本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。
オーストリア発祥の食事パン【カイザーゼンメル】
音楽の都・ウィーンを擁するオーストリアでは、パンやパスタを主食として食べています。日本ではあまり馴染みが薄いかもしれませんが、オーストラリアのパンはとても美味しく数々のパンが国民食として定着しています。
ヨーロッパのパンといえば、フランスのクロワッサンやイギリスのフォカッチャ、ドイツのプレッツェルなどが有名です。オーストリアのパンはドイツと近いものがあり、どっしりとしてもっちりとした食感が特徴です。
オーストリアで主流となっているパンには、カイザーゼンメル・ゾンネンブルーメン・ザルツシュタンゲン・ヌスボイゲル・ヴィエナークーゲルクップフ・トプフェンブフテル・ツオップ・クランツクーヘンなどがあります。
その中でもカイザーゼンメルは、オーストリアを代表するオーストリアの国民食で、日本ではカイザーロールという名前で販売されていることもあります。
オーストリアではこのカイザーゼンメルをバターを塗って食べたり、サンドイッチのバンズとして使ったりして楽しまれています。
カイザーゼンメルのレシピやおいしい食べ方を紹介!
このページでは、オーストリアの国民食【カイザーゼンメル】のレシピやおいしい食べ方を紹介すると同時に、カイザーゼンメルの歴史やカイザーゼンメルがおいしいお店についても紹介します。
なかなか旅行に行けない昨今、食事だけでもオーストリアの雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。カイザーゼンメルで至福の時間をお過ごしください。
カイザーゼンメルってどんなパン?
まずはカイザーゼンメルというパンの特徴を紹介します。カイザーゼンメルは小型の丸型パンで、焼きたてのカイザーゼンメルはクリスピーでとても軽い食感なのが特徴です。表面にゴマやケシの身がまぶされています。
カイザーゼンメルは、上部に5本の星形のカーブの切れ目の模様も特徴です。この模様が皇帝の冠っている王冠に見えることから、「カイザー=皇帝」「ゼンメル=小さなパン」で「カイザーゼンメル」と名付けられたと言われています。
この模様は生地を織り込むことによって王冠を模していましたが、最近では効率を重視し型などを使うことが多くなっているようです。
ちなみに小さなパンを表すゼンメルは、小麦粉ベースでふんわりとした食感の小さなパンを示す言葉です。日本で言うロールパンのような意味合いで、ゼンメルには、ケシの実やかぼちゃの種がまぶされたものや、ライ麦入りのものなど、幅広いアレンジのパンが含まれます。
カイザーゼンメルも何もまぶされていないプレーンタイプのものもあれば、ゴマやケシの実がまぶされたものもあります。各家庭やお店でオリジナルの味を楽しめるのがカイザーゼンメルです。
カイザーゼンメルは2時間パンとも言われ、焼きたてが一番おいしいとされています。そのため焼き上がってから4時間以内に食べることを推奨されているという、保存にはあまり向かないパンです。その分焼き立ての美味しさは格別で、軽い食感を楽しむことができます。
カイザーゼンメルの歴史
カイザーゼンメルの特徴がわかったところで、カイザーゼンメルの歴史を紐解いていきましょう。まずカイザーゼンメルの歴史として、カイザーゼンメルの起源は定かではないということがあります。しかし歴史上1750年頃にはカイザーゼンメルのようなパンは存在していたとされています。
これは、ハプスブルク家のマリア・テレジアの息子である、後の神聖ローマ皇帝・ヨーゼフ二世と、パルマのイザベラ妃との結婚式を描いた絵画に、カイザーゼンメルが披露宴の食卓に上がっていことから、歴史上1750年頃にはカイザーゼンメルが存在していたと考えられています。
前述でカイザーゼンメルの模様の形が王冠に見えることから「カイザー=皇帝」となったと紹介しましたが、実はカイザーという名前の由来にも諸説あるのです。ひとつは紹介した、模様が王冠に見えることからです。
もうひとつが、もともとあった「ゼンメル=小さなパン」をカリッとした風味や味に向上させたパン屋のカイザーの名前にちなんでいるというものです。この他にも、19世紀後半以降では最高級の食べ物にカイザーとつける風習があったなど、数々の説が存在しています。
そのため、なぜ「ゼンメル=小さなパン」に「カイザー」という冠がついたのかはいまだにはっきりとした答えは出ていないのです。
カイザーゼンメルの美味しい食べ方は?
