夏の定番【桃】おいしい品種おすすめランキングTOP7！高級品も

夏に旬を迎えるフルーツはたくさんありますが、子供も大人も好きなフルーツの一つが「桃」でしょう。収穫時期は早生・中生・晩生で異なりますが、店頭に並ぶのは早いもので5月、最盛期は7～8月、晩生種は9月終わりから10月初め頃といわれています。

桃には有名ブランドや訳ありの自宅用などがあり、高級品は贈り物にも選ばれています。桃の主な産地は山梨県と福島県ですが、長野県や和歌山県、山形県や岡山県などでも作っています。本記事では桃のおいしい品種をおすすめランキングにしてご紹介します。

桃の品種別栽培面積は「あかつき」が最も広く、「白鳳」や「川中島白桃」と続きます。日本の桃には多種多様の品種があり、それぞれに食感や風味が異なるため、食べ比べてお気に入りを探すこともできるでしょう。桃はスーパーはもちろん、楽天市場などのネットでも取り寄せられます。

山形では8月から10月にかけて様々な品種を楽しめます。あかつきは白桃と白鳳を交配育成した中生種の桃で、1979年に品種登録されました。あかつきはふっくらとした扁円形で、果肉は白っぽいクリーム色に薄く紅が混じった様な色味です。肉質は溶質ですが、日持ちします。

あかつきは主要品種の中でトップクラスの品質といわれ、酸味の存在感は少なく、糖度は12～14度になります。収穫は8月上旬から始まって8月いっぱいまで続き、8月中旬から8月末まで出回るようです。あかつきは山形で収穫できるジューシーで軟らかい果肉が特徴の人気品種でしょう。

夏に食べたいフルーツの桃は長野県でも作られており、ランキング第6位「川中島白桃＆黄金桃」も一押し品種の一つです。川中島白桃は大玉で糖度が高く日持ちする品種です。黄金桃は川中島白桃から生まれた品種でとろみがあり、芳醇な香りと甘さ、適度な酸味があります。

長野県北部の中野市は年間平均の降水量が少なく、さらに昼夜の気温差が大きいため、濃厚な味わいの果物作りに適した地域です。桃は温度変化に弱く、冷蔵便で取り寄せた場合は常温ではなく冷蔵庫で保管しましょう。

和歌山県「あら川の桃」はふくよかな香りと柔らかな果肉が特徴の品種で、果汁が滴る甘い桃です。あら川の桃というブランドは、和歌山の桃山地区で作られた桃だけが名乗れます。桃は和歌山県全体で作られていますが、あら川の桃は特に高評価を得ています。

和歌山は温暖で晴天の多い地域で、水捌けの良い土壌もおいしい品種作りに影響しています。桃山地区では江戸時代から栽培が行われ、生産者の技術も優秀だといいます。糖度は時期によって異なりますが、時には15度近くなることもあるようです。

こちらではおすすめ桃品種ランキング第4位から第2位をチェックしていきましょう。おいしい桃は左右対称で色がキレイな紅色のもの、枝が付いていた部分が白くキレイなもの、良い香りがするものが良いといわれています。なお、黒ずんだ紅色はあまり良くないようです。

一押し品種ランキング第4位は福島県産「伊達の桃」です。伊達の桃は広大な福島の土地を利用して作られた品種で、福島は東北地方で最も多い桃の生産量を誇ります。伊達の桃は形の良いものを厳選した特秀品であり、さらに光センサーで糖度を測定して高糖度のものを採用しています。

桃は品種によって硬さに違いがありますが、硬さが気になる場合は常温で保管すれば柔らかくなるといいます。なお、常温保管は風通しが良く直射日光の当たらない場所を選び、桃全体から甘い香りが漂ってきたら食べ頃の合図でしょう。

岡山県産の「白桃」は贈り物にも適した高級品種に含まれます。岡山の一宮地区は岡山を代表する有名品種「清水白桃」の発祥地であり、瀬戸内ならではの温暖気候と土壌の良さがおいしい桃を作ります。岡山一宮では100年以上も前から白桃を作り続けており、高級品種が誕生しています。

JA岡山一宮中央選果場では高感度の光センサーによって糖度と大きさなどの品質を一定にし、選果を熟知する人が目利きした品種を出荷しています。岡山の白桃には様々な品種が存在し、一見して同じようでも食感や味わいに違いがあるでしょう。

