夏の定番フルーツ【桃】の旬を徹底解説!山梨・福島など産地ごとのおすすめは?

夏の定番フルーツ【桃】の旬を徹底解説!山梨・福島など産地ごとのおすすめは?

夏におすすめの桃は、旬に食べるのが最もおいしい食べ方です。山梨や福島は桃の産地として全国的に有名ですが、他にもおいしい桃の産地は多数あり、種類だけでなく産地によっても旬は違います。そこで桃の旬について、産地ごとのおすすめ品種と併せてご紹介しましょう。

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記事の目次

  1. 1.桃の旬は産地や品種ごとに違う
  2. 2.【桃の旬】山梨県の「浅間白桃」
  3. 3.【桃の旬】福島県の「あかつき」
  4. 4.【桃の旬】長野県の「川中島白桃」
  5. 5.【桃の旬】岡山県の「清水白桃」
  6. 6.やっぱり桃は夏がおすすめ!旬の味を堪能しよう!

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桃の旬は産地や品種ごとに違う

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中国原産のフルーツ・桃は、日本でも人気があります。果汁たっぷりで果肉も柔らかく食べやすい桃は、甘い香りと味が魅力です。日本で本格的な桃栽培が始まったのは明治以降ですが、積極的に品種改良がされたことで今では数多くの品種が国内で栽培されています。

品種が違えば収穫時期も変わるのは当然ですが、同じ品種であっても生育環境の違いも収穫時期に関係します。ですから桃の旬は「品種&産地で異なる」というのが一般論です。

桃の旬は3つに分かれる

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国内で栽培される桃の品種は現在300種ほどあり、品種ごとに収穫時期は異なります。収穫時期=桃の旬となるので、「収穫量がピークを迎える時期がいつなのか」は旬を調べるうえで重要な情報です。

そんな桃ですが旬の時期に注目して区分すると、3タイプに分けることができます。成熟スピードの違いに注目する区分法で、「春先(5月下旬~6月頃)に収穫するタイプ」「夏に収穫するタイプ」「秋(9月下旬~10月頃)に収穫するタイプ」の3つです。

最盛期は7〜8月

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産地だけでなく品種によっても収穫のタイミングが異なる桃は、成熟が早い品種だと6月中旬、成熟が遅い品種だと11月~12月上旬にかけて収穫するものもあります。とはいえこのような品種は、桃全体で見ると非常に珍しいです。

出荷量が少ないですし流通量も少ないので、値段も高くなる傾向があります。そんな桃の旬ですが、多くの品種は7月~8月が出荷量のピーク期です。「出荷量が多い=桃の旬」なので、一般的には桃の旬は夏であるといえます。

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【桃の旬】山梨県の「浅間白桃」

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大玉種の浅間白桃は、1974年に山梨で発見された品種です。浅間白桃の育種親はずっしりとした重みが特徴の岡山産・高陽白桃で、高陽白桃の変異樹から見つかったのが浅間白桃の始まりといわれています。

浅間白桃の果汁の多さは、育種親・高陽白桃の特徴が色濃く出ているといえます。旬の浅間白桃は深みのある甘い香りがするので、香りでも楽しめるおすすめの品種です。

大玉種に分類される浅間白桃は大きさだけでなく重量感もあり、平均重量は250g~350gもあります。着色の良さも浅間白桃の特徴です。皮の色は品種によって違いますが、流通量が多い桃の多くは表面が赤っぽく色づきます。

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熟していく過程で色が濃くなるのが桃の特徴ですが、その中でも特に着色がよいのが浅間白桃です。旬の浅間白桃は全体がほぼすべて赤く染まりますし、色の濃さもほかの品種より濃いので夏のギフトとしても人気があります。

産地は発見された山梨のほかにも、育種親の産地である岡山や新潟、香川、長野などがあります。ただし収穫量が圧倒的に多いのは山梨です。流通している浅間白桃の約9割が山梨産なので、浅間白桃の旬をチェックするなら山梨産・浅間白桃の旬を確認するのがおすすめです。

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なお山梨産・浅間白桃の旬は「7月下旬~8月上旬」となっており、出荷のピークも重なります。夏のギフトやお取り寄せにも人気の浅間白桃ですが、硬さがやや残った状態で収穫するので、手元に届いた時点ではまだ完熟していないことも多いです。

このような場合は常温で追熟させると、甘みと香りの強い浅間白桃本来の味が楽しめるようになります。なお硬いままの状態で冷蔵保存にすると追熟のスピードが鈍くなるので、必ず常温で追熟させるようにしてください。

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【桃の旬】福島県の「あかつき」

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国内で栽培されている主要品種の1つ「あかつき」は、同じく人気の白鳳に白桃を交配させた桃の品種です。あかつきは神奈川にあった試験場で25年以上かけて育成された品種でしたが、今では全国の産地で栽培される人気品種となっています。

あかつきの育種親である白桃と白鳳は、どちらも品種改良が積極的に進められてきた品種です。日本の桃の元祖と呼ばれるのが白桃で、明治時代に岡山で栽培が始められてました。

