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さつまいもの皮の栄養素は?
焼いても蒸してもおいしい「さつまいも」は、食物繊維が豊富なイモ類に含まれます。さつまいもの栄養を丸ごと摂取するなら「皮」ごと食べるのがおすすめです。さつまいもの皮には実に負けない魅力的な栄養素が含まれています。
実と同じくさつまいもの皮にも豊富な2種類の食物繊維が含有され、腸内環境を整えるサポートをしてくれるでしょう。また高い抗酸化作用が期待できるポリフェノールも、さつまいもの皮には含まれます。
さつまいもの皮の食物繊維はお腹の調子を整え、ポリフェノールは女性に嬉しいアンチエイジング効果も期待されているようです。皮と実の間に含まれる栄養素も、腸内環境を整えるのに効果的でしょう。
甘くねっとりした実もおいしいさつまいもですが、皮ごと食べれば丸ごと栄養素摂取できます。栄養がギュッと詰まったさつまいもの皮の成分や、皮ごと食べる時の注意点、美味しく食べられる簡単レシピなどをご紹介しましょう。
食物繊維
さつまいもの皮には、実に負けない程多くの食物繊維が含有されています。イモ類であるさつまいもは、甘くしっとりした実にも食物繊維が豊富です。100gのさつまいもを皮を剥いて食べると、摂取できる食物繊維量は約2.2gという結果が出ています。
皮を剥かずに100gのさつまいもを蒸して食べた場合、食物繊維は2.8gを摂取できるようです。皮を剥かずに食べたほうが、よりさつまいもの食物繊維を得られるといえるでしょう。またさつまいもの食物繊維は、不溶性・水溶性の2種類どちらもバランス良く含まれています。
水溶性食物繊維は糖質の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を防ぎます。またコレステロールを吸着して体外へスムーズに排出する役割を果たしてくれるでしょう。不溶性食物繊維は水分を吸って膨張し、腸内の動きを活発にする働きを持っています。
さつまいもを皮ごと食べると2種類の食物繊維を同時に摂取でき、腸内環境が自然と整い老廃物のスムーズな排出も期待できます。またさつまいもの皮と実の間に含まれる「ヤラピン」は、腸を刺激しぜん動運動を誘発し、老廃物を柔らかくして排出をサポートする栄養素です。
皮ごとさつまいもを食べるとヤラピンと食物繊維を同時に摂取できるため、腸の活動を活発にし、腸内環境を整えられると期待されています。
その他の栄養効果
食物繊維が豊富なさつまいもの皮は独特の赤紫色で、「アントシアニン」という栄養素を含みます。アントシアニンは赤ワインなどでも有名なポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用が知られています。
抗酸化作用があるアントシアニンは、体内の活性酸素を除去し体を酸化から守ります。さつまいもの皮のアントシアニンは、体を錆びから守り、エイジングケアにも効果的といわれています。またアントシアニンは眼精疲労などを改善すると期待されているようです。
ブルーベリーが目に良いといわれるように、さつまいもの皮の赤紫色のアントシアニンは視力や眼精疲労などに効果的でしょう。またアントシアニンと同じポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」も、さつまいもの皮に含まれる栄養素です。
抗酸化作用が知られているクロロゲン酸も、体を若々しく保てるアンチエイジング効果が期待されています。クロロゲン酸はさつまいもの皮に多く含まれており、茹でると出てくるアクの成分です。
さつまいもの抗酸化作用であるアントシアニンとクロロゲン酸を得るには、皮ごと食べるのがおすすめといえるでしょう。なおクロロゲン酸はコーヒー豆にも含有される成分で、脂肪燃焼作用も期待されています。
さつまいものカロリーが気になる人は、皮ごと食べたほうが体内での脂肪吸収を抑制する効果が期待できるでしょう。さらに皮付きさつまいもは、実だけの場合より食感がしっかりしているため、良く噛む必要があります。
咀嚼回数が自然と増えて、満腹中枢が満たされ食べすぎを防げるのも、さつまいもを皮ごと食べるメリットでしょう。
さつまいもの皮を食べるときに気をつける点
