【メロン】の旬は品種で変わる!産地ごとのおいしい季節をご紹介

【メロン】の旬は品種で変わる!産地ごとのおいしい季節をご紹介

季節を問わず購入できるメロンは、産地や品種によって旬が違います。「旬のメロン=食べ頃」ですから、おいしいメロンを食べるなら旬のメロンを選ぶのがポイントです。そこで食べ頃を見極めるために知っておきたいメロンの旬を、品種や産地ごとに分かりやすくご紹介しましょう。

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記事の目次

  1. 1.メロンの主な旬はいつ?
  2. 2.メロンの有名産地ごとのおいしい季節
  3. 3.夏に旬をむかえるメロン
  4. 4.冬でも旬を気にせず食べられるメロン
  5. 5.メロンの旬は品種によって違う!

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メロンの主な旬はいつ?

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ジューシーな果汁と甘みの強い果肉が特徴のメロンは、ウリ科キュウリ属のフルーツです。すでに紀元前2000年にはメロン栽培が始められていたので、栽培歴の長い果実といっても良いでしょう。

ただし古代のメロンは現代のメロンとは違い、野菜としての印象が強いです。そもそも古代のメロンはほとんど甘くないので、現代メロンのように甘くておいしいフルーツというイメージがありません。

古代メロンにも甘みはありますが、あくまでもキュウリと比べると甘い程度です。そのため現代のキュウリのように、サラダや酢漬けにして食べていました。

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そんな古代メロンが現代のようなおいしいフルーツになったのは、数世紀もの時間をかけて品種改良が行われたからです。こうして甘みのあるおいしいフルーツメロンが誕生すると、世界各国で一斉に甘みのあるメロンを栽培するようになります。

これがおいしい現代メロンのルーツです。日本でもメロンの栽培が盛んですが、日本で栽培されているメロンの多くはヨーロッパ生まれのメロン品種なので、北海道のように夏でも気温が低い地域に産地が集中しています。

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しかも北海道産のメロンは甘みの強さを重視する傾向が強いので、1株1果実以外はすべて摘果するのが特徴です。ですから収穫量は少なくなりますが、その分希少価値が高くおいしいメロンに仕上がります。

なお北海道のほかにも茨城と熊本はメロン産地として有名で、全国の年間収穫量の50%以上を1道2県で締めています。

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メロンには夕張メロンやマスクメロンなどの高級品種があり、品質の良い種類は贈り物にも選ばれています。今回はあまり知られていないであろうメロンの種類と特徴をまとめました。また、ギフトにおすすめのメロンをご紹介します。メロンにはたくさんの種類があります。

メロンの有名産地ごとのおいしい季節

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日本のメロン産地トップ3には、北海道と茨城が含まれます。北海道のメロンは地域ブランドも多く高級ギフトやお取り寄せとしても人気です。意外なのが首都圏に位置する茨城ですが、茨城のメロン生産量は北海道にも負けません。

首都圏ではありますが北海道と同じく冷涼な気候なので、メロンの産地として有名です。ちなみに北海道産メロンと茨城産メロンは市場における流通量が多いので、2地域の旬をチェックしておくとどんな品種がどの時期に旬を迎えるかがわかるようになります。

北海道のメロンの旬

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北海道は全国有数のメロン産地ですが、北海道の面積は非常に広いです。道内全域でメロン栽培は行われていますが、中でも特に有名な地域として「夕張地区」「富良野地区」「月形地区」「北竜地区」「旭川地区」「共和地区」「三笠地区」の7つに区分します。

まず全国的にも知名度が高い夕張地区では、赤肉系ネットありメロン「夕張メロン」が有名です。北海道・夕張産メロンの中でも特に高級品種で、メロンランクでいえば最上級ランクに位置します。

