おいしい【半熟ゆで卵】の茹で時間を徹底解説!コツを覚えて失敗知らずに

おいしい【半熟ゆで卵】の茹で時間を徹底解説!コツを覚えて失敗知らずに

卵をゆでるだけで作れるゆで卵は、茹でる時間によってゆで卵・半熟ゆで卵・温泉卵になります。基本的な栄養成分は茹でる時間の違いではそれほど変わりませんが、食べやすさでいえば半熟ゆで卵が人気です。そこで半熟ゆで卵の作り方を、茹でる時間を中心に詳しく解説します。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

記事の目次

  1. 1.とろっとおいしい!【半熟ゆで卵】
  2. 2.知っておきたい!ゆで卵を上手にゆでるポイント!
  3. 3.熱湯から作る半熟ゆで卵の手順と時間!
  4. 4.水から作る半熟ゆで卵の手順と時間!
  5. 5.番外編!温泉卵の作り方の手順とゆで時間!
  6. 6.半熟ゆで卵の活用レシピを紹介!
  7. 7.ゆで卵のゆで時間を覚えて好みの半熟加減にしよう!

店舗や施設の営業状況やサービス内容が変更となっている場合がありますので、各店舗・施設の最新の公式情報をご確認ください。

とろっとおいしい!【半熟ゆで卵】

フリー写真素材ぱくたそ

栄養豊富な卵を手軽に食べられるゆで卵は、小腹が空いたときや料理のトッピングとしてもおすすめの食材です。そんなおすすめ食材・ゆで卵は、生卵を茹でるだけで作れます。

卵は黄身と白身があるので、中心に近い黄身まで火が通るようにすれば調理初心者でも失敗しません。そんなゆで卵ですが、黄身が固いとパサパサするため、固ゆでの黄身は食べにくいと感じることもよくあります。そんな時におすすめなのが「半熟ゆで卵」です。

失敗知らずの半熟ゆで卵の作り方を紹介!

フリー写真素材ぱくたそ

半熟ゆで卵は白身は普通のゆで卵と同じですが、黄身が半熟になっているのが特徴です。茹でる時間によって黄身の半熟具合も変わりますが、半熟なのは黄身だけなので、殻を剥けば普通のゆで卵のように手に持って食べられます。

しかも黄身の中心まで火が通った固ゆで卵よりも、短時間で作れるのが半熟ゆで卵です。ただし茹でる時間が短すぎると黄身だけでなく白身も半熟になり、イメージしている半熟ゆで卵にはなりません。

Photo by yto

逆に茹でる時間が長すぎると黄身の半熟状態がなくなってしまうので、普通の固ゆで卵になります。このように半熟ゆで卵は短時間で作れる人気の卵料理ですが、茹でる時間が失敗・成功のボーダーラインになります。

とはいえ作り方のポイントは「茹でる時間」なので、茹で時間さえ理解しておけば初めてでも失敗がないおすすめの卵料理です。

知っておきたい!ゆで卵を上手にゆでるポイント!

フリー写真素材ぱくたそ

半熟ゆで卵は、一般的なゆで卵(固ゆで卵)の作り方と基本的に同じです。黄身と白身の凝固温度が違うので、茹でる時間を調整すると黄身だけが半熟になる半熟ゆで卵ができます。

半熟ゆで卵ならそのまま食べても黄身のパサパサ感がなく食べやすいですし、いろいろな料理のアレンジやトッピングにもおすすめです。ですからおいしいゆで卵作りの基本通りに作れば、見た目もきれいな半熟ゆで卵が作れます。

ゆでる前に卵に小さな穴をあけておく!

Photo byJillWellington

生玉子を茹でるだけで作れる卵料理なので、ゆで卵レシピは初心者でもほとんど失敗しません。ところがそんな初心者向けレシピで起こりやすいのが、「茹でている間に卵が割れてしまう」という失敗です。

茹でている最中に殻が割れてしまうと、割れた殻の間から白身が飛び出し、そのままの状態で凝固します。この状態では、イメージ通りに黄身を半熟にすることはできません。そもそも黄身が半熟になるのは、黄身全体を白身が包んでいるからです。

Photo by kynbit

その白身が外に飛び出してしまうのですから、半熟ゆで卵も失敗してしまいます。この失敗を防ぐためにおすすめなのが、「穴をあける」です。

穴といっても縫い針程度の小さな穴なので、殻が割れたときのように穴から白身が流れ出ることはありません。なお穴をあける部分は、卵の下部(丸くなっている側)です。

白身の漏れを防ぐために水にお酢を加える!

