【焼き芋】をおいしく食べるアレンジレシピを伝授！おかずやスイーツも

熱々ホクホクの黄金色の身を頬張れば、口の中に自然な甘さが広がります。どこかほっとする味わいの焼き芋を、寒くなると食べたくなる人は多いことでしょう。焼き芋の歴史は古く、誕生は江戸時代とされています。砂糖が貴重だった当時から、焼き芋は庶民のおやつとして大人気でした。

焼き芋の人気の理由は、まるでスイーツのような甘さに他なりません。甘さの秘密は、さつまいもに含まれるアミラーゼという酵素です。甘み成分であるアミラーゼは加熱されることで働きが活発になるため、じっくりと火を通した焼き芋は砂糖を使っているかのように甘くておいしいのです。

しっかり甘くても、焼き芋は低GI食品です。血糖値の上昇が緩やかなので、ダイエット食品としても注目されています。その他にも、焼き芋には嬉しい効果がたくさんあるとご存知でしょうか？

焼き芋には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために欠かせません。同じく焼き芋に含まれるヤラピンという栄養素も、腸に作用して老廃物の排出に一役買ってくれます。腸内環境が整い便秘が解消されれば、ダイエット効果に繋がることは言うまでもありません。

焼き芋の皮の部分に含まれる栄養素は、ブルーベリーでお馴染みのアントシアニンです。ポリフェノールの一種であるアントシアニンには抗酸化作用があり、アンチエイジングの効果が期待できるとされています！他にも焼き芋は、コラーゲンを作ってくれるビタミンCまで摂取可能です。

焼き芋は甘くておいしいだけでなく、特に女性にとって嬉しい効果が盛りだくさんです。そうなるとたくさん食べたいところですが、毎回同じ食べ方では飽きてしまうことでしょう。実は焼き芋はアレンジが自在で、スイーツとしてはもちろんおかずとしてもおいしく楽しめるのです！

おしゃれなスイーツにお弁当のおかずに、簡単に作れておいしい焼き芋のアレンジレシピをご紹介します。おすすめのアレンジで焼き芋をもりもり食べて、体の中からきれいを目指しましょう！

人気の焼き芋は今やスーパーでも購入できます。甘い香りに誘われてついつい買いすぎてしまった時などは、焼き芋のアレンジメニューを楽しみましょう。焼き芋はすでに加熱調理されているため、アレンジメニューを食べたいと思った時にさっと簡単に作れるメリットもあります。

それでは焼き芋のアレンジレシピのご紹介です。まずは料理レシピ投稿サイトでも数多く公開されている、みんなが大好きな人気のアレンジからご紹介していきましょう！

さつまいもで作るおやつの中でも、大学芋の人気はトップクラスと言えるでしょう。しかし手作りするとなると、なかなか手間が掛かる上においしく作れるばかりではありません。焼き芋をアレンジして作る大学芋なら、失敗知らずで驚くほど簡単に作れます！

焼き芋の大学芋アレンジの材料は、2人分で300gの焼き芋1本、砂糖大さじ3、みりん大さじ1、醤油小さじ1、トッピング用に黒ごまが適量です。焼き芋は食べやすい大きさにカットしておき、砂糖とみりん、醤油を混ぜて大学芋アレンジに使うタレを作っておきましょう。

フライパンに2cm程度の油を引いて熱します。焼き芋を入れて、表面がややカリッとするくらいまで揚げ焼きにしていきましょう。中までしっかり火を通す必要がない点が、焼き芋アレンジの嬉しいところです。一旦焼き芋を下ろしたら余分な油を取り除き、タレを投入して再び火にかけます。

砂糖は加熱しすぎると飴状になり、ガチガチに固まってしまいます。タレの表面が程よくフツフツとしてきたら焼き芋を加えて、すぐに火を止めましょう。まんべんなくタレを絡ませて、最後に黒ごまをトッピングすれば、焼き芋をアレンジして作るおいしい大学芋の出来上がりです！

工程が面倒なイメージのあるポタージュも、焼き芋をアレンジして作れば簡単です。焼き芋の人気アレンジメニュー2つ目のポタージュの材料には、2人分で焼き芋1本、玉ねぎ1/2個、牛乳300cc、水100cc、粉末コンソメ小さじ1/2、塩小さじ1/3、バター20gを用意しましょう。