皮ごとさつまいもを食べる時は先に流水で洗いますが、スポンジなどを使わず手で優しくこすり洗いしてください。さつまいもの皮は薄くデリケートなので、強く洗いすぎると豊富な栄養が流れる可能性があります。
また同じイモ類ではジャガイモなどは芽が出ていれば取り除きますが、さつまいもはそのままでも食べられます。さつまいもの皮に出た芽は毒性がないため、取らずにそのまま調理して食べましょう。
さつまいもの皮ごと食べれるおすすめレシピ
栄養豊富な皮ごとさつまいもを食べられる簡単なレシピをご紹介しましょう。甘じょっぱく食べやすいスティック状のさつまいもの簡単レシピは、子どものおやつにおすすめです。皮ごと甘く煮詰めてほっくりおいしいさつまいものレシピは、弁当の彩りとしてもおすすめでしょう。
塩バター炒め
スティック状で食べやすく、子どものおやつにもおすすめのさつまいもの「塩バター炒め」の簡単レシピをご紹介します。材料はさつまいも300g、バター20g、砂糖小さじ1、塩です。
先にさつまいもは流水で優しく洗い、皮ごとスティック状にカットして水にさらしておいてください。水にさらしたさつまいもをザルにあけ、しっかり水気を切ってから耐熱容器に並べ、ふんわりラップをかけて600Wの電子レンジで5~6分加熱します。
フライパンにサラダ油(分量外)を熱し、さつまいもを入れて炒めましょう。色付いてきたらバターと砂糖を加え、全体に絡めるようにし、こんがりきつね色になれば火からおろします。
皿に盛り付け上から塩を好みで振れば、香ばしいバターとほくほくしたさつまいもの甘みが引き立つ皮ごと食べられるおいしい簡単「塩バター炒め」の完成です。
さつまいもの甘煮
優しい甘さの「さつまいもの甘煮」は、鮮やかなレモン色が弁当の彩りにもおすすめです。全ての材料とさつまいもを皮ごと煮るだけの簡単なレシピは、初心者でもチャレンジできるでしょう。
材料はさつまいも200g、レーズン50g、水250ml、はちみつ40g、レモン汁20ml、塩小さじ3分の1です。端を切り落としたさつまいもは、皮ごと輪切りにして水にさらしておきます。
鍋に水とさつまいも、レーズンを入れ、煮立たせてください。煮立ったら、鍋にはちみつ、レモン汁、塩を加え、蓋をして3~4分煮込みます。その後蓋を取り、煮汁が半分程度に減るまで煮詰めれば、蜂蜜で甘さとコクをプラスした簡単レシピの「さつまいもの甘煮」の完成です。
さつまいもの皮だけで作れる簡単レシピ
さつまいもの皮だけ余った時には、サクサク甘くておいしい大学芋に似せた「さつまいもスナック」を作ってみましょう。
薄いさつまいもの皮だけを使うレシピなので、短時間で火が通り作ることができます。普段使っている調味料だけで作れる簡単でおいしいさつまいもの皮レシピです。
さつまいもスナック
揚げてカリッとした食感がおいしい「さつまいもスナック」は、栄養がギュッと詰まったさつまいもの皮だけを使用します。
材料はさつまいも1本分の皮、オリーブオイル20g、砂糖20g、お酢小さじ半分、塩小さじ半分、水10mlです。先にさつまいもの皮は水にさらしておいてください。耐熱皿の上にキッチンペーパーを敷き、水にさらしておいたさつまいもの皮を並べます。
600Wの電子レンジで2~3分程加熱し、水分をしっかり飛ばしましょう。フライパンにオリーブオイルを熱し、さつまいもの皮を入れて揚げ焼きします。さつまいもの皮が色付きカリッとしたら、キッチンペーパーを敷いた皿の上に取り出し、塩を振りましょう。
別の鍋に砂糖とお酢、水を沸騰させとろみが付いたら、揚げたさつまいもの皮を加え、全体に良く絡めたら「さつまいもスナック」の完成です。蜜で絡めたさつまいもの皮は、冷めると再びカリッとした食感に戻ります。
食物繊維をはじめとする栄養豊富な皮だけでもおいしい、さつまいもの簡単レシピを試してみてください。
さつまいもは皮ごと食べるのがおいしい!
ふっくら蒸しても茹でても甘くておいしいさつまいもは、皮ごと食べると栄養を丸ごと摂取できます。さつまいもの皮だけを使う簡単なスナックやきんぴらのレシピも人気です。いつもは実だけ食べていた人も、この機会にさつまいもを皮ごと食べてみてください。
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