白鳳は岡山の白桃に橘早生を交配させて作られたものなので、白桃から生まれた品種ともいえます。そんな2品種から生まれたあかつきは、大玉種に区分される桃です。

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手に持つとずっしりとした重みがあり、平均重量は250g~300gになります。白桃・白鳳ともに果肉は柔らかめなのですが、あかつきの果肉はやや硬めです。そのため一般的な桃と比べると日持ちがよく、夏のギフトとしても人気があります。

あかつきの産地は福島が有名です。長野・山梨・山形もあかつきの産地として人気ですが、年間収穫量の半分は福島産で占めています。他の地域では7月下旬~8月下旬が旬ですが、約5割のあかつきを出荷している福島では8月上旬~8月下旬に旬を迎えます。

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ちなみに福島産あかつきは8月中旬~8月下旬が出荷のピークなので、お盆のお供え物や夏のギフトには福島のあかつきがおすすめです。

あかつきは無袋栽培が可能な品種なので、日当たりのよい場所で育った桃ほど色が鮮やかになります。日光をたっぷり受けて育ったあかつきほど甘みが強くおいしいので、全体的に色が濃いものを選ぶと良いでしょう。

【桃の旬】長野県の「川中島白桃」

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桃の人気産地である長野では、「川中島白桃」と呼ばれる白桃系品種が有名です。川中島白桃は長野・川中島町にある果樹園で偶然発見された桃で、果樹園を経営していたのが農家の池田さんだったことから、初めは「池田1号」という品種名でした。

甘みが強く日持ちがすることから生産数が増え、1977年に「川中島白桃」に改名しました。白桃系品種は長野でも多く生産されていますが、その中でも川中島白桃は長野産桃の代表品種といわれるほど生産量が増加しています。

果汁がたっぷりで手に持ったときにずっしりとしているのが、旬の川中島白桃の特徴です。平均重量は300gなので、大玉種の中でも人気があります。

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川中島白桃は通常7月下旬から収穫が始まり、8月上旬~9月上旬に出荷量が多くなります。最も出荷量が多いのが8月上旬~8月下旬なので、8月に旬を迎える桃として有名です。ただし長野の川中島白桃の旬は、他の産地の旬とは少しずれています。

8月上旬から収穫が始まりますが、出荷時期は8月中旬~9月中旬と少し遅いです。地元ではお盆や夏ギフトとして旬の川中島白桃を買い求める人が多いので、出荷のピーク時には果樹園の直売所だけでなく街のスーパーでもお手頃価格で買えます。

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長野産の川中島白桃は、収穫前にたっぷりと光に当てるのが特徴です。そのため産地によってはやや白っぽい川中島白桃もありますが、長野産・川中島白桃は全体が濃い赤色になります。

ただし果肉が締まっているが特徴なので、皮の着色が良く熟した状態であっても一般的な白桃系品種よりも果肉は硬いです。硬くても甘みは十分なのでしゃくしゃくした食感を楽しむのもおすすめですが、追熟して柔らかくする食べ方もできます。

【桃の旬】岡山県の「清水白桃」

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日本産桃の元祖・白桃の産地である岡山では、通称「桃の女王」と呼ばれる清水白桃の産地としても有名です。東日本エリアでは全体的に濃い赤色に染まった桃が人気ですが、西日本エリアでは皮の色が白い桃が好まれます。

清水白桃はそんな白い桃の代表品種で、西日本では高級夏ギフトとして人気が高いです。岡山を代表する清水白桃は、白桃と岡山3号を栽培している果樹園で偶然見つかりました。その後発見された果樹園のある旧地名から「清水白桃」と命名されます。

岡山は県北部と県南部で桃の栽培が行われていますが、同じ岡山県内でも地域によって気候が大きく違うのが特徴です。そのため清水白桃の旬も、県北部と県南部で若干ずれます。

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県南部は温暖な気候なので6月下旬から収穫が始まり、7月上旬から出荷量が増えます。ですから7月に岡山産清水白桃を食べたい場合は、県南部産の清水白桃がおすすめです。

県南部よりも気温が低い県北部では、7月中旬から収穫が始まり、7月下旬~8月中旬にかけて出荷量が増えます。そのため8月に旬の岡山産清水白桃を食べるなら、県北部産の清水白桃がおすすめです。清水白桃は直接日にあたらないよう、1つひとつ袋で包んで育てます。

そのため透けるような美しい白い皮ととろけるような柔らかい果肉が、岡山・清水白桃の特徴です。非常にデリケートなのでほんの小さな皮の傷でも果肉にダメージが加わります。ちなみに旬の清水白桃を見分けるには、ずっしりと重たいものを選ぶのがポイントです。

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やっぱり桃は夏がおすすめ!旬の味を堪能しよう!

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桃の旬は3つありますが、国内で栽培される桃品種の多くが夏に旬を迎えるため、おいしい桃を食べるなら夏がおすすめです。

旬は桃の品種だけでなく産地によっても違うので、同じ品種でも産地が違うと旬のタイミングが変わります。ですから旬の桃を選ぶには、品種だけでなく産地にも注目するのがおすすめです。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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