カイザーゼンメルは少なくとも270年ほど前からオーストリアを中心に食卓にのぼるパンでした。ではそんなカイザーゼンメルはどのようにしたらおいしくいただけるのでしょうか。
カイザーゼンメルのオーソドックスな食べ方はオープンサイド形式です。カイザーゼンメルを水平に横半分にカットし、バターを塗ってチーズやベーコンを挟んでいただくというものです。ロールパンのような食べ方と言えば、日本人には馴染み深いかもしれません。
お好みの具材をサンドしてサンドイッチとして食べるのがオーソドックスな食べ方ですが、具材なしで、ジャムや蜂蜜などを塗るという食べ方でも美味しくいただけます。
いずれにしても、カイザーゼンメルをそのまま齧って食べるのではなく、水平にカットして切り分けて味付けしてから食べるのが一般的です。
カイザーゼンメルのカロリーはどれくらい?
気になるカイザーゼンメルのカロリーですが、基本的には1個120〜140キロカロリーほどとされています。これはロールパンなどとほとんど変わらないカロリー数なので、平均的なパンのカロリーであると言えるでしょう。
お家時間で作りたい!カイザーゼンメルのレシピ!
カイザーゼンメルの特徴や歴史、美味しい食べ方についてわかったところで、カイザーゼンメルをお家で美味しく作るレシピを紹介します。
まず用意するのはパン作りでお馴染みの強力粉(200g)です。そしてこちらもパン作りに欠かせないドライイースト(小さじ1)、さらに砂糖(小さじ1)・塩(小さじ1)を加え、ボウルの中で混ぜ合わせます。
そこに40℃程度に温めたゆるま湯(100ml)と牛乳(20ml)を加え、よく混ぜ合わせひとまとまりにします。そこに常温に戻したバター(10g)を加え、捏ね合わせます。表面がつるんとしてきたら、ボウルに入れてラップをし40分ほど発酵させます。
発酵方法については、オーブンに発酵機能があればそれを、ない場合には20℃以上の温かい場所に置いておくのがいいでしょう。
生地が2倍ほどに膨らんだらガス抜きをして6等分に分けて丸めて、乾燥しないように濡れた布巾をかけて10分ほど休ませます。
休ませたら空気を抜きながら丸型に形成し、オーブンシートをひいた鉄板に並べます。乾燥しないよう濡れ布巾とラップをかけ20分ほど置き、ナイフで5本の星形のカーブの切れ目を入れて、さらに10分ほど待ちます。
最後に霧吹きで表面を濡らして、230℃に予熱したオーブンで15分ほど焼き上げて完成です。ゴマやケシの実を振りかける場合には。霧吹きで表面を濡らした後に、オーブンシートなどにゴマやケシの実を広げて生地をそれに軽く押し付けるようにしてまぶします。
パンのレシピというのは、普段パン作りをしない人からすると、なかなかな重労働に見えることでしょう。しかし、時間を持て余した時や、なにか新しいことに挑戦したいという時に、ぜひこのレシピを試してみてください。
おすすめ!カイザーゼンメルのサンドイッチレシピ!
カイザーゼンメルはサンドイッチにしてもおいしいパンであることは先ほども紹介しました。ここでは、カイザーゼンメルにおすすめのサンドイッチのレシピを紹介します。
おすすめなのは、パストラミビーフを使ったサンドイッチです。パストラミビーフは塩気やブラックペッパーがしっかりと効いているので、シンプルな味わいのカイザーゼンメルにぴったりです。
カットしたカイザーゼンメルにマヨネーズと粒マスタードを塗り、レタスとオニオンスライス、そしてパストラミビーフとカマンベールチーズを挟んで完成です。
パストラミビーフのしっかりとした味わいをカマンベールチーズがまろやかにしてくれて、食べ応えも満足感も得られる仕上がりです。
東京でカイザーゼンメルが美味しいお店を紹介!
自宅でおいしいカイザーゼンメルを作る方法は紹介しましたが、ではお店でおいしいカイザーゼンメルを食べられるおすすめのお店はどこなのでしょうか。ここではカイザーゼンメルがおいしいおすすめのお店を紹介します。
カイザーゼンメルがおすすめのお店は、東京・桜新町になる【ベッカライ・ブロートハイム】です。東急田園都市線「桜新町駅」から徒歩6分ほどの場所にあります。朝7:30から営業してるので、通勤途中や朝食用にもご利用いただけます。
ベッカライ・ブロートハイムはドイツ系のパンを多く取り扱うお店で、カスクートやケーゼブロートなどのハード系のパンはもちろん、チョココロネやパンオショコラなどの甘い系のパンも取り扱っています。どれもクオリティの高いおすすめのパンばかりです。
もちろん、カイザーゼンメルの取り扱いもあり、サクッとした食感とケシの実の香ばしさが口いっぱいに広がる絶品の味を楽しむことができます。
名称 | ベッカライ・ブロートハイム |
住所 | 東京都世田谷区弦巻4-1-17 |
カイザーゼンメルを食べてみよう!
ぜひ、オーストリアの国民食・カイザーゼンメルをご自身で作ってみたり、お店で買ったりして、その美味しさを体感してみてください!
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。