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

縫い針程度の穴であれば茹でている間に白身が流れ出すことはほとんどありませんが、稀に白身が飛び出すこともありますし、見た目ではわからない小さなヒビから殻が割れてしまうこともあります。

このような状態を想定したおすすめの対策法が、「水または沸騰したお湯に酢を加えること」です。卵にはさまざまな栄養成分が含まれていますが、その中でも特にタンパク質の含有量が多いのが卵の特徴に挙げられます。

そんな卵のたんぱく質を凝固させる働きがあるのが、酢に含まれる「酸」です。酸はたんぱく質の凝固作用だけでなく、たんぱく質を分解する作用もあります。

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ですから料理では主にたんぱく質を固めるために使いますが、肉に含まれるたんぱく質を分解し柔らかくするためにも使われる便利な調味料です。

なおゆで卵に酢を加えるのは、前者の「タンパク質を固める効果」を活用することが目的になります。あくまでも目安ですが、ゆで卵3~4個程度を作る鍋であれば、大さじ1程度の酢を加えるだけでOKです。

ゆで上がったらしっかり冷水で冷やす!

Photo by yto

目安となる茹で時間通りに調理ができたら、ザルに上げ粗熱を取ります。粗熱を取る際にも、おいしくて見た目もきれいにするコツがあります。

ザルに上げた状態のまま自然に温度が下がるのを待っていると、余熱で中に火が通りすぎるため、食味の悪いゆで卵になる確率が非常に高いです。

そこで一刻も早く冷ますために、ザルから上げたらすぐに冷水で冷やしてください。特に黄身を柔らかい状態に仕上げたい場合は、茹で時間を守る以上に、茹でた後の冷水処理が重要になってきます。

ゆで卵の黄身を真ん中にするコツは?

Photo bytamanna_rumee

見た目にもおいしいゆで卵を作るためには、白身の中心に黄身があるのが理想です。ですからスーパーやコンビニ、飲食店で出されるゆで卵の多くは、黄身の位置が卵の中心になるように工夫しています。実はこの工夫も簡単にマネができます。

黄身よりも白身の方が凝固温度が高いので、温度でいえば「黄身→白身」の順で固まります。ただし黄身は白身に包まれているので、温度が上がりにくいのが特徴です。

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ですから茹でている間に菜箸を使ってゆっくりと卵を回転させれば、黄身の位置が中心にくるきれいなゆで卵の出来上がりです。

なお底が丸いタイプの鍋やケトルを使いたっぷりの水で茹でると、わざわざ菜箸で混ぜなくてもお湯の流れによって卵が自然に回転するので、黄身が中心に位置するゆで卵ができます。

ティファールの電気ケトルで簡単ゆで卵!作り方や注意点をまとめ!のイメージ
ティファールの電気ケトルで簡単ゆで卵!作り方や注意点をまとめ!
ティファールの電気ケトルを使えば、簡単にゆで卵を作れます。今回は、ティファールを活用したゆで卵の作り方や注意点を紹介していきます。とても簡単にゆで卵が作れますので、ご飯の用意を時短したいという時に活用してみることがおすすめです。

熱湯から作る半熟ゆで卵の手順と時間!

Photo bykboyd

半熟ゆで卵作りは、「沸騰したお湯を使う調理法」と「水の状態で生の卵を入れる調理法」の2つがあります。どちらの調理法でも栄養成分が変わることはありません。

ただし沸騰したお湯を使う調理法の方が、調理時間(茹で時間)が短いです。ですから短時間で仕上げたい場合は、沸騰したお湯で作る調理法が良いでしょう。

【半熟ゆで卵】冷蔵庫から出してすぐの卵を使う

Photo bycharly3d

沸騰したお湯で作る場合、鍋に入れる直前に冷蔵庫から卵を取り出してください。お湯を沸騰させることで調理時間を短くすることができますが、卵の温度が高いと黄身の凝固が始まるまでの時間が短くなります。

そのためゆで卵の作り方としては「茹でる前に卵を室温に戻しておく」が鉄則ですが、短時間で半熟状態を作る調理法では冷たい状態の卵の方が失敗しません。

【半熟ゆで卵】ゆで時間は6分~8分がおすすめ

Photo byBrida_staright

一般的なゆで卵(固ゆで卵)の茹で時間は12分前後ですが、黄身を半熟状態にするので半熟ゆで卵の方が短時間で作れます。沸騰したお湯で作る場合は白身の凝固が始まる時間が早いので、お湯に入れてから6分経てば半熟ゆで卵ができます。

