レトロな雰囲気【純喫茶】おすすめ店ランキングTOP11！おいしいメニューも

「純喫茶」は酒類の提供がない喫茶店のことで、一般的にはコーヒーを楽しむための店舗を指します。しかし、純喫茶と呼ばれる店の中にはジュースやスイーツ、食事系メニューを提供する店もあり、コーヒーが苦手な人でも楽しめる店も存在します。

純喫茶には長い歴史を有するレトロな老舗店や外国風のおしゃれな店があります。純喫茶の魅力には美味しいコーヒーやスイーツ、グルメに限らず、雰囲気も含まれるでしょう。本記事では東京と大阪の純喫茶に絞り、11軒のおすすめ店をランキングにしてご紹介します。

街には大手カフェチェーン店やポップな内装のカフェもありますが、こちらでは純喫茶にフォーカスを当ててご紹介します。純喫茶には昭和時代を知らない若者も来店し、店の様子や料理・スイーツなどをSNSに投稿している人もいます。それでは第11位から第9位をご覧ください。

「西洋茶館」はアンティーク調の上品な店内が特徴的な純喫茶で、英国の小さなティールームをモチーフにしています。純喫茶 西洋茶館の人気メニューは手作りスイーツです。ケーキには果物をたくさん使い、見た目の華やかさやボリュームの多さが評判です。

純喫茶 西洋茶館の「フルーツタルト」はホイップクリームやヨーグルトムース、カスタードクリームを使って甘味と酸味をバランスよく配合し、旬のフルーツを散りばめています。また、「アフタヌーンティー」もあり、スコーンやサンドイッチ、ケーキなどを紅茶と共に楽しめるでしょう。

純喫茶「丘」は御徒町駅より徒歩2分の立地で、創業は1964年です。昭和から時が止まったような古めかしい外観ですが、店内には地下2Fまで続くシャンデリアがあります。純喫茶 丘の一押しグルメの一つは「ナポリタン」で、ハムとピーマン、玉ねぎとたっぷりのケチャップを纏う太麺です。

「名曲・珈琲 新宿 らんぶる」は新宿三丁目駅から徒歩2分の純喫茶です。店内は昭和モダンな様相で、1FとB1Fに分かれ200席あります。1950年創業の名曲・珈琲 新宿 らんぶるでは種類豊富なドリンクとトーストやピラフ、スパゲッティのセット、さらにケーキセットも楽しめます。

こちらでは純喫茶一押し店ランキング第8位から第6位を発表します。第8位に選ばれたのは窓側の席がおすすめの純喫茶で、第7位はInstagramでも評判の名物ドリンクのある純喫茶、そして第6位は存在感を放つ外観が特徴的な純喫茶です。早速見ていきましょう。

「ギャラン」は東京の上野駅近くに所在するレトロ純喫茶です。ギャランの創業は1977年で、店内は75席あり、ゆったり座れる革張りソファとカウンター席を備えています。床にはタイル風のレトロなシートを敷き、ラグジュアリーな頭上の灯りも相まっておしゃれでしょう。

純喫茶ギャランで味わえるメニューにはあんみつやバナナパフェなどのスイーツ、カレーやオムライスなどの食事系もあり、休憩やランチにも利用できます。

「ジャマイカ」はサラリーマンや若い人にも人気のレトロ純喫茶です。最寄り駅は北新地駅で、店内に入れば昭和の懐かしい光景が目に飛び込むでしょう。ジャマイカの椅子やクッションは所々擦れていますが、純喫茶らしさを醸す味の一つとして貢献しているのかもしれません。

ジャマイカで若い人がオーダーしているドリンクは「クリームソーダ」で、名物メニューになっています。略して「クリソー」と呼ばれ、大ぶりのグラスにバニラアイスとたっぷりのホイップクリームを使っています。ジャマイカには昔ながらの「オムライス」や「卵サンド」もあります。

レトロ純喫茶として話題を呼ぶ店の一つが「アリサ」です。創業1971年のアリサは昭和から存在する純喫茶で、昔の雰囲気漂う看板と外観が人目を惹くでしょう。アクセスは大阪梅田駅から歩いて行くことができ、大阪梅田の高架下にあります。ステンドグラスを施した窓が目立っています。

