ローソンのマルチコピー機はできることがたくさん！使い方や料金を徹底解説

2023年4月時点で国内に1万4603店舗を構えるローソングループは、全国展開しているローソン店舗のほかにナチュラルローソン（131店舗）やローソンストア100（659店舗）があります。

ナチュラルローソンはナチュラル志向をターゲットにしたワンランク上の商品を提供していますし、ローソンストア100は店内商品を原則均一価格にすることでお得感のある店舗づくりをしているのが特徴です。

どちらもローソングループのコンビニ店舗であることは間違いないのですが、「暮らしに便利なサービスが充実した店舗」となると全国展開している一般的なローソン店舗となります。

そんなコンビニ・ローソンでどの店舗でも原則利用可能なのが、コピー機を使ったサービスです。コンビニのコピー機といえば「原稿をセットしてコピーする」が基本で、追加機能として「コピー機でFAXをする」まではどのローソン店舗でも利用できます。

ところがこの2つの機能のみのコピー機は「ローソン・旧型コピー機」と呼ばれており、現在は旧型コピー機を設置しているコンビニ・ローソンの方が少ないです。

旧型コピー機と入れ替えで導入が進んでいるのがローソン・新型コピー機で、通称「マルチコピー」と呼ばれています。

「ローソンのコピーサービスが多機能すぎてすごい」といわれるのは新型コピー機に対するコメントであって、ローソン・旧型コピー機に対するコメントではありません。

SNSでも話題になるほど注目されているローソン・新型コピー機は、ローソン・旧型コピー機のメイン機能である「コピー印刷」と「FAX送信サービス」は搭載済みです。

「コピー機」と呼ばれるのですから、「コピーができる」というだけでも本来の役割は十分に果たせています。ただしローソンが全店舗導入を目指している「ローソン・新型コピー機」は、コピー機として必要最低限の機能以上のサービスを持っているのが特徴です。

多機能で便利すぎると話題のローソン・新型コピー機は、モノクロコピーやカラーコピーはもちろん、ローソン・旧型コピー機でも利用できるFAX送信機能もあります。その点でいえば、旧型コピー機でも新型コピー機でも特に問題はないといえます。

ところがローソン・旧型コピー機はあくまでも「コピーをするための専用機器」ですから、その他の機能にはFAX送信以外にありません。その点ローソン・新型コピー機には、コピー＆FAX送信機能のほかにも魅力的な機能・サービスが満載です。

例えばローソン・旧型コピー機のメイン機能である「コピー機能」も、ローソン・新型コピー機になると両面コピー、見開きコピー、免許証コピー、写真コピーなどが利用できます。

しかもその機能が驚くほど高性能なのです。例えば写真付き証明書の提示としてよく使われる免許証コピーの場合、ローソン・旧型コピー機だと表・裏を一枚ずつコピーするため、コピー料金も2枚分必要になります。

ところがローソン・新型コピー機を利用すれば表・裏を縦に並べて1枚の用紙に印刷ができます。しかも1枚分の料金で表・裏がコピーできるので、とてもお得です。写真コピー機能も、ローソン・新型コピー機に搭載された話題の機能になります。

写真をカラーコピーにする方法はローソン・旧型コピー機でも可能でしたが、ローソン・新型コピー機だと写真専用用紙にコピーすることが可能です。

FAX機能も、旧型と新型では大きく違います。ローソン・旧型コピー機だとFAX送信は可能でも受信はできませんでした。ところがローソン・新型コピー機であれば、スマホやパソコンに通知された専用番号を使って、ローソン店内に設置された新型コピー機で受信ができます。

このように従来からあるローソン・旧型コピー機のメイン機能をさらに進化させているローソンでは、コピー・FAX以外にもさまざまな用途に使える機能を搭載しているのが特徴です。

ローソン・新型コピー機で利用できる主な機能は「8機能」あります。旧型コピー機でも対応ができる機能は「片面印刷」「拡大印刷」「縮小印刷」です。これに対して新型コピー機では、「両面印刷」「はがき印刷」「写真印刷」「免許証コピー」「シール印刷」もできます。

ローソン・新型コピー機の「コピー機能」でおすすめなのが、シール印刷とはがき印刷です。シール印刷は「シールをカラーコピーで印刷する」ではなく、「シール専用用紙に印刷してシールを作る」なので、子供からも人気があります。

はがき印刷もシール印刷と同じで、はがき用紙に印刷ができるのが特徴です。意外と便利なのが年賀状印刷です。ローソンでは年賀状のシーズンになるとイラスト入り年賀状を販売していますが、1枚単位での販売ではないので余ってしまうことがあります。

