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みんな大好き!カップヌードルのおいしい‘謎肉’
日清カップヌードルは、日本だけではなく世界中でインターナショナルに有名で人気のあるインスタントカップヌードルです。カップヌードルを食べたことがない人はまずいないのではないかと思うのですが、カップヌードルにはいろいろ種類があります。
カップヌードルには麺以外にフリーズドライされたネギ、エビ、タマゴなどが入っていますが、もう一つなんだか得体の知れない「肉」のような固まりが入っていることは、みなさんご存知のことでしょう。カップヌードルには発売当初からこの肉らしきものがアレンジされています。
実際に食べてみても肉とはちょっと違う歯触り、不思議な味付け、一体あれはなんだ?という疑問から、2ちゃんねる上で「あの肉」や「謎の肉」などと呼ばれ、次第にカップヌードルのあの不思議な固まりは「謎肉」一般に呼ばれるようになりました。
おいしいのだけど、一体これはなんだ?という気持ちはカップヌードルを食べ終えた人の気持ちの中に、常に残るのではないでしょうか?
カップヌードルの謎肉ってなに?
カップヌードルは今から50年も前、1971年に発売されたロングセラー商品ですが、謎肉については具体的にどんなものなのか、一体どのようなものから作られているのかはずっと秘密にされていたのです。
ネギ、エビ、玉子と一緒にアレンジされている、ちょっと不可思議な何かなのです。一体謎肉とはなんなのでしょうか?
豚肉と大豆由来の原料に野菜などをミックスしたもの
カップヌードルが生誕46周年を迎えた2017年に、日清は謎肉の正体を「豚肉と大豆由来の原料と野菜をミックスしたもの」と発表したのです。なるほど、肉だけではなく野菜と大豆があの歯触りを作っていたのかと、説明されるとなんとなく納得がいきます。
フリーズドライされた謎肉は、冷凍された時に気体が抜けた穴からお湯を注ぐとたっぷり水分が侵入して、やわらかな本来の口当たりにさっと戻ります。
カップヌードルのフリーズドライ製法は、このように謎肉やエビ、玉子、ネギ、そして麺などが、注がれた熱湯が素早く満遍なく吸収されることによって、なめらかな舌触りを作り出すために採用された製法です。カップヌードルの食べ応えをおいしくする、最も大事なアレンジです。
フリーズされた謎肉は、素晴らしい柔らかさと風味で楽しませてくれるものの、その正体はいったいなんなのか誰にもわからないまま50年近くの年月を経てきました。世界中で爆発的な人気を持つカップヌードルは、とても長い間秘密にしていたのです。
そして謎肉の正体を明かした2017年に、セブンイレブンで「カップヌードル 謎肉祭の素4連パック」という、謎肉だけを袋詰した商品が売り出されたのです。今はもう販売されていませんが、謎肉祭の素はカップヌードルに入れると通常の10倍の謎肉になるという驚きの商品でした。
そのままポリポリとお酒のおつまみのスナック菓子としても食べられるのですが、やはり塩分が濃いのでカップヌードルに入れる方が楽しめたようです。
正式名は「ダイスミンチ」
豚肉、野菜、大豆を加工して作った謎肉の正式名称は「ダイスミンチ」というのですが、なんと日清は「謎肉」をダイスミンチの公式名称にしました。それ以来日清は、謎肉を使ったカップヌードル製品をいくつも開発し、謎肉は日清の広告塔になっていったのです。
現在、日清には「謎肉キムチ」や「謎肉牛丼」など、謎肉をたっぷり使ってアレンジされたおいしい製品が販売されています。謎肉キムチは、カップヌードルのパッケージに記載されている辛さレベルの「2」に相当するので、結構スパイシーです。
謎肉キムチには謎肉が10個以上入っているので、通常のカップヌードルよりもふんだんに謎肉が盛り込まれたアレンジ商品です。
そして謎肉牛丼は、甘辛いタレが謎肉に絡み付いていてとてもおいしいと高評価なのですが、「やはり謎肉は謎肉」と、謎肉の不思議な味わいは印象に強く残るようです。
鶏肉を使った「白い謎肉」も
カップヌードルには「白い謎肉」もあります。白い謎肉が入っているのは、カップヌードル「チリトマト」と「しお」です。一般のカップヌードルの謎肉は豚ミンチを使っていて、白い謎肉はスープと相性の良いおいしさの増す「鶏肉」を使用しています。
