【ごぼう】の皮はむかない方がいいってホント?簡単にできるむき方は?

【ごぼう】の皮はむかない方がいいってホント?簡単にできるむき方は?

煮物や炒め物によく使われる身近な食材のごぼうですが、調理の際にごぼうの皮はどこまでむいたらいいのか迷いがちです。ごぼうの皮はむくべきなのか、ごぼうの皮に含まれる栄養素、また簡単にできるごぼうの皮のむき方をいくつかご紹介します。ぜひ参考になさってください。

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記事の目次

  1. 1.ごぼうの皮はむかない方が良い?
  2. 2.ごぼうの皮のたわしを使った基本のむき方
  3. 3.ごぼうの皮の簡単でおすすめなむき方
  4. 4.ごぼうの調理のコツ
  5. 5.ごぼうは皮にも栄養がたっぷり!

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ごぼうの皮はむかない方が良い?

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和食によく使われる身近な野菜のごぼうですが、調理する際にごぼうの皮をむくべきか、どこまで皮をむいたらいいのか、ごぼうの皮のむき方で迷ってしまう方は多いのではないでしょうか。

野菜の皮には栄養が多く含まれますが、土のついたごぼうの皮は剥くべきか、土を洗い流すだけでいいのか気になります。

実はごぼうの皮には豊富な栄養が含まれています。最低限の泥だけを洗い流す程度にして、ごぼうの皮はむかずに料理に使った方が効率よく栄養を摂取できるのでおすすめです。

皮に含まれる栄養

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ごぼうの皮には一体どのような栄養素が含まれているのでしょうか。詳しく解説していきます。ごぼうの皮にはポリフェノールをはじめとする豊富な栄養が含まれています。

近年注目を集めているポリフェノールは、抗酸化作用が強く、老化や免疫力低下を引き起こす活性酸素を取り除く作用があると言われています。ポリフェノールには他にも高血圧予防、動脈硬化予防など健康と美容に嬉しい効果が期待できます。

ごぼうに含まれるポリフェノールは中心の白い部分よりも皮に多く、その量は2倍も多く含まれていることがわかっています。またごぼうは食物繊維が野菜の中でもトップクラスの含有量です。食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、ごぼうには両方含まれているのが特徴です。

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水に溶けない不溶性食物繊維は水分を吸収して膨らみ腸を刺激し、腸内環境を整え便通改善、大腸がんの予防などが期待できます。水に溶ける性質の水溶性食物繊維は糖の吸収を緩やかにし、食後の急な血糖値の上昇を抑えてくれます。

またごぼうにはマグネシウムも豊富に含まれています。マグネシウムは細胞や骨に存在しており、血中のマグネシウムが不足すると骨から取り出してマグネシウムの量を一定に保とうとします。ごぼう1本で1日のマグネシウム推奨量の約半分が摂取できると言われています。

ごぼうを皮ごと細かくカットし乾燥させて、焙煎して作られるごぼう茶もごぼうの皮の栄養を手軽に摂取できるので健康を気にする方におすすめのお茶です。

おいしいごぼうの選び方

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ごぼうを買う際に、美味しいごぼうの選び方をご存知でしょうか。ごぼうは年中スーパーなどで見かけますが、旬は11月〜1月ごろです。5月から6月にかけては柔らかく、風味がまろやかな新ごぼうが出回ります。

ごぼうは乾燥しやすいので泥付きの方が新鮮さを保ちやすく、風味や香りもいいです。太すぎると中に空洞ができていることがあります。細すぎず、太すぎず中くらいで太さが均一なのもを選びましょう。

また、ひげ根が少なく表面がひび割れていないものがおすすめです。触ってふにゃふにゃしていたり先端がしおれていたりするものは鮮度が落ちているので避けましょう。

ごぼうの皮のたわしを使った基本のむき方

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ついむきすぎてしまったり、どこまでむいたらいいのかと悩みがちなごぼうの皮ですが、どのようにむいたらいいのか、基本的なごぼうの皮のむきかたをご紹介します。使うのは「亀の子たわし」と呼ばれる一般的な茶色いたわしです。

ピーラーを使ってごぼうの皮をむくと、むきすぎてせっかくの栄養素や香りなどを逃してしまうので注意しましょう。たわしを使うとごぼうの皮を薄くむくことができおすすめです。

たわしを使ったごぼうの皮のむき方は、まずごぼうについた泥を大まかに洗い流します。ごぼうに流水をあてながら片手でごぼうを持ち、回しながらたわしでごぼうを優しくこすります。こうすることでごぼうの皮に含まれる栄養や風味を落としすぎることなく処理ができます。

ごぼうの皮の簡単でおすすめなむき方

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先ほどたわしを使ったごぼうの皮の基本的なむき方をお伝えしました。しかし自宅にたわしがない場合があるかもしれません。そこでたわしを使った皮のむき方以外に、身近にあるものを使って簡単にできるおすすめのごぼうの皮のむき方を2通りご紹介します。