外観の重厚な造形はクラシカルなムードに傾け、店内のダークブラウンのテーブルや壁が格調高い様子を増幅させているでしょう。アリサのメニューにはコーヒーやドリンク類もありますが、レトロな雰囲気にマッチするナポリタンやホットドッグ、ホットケーキも美味しいと評判です。

純喫茶には常連がよく注文する名物料理やスイーツがあります。こちらではランキング第5位と第4位をチェックしていきましょう。

レトロな純喫茶、人気店の一つは「ニューアストリア」です。ニューアストリアは1970年創業の純喫茶で、アクセスは北大阪急行「千里中央」駅から徒歩1分、北大阪急行の改札近くの通り沿いに店舗を構えています。席は2人用が2卓と4人用が2卓あり、カウンターを合わせて20席です。

大阪の純喫茶 ニューアストリアの店内は広くなく、ランチ時は混み合う可能性があります。ニューアストリアの名物メニューは「カツサンド」でテイクアウトも可能ですが、持ち帰りの場合は野菜が付きませんのでご注意ください。メニューには数種類のサンドとトーストがあります。

ニューアストリア純喫茶でよく注文が入るのは「カツサンドA（野菜入り）」です。薄いパン生地の間にとんかつソースを纏った分厚いカツが鎮座し、玉ねぎやトマトも入ってボリュームがあります。ヒレカツは柔らかく、濃いソースと玉ねぎやトマトのさっぱり野菜が絶妙なバランスです。

「ゆりあぺむぺる」は東京吉祥寺に佇む純喫茶で、まるで呪文のような店名がユニークです。純喫茶ゆりあぺむぺるは1976年創業の老舗店で、吉祥寺駅南口からすぐの場所に位置します。店内は古いヨーロッパカフェの雰囲気が漂い、テーブルに様々な柄のテーブルクロスが掛かっています。

純喫茶 ゆりあぺむぺるではクリームソーダやスイーツ、ランチメニューなどを提供しています。クリームソーダはザクロを使った赤いドリンクや定番の鮮やかなブルー、洋ナシを使ったピンク色など珍しいメニューが並び、フォトジェニックな見た目も人気の理由でしょう。

ゆりあぺむぺるでは11:30～16:30の間にランチメニューを提供し、カレーやピザ、ワンプレートなどがあります。種類豊富なパスタも純喫茶で味わえる一押しランチで、純喫茶の定番「ナポリタン」から本格的な「エビイカホタテのプロヴァンスハーブのレモン風味」まで揃います。

こちらでは一押し純喫茶ランキング第3位と第2位をご覧に入れます。第3位の純喫茶は大阪の老舗店で、第2位の純喫茶は東京にある本格コーヒーが評判の店です。

「丸福珈琲店 千日前本店」は85年以上も愛され続けている純喫茶で、平日にモーニングサービスを提供しています。人気純喫茶の丸福珈琲店 千日前本店は日本橋駅から歩いて3分の立地で、焦げ茶色の皮張り椅子やアンティーク調の間接照明によってレトロな空気感が漂っているでしょう。

丸福珈琲店は1934年に創業し、第二次世界大戦を乗り越えた純喫茶で、芸人や役者、文化人にも利用されてきました。創業者は美術館や食器などにこだわっていたことから、千日前本店のインテリアや内装は創業者のイメージを膨らませたもので、アンティーク収集品を配しています。

純喫茶 丸福珈琲店のスタンダードは大倉陶園のカップに漆黒のコーヒーを注ぎ入れ、角砂糖を2つ添えたスタイルです。深煎りのブレンドコーヒーは味も香りも濃く、角砂糖を溶かしながら飲むのもおすすめでしょう。コーヒーは創業当初からの独自焙煎法を守り続けている職人が淹れます。

