【ケイジャン料理】の特徴・魅力を総まとめ！美味しいおすすめ店もご紹介！

アメリカ南部の名物料理、「ケイジャン料理」をよく耳にされることがあるのではないでしょうか。今日本では、お酒にも合うカジュアルなケイジャン料理がとても人気があります。

ケイジャン料理は人々に愛される、アメリカ南部の特徴的な辛い味付けと、素朴な食材で作ることのできるとても美味しい料理で、自宅のキッチンでもケイジャン料理を手軽に作ることができます。

また、ケイジャン料理を楽しむことのできる店もとても人気です。ケイジャン料理の特徴と、ケイジャン料理を楽しむことのできる人気の店をご紹介しましょう。

ケイジャン料理とは具体的にどのようなもの？ケイジャン料理の特徴は？とお尋ねになる方も少なくないでしょう。

ケイジャン料理は日本で食べられる場所はまだ多くありません。でも、一度ケイジャン料理を食べた人たちは大好きになってしまう、大変おすすめの美味しい料理なのです。

ケイジャン料理は、なかなか食材が手に入らなかった時代もあったため、地元で簡単に手に入れられる食材を使って、主菜を調理する鍋と主食を調理する鍋、旬の野菜を調理する鍋の3つ鍋があれば完成すると言われている、とても庶民的な料理です。

ケイジャン料理に使われるスパイスの中には必ずと言っていいほど赤唐辛子が入っていて、辛い味付けのものが多いです。でも使う量を控えめにすれば、子供にも食べられる美味しいケイジャン料理を作ることができます。

ケイジャン料理は、もともとはアカディア人によって作られてきたものです。アカディアとは北米東部のアカディア地方に住んでいたフランス人の直系でしたが、イギリス人に追い出されルイジアナ州南部に永住することになったのです。

アカディア人は英語でアケイディアン（Acaidean）と発音するのですが、この音がケイディアンからケジャンに変わっていったものとされています。

ケイジャンスパイスは、パプリカパウダー、ガーリックパウダー、クミン、オレガノ、チリペッパー、塩、胡椒で作られます。辛い味付けは唐辛子（チリペッパー）が主ですが、赤い色はパプリカパウダーでパプリカパウダーは辛味は全くありません。

ケイジャン料理は地元で手に入れられる食材を使った、大変シンプルな料理で、「素朴な料理」という別名もあります。ケイジャン料理には玉ねぎ、セロリ、ピーマンを使うことが大変多く、魚介類をふんだんに使う特徴があります。

しかし、自給自足の暮らしを長いことしなければいけなかったので、ケイジャン料理にはザリガニ、カエル、アリゲーターなどもよく使われます。

また水質の悪いところでも生息できるナマズは、アメリカ南部では食材として使われることが大変多く、辛いソースをつけて食べることが多いです。

ケイジャン料理といえば代表的なメニューがケイジャンチキンです。ケイジャンチキンは辛いスパイスで味付けをした、大変美味しいケイジャン料理です。

ケイジャンチキンは、鶏肉とスパイスさえあれば自宅で手軽に作ることのできるおすすめ料理です。使うスパイスは色々なチョイスがありますが、典型的なものはオールスパイス、ナツメグ、チリパウダー、パプリカパウダー、ブラックペッパー、オリーブオイルにニンニクと塩です。

鶏肉に下味をつけて、魚焼きグリルで焼くと完成することができます。ケイジャン料理の特徴といえば辛いイメージがありますが、スパイスを調節すれば子供も食べられる美味しいものが出来上がります。

ケイジャン料理の代表的なおすすめメニューといえば、豚肉とレバーにスパイスから作られた「ブーダン」というソーセージ、「ガンボ」と呼ばれるスープ料理があります。

スペインのパエリヤに起源のある、米、野菜、肉で作られる料理で、ルイジアナのケイジャンジャンバラヤには、三位一体と呼ばれる玉ねぎ、パプリカ、セロリが必ず入ります。これはケイジャン料理の特徴です。

