スーパーで買える【赤魚】はどんな魚?特徴や簡単にできる激ウマレシピをご紹介

スーパーで買える【赤魚】はどんな魚?特徴や簡単にできる激ウマレシピをご紹介

スーパーに行くとお手頃価格で販売されている「赤魚」ですが、ほとんどの赤魚はヘッドカット&冷凍されているので、どんな姿の魚なのかよくわからないことが多いです。そこでリーズナブルでおいしい赤魚の正体を、簡単にできるおすすめレシピと併せてご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.スーパーや鮮魚店でよく見かける【赤魚】
  2. 2.赤魚って?旬はいつ?
  3. 3.赤魚のおすすめの調理法は?
  4. 4.赤魚のおすすめ簡単レシピ1:赤魚の煮付け
  5. 5.赤魚のおすすめ簡単なレシピ2:赤魚のムニエル
  6. 6.赤魚のおすすめ簡単なレシピ3:赤魚のアクアパッツァ
  7. 7.身近で美味しい赤魚!簡単なレシピに挑戦してみよう!

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スーパーや鮮魚店でよく見かける【赤魚】

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街のスーパーでも簡単に手に入る赤魚は、煮魚や干物など魚を食べる食文化が古くから根付いている日本ではかなり身近な食材といえます。

ところが安く売られている赤魚の多くはヘッドカット&冷凍されているので、赤魚が一体どんな魚なのかよくわからないまま「白身のおいしい魚」と認識されていることが多いです。

赤魚の特徴やおいしい簡単レシピを紹介!

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流通している魚の中には、赤魚のように「正体がよくわからないけど安くておいしい便利な食材」とされているものがあります。「白身魚フライの原料」と呼ばれるものもその1つです。

お弁当の定番レシピ・白身魚のフライは、子供から大人まで大好きなレシピですが、使われている魚種は1つではありません。和食でも人気のあるタラ、スズキ、スケトウダラは、おいしい白身魚としての認知度が高い白身魚フライの原料といえます。

ところがメルルーサ、オヒョウ、チャネルキャットフィッシュ、ナイルパーチなどでは、名前だけでどんな魚なのかをイメージすることはできません。

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ホキも白身魚フライに使われる魚ですが、ホキは産業用として古くから人気があり、大手飲食チェーンの白身魚フライに使わるので知っている人も多いです。

パサもホキと同じように産業用として人気ですが、最近ではパンガシウスという名前で食材としても売られています。白身魚フライの原料のように、複数の魚種の総称が魚の名前(商品名)として使われることは珍しくありません。なぜなら赤魚もその1つだからです。

「赤魚」が正式名称の魚はいません。あくまでも赤魚は複数の魚種の総称なので、「白身魚フライの原料」と性質上は同じです。とはいえ赤魚と呼ばれる魚は体色や味などが共通しますし、日本でも古くから食べられる身近な魚なので家庭料理でも人気があります。

赤魚って?旬はいつ?

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リーズナブルな価格で売られている赤魚の多くは、ヘッドカットされています。中にはフィーレ(三枚おろししたもの)や干物もありますが、加工なしの状態(まるごと1匹)はほとんどありません。

そもそも赤魚とは「体色が赤い白身の魚」の総称なので、魚種は複数あります。輸入品として現在国内に流通している主な赤魚はチヒロアカウオ、アラスカメヌケ、モトアカウオ・ゴールデンレッドフィッシュの3魚種です。

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基本的にヘッドカット&冷凍加工されているので見た目だけで判断するのは難しいですが、赤魚粕漬けや干物の原料としてもよく使われています。

ですから魚種名を知らなくても赤魚粕漬けや干物を食べたことがあるなら、知らない間に上述の3魚種を食べている可能性が高いです。なお輸入品以外の赤魚は、時代や地域によって魚種に違いがあります。

赤魚は「赤い魚」の総称!