カップヌードルの白い謎肉は、中田ヤスタカ氏のオリジナル曲をアレンジしたプロモーションビデオも作られ、相変わらず謎肉の風味はなんだかよくわからないけれど、日清のカップヌードル白い謎肉は公式にカッコイイ登場をしたのです。
カップヌードルは年に一度「謎肉祭り」を開催
日清は2016年から毎年9月になると、謝肉祭ならなぬ「謎肉祭り」という、通常の何倍も謎肉を加えたカップヌードルを発売します。2019年の9月に発売され、2020年の9月にリニューアルされた「カップヌードル ビッグ 謎肉祭」は、謎肉がおよそ40個入っています。
通常のカップヌードルには謎肉が平均して3〜5個入っていますが、「カップヌードル ビッグ 謎肉祭」にはその10倍の40個が入っているというのですから驚きです。
謎肉祭のテイストは毎年異なる
謎肉祭りは毎年9月に開催されますが、謎肉祭り一回目の「BIG カップヌードル 謎肉祭」は大変好評だったので、翌年も「帰ってきたカップヌードル 謎肉祭」が発売され、これには茶色い謎肉と白い謎肉の両方が入っていました。
そして2018年の「三代目カップヌードル 謎肉祭」には、豚ミンチの茶色い謎肉、鶏肉の白い謎肉の他に、唐辛子を練り込んだチリ謎肉の3種類の謎肉が入っていたのです。まさに謎肉祭りです。
さすが謎肉祭、なんだかよくわからないけれど食べ応えがあっておいしい、日清の謎肉シリーズカップヌードルは毎年大好評です。
過去には名探偵コナンとのコラボも
2017年のカップヌードル発売46周年記念の際に、カップヌードルの謎肉の正体を解き明かすというストーリーの「名探偵コナン」がWEBで公開されました。
主人公の謎を愛する犯沢氏がカップヌードルの「謎肉」の正体を掴むために日清製粉に入社するのだが、謎肉の正体をバラそうという社内のキャンペーンがあることに気づき、いろいろなストーリーが展開していくのです。
実際に日清は2016年にカップヌードルに入っている謎肉が、豚肉のミンチと野菜、そして大豆や野菜を混合してフリーズドライされた、ダイスミンチであることを公表したと同時に、ダイスミンチの公式名を「謎肉」にすると発表したのです。
2ちゃんねるで名付けられた「謎肉」は、今日清カップヌードルの大きな広告塔となり、謎肉祭は毎年多くの人に期待される一大イベントとなっています。
カップヌードルの謎肉で‘マンガ肉’のアレンジ!
「はじめ人間ギャートルズ」という漫画で大好評になった「マンガ肉」をご存知でしょうか。肉の塊に骨が付いている「マンガ肉」は子供達にとっては有名な人気のご馳走でした。日清はカップヌードルの謎肉を使って、このマンガ肉を作ったのです。
日清が公式Twitterでレシピを公開
日清がカップヌードルの謎肉で作ったマンガ肉は、2021年にTwitterで公表されました。マンガ肉の写真だけではなく、カップヌードルの謎肉で作ったマンガ肉の作り方のレシピを詳細にツイッターに載せたのです。
カップヌードルの謎肉の公式名称は、「味付け豚ミンチ」と言ったのですが、マンガ肉はカップヌードルの謎肉を800g も使ってマンガ肉を作り上げました。
撮影後はスタッフでマンガ肉を分け合って食べたそうです。おいしいのですが、マンガ肉にしてもやはり味はカップヌードル「謎肉」の不可思議な風味だったそうです。カップヌードルの謎肉ももちろん不可思議ですが、日清という会社もなんだか不可思議という印象が残ります。
カップヌードルの公式ページは五月女ケイ子氏の不可思議なイラストレーションで彩られ、なんと最初のページには、カップヌードルを発明した日清食品の創業者、安藤百福氏は毎日カップヌードルを食べて96歳まで長生きされたという話が載っています。
その事実は大変素晴らしいことなのですが、そのエピソードは「だからカップヌードルは食べ物です。食べられるのです。」と歌われているのです。
不思議な謎肉を開発して、その素性を語らずインターナショナルに大人気のカップヌードルに50年近くも使い続けていた日清のユニークさがうかがい知れます。
カップヌードルの謎肉は近未来のハイブリッドミート
豚肉、野菜、大豆などを加工して作られたカップヌードルの謎肉は、今は日清のおいしいカップヌードルの広告塔となっています。豚肉だけではなく、畑の肉と言われる大豆も使ってフリーズドライされた謎肉は、近未来のハイブリッドミートです。