なお茹でる時間が短いととろとろ状態の半熟卵、時間が長いと固ゆでの一歩手前の状態です。ただし茹で時間は最大8分までとしてください。

茹で時間が8分を過ぎると、黄身の半熟部分がほとんどなくなります。色も固ゆで卵のような色になるので、固めの半熟ゆで卵を作る場合も茹で時間は8分以内にとどめておきましょう。

水から作る半熟ゆで卵の手順と時間!

Photo bykaboompics

ゆで卵作りの基本通りに水から作る調理法は、沸騰したお湯から作る調理法よりも調理時間が長くなります。その代わり失敗しにくい調理法なので、「時間がかかっても見た目がきれいな半熟卵が作りたい」という場合におすすめです。

【半熟ゆで卵】卵は常温に戻してからゆでる

Photo bymonicore

水から作る調理法の場合は、ゆで卵作りの基本である「たまごを室温に戻す」が失敗しないためのポイントです。凝固が始まる温度が高いのは白身ですが、黄身は卵の中心にあるので火が通るまでに時間がかかります。

ですから水と同じ温度(室温)に戻しておけば、茹で時間の目安通りに調理をするだけでイメージ通りの半熟状態が再現できます。

【半熟ゆで卵】ゆで時間は沸騰後7分~9分がおすすめ

フリー写真素材ぱくたそ

沸騰したお湯から作るよりも時間がかかるとはいえ、固ゆで卵の調理時間と比べるとかなり短時間に作れます。水から調理する場合も、茹で時間を変えることで半熟具合の調整が可能です。

柔らかめの半熟にするなら茹で時間は7分でOKですが、固めの半熟にする場合は9分が茹で時間の目安になります。

なお水から作る調理法では、茹で時間が9分を超えないようにしてください。9分以上時間をかけてしまうと黄身が固まってしまうので、半熟のとろとろ食感にはなりません。

番外編!温泉卵の作り方の手順とゆで時間!

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

茹でる時間を調整するだけで、黄身の硬いゆで卵が食べやすい半熟ゆで卵に変身します。さらに半熟ゆで卵よりもさらに生に近い温泉卵も、時間を調整することで手作りが可能です。

ただし半熟ゆで卵のように時間を調整するだけで作れるのではなく、お湯の温度も調整しなければ温泉卵にはなりません。しかも白身の状態が温泉卵と半熟ゆで卵では違います。

Photo by ketou-daisuki

半熟の場合は白身部分は固ゆで卵そっくりですが、黄身は半熟(時間によって固め半熟と柔らかめ半熟に分かれる)なのが特徴です。ところが温泉卵は、黄身も半熟ですが白身も半熟なので、半熟ゆで卵や固ゆで卵のように手に持って食べることはできません。

このように黄身だけでなく白身も半熟の状態にする温泉卵は、茹でる時間だけでなく、お湯の温度も作る際の重要なポイントです。

実は簡単!温泉卵のレシピ!

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

温泉卵は茹でる時間はおよそ30分です。ただしこれは「茹でる時間=30分」ではなく「生玉子が温泉卵になる時間=30分」なので、調理をしている間、常に沸騰した鍋のそばにいる必要はありません。そもそも温泉卵は沸騰したお湯で作ると失敗します。

なぜなら黄身と白身が凝固を始める時間に注目して作るのが温泉卵だからです。半熟ゆで卵を作る際に茹でる時間が長すぎると黄身の中心にまで火が通ってしまうので、半熟ゆで卵ではなく固ゆで卵になります。

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

ですから半熟ゆで卵作りは、沸騰したお湯に決められた時間茹でることが重要です。ところが温泉卵は黄身・白身の両方を半熟状態にする必要があるので、お湯は沸騰させず70℃前後(白身を硬めにしたい場合は75℃前後)にします。

お湯が準備できたら生卵を入れ、30分加熱すれば完成です。ですから温泉卵作りに適した温度をキープしておけば、出来上がり時間の目安である30分が経過するまでは、そのままほったらかしにしておいても温泉卵は作れます。

半熟ゆで卵の活用レシピを紹介!