岡山の高級品種 白桃には「なつごころ」という品種があり、一宮地区限定の品種になります。「清水白桃」は岡山白桃を代表する品種に数えられ、見た目は乳白色で、柔らかな口当たりが特徴です。「おかやま夢白桃」は強い甘みとジューシーな果汁、さらに大玉サイズの品種です。

「瀬戸内白桃」は甘さが強くて酸味が弱く、日持ちの良い品種になります。なつごころの食べ頃は7月中旬から下旬、清水白桃は7月下旬から8月上旬、瀬戸内白桃は8月中旬から9月上旬です。高級品種の贈り物やおいしい桃を選びたい場合は、糖度12.5度以上のロイヤルランクが良いでしょう。

「白鳳 白桃 甲斐黄金桃」は果物の王国と称される山梨県で作られている品種です。山梨市は平坦地や高冷地など多様な特徴を持つエリアで、自然をそのまま活かすことにより、昔から果物作りに適した場所として評価されています。白鳳・白桃・甲斐黄金桃は人気品種の一つです。

桃は硬さや味わいが品種によって異なり、さらに当たり外れが多いことから選ぶのが難しい果物といわれています。しかし、名産地や有名品種、適期で収穫した新鮮な桃を選べば失敗を減らせるかもしれません。選び方として高級品種や購入者の感想も参考にしてみてください。

山梨の白鳳・白桃・甲斐黄金桃は手間ひま掛けて大切に育まれた品種で、超大玉を作る場合は何度も摘果作業を行っています。山梨の白鳳は柔らかな口当たりを好む人に一押しの品種で、7月中旬以降はジューシーで大玉の桃を出荷しています。白鳳は瑞々しく、定番人気の山梨品種です。

山梨の白桃は果肉が硬めで果汁は少ないですが、超大玉で甘味が強い品種になります。赤く日焼けした桃は味が濃く、おいしいと評判です。山梨の甲斐黄金桃はとろりとした食感で強い甘味を持つ品種になり、果肉は柔らかく、適度な果汁を特徴としています。

山梨の甲斐黄金桃は黄色の果肉で、白桃とはまた違った魅力に溢れているでしょう。甲斐黄金桃は香りが強くなってきたら食べ頃といわれ、9月中旬から下旬にかけて食べられる品種です。

桃は選び方として糖度を参考にすることもできます。好みによりますが、桃の場合は糖度が11度を超えていれば一般的に甘くておいしいといわれています。桃はそのまま食べる以外にもコンポートやジャムにしてアレンジでき、ピューレにすればシャーベットでも楽しめるでしょう。

おいしい桃のおすすめ人気品種ランキング、今回ナンバーワンの座を射止めたのは福島県産「ミスピーチ」です。桃の品種にこだわる人もチェックしているであろう福島県産のミスピーチは皇室献上の高品質桃産地で作られた品種で、ブランド桃の一つとしても知られているようです。

人気品種の桃が生まれる福島県は東北エリアの桃産地で有名で、盆地ならではの水捌けの良い土壌と昼夜の寒暖差による環境がおいしい桃作りに影響しているといいます。福島県の環境は優秀な品種を作るのに適しており、さらに生産者の技術によって仕上がりが良くなるのでしょう。

福島県産の人気桃品種 ミスピーチは糖度12度以上の最高等級・特秀品に分類され、ギフトにも選ばれている品種の一つです。甘味が口の中にジューシーな果実と供に広がり、口当たりは柔らかく、とろりとした食感もおすすめポイントでしょう。ミスピーチはデザートにぴったりな品種です。

高級ブランド品種の一つであるミスピーチは甘味がありながらも上品な味わいで、香りの華やかさも特徴としています。生産者は1枝に1玉のみ桃を実らせることにこだわり、栄養を集中させて糖度をアップさせています。桃の有名産地である福島県の人気品種の一つはミスピーチです。

桃には様々な品種があり、主に水蜜桃と蟠桃、ネクタリンの3つに分けられます。一般的な桃は水蜜桃といわれ、品種系統は白鳳系・白桃系・黄金桃系です。白鳳系や白桃系には「あぶくま」や「おどろき」などがあり、黄金桃系には「つきあかり」や「つきかがみ」などの品種があります。