいしいおすすめレシピを詳しくチェックして、日々の食卓に栄養たっぷりのパセリを取り入れましょう。パセリの栄養がしっかり摂れるおすすめレシピ2選は必見です。
生パセリの栄養
さっそく生パセリの栄養成分を見ていきましょう。生パセリには、ベータカロテンやアピオール、ビタミンK、ビタミンE、鉄分、カリウムなど豊富な栄養が含まれています。パセリに豊富に含まれる栄養・ベータカロテンは、抗発がん作用や免疫賦活作用があることで知られています。
また、ベータカロテンは体内でビタミンAに変換され、視力や髪の健康維持、さらに粘膜や皮膚の健康維持、喉や肺などの呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。重要な働きが期待できる栄養・ベータカロテンですが、パセリには他にも豊富な栄養があります。
パセリを食べる時のあの鼻に抜ける独特の香り、これはアピオールという精油成分によるものです。パセリには独特の風味とほのかな苦みがあるので苦手という方もいるでしょう。
しかしこのアピオールには食欲増進や疲労回復、食中毒予防効果などが期待できるほか、口臭予防にも効果が期待できるという意見もあります。また、パセリは生鮮食品の中で最も多くビタミンKを含んでいる食材といわれています。
パセリにたっぷり含まれている栄養・ビタミンKはカルシウムを骨に定着させる働きがある他、血液を凝固させる成分の合成にも関わっているといわれています。さらにパセリにはビタミンEとビタミンCも豊富に含まれていて、その量は野菜の中ではトップクラスを誇るといわれています。
パセリに含まれる栄養・ビタミンEには強い抗酸化作用があり、動脈硬化や心筋梗塞など生活習慣病の予防に効果的と考えられています。
パセリには現代の生活で不足しがちな栄養である鉄分やカリウムも豊富に含まれています。栄養成分の鉄分とカリウムは貧血予防やむくみ防止に役立ちます。生パセリの可食部100gあたりの栄養成分をご紹介します。
生パセリ100gあたりのカロリーは44kcal、たんぱく質は3.7g、脂質は0.7g、炭水化物は8.2g、食物繊維は6.8gです。栄養たっぷりの生パセリはお肉料理などと合わせて摂取すると良いでしょう。
乾燥パセリの栄養
つづいては乾燥パセリの栄養についてです。パセリには生パセリの他に、乾燥パセリもあります。乾燥パセリは生パセリを乾燥させ、粉末状にした調味料の1つで、スパイスで有名なGABANやS&Bなどから缶や瓶入りで発売されています。
乾燥パセリはハーブの一種で、スープやパスタ、グラタンなどの仕上げとしてふりかけて使うことが多いです。乾燥パセリ100gあたりのカロリーは341kcalです。通常一食分として2g程度を使用しますが、乾燥パセリ2gのカロリーは7kcalです。
栄養価でいうと、乾燥パセリはビタミンKやビタミンCの栄養成分が多いといわれています。乾燥パセリには葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などの栄養素も含まれています。
飾りとしてトッピングするイメージの強い乾燥パセリですが、栄養も期待できる食品といえるでしょう。ちなみに栄養豊富な乾燥パセリは自宅でも作れます。
作り方はとても簡単で、パセリをレンジで加熱するだけでOKです。しっかりと水気を切ったパセリを耐熱皿にのせ、レンジで4~5分加熱します。水分がなくなるので、パセリをそのまま冷まします。パセリが冷めたらビニール袋に入れてもんで粉末状にしましょう。
密閉容器やジップロックなどに入れて冷凍庫で保存すれば、手軽に料理のトッピングに便利に使えます。栄養豊富なパセリを自宅で乾燥パセリにして、料理の仕上げに使うと見映えも良くなりますのでおすすめです。
パセリの栄養がしっかり摂れる食べ方
つづいてはパセリの栄養がしっかり摂れる食べ方を見ていきましょう。せっかく食べるのですから、栄養が最大限発揮される食べ方をしたいものです。健康的な日々を送るためのおすすめの食べ方をチェックしましょう。
加熱しない
パセリに豊富に含まれる栄養・ベータカロテンは、脂溶性ビタミンのため「油と一緒に摂取する」という食べ方により吸収率が上がるといわれています。お肉料理や揚げ物などのメイン料理にパセリが添えられているということは理にかなっているというわけです。
しかし、その一方でパセリに多く含まれる栄養・ビタミンCは、加熱をすると壊れてしまうという特徴があります。
従って、油と一緒に摂れて生のまま食べられる方法、つまりサラダにしてオイル系のドレッシングをかけるという食べ方が、パセリの栄養がしっかり摂れるおすすめの食べ方になります。
レタスやキャベツ、きゅうり、トマトなどのいつものサラダにパセリをプラスし、塩こしょう&オリーブオイルで食べるスタイルなどがおすすめです。
また、パセリをみじん切りにして玉ねぎやトマト、きゅうりなどを混ぜ合わせ、オリーブオイル、レモン汁などで和えて食べる方法もおすすめです。
パセリの栄養は摂りすぎても大丈夫?