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昔から「赤魚」として流通していたものは、メバル科メバル属メヌキ類やアラスカメヌケ(小型種に限る)がほとんどです。それぞれの魚種名を表記して販売していた時代もありましたが、90年代以降は対象魚種の総称として「赤魚」が使われるようになります。

現在スーパーや鮮魚店で手に入る赤魚は、ロシアアカウオやタイセイヨウアカウオなど北方沖でとれるメバル科メバル属の赤い小型魚種が多いです。

北方沖でとれるアラスカメヌケおよびセイヨウアカウオは、「赤魚」ではなく「鯛」と表記されて販売されていたこともあります。しかも比較的長い期間「鯛」表記がされていたので、赤魚でありつつも一部では「鯛」と呼ばれているのが特徴です。

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ただし鯛といってもこれらは赤魚鯛(アコウダイ)として出回っており、主に鯛粕漬けとして調理されていました。赤魚鯛は水深700m付近で生息するため、釣りあげられると水圧によって目が飛び出ます。

昔は身近な食材だったアコウダイですが、魚価雨量が減り高級魚になりました。そこで高級魚の代わりとして代用されていたアラスカメヌケなどが「鯛」と呼ばれ、その名残が今でも残っています。

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今でもアラスカメヌケは「鯛」として鯛粕漬けの原料に使われていますが、「赤魚」として流通することもあります。つまり赤魚の中には2つの流通名を持つ魚種もいるということです。

このように赤魚の魚種を1つひとつ説明していくと、一体何が赤魚でどんな特徴があるか分からなくなります。そのため販売する時も個体の魚種名を表示するのではなく総称である「赤魚」を使うのですが、共通しているのは「赤い体色の小型メバル種」という点です。

赤魚の旬はいつ?

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小型で体の赤い魚(主にメバル属)の総称が「赤魚」なので、魚種によって旬は違います。さらにとれる地域も国内よりも海外の方が多いので、鮮魚として入荷することはほとんどありません。

ごく稀に赤魚が鮮魚として市場に入荷することもありますが、値段も安いですし知名度が低くあまり人気がありません。

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ちなみに鮮魚として市場に出ることがあるのはアラスカメヌケという魚種で、粕漬けの原料として有名なタイセイヨウアカウオはスペイン、ノルウェー、北米北部(東沿岸)に生息しているため冷凍品しかありません。

このような理由から一年を通して安定して供給できるので、セイヨウアカウオには決まった旬の時期はないといえるでしょう。

なお国内で漁獲される代表魚種・アラスカメヌケには一応旬の時期があります。量が忙しくなるのが晩秋~春なので、旬の時期も同じ時期だといわれています。

赤魚のおすすめの調理法は?

フリー写真素材ぱくたそ

値段も安く一年中ほぼ同じ価格で購入ができる赤魚には、おいしいレシピがたくさんあります。しかも簡単に作れるものが多いので、家庭料理としても人気です。

赤魚のおすすめ調理法:煮付け

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赤魚と呼ばれる魚種の多くはメバル属なので、煮付けにする食べ方が赤魚の旨味をシンプルに楽しめるおすすめのレシピです。赤魚はあくまでも複数の魚種の総称なので、魚種によって煮付けにしたときの旨味は違います。

赤魚の中でも高級魚と呼ばれる赤魚鯛の煮付けは、脂ののった肉厚の身にだし汁がしっかりと染みこむのでおいしいです。ただし赤魚鯛は漁獲量が少ないことから高級魚となっているので、家庭で調理する場合は安く手に入るアラスカメヌケの冷凍を使うと良いでしょう。

赤魚のおすすめ調理法:塩焼き

Photo byonefox

塩焼きにする食べ方も、家庭で簡単に作れるおすすめレシピです。鮮魚で作るのが最もおいしいのですが、冷凍赤魚でも作れます。

冷凍赤魚を解凍し表面の水分をキッチンペーパーや布巾でしっかりと拭き取れば臭みがとれますし、シンプルに塩焼きにすることで皮の香ばしさと身のジューシーさが同時に楽しめるのでおすすめです。