玉ねぎは薄切りにしておきます。焼き芋は皮をむき、一口大に切ったらボウルに入れて粗めにつぶしておきましょう。焼き芋アレンジなのでつぶすのも楽々です。鍋にバターを入れて中火にかけて、玉ねぎを炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら焼き芋を加えて、さらに炒めていきましょう。

焼き芋に油がしっかり馴染んだら、水とコンソメを加えて蓋をします。そのまま弱火で煮込むこと約5分です。一旦火から下ろして粗熱を取り、ミキサーに入れて撹拌します。再び鍋に戻してから、牛乳と塩を加えましょう。弱火で軽く煮込んだら、焼き芋のアレンジポタージュの完成です！

牛乳を豆乳にアレンジするとヘルシーに仕上がります。トッピングにパセリや黒ごまを振りかけるのもおすすめです。アレンジメニューをさらにアレンジして自由に楽しみましょう！

焼き芋はアレンジしてお弁当のおかずとしても楽しめます。栄養抜群の焼き芋をアレンジしたおかずを、子供さんのお弁当に付けてあげるのはいかがでしょうか？お弁当におすすめの、シャキシャキ食感がおいしい焼き芋とりんごのサラダのアレンジをご紹介します！

りんごの甘酸っぱさが甘い焼き芋と相性抜群のサラダのアレンジレシピは、管理栄養士さんが考案しました。ヘルシーながらも食べ応えが満点で、ダイエット中のお弁当にもおすすめのアレンジです。2人分で焼き芋1/2本と、りんご・ベーコン・ヨーグルト・マヨネーズを適量用意しましょう。

りんごはいちょう切り、焼き芋は皮をむいて一口大にカットしておきます。ベーコンは軽くソテーしておきましょう。ボウルに焼き芋を入れてつぶし、りんご、ベーコン、ヨーグルト、マヨネーズを加えます。後は混ぜ合わせるだけで完成と、とても簡単なアレンジメニューです！

最後は、焼き芋をアレンジして作るスイーツレシピのご紹介です。焼き芋のアレンジメニューと言えば、やはりスイーツのアレンジは外せないところでしょう。焼き芋自体がとてもおいしいスイーツですから、アレンジして少し手を加えればさらにおいしくなることは言うまでもありません！

焼き芋をアレンジして作れる和風スイーツの代表が大学芋であるなら、洋風アレンジスイーツの代表はスイートポテトと言えます。おしゃれでおいしいスイートポテトを、焼き芋からのアレンジで簡単に作ってしまいましょう！

焼き芋をアレンジして作るスイートポテトの材料は、2人分で焼き芋1本、卵1個、砂糖とバターを各大さじ1、牛乳小さじ1、黒ごまを適量です。バターは常温に戻し、卵は割って卵黄だけを取っておきます。オーブンで作る場合は230度に余熱しておきましょう。もちろんトースターでも作れます。

さつまいもを加熱する手間がない焼き芋アレンジは、とても楽ちんです。皮をむいたら一口大にカットして、すぐにボウルに入れられます。牛乳とバターを加えてよく混ぜ合わせれば、スイートポテトのタネが出来上がりです。後は成形して焼いていくだけになります。

天板にアルミホイルを敷いて、くっつかないように間隔を空けて並べます。スイートポテトの表面に卵黄を刷毛で塗り、黒ごまをトッピングしたら焼いていきましょう。オーブンで焼く場合は10分ほど、トースターは表面に焼き色が付くのを目安にします。

焼き芋をアレンジしてスイートポテトを作ると、すでに加熱されているため時短が叶います。余った焼き芋をおしゃれにアレンジできて、一石二鳥です！

最後に、究極の簡単アレンジレシピをご紹介します！焼き芋は、凍らせるだけでもおいしいスイーツにアレンジ可能だとご存知でしょうか？焼き芋を凍らせると食感がとろりと滑らかに変わり、甘みが優しいナチュラルなアイスクリームに変身するのです！

焼き芋のアイスクリームアレンジは超がつく簡単さです。焼き芋を縦に半分にカットします。ラップをかけて冷凍庫で凍らせたら出来上がります！このアレンジの注意点は、焼き芋はしっかり冷ましてから凍らせることだけです。アイスクリームのようにスプーンですくっていただきましょう！

焼き芋はアレンジしてスイーツにお弁当のおかずにと大活躍します。もちろんそのまま食べてもおいしい焼き芋ですが、アレンジレシピを覚えておくと余った時に便利です。ダイエットにもおすすめの栄養満点でおいしい焼き芋、これからは店頭に並ぶ日がより待ち遠しくなることでしょう！