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ロマネコンティは値段も味も最高級のフランスワイン
世界最高峰を極めた赤ワインが「ロマネコンティ」です。ロマネコンティの希少価値と驚くほどの値段は、世界でも知らない人はいないでしょう。一流セレブや大富豪など、一部の人しか口にできないロマネコンティは、少なくとも1本の値段が120万円といわれています。
1本120万円の値段はくだらないロマネコンティは、2000年前のローマ時代から造られている歴史あるフランスブルゴーニュ地方の赤ワインです。
ブルゴーニュ地方のヴォーヌ・ロマネ村で世界一のぶどうピノ・ノワールを栽培する「ロマネコンティ」という畑の名前が、そのまま銘柄名として付けられました。
世界一の土壌で世界最高クラスのぶどうで造られるロマネコンティは、値段だけでなく味や香り、舌触りも世界最高峰の赤ワインといわれています。誰もが知っている銘柄でありつつ、通常は目にする機会がない謎めいた最高級赤ワインのロマネコンティの魅力をご紹介しましょう。
「飲むよりも語られる事の方が多いワイン」
高額な値段で希少なロマネコンティを所有または愛飲することは、一部のセレブや富豪のステータスや社会的地位を示します。そのためロマネコンティは「飲む」目的よりも「語られる」ことが多いワインといわれています。
ロマネコンティがこれほどまでに希少価値が高額な値段が付けられる理由は、主に3つあります。フランスには国が定めるぶどう畑の格付けがあり、ロマネコンティの原料のぶどうを栽培する畑は最高クラスの「グラン・クリュ」です。
さらにロマネコンティを生み出す畑は1.8ヘクタールで、年間6000本しかワインを生産できないといわれています。最後に所有すれば世界的に社会的地位を示せることが、ロマネコンティが世界一希少で高額な値段の赤ワインといわれる理由と考えられるでしょう。
生産された年代で値段が違う
ワインはその年に栽培されたぶどうの出来栄えや、醸造によって味や香りが大きく異なります。そのためロマネコンティを含む全てのワインは年代によって値段が違うのが特徴です。
ワインの出来栄えは、世界的に信頼されている「ワインアフォゲイト」のパーカーポイントで確認できます。味や香り、ワインの色、熟成度合いなどを総合してパーカーポイントが100点満点で付けられますが、ロマネコンティは総じて得点数が高いです。
出来栄えが良く、市場に出回る本数も少ないロマネコンティは必然的に価値が高くなります。そのためパーカーポイントが低い年代でもロマネコンティの値段は100万円を超えるでしょう。
また当たり年といわれる特に希少価値の高いロマネコンティの値段は、通常の3倍程の値が付くようです。
ロマネコンティの値段が高い理由
最高級の赤ワインと名高いロマネコンティは、高額な値段も有名です。ロマネコンティの値段は一般人が手が出せない1本120万円はくだらないといわれています。世界一高い値段が付くロマネコンティは、それだけ希少価値が高い、最高級品質のぶどうで造られた赤ワインです。
ロマネコンティが世界一高額な値段が付く理由と、最高級品質のワインといわれる由縁をご紹介しましょう。
希少性の高さ
値段が高いワインは総じて希少な銘柄が多いです。その中でも群を抜いてロマネコンティは希少性が高いフランスのブルゴーニュワインとして知られています。ロマネコンティを造るぶどう畑は約1.8ヘクタールで、フランスの他のブドウ畑と比較すると圧倒的に小さいです。
1.8ヘクタールはサッカーコートで例えると2.5コート分なので、栽培できるぶどうの数も少ないと考えられます。小さな畑ながら、ロマネコンティのぶどう畑はフランスが定めた最高級品のぶどうを造る特級クラスに認定されています。
ロマネコンティは非常に小さな畑で、最高級品質のぶどうによって造られた、大変希少価値の高いフランスブルゴーニュ産の赤ワインです。希少性が群を抜いて高いため、驚く程高額な値段が付けられています。
毎年僅か6000本前後の少数生産
1.8ヘクタールの畑から造られるロマネコンティは、年間6000本前後とかなり少ないです。市場に出回る本数が少なく希少価値がそれだけでも高騰するため、ロマネコンティは高額な値段が当たり前のようにつけられています。
また毎年6000本前後が生産されるわけではなく、過去には気候や害虫などの関係でかなり少数しか造られない年もありました。ロマネコンティは市場で常に品薄状態が続いているため、驚く程の高額な値段が付けられています。
圧倒的なブランド力