フリー写真素材ぱくたそ

黄身の中心までしっかりと火が通ったゆで卵よりも、半熟ゆで卵にしたほうがいろいろなレシピにアレンジができます。黄身の半熟レベルも慣れてくれば好みの柔らかさに調整ができるようになるので、半熟ゆで卵をサラダやラーメンなどのトッピングにするのもおすすめです。

そんなアレンジしやすい半熟ゆで卵はシンプルな食べ方もおすすめで、時間がある時にまとめて作っておくと、あと一品欲しい時にも使えます。

定番!王道!半熟味付きゆで卵

Photo by Takanori Ishikawa

コンビニやスーパーなどで販売されている塩味の「味付き半熟ゆで卵」を自宅で再現するのは難しいです。コンビニ・スーパーの味付き半熟ゆで卵なら殻を剥くだけで食べられるので便利ですが、作り方が特殊なので、家庭で作れる味付き半熟ゆで卵レシピには適しません。

その代わり半熟ゆで卵の殻を剥いて作る方法なら、味付き半熟ゆで卵作りも簡単です。漬けたれを密封タイプの保存用袋に入れ、その中に殻を剥いた半熟ゆで卵を漬け込めば完成します。

本格的な味を目指すなら出汁に醤油や砂糖などで味付けした漬けたれを用意すればよいですし、手間をかけずに味付き半熟ゆで卵を作るなら麺つゆを使う方法もおすすめです。どちらの場合も3時間以上漬けておけば完成します。

クリックするとAmazon商品ページへ飛びます

ストレートタイプの麵つゆなら水で薄める手間もかかりませんし、味の失敗もないでしょう。注意が必要なのは、漬けたれを自分で作る場合です。

漬けたれの粗熱をしっかりとっておかないと、せっかく理想的な半熟ゆで卵ができても、漬けたれに付けている間に黄身に火が通ってしまいます。そのため80℃以上の漬けたれに3時間漬け込んでしまうと、黄身が固くなるので味付き半熟ゆで卵ではなくなっているでしょう。

ですから手作りした漬けたれで味付き半熟ゆで卵を作る場合は、黄身の半熟状態をキープするためにも、漬けたれの粗熱を取っておくことが重要です。

おつまみに!半熟卵のバター醤油がけ

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

味付き半熟ゆで卵もおつまみとして人気がありますが、半熟ゆで卵から味付きゆで卵にするまでに3時間以上かかります。あらかじめ味付きゆで卵を作っておけば問題ありませんが、作り置きがなければすぐに出せるおつまみとしては適していません。

それでも味付きの半熟ゆで卵をおつまみにしたい場合は、食べる直前に味をつけるおつまみレシピがおすすめです。お酒のおつまみなので、バターと醤油を使った少し濃いめの味付けにしてみましょう。といっても作り方はとても簡単です。

Photo by TAKA@P.P.R.S

半熟ゆで卵を半分に切り、室温に戻しておいたバター(マーガリンでもOK)と醤油をトッピングするだけで、おつまみにぴったりな味付き半熟ゆで卵ができます。バターや醤油の量はお好みなので、自由に味付けができるところもおすすめです。

彩りを添えたい場合はパセリのみじん切り(乾燥パセリも可)、スパイシーさを加えたい場合はブラックペッパーを添えるのもよいでしょう。

面倒な手間のない簡単なゆで卵の作り方!美味しいレシピもご紹介のイメージ
面倒な手間のない簡単なゆで卵の作り方!美味しいレシピもご紹介
ゆで卵は毎日の食卓やお弁当に大活躍する簡単便利食材です。そこで、ゆで卵の簡単な作り方を詳しくまとめました!面倒な手間のない簡単手順や、失敗しがちな原因と上手に作るコツ、そしてゆで卵を使った簡単で美味しい料理のアレンジレシピもご紹介します。

ゆで卵のゆで時間を覚えて好みの半熟加減にしよう!

クリックすると楽天商品ページへ飛びます

卵の栄養成分を手軽に摂取できるゆで卵は、茹でる時間を変えるだけで黄身の食感が滑らかな半熟ゆで卵や、トッピングに便利な温泉卵になります。

難しいイメージがありますがポイントは「時間」なので、ゆで卵料理の基本と黄身の状態別・茹で時間が分かれば、やや硬い半熟ゆで卵もやや柔らかい半熟ゆで卵も再現可能です。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

こちらもいかがですか?

人気記事ランキング