そんな時にローソン・新型コピー機を使えば、ローソンで販売している年賀状はがきをセットするだけで、1枚単位から年賀状が印刷できるので節約術としてもおすすめです。

ローソン・新型コピー機の利用料金は、コピー機能の種類や印刷用紙の種類で異なります。通常の片面・普通用紙印刷の場合、モノクロであれば税込み10円／1面（A3原稿の場合は税込み80円／1面）です。

カラーはB5・A4・B4のみの対応ですが、税込み50円／1面で印刷できます。普通用紙から光沢用紙に変更する場合は、A4サイズの用紙のみの印刷です。なお料金はモノクロが税込み40円／1面、カラーが税込み80円／1面となっています。

話題のシール印刷はカラーのみの対応です。料金はL版が税込み150円／1枚で、2L版だと税込み250円／1枚で作れます。

はがき印刷は、モノクロ印刷とカラー印刷からお好みの印刷方法が選択できます。モノクロの方が料金は安く、税込み20円／1枚ですが、カラーの場合も税込み60円／1枚とリーズナブルです。

「暮らしに便利なサービスを」をモットーにさまざまなサービスを積極的に導入しているコンビニ・ローソンでは、新型コピー機でできることがほかにもあります。

FAXサービスで最も便利なのが「コンビニで受信ができる機能」です。この機能はクロネコFAXから利用するのですが、センターを経由することで、データの送信・受信ができるようになります。

しかも受信に必要な暗証番号（文書番号）さえあれば、新型コピー機が設置されているローソン全店舗で受信ができるので便利です。

新型コピー機で利用できる写真プリントは、非常にバリエーションが豊富です。写真専用用紙で印刷されるので画像が非常にきれいですし、インデックスプリントやカレンダープリントなど、写真専門店でなければできなかった特殊印刷にも対応できます。

今やビジネスだけでなく学校のオンライン授業でも使うことが増えたPDFプリントは、わざわざプリンターを購入せずにローソン・新型コピー機でプリントアウトできます。

家庭用プリンターにもさまざまなタイプがありますが、写真付きの文書をプリントアウトする場合は、プリンターの機能が画像の鮮明度に関係してきます。

もちろんモノクロ印刷のものが多いのですが、毎日大量の印刷が必要であれば、プリンターを購入した方が時間の節約にもなります。ただし月に1回も使用しない場合は、ローソン・新型コピー機の文書コピー機能を利用した方がお得です。

普段使っているスマホやネットからローソン・新型コピー機で欲しいデータや文書をコピーする方法があります。この方法はリモートワークだけでなく、小さな子供がいる保護者にも便利なサービスです。

オンライン授業が増えることによって、学校が発行する文書や提出用資料などがホームページなどで掲載されることが増えています。

ところがこれらの文書は基本的に「ダウンロード→各自印刷」となっているので、自宅にコピー機がないと子供の学校生活に必要な資料が入手できません。そんな時にはスマホやネットからローソン・新型コピー機で学校文書を印刷するサービスが便利です。

職場や外出先でも気軽に利用できるのが、スマホを使う方法です。スマホでダウンロードした学校資料をローソン・新型コピー機で印刷するには、専用アプリ（無料）をダウンロードすれば簡単にできます。

スマホなら仕事の休憩中でも簡単にアプリのダウンロードができますし、帰宅前に近くのローソンに立ち寄ってスマホ経由で印刷すれば、すぐに必要な書類が入手できます。

ネットで学校発行の文書を印刷する場合も、基本的な操作はスマホと同じになります。ネットで印刷する場合は、「PrintSmash」をアプリストアから入手してください。

ネットによって入手先となるアプリストアが異なりますが、入手は無料です。ネット上にある学校発行の文書はさまざまあるので、「ネットで閲覧したホームページ・お知らせを記録として印刷する」「PDF文書を印刷する」などがあります。

ネットの閲覧ページやメールを印刷する場合は、ネットを開いた状態でアプリを起動させ、印刷したい部分を選択すればOKです。

ネット上のPDF文書を印刷する場合も、ダウンロードしておいたアプリを起動してください。起動した状態でPDF文書を開くと、「PDFをプリント」と表示されるので、表示を選択しましょう。

あとは「選択した内容をプリントする」を選択すれば、ローソン店内の新型コピー機で印刷する際に必要な発行番号が表示されるので、有効期限内にプリントアウトしてください。

ローソンの新型コピー機・マルチコピーは、旧型コピー機のような通常コピーのほかにもネット文書のコピーや写真印刷などに使えます。

しかもローソン店内に設置されているので、いつでも必要な時に使えるところも魅力です。なおローソン・新型コピー機は全店設置ではないので、事前に設置店舗を調べておくとよいでしょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。2023年5月15日時点、ローソン公式HPの情報より。