実食！まるで庭園みたいなケーキ！シャトレーゼの「発酵バター抹茶ティラミス」

おいしくて安いお菓子を販売するシャトレーゼから、細部までこだわったワンランク上のティラミスが新発売！さっそく実食してみました。

「北海道産発酵バター使用抹茶ティラミス」（税込み399円）は、札幌にあるリゾートホテル『ガトーキングダムサッポロ』のパティシエが監修。

『ガトーキングダムサッポロ』は、シャトレーゼグループが運営する、ランチやデザートが大好評のホテルです。ホテルのパティスリーで提供されるケーキと同じ味が手軽に買えるなんてうれしいですね。

上から見ると、まるで庭園。ため息が出そうなほど美しく、見ているだけで惹きこまれそうです。それもそのはず、石庭をイメージしてつくられた、和洋折衷のカップケーキだそうです。

リーフ型の極薄チョコレートや、小豆かのこの配置も秀逸で、いつものシャトレーゼのスイーツとは一線を画す高級感のある雰囲気がただよってきます。

抹茶パウダーをふりかけた、ぽってりとした生クリームが庭園をななめに横切り、3つ並んでいます。年月を経て苔むした岩のよう。表面に描かれた線は、さながら砂紋のようで優美です。禅のように心を無にして、実食してみたいと思います。

スプーンですくってみると、中は何層にも重なっています。口に入れると想像以上に抹茶の香りが豊か。表面の抹茶パウダーのほか、スポンジの上部にも抹茶シロップがしみ込んでいます。

マスカルポーネクリームはくちどけが良く、あっさりめ。チーズが抹茶の香りを邪魔せず、コクをプラスしてくれています。

食べ進めると、スポンジの下から小豆かのこがたっぷり出てきました。ふっくらと炊きあげられた小豆のやさしい甘さがバターと合わさり、あんバターのような味わいも感じます。

その下には、カスタード入りバタークリームが敷かれています。こちらはベイクドケーキのような硬めの仕上がりで、お口に入ると発酵バターの香りが華やかに広がり、すーっと溶けていきます。濃厚なバターなのに、上品なくちどけのおかげでくどすぎない、優秀な仕上がりです。

和素材と洋素材がケンカせず、絶妙にマッチしています。隠し味にリキュールが香る、普段のシャトレーゼではちょっと味わえない、ワンランク上の味わいでした。

シャトレーゼの「北海道産発酵バター使用抹茶ティラミス」は、抹茶と小豆かのこという和素材、そしてマスカルポーネクリームとバタークリームという洋素材が一体となっている、ホテルのラウンジで味わうような上品でハイクオリティなケーキでした。