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八甲田山を代表する温泉といえば、酸ヶ湯温泉を思い出す人が多いかもしれません。酸ヶ湯(すかゆ)温泉は八甲田山の登山口があるため、登山の後に日帰り温泉を楽しむ人も多い場所です。
酸ヶ湯温泉は、今から約300年も前に発見された歴史ある温泉です。昔は「鹿湯」と呼ばれており、鹿が傷を治すために湯につかっていたことが名前の由来といいます。
強い酸性の温泉のため様々な体の不調に効果があるといわれ、古くから湯治場として有名な温泉です。もちろん筋肉痛や疲労回復の効果もあるので、登山の疲れを癒すにもおすすめです。
酸ヶ湯温泉の名物は、「ヒバ千人風呂」と呼ばれる混浴の大浴場です。浴場の広さはテニスコート約1面分ですが、浴場内は視界を遮る柱が1本も使われていないので、広さがより際立つ大浴場となっています。
湯舟は「熱湯」と「四分六分の湯」の2種類あり、温泉の温度もそれぞれ違います。じっくりと身体を温めたい時には、温泉の温度が41~42度の熱湯がおすすめです。四分六分の湯は熱湯よりもやや高い43度ですが、巨大な浴槽なのでこちらもおすすめです。
なお酸ヶ湯温泉は、八甲田山でロケが行われた映画「八甲田山」の出演者たちも宿泊した場所です。雪山での遭難事故がテーマだったため、映画史に残る過酷なロケだったといわれています。
過酷な環境の中で撮影が行われた映画「八甲田山」の名シーンは、酸ヶ湯温泉の癒しの効果によって生まれたのかもしれません。昭和を代表する大物俳優たちを癒した名湯ですから、八甲田山登山の疲れもきっと癒してくれることでしょう。
開湯400年の歴史「日本三秘湯谷地温泉」
青森県十和田市にある谷地温泉は、酸ヶ湯温泉よりさらに歴史の古い温泉です。日本三大秘湯の1つである谷地温泉は、開湯400年以上の歴史を誇ります。
豪雪地帯にある三大秘湯は谷地温泉のほかに北海道のニセコ薬師温泉がありましたが、ニセコ薬師温泉は2014年に閉館したため、豪雪地の山中にある日本三大秘湯は谷地温泉のみになりました。
谷地温泉は、足下自噴の源泉かけ流し湯が有名な温泉です。浴槽の下から自然にお湯が沸きあがってくるので、ゆっくりと身体の芯まで温める効果があります。
また谷地温泉のお湯は、筋肉痛や疲労回復のほかにも、腰痛やアトピーの改善にも効果があるといわれており、古くから湯治場としても有名です。
さらに嬉しいのが日帰り温泉の料金です。有名な温泉の入湯料は意外と高いのが難点ですが、谷地温泉の日帰り温泉は、大人600円で10時~17時まで利用することができます。
八甲田山の絶景を見た後に日本三大名湯の谷地温泉で登山の疲れを癒す旅は、普段の生活では味わうことのできない最高に贅沢な体験となることでしょう。
日本百名山・八甲田山登山で紅葉の秋を満喫しよう
日本百名山の1つである八甲田山は、1年を通して登山が楽しめる山です。そんな八甲田山が最も華やかな時期を迎えるのは秋の紅葉シーズンです。ロープウェーで空中散歩をしながら楽しむ紅葉狩りは八甲田山の名物なので、まだ見ていない方にはぜひおすすめです。