世界一知名度が高く高額なロマネコンティは、ブランド力が圧倒的といえます。ロマネコンティは1つのぶどう畑からしか造られず、しかも所有者は「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」だけです。
一般的にフランスのブルゴーニュ地方のワインでは1つのぶどう畑を区画ごとにわけ、複数の生産者が所有します。つまり同じぶどう畑からできるブルゴーニュワインは銘柄は同じでも、所有者が10人いればラベルも値段も10通りです。
一方ロマネコンティの畑は独占所有されているため、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティが価格も自由に決められるようです。畑を独占しているためロマネコンティは代えが効かない唯一無二のワインとして、希少価値が高く、値段も吊り上がるといえるでしょう。
特級の畑と伝統的な製法で生み出される高い品質
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティが独占所有するロマネコンティの畑は、フランスが定めるぶどう畑のランクでは特級クラスです。特級クラスとは最高級のぶどうが栽培可能だと、フランスが国の基準で判定した畑を指します。
「グラン・クリュ」と呼ばれる特級クラスのロマネコンティの畑では、2000年前からの伝統的な製法でぶどうを有機栽培しています。実は最高級のぶどうを栽培するロマネコンティの畑は、土壌は決して豊かとはいえないようです。
日当たりと水はけは良いですが、ロマネコンティの畑の土壌自体は痩せているため、ぶどうは根を地中深くに張り巡らせミネラルや栄養を吸収し、最高の状態に育ちます。また土壌管理も負担をかけないように馬を使って耕す伝統的な農法を用いています。
日当たりと水はけが良く、元々は痩せた土壌を伝統的な農法で耕したロマネコンティの畑では、地中深くのミネラル分を豊富に含んだ最高品質のぶどうが育ちます。実ったぶどうは手摘みし、吟味された実だけが受け継がれている製法で熟成させられています。
特級クラスの畑で最高級のぶどうが栽培され、ワイン職人の惜しみない丁寧な仕事によってはじめてロマネコンティが完成します。一流の過程を経て造られるロマネコンティの値段が高額なのも、納得できるでしょう。
ロマネコンティの値段はいつ頃から高くなったのか
誰もが疑わない最高級ワインのロマネコンティも、最初から高額な値段ではなかったようです。ロマネコンティの値段が吊り上がる理由の一つに、需要と供給の問題があります。
ロマネコンティの生産量を超える数ほど、味わってみたい人が増えたという、需要と供給のバランスが崩れているのが値段の高さに関係しているようです。
2021年6月現在で1本120万円はくだらないロマネコンティでも、40年前はまだ一般人でも手を出せる値段だったといわれています。年代が移るごとに希少価値が上がっていったロマネコンティの、値段の歴史を振り返ってみましょう。
40年前は5万円で買えた!
フランスの最高級ワインであるロマネコンティは「世界の名酒辞典」の創刊号によると、40年前の高島屋で5万円で販売されていました。当時のロマネコンティの生産量も現在と同じく6000本前後だったため、世間的な価値が40年の間で大きく変わったと考えられます。
世界の名酒辞典が創刊された1978年の物価と現在の物価はおよそ2倍開きがあるようですが、ロマネコンティは30倍以上の値段が付いています。今振り返ってみると、40年前のロマネコンティの1本5万円の値段は、まだリーズナブルだったといえるでしょう。
50万円を超えたのは1990年代から
ロマネコンティは40年前は日本で正規代理店は「高島屋」、続いて「サントリー」、サントリーのワイン専門子会社である「ファインズ」へ移行していきます。
1978年に1本50000円の値段で購入できたロマネコンティですが、急激に高騰したのはサントリーが代理店であった1996年からです。1996年のロマネコンティの値段は53万円で、初めて50万円を超えました。
その後100万円を超えるロマネコンティが登場したのは2002年で、78年と85年のヴィンテージが120万円で販売されています。40年前は5万円で購入できたロマネコンティは、年代を重ねるごとに見る間に高騰し今では100万円以上の値段が当たり前となりました。
生産量に変化はなくともワインを嗜む人の増加や市場の拡大によって、ロマネコンティはフランスを代表する最高の値段がつけられるワインとなったようです。
平均的なロマネコンティの値段は?