包丁の背でむく

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ごぼうの皮の簡単でおすすめのむき方、1つ目は包丁を使ったむき方です。ごぼうの泥を洗い流した後、包丁の背を使ってごぼうの表面をこそげとるように軽く削ります。包丁の刃を使うと削りすぎてしまうので背を使うようにしましょう。

特別な道具は必要なく調理に使う包丁だけで皮むきができます。皮を剥き終わった後もまな板と包丁をさっと洗うだけですむので、後片付けも楽にできます。

アルミホイルでむく

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ごぼうの皮の簡単でおすすめのむき方、2つ目はアルミホイルを使った方法です。適当な大きさに切り取ったアルミホイルをくしゃくしゃと丸め軽く広げます。泥を洗い落としたごぼうをアルミホイルでこするだけで適度な薄さに皮をむくことができます。

ごぼうのむけた皮はアルミホイルに付着し、終わった後はアルミホイルを捨てるだけなので後片付けが楽に済みます。

Photo bynannenauta

手のひら全体にアルミホイルを広げごぼうを包み込むようにすれば、一度で広い面積の皮をむくことができます。刃物を使わないのでお子様でもできる皮むきの方法で、お手伝いにぴったりです。

しっかりと皮をむきたい場合は包丁、適度にむきたいならたわし、手軽に簡単にむきたいならアルミホイルと、お好みや目的に応じて使い分けると良いでしょう。

ごぼうの調理のコツ

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これまでごぼうのおすすめの皮のむき方をお伝えしてきましたが、ごぼうを調理する際、皮をむいた後にも美味しくいただくコツがあります。

ごぼうは様々な方法で調理できる野菜です。料理によってごぼうの切り方を変えると風味や歯ごたえがよくなったり、味の染み込みがよくなったりするのでおすすめです。ささがきは柔らかい口当たりでサラダや太いきんぴら、和え物に適した切り方です。

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ごぼうのささがきは縦に数本切り込みを入れて鉛筆を削るように回しながら薄く削ります。長さ3〜4cmの長さにカットする筒切りは、しっかりした歯ごたえで煮物に適した切り方です。千切りはシャキシャキとした食感でサラダやきんぴら、炒め物におすすめの切り方です。

ごぼうの千切りは、まず斜めに薄切りしてから繊維に沿って細く縦長に切ります。他にも短冊切り、四つ割、斜め切り、たたきごぼうなど料理に合わせてごぼうの切り方を変えると食感や風味を楽しめます。うまく切り方を変えて料理しましょう。

アク抜き

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ごぼうの皮には栄養が豊富に含まれていますが、もともと土が付着していた部分なので美味しく食べるためには正しい下ごしらえが必要です。

ごぼうは空気に触れると変色するので適度に水にさらすのがおすすめですが、栄養や風味が流れてしまうので必ずしもアク抜きが必要というわけではありません。料理やお好みに応じてアク抜きをするのが良いでしょう。

ごぼうのアクの正体は実はポリフェノールです。せっかく皮を薄くむいて成分を残してもアク抜きしすぎてしまうと体にいい成分が流れ出てしまうのでアク抜きをする場合は手短に済ませるのがポイントです。

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そこで栄養豊富なごぼうのアクを抜きすぎずごぼうを美味しく食べられるアク抜きの仕方をご紹介します。基本的なアク抜きの方法は、ボウルにごぼうが浸かる程度の水を用意します。ごぼうを切った直後に2分ほど水にさらします。

ごぼうが黒く変色するのを防ぎ白く仕上げたい場合は、酢水につけてアク抜きをしましょう。水1Lに大さじ1〜2程度の酢を入れ酢水を作ります。切りながら酢水に入れていき2分ほどさらします。

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酢水を使うことによってごぼうを白く仕上げられるので、見た目重視のおせちなどにおすすめのアク抜き方法です。また、ごぼうに含まれるポリフェノールは水にすぐ溶け出してしまいますが、熱に強い性質を持っています。

水にさらす方法以外におすすめなのが電子レンジを使った方法です。カットしたごぼうをラップをせずに電子レンジで2分ほど加熱するだけです。火の通りも早くなり、ポリフェノールの流出を防ぎながらえぐみを抑えられるおすすめの方法です。

ごぼうは皮にも栄養がたっぷり!

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今回はごぼうの皮に含まれる栄養、おすすめの皮のむき方についてご紹介しました。ごぼうの皮にはポリフェノールなどの栄養が豊富に含まれています。せっかくの栄養素を効率よく美味しく摂取するために、ごぼうの皮はむきすぎず正しいアク抜きの方法で調理するのがおすすめです。

ご紹介したたわし、包丁、アルミホイルでの皮むきはどれも簡単でごぼうの栄養素も逃しません。それぞれの皮むきの方法を試して、風味豊かで栄養豊富なごぼうをたっぷりと堪能してください。

mmmleo
ライター

mmmleo

海外在住、子育て真っ最中のmmmleoです。多国籍なママ達と育児の情報をシェアしたく、育児の合間をぬって英語の勉強に奮闘中。趣味は読書と旅行でこれまでに訪れた国は16カ国。皆様に暮らしに役立つ情報をお届けします!

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