丸福珈琲店 千日前本店の純喫茶で人気のスイーツは庶民の憧れでもあった「ホットケーキ」です。ホットケーキは銅板で一枚ずつ丁寧に焼くため少し時間を要しますが、表面はサクサクし、内側はふんわり食感に仕上がります。シロップはハチミツまたはメープルから選択できます。

東京のレトロな人気純喫茶「コーヒーロッジ ダンテ」がランキング第2位になりました。コーヒーロッジ ダンテは西荻窪駅南口から徒歩2分の純喫茶で、テーブル席の他に、一人でも気兼ねなく過ごせるカウンター席を設けています。店内はノスタルジックでありながらおしゃれでしょう。

コーヒーロッジ ダンテは1965年にオープンした老舗純喫茶で、55年以上の歴史を紡いでいます。外観は趣のある山小屋風で、扉を開ければコーヒーの香ばしい香りが飛び込んでくるでしょう。純喫茶コーヒーロッジ ダンテでいただける一杯は、サイフォン式のコーヒーです。

純喫茶コーヒーロッジ ダンテでは創業当初からサイフォンにこだわり、オーダーごとに丁寧に淹れてくれます。ダンテブレンドは時期によって配合を変える4種類の豆を使用したコーヒーで、本日のサービスで提供される特別なコーヒーシリーズも人気を集めています。

コーヒーの複雑な味わいと相性の良いメニューの一つは「バームクーヘン」です。純喫茶コーヒーロッジ ダンテのバームクーヘンはバターの香りを強く感じるよう、温めて提供しています。また、優しい甘さで主張が強くなく、コーヒーと一緒に味わうのに相応しいスイーツでしょう。

ランキング第11位から第2位まで一気にご紹介しましたが、いよいよ第1位の発表です。ナンバーワンに選ばれた純喫茶は有名百貨店に所在する人気店です。

純喫茶おすすめ人気ランキング、今回第1位の座を射止めた純喫茶は「カフェ ウィーン 三越日本橋店」です。カフェ ウィーン 三越日本橋店への行き方は、銀座線・半蔵門線の三越前駅から徒歩1分もしくは東西線の日本橋駅C1出口・浅草線の日本橋駅より徒歩5分になります。

カフェ ウィーンは東京・日本橋三越本店の本館2Fに入居する人気純喫茶で、同フロアには紳士服や婦人服売り場があり、買い物途中の休憩にもおすすめでしょう。店内は重厚感やクラシックな雰囲気が漂っていますが、ゆっくり座れるソファ席もあり、子供の利用も可能な純喫茶です。

純喫茶カフェ ウィーン 三越日本橋店ではケーキのみテイクアウトに対応しています。カフェ ウィーン 三越日本橋店のおすすめポイントの一つは、ウィーンを旅しているかのような気分を味わえる点で、店舗はウィーン市やウィーン商工会議所などの認定書を受けた日本で最初の純喫茶です。

純喫茶カフェ ウィーン 三越日本橋店の内装は赤のビロードが映える優美さがあり、非日常的な時間を過ごせるかもしれません。メニューには300年の伝統が宿る本場のレシピを忠実に再現したものやウィーンのコーヒー、ウィーン料理やデザートが揃い、充実したラインナップです。

メニューには多数のおすすめがありますが、「ザッハトルテ」は見逃せないケーキの一つです。カフェ ウィーンのザッハトルテはチョコレートコーティングの下に杏ジャムを忍ばせ、チョコレートのビターな風味と杏の酸味が絶妙な仕上がりでしょう。甘さ控えめの生クリームを添えています。

カフェ ウィーンの純喫茶で味わえるおすすめスイーツメニューには「フィルシメルバ」もあります。フィルシメルバはスワンのガラス器に入ったスイーツで、黄桃コンポートやアイスなどを盛り付けた一品です。アイスは懐かしさを覚えるバニラ味で、ベリーソースの酸味が効いています。

東京や大阪には純喫茶と呼べる店が存在し、中には長く愛され続けている老舗店がありました。純喫茶には年配の方に限らず、20代の若者やサラリーマンも訪れ、談笑したり、一人でゆっくり過ごしたりする人もいるでしょう。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。