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次に「蟹場温泉」はその名前の由来が、近くの沢に沢山の蟹が住んでいることから名づけられました。露天風呂は原生林の中にあり、季節そのものを味わうことができます。泉質は重曹炭酸水素泉です。効能は糖尿病、皮膚病などです。入浴料は600円です。
「孫六温泉」は山の薬湯と呼ばれています。温泉は宿から少し離れています。女性専用の大きな露天風呂もあります。泉質はラジウム鉱泉で、効能は胃腸病、皮膚病(じんましん)などです。入浴料は520円です。
次に「大釜温泉」は木造の校舎を移築したお宿です。建物内部も古き良き雰囲気です。夏には足湯もあります。泉質は酸性含砒素ナトリウム塩化物硫酸塩泉で、効能は真菌症(水虫)、慢性濃皮症、リウマチ性疾患などです。入浴料は600円です。
最後が「休暇村乳頭温泉郷」です。ブナの原生林に囲まれ、静寂に包まれた宿です。最近リニューアルされ、乳頭温泉郷の中では最もモダンな施設です。泉質は単純硫黄泉、ナトリウム炭酸水素塩泉です。効能は高血圧や動脈硬化などです。入浴料は600円です。
湯めぐり帖は、「鶴の湯」、「妙乃湯」、「黒湯温泉」、「蟹場温泉」、「孫六温泉」、「大釜温泉」、「休暇村乳頭温泉郷」の7湯にそれぞれ1回入ることができます。また、これを提示すると乳頭温泉郷を循環しているバス「湯めぐり号」に無料で乗車できます。
この湯めぐり帖を購入して、循環バスで乳頭温泉の様々な湯めぐりをして、旅の思い出にするのもおすすめです。また、一年間有効ですから、リピートして再度乳頭温泉を訪れるのもおすすめです。実際に乳頭温泉郷はリピータも多いことで知られています。
秋田乳頭温泉郷の中で最古の温泉宿「鶴の湯」
「鶴の湯」は乳頭温泉の中で最古の湯と言われています。発見されたのは江戸時代とされ、秋田藩主も訪れたことで有名です。白湯の温泉から湯気が見える混浴の露天風呂が乳頭温泉郷の中でも有名なスポットです。温泉宿は「本陣」と呼ばれる茅葺の建物が有名です。
歴史感じる雰囲気も魅力のひとつ
「鶴の湯」の歴史は古く、寛永15年(1638年)に二代目秋田藩主 佐竹義隆公が鶴の湯に湯治に訪れたとされています。その時に警護の者の詰め所として建てられたのが「本陣」です。茅葺屋根が歴史ある雰囲気を醸し出しています。この茅葺は数十年ごとに葺き替えられます。
また、寛文1年(1638年)に亀田藩 岩城玄蕃公もこの鶴の湯に湯治に訪れたとされています。一般の客を受け入れる宿としては元禄時代(1688年から1704年)から記録が残っているという歴史が古い温泉宿です。江戸時代からの歴史を感じながらの旅も楽しめます。
本陣に入ると、まるで昔話の中にいるような気分になります。本陣の中には宿泊客しか入れませんので是非宿泊をして、貴重な建物の中をじっくりと堪能してください。
当時の建物が今もなお残る
「本陣」での宿泊の特徴は、お部屋の中に囲炉裏があり、食事をその囲炉裏を囲んで食べることができるようになっていることです。旅の醍醐味の一つは宿にもあります。この本陣は登録有形文化財に登録されており、江戸時代からの趣を残した宿場が魅力的です。
茅葺は数十年ごとに葺き替え(ふきかえ)という作業をします。生保内の高野地区からススキを刈り、越冬をしてから昔ながらの職人が葺き替えの作業をします。まさに職人技の茅葺屋根は圧巻です。
このお宿に泊まって江戸時代の雰囲気を楽しみながら、ゆっくりと旅の思い出を語るのもおすすめです。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができるでしょう。囲炉裏を囲んで普段はできないゆっくりとした会話を楽しむこともできます。
日本一の秘湯秋田「鶴の湯」の温泉を堪能しよう
乳頭温泉郷のなかでも最も古く、有名で魅力的な「鶴の湯」は、本陣での宿泊も趣きがありますが、その温泉の魅力についてもご紹介していきます。