赤魚のおすすめ調理法:干物

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干物は生の魚をさまざまな方法で水分を減らして作る、保存のきく魚レシピです。ところが国内で流通している赤魚の多くは冷凍加工済みなので、解凍してから干物にすることは基本的にありません。

そのため数少ない鮮魚から作られる赤魚の干物は、赤魚レシピの中でもとても珍しいものといえます。鮮魚として市場に出回るのはアラスカメヌケなので、赤魚の干物の多くはアラスカメヌケが原料です。

アコウダイが赤魚とされることもありますが、アコウダイとして販売した方が高値がつくので、アコウダイの干物を「赤魚干物」と呼ぶことはほとんどありません。

赤魚は味噌漬けや天ぷらにしてもおいしい!

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鮮魚として漁獲される赤魚の多くは、漬け魚レシピの原料にされます。赤魚の漬け魚レシピで最もポピュラーなのが粕漬けで、関東(特に東京)では昔から食堂の定番メニューとして食べられてきたおすすめのレシピです。

さらに味噌漬けも人気の赤魚漬け魚レシピです。産地によってさまざまな味噌があるので、地域ごとにレシピや味が違うのも魅力に挙げられます。冷凍保存してもおいしいのが赤魚味噌漬けの特徴なので、常備しておくと便利な食材です。

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市場でもめったにお目にかかれない赤魚の鮮魚ですが、鮮魚を使った赤魚の天ぷらは臭みもなくさっぱりと食べられます。

なお赤魚のフィーレや骨取り加工済みのカット赤魚なら、冷凍されていても赤魚の天ぷらにすることができるので、いつもと違ったレシピで赤魚を楽しみたい特におすすめです。

赤魚のおすすめ簡単レシピ1:赤魚の煮付け

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家庭料理の定番・赤魚の煮付けは、冷凍赤魚でも作れます。白身の魚ですし癖のない味が特徴なので、どんな味付けにしてもおいしい煮付けになるところがおすすめです。

そんな煮付け料理ですが基本的に冷凍赤魚を使うので、解凍の仕方でおいしさが変わります。解凍方法によっては大量のドリップが出てしまい、せっかくのおいしい魚の旨味がすべてドリップと一緒に流れ出てしまいます。

そのため時間に余裕がある場合は冷蔵庫、短時間で解凍したい場合は流水で解凍がおすすめです。なお流水で解凍する場合、直接赤魚に水をかけてはいけません。必ずビニール袋に入れ、口を輪ゴムなどでしっかりと留めてから容器に浸して流水をかけます。

Photo bykaboompics

水はちょろちょろと出る程度でOKです。肉厚で骨付きのタイプなら約20分、骨取り加工済みのフィーレタイプなら10分~15分で解凍可能です。

なお指で表面を押したときに赤魚の身が少しへこめば、きちんと解凍されているということなので目安にするとよいでしょう。あとは表面についた水分をしっかりと拭き取り、しょうがを多めに加えた甘めの醤油出汁で10分間、中火で煮付けます。

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この時に落し蓋をすると少量のだし汁でも効率よく味がしみこみます。10分経ったら落し蓋を取り、火力を弱火に調整して煮汁をまわしかけながら5分ほど煮付けます。

弱火にしてからの5分間は落し蓋を使わないので、身が厚い場合は魚をひっくり返して、両面にしっかりと煮汁が絡むようにしてください。5分経ったら火を止め器に盛り、最後にしょうが千切りを添えれば、冷凍赤魚でも簡単&おいしい煮付けの完成です。

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赤魚のおすすめ簡単なレシピ2:赤魚のムニエル

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ムニエルは白身の魚をおいしく食べる、おすすめのフランス料理です。フランス料理というと一気にハードルが高くなるイメージがありますが、シンプルかつ定番のレモンソースを使うなら、初めてでも簡単に作れます。ムニエルの場合も重要なのは「解凍法」です。

魚の両面に粉をまぶしてバターで焼くだけのシンプルなレシピなので、本来は鮮魚を使って作ります。ただし赤魚の鮮魚はほとんど手に入らないので、冷凍加工されたお手頃価格の赤魚でもOKです。

