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世界で最も多く食されるきのこ「マッシュルーム」
ヨーロッパ諸国はもちろん、アメリカ、アジア諸国、そしてもちろん日本でも食べられているきのこが、本記事で取り上げていく「マッシュルーム」です。
マッシュルームは非常に珍しい「生でも食べられる」きのこだということはご存知でしょうか。シイタケを始めとする他のきのこ類は、生で食べるとアレルギー症状や中毒症状を起こすものがほとんどなため、生で食べるのは御法度です。
しかしマッシュルームは、ある一定の条件付きではありますが、生のまま食べることが出来る唯一のきのこなのです。本記事では、生で食べられるマッシュルームの条件や、生のマッシュルームをおいしく食べるおすすめの方法などをご紹介していきます。
マッシュルームの主な種類と特徴
マッシュルームは丸いボタンのような形が可愛らしく、おいしいきのこです。17世紀のフランスで人口での食用栽培が始まってから、ヨーロッパ諸国、アメリカ、そして日本にも入ってきました。
パスタやスープの具を始め、アヒージョやサラダなど、今では日本の食卓にもすっかり馴染み、どこのスーパーでも比較的お手頃な価格で購入出来るようになりました。
スーパーでパッケージングされているマッシュルームを見ていると、白い物や茶色い物など様々なマッシュルームが置かれていることに気付いた方もいるでしょう。
色が違うマッシュルームは、色だけが違うわけではありません。それぞれ種類が異なり、色の違いで食感や風味も異なります。本項では、色が違う4種のマッシュルームをそれぞれ詳しく紹介していきます。
ホワイト種
最も馴染みの深いマッシュルームが、真っ白なホワイト種のマッシュルームです。日本の生鮮食品売り場で見かけるマッシュルームの多くはホワイト種で、クセの少ない上品な味と香りが特徴です。真っ白故に傷がつくと非常に目立つのが欠点といえるでしょう。
オフホワイト種
ホワイト種のマッシュルームと見分けが付きづらい品種が、オフホワイト種です。性質はほぼホワイト種と同じで、違いは傘の色という品種です。
オフホワイト種は、ホワイト種と比べ傘がグレーがかっているという特徴がありますが、見た目で区別することはかなり難しいでしょう。
クリーム種
クリーム種のマッシュルームは、全体的にベージュっぽい色をしています。濃厚な味と香りをもち、ホワイト種などと比べ傘が大きく育ち、収穫量も多いため主に加工品として使われているマッシュルームです。
缶やパック詰めになっている水煮マッシュルームや、乾燥マッシュルームに使われているマッシュルームは、大抵クリーム種のマッシュルームです。
ブラウン種
生鮮品と加工品、どちらにも出来るマッシュルームがブラウン種のマッシュルームです。ホワイト種と比べ味と香りが強いのが特徴で、より強い風味を求めている方に人気がある種です。
収穫量が多く、密度の高く加熱しても縮みにくい肉質から加工品としても使われている、とても活躍の幅が広いマッシュルームです。
ジャンボマッシュルーム
人の手のひらと同じくらいの大きさに育てられた「ジャンボマッシュルーム」というマッシュルームも近年は出回り始めています。流通数があまり多くないため、まだまだ一般的には珍しい食材となっておりますが、おいしさと見た目のインパクトから徐々に注目を集めだしています。
ちなみに、ジャンボマッシュルームは上でご紹介したホワイト種、もしくはブラウン種のマッシュルームを通常よりも時間をかけ、大きく育てた物です。大きさはだいぶ違いますが、新しい品種というわけではないのです。
生で食べられるマッシュルームって?
