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北海道で生まれた「ちくわパン」ってどんなパン?
北海道はおいしいパン屋がたくさんあります。その理由の一つが、国産小麦生産量が全国一位ということです。北海道の広大な大地で作られる国産小麦は香りが非常によく、パン以外にも北海道小麦粉を使った絶品グルメは多数あります。
そんな小麦粉王国・北海道で道民に愛される定番のパンメニューが「ちくわパン」です。他県ではほとんど見かけることがないちくわパンですが、北海道民の間では知らない人がいないといわれるほど人気があります。
札幌の小さなパン屋さんが発祥
北海道民が熱愛する絶品グルメ・ちくわパンは、北海道・札幌にある小さなパン屋「どんぐり」で誕生しました。ちくわパン発祥の店・どんぐりがオープンしたのは1983年ですが、ちくわパンが誕生したのもオープン時期とほぼ同じです。
ちくわパンレシピが誕生する以前は、札幌市内にある多数のパン屋と同じく、定番のパンメニューが大半を占めていました。
そんな中、どんぐりを訪れた客から「気軽に食べられる総菜パンを作ってみては?」といわれ、新メニュー開発に取り組んだ末にできたのがどんぐり名物のちくわパンです。
お客さんの声に応えて編み出された商品
客の何気ない一言から商品開発が始まったどんぐり・ちくわパンですが、安くてボリュームのある総菜パン作りはかなり難航しました。値段が安く独特の食感があるちくわをメインの具にすることにしたのですが、ちくわに合わせる具を何にするかで問題になります。
しかもちくわパン以外にもさまざまな種類のパン作りをしなければいけないので、簡単にできておいしい食材から試作を始めます。ちくわを使った簡単レシピには、穴の中にチーズやキュウリを入れるメニューがあります。
そこでどんぐりの開発チームも最初はチーズやキュウリ入りのちくわでちくわパンの試作をしましたが、「1個食べれば満足できるお総菜パン」というイメージには合いませんでした。
その後もちくわパンの具になるものをちくわに詰め試作していきますが、どれもちくわパンとしての決め手に欠けます。こうして何度も失敗を繰り返しながら最終的にちくわパンの具としてたどり着いたのが、自家製ツナサラダでした。
ちくわの隙間にたっぷりと自家製サラダを詰めることによってボリュームが増しますし、北海道産小麦の香りもツナサラダ入りちくわパンにマッチします。こうして値段は安くても1つでお腹が満足できる、北海道民熱愛の総菜パン・ちくわパンは誕生したのです。
苦労の末に作られたどんぐり特製ちくわパンは瞬く間に大人気商品となり、今では北海道民であればだれもが知る有名なご当地パンへと成長しています。
ちなみにちくわパンで一躍有名になったパン屋・どんぐりは、現在札幌市内に8店舗を展開しています。もちろんこれほどまでに人気となったちくわパンですから、どんぐり以外のパン屋でもちくわパンを扱う北海道のパン屋は多いです。
とはいえやはり老舗の強みということもあり、「ちくわパンならどんぐり」という北海道民も少なくありません。
なお8店舗あるパン屋・どんぐりでも、一番人気があるのはちくわパンです。その証拠に、どんぐり全店舗合わせて毎日3000個以上のちくわパンが売れています。
ちくわパンの具材は?