ニューオーリンズ風のジャンバラヤには、イラリア料理の影響からトマトが入りますが、ケイジャン料理のジャンバラヤには入りません。ニューオーリンズの料理はクレオール料理と呼ばれ、ケイジャン料理と混同されることがよくありますが、違ったものなのです。

クレオール料理は高い材料やフランス料理、イタリア料理の技法が使われることが多く、ケイジャン料理はもっと庶民的で、作り方や材料も素朴で、味付けはクレオール料理と比べると辛いです。

オクラは日本の野菜だと思っておられる方も多いかもしれませんが、オクラは世界各国で食べられている野菜で、もともとはアフリカが原産国です。エジプトでは紀元前から栽培されていた野菜です。

オクラという名前は Okura という英名なのです。ケイジャン料理にはオクラを揚げたものや、ケイジャン料理のスープであるガンボにはオクラがたくさん使われています。

ケイジャン料理は、スイーツにも美味しいものがたくさんあって、バナナと砂糖、バターとラム酒で作られた「バナナフォスター」が有名です。

フライパンにバターを溶かして、砂糖、バニラ、シナモン、ラム酒を入れて沸騰し始めたらバナナとクルミを入れて2分ほど火を通し、アイスクリームと一緒にお皿に盛り付けます。材料も簡単であっという間にできるとても美味しいデザートです。

日本にも美味しいケイジャン料理が楽しめる店がいくつかあります。東京にあるケイジャン料理の人気店をいくつかご紹介しましょう。

SOULFOOD HOUSE @ 148（ソウルフードハウス アット イチヨンハチ）は、麻布十番駅のすぐ近くにお店を構える、オーナーがアメリカ南部出身のケイジャン料理が楽しめる本格的ソウルフードレストランです。

アメリカ南部料理とケイジャン料理を満喫できるSOULFOOD HOUSE @ 148は、メインディッシュにチキンとビーフの盛りだくさんのメニューが楽しめます。チキンのグリル、ビーフステーキ、そしてアメリカ南部料理の定番スペアリブなどがあります。

また、揚げたナマズをケイジャンクリームでトッピングしたシーフードパスタ、スモークしたナマズのラビオリなど、SOULFOOD HOUSE @ 148でしか食べられない、特徴的なケイジャン料理が人気のおすすめメニューです。

SOULFOOD HOUSE @ 148はベジタリアンやビーガンの方々でも楽しめるメニューをたくさん取り揃えています。テイクアウトやケータリングも行っているので、美味しい南部アメリカ・ケイジャン料理パーティや各種のイベントにおすすめです。

新型コロナの影響により、SOULFOOD HOUSE @ 148の営業時間は変更されており、アルコールの提供はしばらくできないことになっています。詳細は直接 SOUKFOOD HOUSE @ 148 に電話でお問い合わせください。

東京渋谷の道玄坂にある、Ottotto BREWERY は、自社醸造所ブルワリーでペールエール、ヴァイツェン、IPA、ピーチビール、山椒エール、スタウトのオリジナルクラフトビールを醸造している、ケイジャン料理が楽しめるおすすめのお店です。

このビールと一緒に楽しめるのがルイジアナケイジャンMIX。辛味の効いたケイジャンMIXは、クラフトビールにピッタリの味わいです。

その他にも牡蠣などの魚介類や、豚バラのビール煮込み、アヒージョ、丸ごとビアチキンのトーストなど、美味しい料理がたくさんあります。丸ごとビアチキンはテイクアウトすることもできます。

新型コロナの緊急事態宣言の発令に伴い、Ottotto BREWERY 渋谷道玄坂は、7/12〜8/22の間臨時休業をします。その後の営業時間に関してもまだ未定なので、あらかじめ電話で Ottotto BREWERY 渋谷道玄坂に詳細の確認を入れてください。

辛くて美味しいケイジャン料理は、カジュアルに楽しめる大変人気のある料理です。肉、魚介、野菜とバランスよく調理された食べ応えのある料理は、お腹が空いた時にもピッタリです。おすすめ店舗もご紹介したので、ぜひ試してみてください。