マッシュルームは、現在食用として流通しているきのこの中で唯一生食が出来るきのこです。しかし、前述したように全てのマッシュルームが生食出来るわけではなく、ある条件が必要となっています。
それでは、いったいどんなマッシュルームであれば生食が出来るのでしょうか。生食が出来るマッシュルームの条件と、生食が出来るマッシュルームの見分け方をご紹介していきます。
新鮮なものだけ
生食が出来るマッシュルームの条件はただ1つ、「新鮮であること」です。目安は、収穫から3~4日以内の新鮮なマッシュルームとされています。スーパーで販売されているマッシュルームも、収穫から3~4日以内の新鮮さであれば生食してもよいのですが、問題があります。
一般的に販売されているマッシュルームには、収穫日の記載がありません。直売所などでもない限り、新鮮か否かが分かる正確な収穫日を把握することが出来ないのです。
ですが、新鮮なマッシュルームを見分ける手段はしっかりあります。押さえるポイントは大きく3つで、3つの条件全てに当てはまるのあれば新鮮であることがわかりますので、スーパーで販売しているマッシュルームでも生食することが出来ます。
鮮度の見分け方
新鮮なマッシュルームを見分けるためのチェックポイントは「軸」と「傘」と「ハリ」です。マッシュルームは軸が短く切られた状態で出荷されます。マッシュルームは収穫後も成長を続けているので、時間が経ったマッシュルームの軸は成長し、長く伸びてしまいます。
また、新鮮なマッシュルームは傘が閉じているため、傘の裏側のヒダが見えないようになっているのですが、成長と共に傘が開き、ヒダが見えるようになってきます。そして、時間経過とともに水分が出ていってしまうため、傘の表面のハリが失われ、柔らかくなっていってしまうのです。
新鮮なマッシュルームは傘が固くハリがあり、軸が短く、ヒダが見えないという特徴があります。以上の3点をクリアする物であれば、スーパーで販売しているマッシュルームでも生食可能です。
生マッシュルームの食べ方
新鮮なマッシュルームを見つけることが出来たけど、生のマッシュルームなんてどうやって食べたらよいかわからない、という方もいるでしょう。新鮮な生マッシュルームは、やはりマッシュルーム本来の味がわかるシンプルな食べ方がおすすめです。
シンプルな食べ方の代名詞といえば、サラダです。シンプルなレタスのサラダにスライスした新鮮な生マッシュルームを乗せ、オリーブオイル、にんにく、塩、胡椒などを合わせたドレッシングをかけて食べるのがおすすめです。
マッシュルームの味と香りはもちろん、独特の生マッシュルームの食感が良いアクセントとなる、シンプルだからこそおいしい1品です。
他にも、新鮮な生マッシュルームを食べやすい大きさにカットし、オリーブオイルとハーブソルトをかけて食べる食べ方もおすすめです。
まさに素材の味をそのまま楽しめる食べ方で、お酒のおつまみにもぴったりです。よりマッシュルームの風味の強いブラウンマッシュルームを使えば、新鮮な生マッシュルームだけで楽しめる、おいしいマッシュルームの味と香りが口いっぱいに広がります。
マッシュルームの保存方法
マッシュルームはとても足が速いきのこですので、せっかく買ったものの使いきる前に傷んでほとんど捨ててしまったという方や、使いきれないから水煮の缶詰マッシュルームで済ますようにしているという方も多いのではないでしょうか。
生食とはいわずとも、せっかく流通しているのですから生のマッシュルームを色々な料理に使ってみたいとは思いませんか。マッシュルームは、正しい保存方法を身に着ければ、おいしいままに長持ちさせることも出来るのです。
本項では、マッシュルームのおいしい保存方法をご紹介します。冷蔵庫での保存法だけでなく、冷凍庫を使った長期的な保存法もご紹介します。
冷蔵保存方法
マッシュルームを保存する際に注意しなければいけないことは「湿気」です。マッシュルームは湿気が多いと尚更傷みやすくなるため、湿気対策が非常に重要です。
先ず、保存前に洗いたくなってしまうところですが、マッシュルームは洗ってはいけません。汚れがどうしても気になる場合は、綺麗な布巾で拭いてあげましょう。汚れを落としたマッシュルームはラップで包み、ジップロックなどの密閉容器に入れて冷蔵庫で保存します。
普通に保存するよりは幾分長持ちしますが、それでもあまり長持ちはしませんので、5日以内を目安に食べきるようにすると良いでしょう。
冷凍保存方法
安かったからついつい使いきれない位マッシュルームを買ってしまった、という時は冷凍保存の出番です。傷みやすいマッシュルームも、きちんとした手順で冷凍保存すれば、おいしいままで保存が出来るのです。