糖度13%以上の赤肉系メロンで、味だけでなく果肉の色や形ともに高く評価されるメロンです。そんな夕張メロンは5月中旬から収穫が始まります。

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通称「はしり」と呼ばれる夕張メロンは5月下旬に出荷量がピークを迎えますが、6月上旬には急激に収穫量が減ります。5月中旬~6月上旬のはしり系夕張メロンは流通量が少ないため、通常の夕張メロンよりも高額で取引されるのが一般的です。

6月以降に収穫される夕張メロンの旬は、「ハウス栽培メロン」と「露地栽培メロン(トンネル栽培メロン)」によって旬の季節が違います。ハウス栽培メロンだと6月下旬~7月中旬、露地栽培メロンの場合は7月上旬~8月上旬が旬です。

いずれにしても夕張メロンは夏が出荷のピークなので、「夏が旬のフルーツ」といえます。北海道・富良野地区では「富良野メロン」が有名です。

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富良野地区は北海道・メロン産地の中でも特殊な地域で、「富良野地区」「中富良野地区」「山部地区」からそれぞれの地区にブランドメロンがあります。まず2つのブランドを持つ山部地区では、「至高のメロン」と「太陽の王様」が有名です。

至高のメロンは平均糖度が16度以上ある甘みの強いメロンで、収穫時期が7月中旬~8月中旬ですから「夏が旬」といえるでしょう。もう一つの富良野メロン「太陽の王様」は、7月上旬~8月上旬に収穫時期を迎えます。

出荷のピークは8月上旬~8月中旬で、お盆のお供物や夏ギフトとして人気です。中富良野地区では「味の巧メロン」が有名で、旬は7月中旬~8月下旬です。

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富良野地区では「プラチナメロン」が地域オリジナルブランドになります。糖度15%以上のプラチナメロンの旬は、7月中旬~8月中旬です。

月形地区では青肉種「月雫」と赤肉腫「ルピアレッド(北の女王)」の産地で、収穫は6月中旬から始まり、6月下旬~9月中旬が出荷のピークになります。このことから月形地区は、北海道の中でも長期間旬のメロンが食べられる穴場の産地といえるでしょう。

北竜地区は「龍の鈴」という青肉種のブランドメロンが人気です。北海道メロンの中でも比較的お手頃価格で、爽やかな甘みが楽しめます。そんな龍の鈴は、7月上旬~8月下旬が収穫のピークです。旭川地区では、赤肉腫のブランドメロン「北の妃」の産地です。

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濃厚な甘みが特徴で鮮やかな果肉の色と美しい形が、夏ギフトやお盆の供物に人気があります。共和地区は積丹半島にある共和町のことで、赤肉腫の「らいでんメロン」がブランドメロンとして人気です。

らいでんメロンには赤肉腫と青肉種で合計5種類あり、いずれも甘みととろけるような食感が人気です。なお収穫は6月下旬~10月下旬と長いですが、品種が全部で5種類あるので品種ごとに収穫時期が少しずつ違います。

三笠地区は「三笠メロン」の産地です。全部で3種類が栽培されていますが、いずれも赤肉腫で甘みの強さが特徴に挙げられます。旬の時期は、7月上旬~8月上旬の約1ヶ月です。

茨城のメロンの旬

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複数のご当地ブランドメロンがある北海道はメロン産地として有名ですが、年間生産量でいえば首都圏の茨城が全国1位です。日本産メロンは冷涼な環境を好むため北海道が産地として有名ですが、昼夜の寒暖差が大きい茨城も栽培に適した環境といえます。

生産量全国一位ですから、栽培しているメロン品種も多いです。品種によって収穫時期は違うのですから、茨城では「メロンの旬が長い地域」ともいえます。最も早い時期に収穫のピークを迎えるのが茨城メロン「オトメ」です。

茨城メロンの先陣を切って出荷されるオトメは4月中旬~5月上旬が出荷のピークとなります。茨城メロンで今話題なのが、「イバラキング」という茨城オリジナル品種です。

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品種改良に10年以上かけて作られた自慢の品種で、4月下旬~6月下旬が出荷のピークとなっています。5月下旬~6月にかけて出荷されるのがアンデスとユウカで、他の産地では「はしり」とされる時期に出荷時期を迎えるタカミもおすすめです。