ちくわパン発祥店舗のどんぐりではもちろん、北海道内にあるパン屋でも大人気のちくわパンは、柔らかいパン生地に、食感の異なるちくわとたっぷり入った具が特徴のお総菜パンです。
ちくわの中にツナサラダ
北海道民が愛してやまないどんぐりのちくわパンには、ジューシーな自家製ツナサラダがたっぷりと入っています。ツナサラダとちくわの相性も良いですが、ツナサラダはパンとの相性も抜群です。
サンドイッチの具にもツナは欠かせませんし、ツナサラダを包んだお総菜パンも人気メニューに挙げられます。とはいえ「ちくわ×ツナサラダ×パン」の組み合わせは、ちくわパンレシピを考案したどんぐりでなければ生まれなかったでしょう。
なおサンドイッチ用のツナサラダとは違い、どんぐり・ちくわパンはパンの具としてツナサラダを使用するため、熱でツナサラダの水分が蒸発することも考慮しなければいけません。
かといって水分が多すぎるとべたついたパンになってしまうので、ちくわパンに合わせる自家製ツナサラダのレシピ作りにも時間がかかったといいます。
仕上げのとろけるチーズとマヨネーズ
こだわりの自家製ツナサラダがたっぷりと詰められたちくわですから、そのままでもちくわパンとして成立しますが、仕上げにコクのあるマヨネーズと北海道のとろけるチーズを加えるのが、ちくわパンレシピの基本です。
マヨネーズを加えることでほど良い酸味が加わりますし、チーズによってボリュームもアップします。もちろんマヨネーズとチーズもちくわとの相性が良い食材ですから、仕上げに加えることで全体のバランスが非常によくなります。
なおほとんどの店舗では仕上げにチーズを使用しま鵜が、「仕上げはマヨネーズのみ(チーズ不使用)」にこだわる店舗もあります。
基本のちくわパンのレシピ
パン生地の作り方がわかるなら、北海道グルメ・ちくわパンは簡単に作れます。具をはさんだちくわにパン生地を巻き付けて成形するので、パン生地は柔らかい生地が良いでしょう。生地よりも手間をかけてほしいのが、ちくわパンの影の主役であるツナサラダです。
ちくわパンに入れるツナサラダはジューシー感が重要なポイントなので、たっぷりのタマネギみじん切りにみりん・砂糖・めんつゆ(ストレートタイプ)を加えた和風マヨネーズソースを加えます。
和風マヨネーズソースの作り方のポイントは、水とめんつゆ・みりんを2対1の割合で混ぜることです。みりんにも甘みがあるので砂糖は少量で構いませんが、煮切りが必要なので一度加熱します。
和風マヨネーズソースとツナサラダは同時に作れるので、和風マヨネーズソースの材料(マヨネーズも含む)にツナ缶とタマネギみじん切りを用意してください。準備ができたらフライパンにオイルごとツナ缶を加え、タマネギみじん切りと一緒に軽く炒めます。
カロリーが気になる場合はオイルを切っても良いですが、ノンオイルタイプを使うと実がパサパサするのでオイルタイプのツナがおすすめです。
タマネギみじん切りがしんなりしたら、和風マヨネーズソースの材料をすべて加え、弱火で2~3分炒めます。味がぼやけているように感じたら、塩・コショウで調整しましょう。これでしっかりと味がついたちくわパン用ツナサラダが完成です。
熱いままでは調理ができないので、バットに移し粗熱を取っておきます。次にちくわを縦に切れ込みを入れます。2つに切り分けてしまうと上手にツナサラダが収まらないので、包丁ではなくキッチンバサミを使うときれいな切れ込みができます。
あとは粗熱をとっておいたツナサラダをちくわの中にたっぷりと入れ、細長く伸ばしておいたパン生地をちくわに巻き付けてください。
二次発酵で生地が膨らんだら、縦に切り込みを入れ溶き卵を表面に塗り、仕上げのマヨネーズをかけて焼き色がつくまでオーブンで焼いてください。180℃に設定したオープンであれば約20分で完成です。
簡単!HMを使ったちくわパンのレシピ
パン生地作りが面倒なときは、HM(ホットケーキミックス)を使ったちくわパンレシピがおすすめです。HMはパン生地よりもやや甘めなので、基本のちくわパンの具に七味唐辛子を少々加えると、大人でも食べやすいちくわパンができます。生地の作り方はとても簡単です。
HMに牛乳を加え、手で形が作れる程度の硬さに仕上げるだけでパン生地が作れます。生地ができたら基本の作り方と同じく、具を詰めたちくわに細長く伸ばしておいた生地を巻き付けていきましょう。
巻き付けるときは若干隙間を作っておくのがポイントです。焼いている間に生地が膨らんで隙間が埋まるので、あまりきつく巻き付けると焼きムラができてしまいます。
巻き終えたら溶き卵を表面に塗り、仕上げにマヨネーズととろけるチーズを中央にのせたら、180℃のオーブンで約10分焼きましょう。きれいな焼き色がついたら、HMを使ったちくわパンの完成です。
おうちで簡単!自家製ちくわパンを作ってみよう!
北海道が生んだご当地パン・ちくわパンは、朝ごはんにもぴったりな栄養満点なお総菜パンです。ちくわパンは焼きたてが最もおいしいので、簡単に作れるちくわパンレシピを参考に、自宅で手作りちくわパンにチャレンジしてみませんか?
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