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この場合はできるだけ鮮魚に近い状態で解凍したいので、冷蔵庫で半日かけてゆっくり解凍してください。時間はかかりますがドリップがほとんどでない解凍法なので、旨味がしっかり残ったおいしいムニエルに仕上がります。

解凍したら一度表面の水分をキッチンペーパーで拭き取り、塩とこしょうで味付けをします。塩を加えることで水分が出るので、味付けから10分たったら再び表面の水分をキッチンペーパーでていねいに水分を拭き取りましょう。

Photo by TAKA@P.P.R.S

あとは片栗粉を両面にしっかりとまぶし、余分な粉をおとしたら、バターで焼いていきます。油ではなくバターを使うので焦げやすいです。ですから火加減は中火にしておきましょう。最初に焼き目をつけるのは「皮」からです。

皮に焼き色がついたら、フライ返しを使って裏返し、反対の面にも焼き色を付けます。ムニエルは焼き目がついたカリカリの衣と、身の柔らかな食感の違いがおいしさのポイントです。

Photo bystevepb

ですから両面にこんがりと焼き色がついたら、素早く皿に盛り付けて火が通りすぎないようにしましょう。最後にレモンソースをかけますが、ソースといってもレモン汁をかけるだけなのでとても簡単です。

なおレモンソースの代わりにバルサミコソースやベシャメルソースなどを使うと、同じレシピでも本格的なフランス料理に仕上がります。

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赤魚のおすすめ簡単なレシピ3:赤魚のアクアパッツァ

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イタリアの伝統的な家庭料理・アクアパッツァは、シンプルな材料で作る魚のスープです。イタリアでは旬の白身魚を使って作るので、おいしい白身の魚・赤魚もおすすめの食材に挙げられます。

冷凍赤魚で問題なく作れますが、アクアパッツァを作る際には必ず骨付き赤魚を準備してください。アクアパッツァは魚の骨の出汁が味のポイントなので、ヘッドカットされた冷凍赤魚で構いませんが、必ず骨がついたものを選ぶようにしましょう。

Photo bystevepb

イタリアの古典的なレシピでは白ワイン、ガーリック、イタリアンパセリ、オリーブオイル、海水の5アイテムは必須ですが、自宅で簡単に作る場合はオリーブオイルとガーリックさえ欠かさなければ基本的にOKです。

もちろんお気に入りのハーブやスパイスを加えても構いませんが、それらがなくてもトマトと殻付きのアサリがあればおいしいアクアパッツアが作れます。鮮魚の赤魚が手に入った場合は赤魚だけでしっかりと出汁がとれますが、冷凍赤魚は中骨からしか出汁がとれません。

そのため出汁の旨味を加えるために、殻付きのアサリを使います。使用する冷凍赤魚をきちんと解凍させることも、重要なポイントです。

Photo byPublicDomainPictures

解凍した冷凍赤魚は、表面の水分をきちんと取り除いてからフライパンに並べます。トマトは中玉以上のサイズなら食べやすいサイズのさいの目切り、ミニトマトなら半分にカットしフライパンに入れます。

野菜はこれだけでも構いませんが、冷蔵庫にあるシメジや根菜類を加えるのもおすすめです。さらに出汁の元となるアサリも、このタイミングで加えてください。

ガーリックはみじん切りにし、赤魚や野菜の上にまんべんなくふりかけます。すべての材料が入れ終わったら、オリーブオイルを全体に回しかけ、水と少量の白ワインを加えて火をつけましょう。煮立ってきたら落し蓋をし、中火または弱火で約8分煮込めば完成です。

身近で美味しい赤魚!簡単なレシピに挑戦してみよう!

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赤魚として販売される魚にはいくつかの種類がありますが、どの魚もお手頃価格でおいしいところがおすすめです。赤魚は和食から洋食までさまざまなレシピがあるので、定番の赤魚煮付けもよいですが、簡単でおいしい干物や洋風レシピにも挑戦してみてはいかがですか?

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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