ちなみに茨城で夏に旬を迎えるのは「アールス系」に区分されます。茨城ではアールス系にもさまざまな種類があるため、品種によって旬の時期は変わりますが、アールス系に区分される茨城のメロン品種は7月上旬~10月上旬が旬です。

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夏に旬をむかえるメロン

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北海道や茨城の例を見ても、ブランドメロンとして知名度の高い品種の多くは夏に旬を迎えています。そこで北海道や茨城の地域ブランドメロン以外で「夏が旬」のメロンを紹介しておきましょう。

アールス・フェボリット

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アールス・フェボリットとはマスクメロンの正式名称でもあります。「アールス系メロン」とよばれるもので、皮の表面にネット上の模様が現れるのが最大の特徴です。

アールス系(アールス・フェボリット)にもさまざまな品種があり、果肉の色だけでも赤肉系・青肉系などがあります。なおアールス・フェボリットの多くは夏に出荷時期のピークを迎えるので、「夏が旬のメロン」といえるでしょう。

ルピアレッド

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北海道や茨城でも人気のルピアレッドですが、北海道・茨城以外で栽培されるルピアレッドは果肉がやや硬めなので「日持ちがしやすい」と人気です。なお皮が薄く甘みが強い点は、どの産地でも共通する特徴といえます。

ちなみに出荷時にツル付きで出荷するのが北海道産ルピアレッド、ツルなしで出荷するのが茨城産ルピアレッドです。

冬でも旬を気にせず食べられるメロン

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国産メロンの大半は夏に出荷のピークを迎えるので、冬が旬のメロンは全体で見ても数が少ないです。それでもメロンは高級ギフトとして人気が高く、冬でも需要があります。

しかも長年品種改良を行ってきた経験から、冬でもおいしいメロンが栽培されています。さらに冬でもメロンの需要がある日本には海外産メロンが季節を問わず輸入されるので、冬でもおいしいメロンが手に入るところが特徴です。

マスクメロン

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マスクメロンは、お手頃価格で手に入るおいしいメロン品種です。栽培方法もハウス栽培と露地栽培があるため、露地栽培が難しい地域でもハウス栽培で生産量を伸ばしている地域もあります。

このような理由からマスクメロンは「季節に関係なく食べられるメロン」と呼ばれています。国内で栽培されるメロン品種の多くは、初夏~夏が旬です。

ところが季節に関係なくいつでも収穫ができるマスクメロンは「冬も旬」になります。ですから冬でもおいしい国産メロンを探すなら、マスクメロンを選ぶのが良いでしょう。

ハネデューメロンなどの輸入メロン

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日本でも全国各地にメロン産地がありますが、古代から栽培されているメロンは世界中にも産地があります。メロンは収穫後も常温保存で追熟ができますし、果肉の硬い品種だと日持ちもするので、輸入メロンも人気です。

その中でも平均糖度が12度~16度ある青肉系メロン「ハネデューメロン」は、高級メロンの産地がいくつもある日本でも人気があります。日本に輸入されるハネデューメロンの多くは、アメリカ産とメキシコ産です。

アメリカ産は7月上旬~10月下旬がピークなので夏のメロンに区分されますが、メキシコ産は11月上旬~6月下旬がピークなので、「冬に食べられるメロン」として人気があります。

メロンの旬は品種によって違う!

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全国各地にメロンの産地がある日本では一年を通してさまざまな種類のメロンが食べられますが、品種に限らず旬のメロンを選ぶのがおすすめです。

ただし同じ品種で合っても産地が違うとメロンの旬も変わるので、品種だけでなく産地も併せてチェックするのがおいしいメロンを選ぶポイントといえるでしょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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