高級ワインと名高いロマネコンティですが、ヴィンテージによって値段はまちまちです。元々ワインはその年のぶどうの品質や醸造によって値段が変わります。ロマネコンティもそれに並び、生産年が違えば値段も若干上下するようです。
ただロマネコンティは総じて高額で、一般人では手が出せない値段だと考えて良いでしょう。世界一の値段がつけられるロマネコンティの、おおよその平均価格をご紹介します。
平均小売価格は215万円
ロマネコンティは平均の小売価格が1本で215万円といわれています。ワインの値段で1本215万円は、世界で最も高いようです。世界一高い値段のロマネコンティは、だからこそ所有しているだけで世界的なステータスになるといわれています。
当たり年のロマネコンティの値段は?
ぶどうの品質や完熟度、熟成具合により、ワインには特に素晴らしい出来栄えの「当たり年」が存在します。当たり年は当然値段も通常より高騰し、希少価値も高いです。
当たり年のロマネコンティはいくつかありますが、特に素晴らしいといわれているのが1990年と2005年です。また卓越して幻と称される1945年のロマネコンティは、オリジナルの味を楽しめる最後のヴィンテージといわれています。
いくつかあるロマネコンティの当たり年の中でも、特別に素晴らしいと称賛される3つのヴィンテージについてご紹介しましょう。
特に有名なのが1990年・2005年
ロマネコンティの当たり年で特に賞賛されているのが1990年と2005年のヴィンテージです。1990年の当たり年は、ブルゴーニュ地方にぶどう栽培にとって最高の気候条件が整った年といわれています。
温暖な冬から乾燥した春を迎え、夏場に気温が上がった1990年は、見事にぶどうが完熟しました。瑞々しく甘く熟したぶどうから造られたロマネコンティは、芳醇な香りと果実が凝縮した濃厚な味わいを楽しめます。
1990年は香りも味も特別に素晴らしいと称される、パーカーポイントも非常に高い98点の高額な値段で取引される当たり年のロマネコンティです。2005年の当たり年はピノノワールが秀逸な出来栄えの、見事なヴィンテージといわれています。
熟した果実と芳醇な香り、絹のような舌触りと深みのあるワインの色など、2005年の当たり年のロマネコンティは100点の稀に見るパーカーポイントです。
世界でも有名なワイン評論家からも絶賛される当たり年の2005年ヴィンテージは、コク深く力強い味わいと上品で優雅な香りを楽しめます。味わいたい人が多いため2005年ヴィンテージは希少価値が高く、高い値段で取引されています。
当たり年の中でも素晴らしい出来栄えと称される2005年のロマネコンティは、味や香り、色合い全てにおいて卓越したヴィンテージでしょう。当たり年のロマネコンティは、どれもが通年の値段よりも大きく高騰するといわれています。
1945年産のロマネコンティは幻とも
幻と称される1945年は、偽物も多々登場している手に入れるのはもはや難しいヴィンテージといわれています。1945年は終戦直後で、販売されたロマネコンティの数も僅か608本のみです。
販売本数だけでも希少価値が高い、高額な値段がつけられるロマネコンティとわかります。1945年のブルゴーニュ地方は稀に見る好条件の気候に恵まれ、クオリティの高いロマネコンティが造られました。
ただしその年フランス一帯で害虫がぶどうの樹木を襲い、ロマネコンティも大きな被害を受けたようです。
翌年の1946年にはロマネコンティの生産を中断し、ぶどうの樹の植え替えを行ったことから、1945年はオリジナルのロマネコンティを味わえる最後のヴィンテージとなります。
クオリティが高く生産数が少ない、さらにオリジナルを味わえる最後のロマネコンティということもあり、1945年は歴史的にも希少価値が高い破格の値段がつけられるヴィンテージです。
グラス1杯1000万円
幻のヴィンテージワインの1945年のロマネコンティは、オークションで約6000万円という値段の、世界最高の落札額が付きました。1本の値段が6000万円なのでグラスに注げば1杯の値段が1000万円程でしょう。
グラス1杯の値段が1000万円の世界は世間一般では想像できないレベルですが、それだけ高額なロマネコンティは、まさに「神から与えられた飲み物」と呼ぶに相応しいといえるでしょう。
ロマネコンティは値段だけの価値がある銘酒!
破格の値段がつけられるロマネコンティは、ぶどう畑の土壌の管理や天候、2000年以上続く伝統的な製法で造られる希少稀な赤ワインです。上品で妖艶な甘さと渋さを感じる風格漂うロマネコンティは、値段以上の価値がある銘酒といえるでしょう。
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