パセリに栄養がたっぷりと含まれていることは前述しました。では、パセリはたくさん食べすぎても問題ないのでしょうか。答えはNOです。パセリに含まれるアピオールという精油成分は、大量に摂取し過ぎると内蔵に負担がかかり、吐き気などの原因になる可能性があるといわれています。
また、このアピオールは子宮への刺激が強い成分だといわれているため、特に妊娠中や授乳中は量にかかわらずなるべく控えた方が良いとされています。
健康な方であれば通常の食事に含まれる範囲の量であれば問題ありませんので、あまり気にせずパセリの風味と独特の味わいを楽しみましょう。
パセリの栄養が摂れるおすすめ簡単レシピ
つづいてはパセリの栄養が摂れるおすすめ簡単レシピをご紹介します。パセリの栄養を利用して、健康的な生活を送りましょう。
パセリのサンドイッチ
1つ目にご紹介するパセリの栄養が摂れるおすすめ簡単レシピは「パセリのサンドイッチ」です。パセリのサンドイッチはあまり聞きなれない方が多いでしょう。
フレッシュなパセリをたっぷりと挟んだ簡単サンドイッチは、ヘルシーなビジュアルとパセリの独特の風味がたっぷりと堪能できるおすすめ料理です。
簡単レシピ「パセリのサンドイッチ」の材料(2人分)は、8枚切りの食パン4枚、ハム4枚、パセリ1袋、マーマレード大さじ2、レモン汁小さじ1、オリーブオイル小さじ2、塩こしょう少々です。続いてレシピです。
パセリは洗って水気をよく切り、ペーパータオルで水気をしっかりとふき取っておきます。パセリは太い茎を取り除き、葉の部分をみじん切りにします。ボウルにみじん切りにしたパセリを入れ、オリーブオイル、レモン汁、塩こしょう少々を入れて混ぜます。
食パンはオーブントースターでこんがりと焼き色が付くように焼いておきましょう。食パンがこんがりと焼けたら食パン4枚の片面にバター適量を塗っておきます。バターを塗った食パン2枚にマーマレードを塗ります。食パンにハムをのせ、塩こしょう少々をかけ、パセリをのせます。
もう一枚の食パンでサンドし、ギュッと押さえます。具材と食パンがなじんだら半分にカットし、盛りつけましょう。生のパセリがたっぷりと摂れるおすすめの簡単料理です。
パセリのナムル
2つ目にご紹介するパセリの栄養が摂れるおすすめ簡単レシピは「パセリのナムル」です。パセリは栄養のことを考えるとフレッシュのまま食べたい食材ですが、炒めることでまた違った風味が楽しめると評判です。また、炒めることで日持ちしますので、常備菜としても活用できます。
簡単レシピ・パセリのナムルの材料は、パセリ1袋、ごま油大さじ1、めんつゆ小さじ1と1/2、すりごま大さじ2、酒小さじ2、こしょう少々です。パセリは水で洗い、食べやすい大きさにカットします。太くてかたい茎の部分は取り除いておきましょう。
フライパンにごま油を熱し、パセリを炒めます。この時、パセリの茎部分から炒め、次いで葉の部分を炒めるようにすると良いでしょう。
しんなりしたらめんつゆ、酒、こしょうを入れ、仕上げにすりごまを混ぜて完成です。しっかりした味が付いているので、ご飯にもよく合いますし、冷奴などにのせてもおいしく食べられます。さっと炒めればOKなので時短で作れる料理です。
パセリは栄養たっぷりで健康的!
栄養たっぷりなパセリの魅力をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。パセリにはビタミンやミネラルなどの栄養が豊富に含まれていますので、添え野菜や飾りつけなどとしてだけでなく、しっかりと食べることがおすすめです。
今回ご紹介したパセリの栄養が摂れるおすすめレシピを参考に、パセリの栄養と風味を存分に堪能してみてはいかがでしょうか。
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