マッシュルームを冷凍する際は、スライスして冷凍します。しかし、マッシュルームは断面が空気に触れると黒く変色してしまうため、変色防止の一手間が必要です。カットしたらすぐに、マッシュルームにレモン汁をかけましょう。すると、変色が防げますのでおすすめです。
あとは、ラップに包んで密閉容器に入れたら冷凍庫に入れるだけです。冷凍保存すれば、足の速いマッシュルームでも1か月は保存可能ですので、消費が間に合わないと思ったら冷凍すると良いでしょう。
しかし、マッシュルームは冷凍すると歯ごたえが損なわれてしまう点は注意です。スープなど煮込み料理にすれば気になりませんので、冷凍した場合は煮込み料理に使うことをおすすめします。
おすすめ!マッシュルームのおいしいレシピ
マッシュルームは、生以外でも多くの楽しみ方があります。きのこの中ではクセがあまり強くないので、どんな料理とも合わせやすいおすすめ食材です。
生のマッシュルームに興味を持っていただいたなら、次は従来の火を通した楽しみ方も知っていっていただくために、マッシュルームを使ったおいしいおすすめレシピをご紹介します。
マッシュルームは難しい下処理をする必要がありませんので、誰でも簡単に使える食材です。扱いやすいため料理初心者の方にもおすすめです。
マッシュルームのパスタ
マッシュルームの風味は乳製品と非常に相性が良く、マッシュルームを使ったクリームパスタは、マッシュルームレシピの鉄板といえます。最初に紹介するレシピは、少し手間はかかりますが抜群においしい、牛乳とマッシュルームで作る濃厚なクリームパスタです。
材料は2人前でマッシュルーム1パック、玉ねぎ1/2個、ベーコン3枚、にんにく2片、牛乳150cc、とろけるチーズ1枚、小麦粉大1、バター少々、白ワイン大3、塩・胡椒適当、パスタ2人分です。
最初に食材を切っておきます。玉ねぎとにんにくはみじん切り、ベーコンは短冊切り、マッシュルームはスライスしておきましょう。フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくが香り立つまで炒めます。にんにくの良い香りがして来たら、玉ねぎも入れて中火で炒めます。
玉ねぎの色が変わってきたら、バター、ベーコン、マッシュルームを入れ、マッシュルームの色が変わってくるまで炒めます。色が変わったら白ワインを入れ、水分が飛ぶまで炒めたら、小麦粉を入れて具材に馴染むまで炒めます。
後は、牛乳とチーズを入れて弱火で煮込みます。とろみが出て来たら、塩と胡椒で味を調え、ソースの出来上がりです。あとは茹で上げたパスタに絡めたら完成です。
マッシュルームのスープ
いつものコンソメスープにマッシュルームを加えるのも、おいしいのでおすすめです。次は玉ねぎの甘味とマッシュルームの風味がベストマッチする、マッシュルームコンソメスープのレシピをご紹介します。
必要な材料は、マッシュルーム4つ、玉ねぎ1/4個、水200ml、顆粒コンソメ小2、塩少々です。無くても良いですが、パセリがあるならば散らしてあげるとおしゃれ度がアップしおすすめです。
マッシュルームと玉ねぎはスライスし、沸騰したお湯の中に入れて煮込みます。玉ねぎに火が通って透明になってきたら顆粒コンソメを加え、最後に味を見ながら塩で味を調えて出来上がりです。簡単なのにおいしい手間要らずなレシピですので、朝の忙しい時間にも活躍してくれます。
マッシュルームのサラダ
記事冒頭で、生のマッシュルームのおいしい食べ方でサラダをご紹介させていただきましたが、詳しいレシピのご紹介がまだでしたので、改めて生マッシュルームを楽しむおいしいサラダレシピをご紹介していきます。
材料は、レタス(もしくはベビーリーフ)50g、マッシュルーム4つ、レモン汁大1、オリーブオイル大1、アンチョビペースト小1/2、すりおろしにんにく小1/2、塩胡椒少々です。
レタスは食べやすい大きさにちぎり、マッシュルームは生のままスライスします。変色防止のため、マッシュルームはレモン汁でしっかり和えておきましょう。
オリーブオイル、アンチョビペースト、にんにく、塩胡椒を混ぜてドレッシングを作ったら、レタスとレモン汁と和えたマッシュルームと混ぜ合わせ、味を全体によく馴染ませます。しっかり馴染んだら、完成です。
クセがなく食べやすいマッシュルームを活用しよう!
紹介した以外にも、マッシュルームのおいしいレシピはたくさんあります。マッシュルームは生でも加熱してでもおいしいので、是非本記事で紹介したレシピ以外でもレシピを見つけ、様々なマッシュルームのおいしさを楽しんでみてください。