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フレッシュでおいしい!手作りバターの作り方とは
豊かな風味とコクが特徴のバターは、料理はもちろんお菓子の味わいをレベルアップさせるために欠かせません。ところが最近、市販のバターは品薄で手に入りにくい状態が続いています。以前に比べて在宅時間が増えて、お菓子を手作りする人が増えたことが理由の1つでしょう。
市販のバターがなかなか入手できないなら、自宅で手作りしてみるのはいかがでしょうか?バターの作り方は実は簡単で、特別な材料も調理器具も必要ありません。手作りならバターを使いたい分だけ作ることが可能なので、いつでも作り立てのフレッシュなおいしさを楽しめます!
手作りバターのカロリーはどのくらい?
手作りのバターと聞いて思い浮かぶのは、牧場で搾り立ての牛乳から作られるバターではないでしょうか?フレッシュで濃厚な手作りバターがおいしいことは間違いありません。しかしながら、ダイエット中の女性にとって気になるのは、濃厚さゆえのカロリーというところでしょう。
バターは成分や作り方によって、大きく2種類に分けられます。作り方の工程で食塩が添加された有塩バターと、食塩を添加せずに作られた無塩バターです。
有塩バターのカロリーは、100gあたり約745kcalです。牛乳由来の成分のみで作られた無塩バターは脂質が多く、その分100gあたり約763kcalとカロリーがやや高くなります。
どちらのバターにしろ、決してカロリーが低いとは言えません。とはいえバターの代用品として使われることも多いマーガリンのカロリーと比べると、手作りバターのカロリーは低めです!
牛乳を使用したバターの作り方
お家で過ごす時間が多い今だからこそ、ひと手間かけておいしいバターの作り方にトライするチャンスです。ご紹介するバターの簡単な作り方には、牛乳を使った作り方と生クリームを使った作り方の2通りがあります。まずは牛乳を使ったバターの簡単な作り方からご紹介していきましょう。
ノンホモジナイズド牛乳であることが条件
バターの自宅での作り方には、牛乳があればOKです。しかし、牛乳なら何でも良いというわけではありません。バターの作り方に挑戦する際には、ノンホモジナイズド牛乳を用意しましょう。
耳馴染みのないノンホモジナイズド牛乳とは、乳脂肪分が均質化されていない牛乳を言います。乳脂肪分の大きさに統一感がなく、牛乳としての品質が安定しない点が特徴です。品質が不安定であるため大量生産しにくく、主に自然食を扱うお店や百貨店などで販売されています。
市販されている牛乳の多くは、乳脂肪分が均質化されたホモジナイズド牛乳です。均質化されていると乳脂肪分は結合しにくく、バターの作り方に使う材料には向いていません。乳脂肪分が結合しやすいノンホモジナイズド牛乳であれば、お好きな銘柄でおいしいバターが簡単に作れます!
材料
それでは、牛乳を使ったおいしいバターの簡単な作り方をご紹介していきます。まずは作り方に必要な材料のご紹介です。先にご紹介した通り、材料にはノンホモジナイズド牛乳を用意しましょう。作り方に必要な道具として、500mlのペットボトルを準備しておくと便利です。
作り方
ノンホモジナイズド牛乳を使っておいしいバターができる簡単な作り方です。ノンホモジナイズド牛乳はコップに注いで置いておくと、乳脂肪分がクリーム状になって浮いてきます。ノンホモジナイズド牛乳だからこその現象で、これを利用したものがご紹介するバターの作り方です。
ペットボトルにノンホモジナイズド牛乳を注ぎ入れます。キャップを閉めたらひたすら振り続けるだけと、バターの作り方は至ってシンプルです。5分ほど振り続けると、ペットボトルの内側に小さな粒々が付着し始めます。牛乳の中に含まれていた脂肪同士が結合して固体になったものです。
牛乳1mlの中に含まれる乳脂肪分は、約15万個です。乳脂肪分の周りはタンパク質の薄い膜が覆っています。脂肪球膜と呼ばれるものです。外からの力が加わると脂肪球膜が破れて、中の脂肪が出てきます。脂肪同士が結びついて固まるとバターになるというのが、作り方の仕組みです。
ペットボトルを振り続けて20分ほどで、牛乳は液体と固体にきっちり分かれます。液体はバターミルク、固体がバターです。キャップを外して中の液体をコップに注ぎ、残ったバターはペットボトルをハサミで切り開いて取り出しましょう。キッチンペーパーで濾したらバターの完成です!
ペットボトルやビンを使ったバターの作り方
バターの作り方に挑戦したくとも、ノンホモジナイズド牛乳が手に入らない場合もあることでしょう。牛乳での作り方は確かに手軽なイメージですが、より身近な材料を使った作り方でもバターの手作りを楽しめます。生クリームとペットボトル、ビンなどを使った作り方をご紹介しましょう!
生クリームは動物性乳脂肪分40%以上のもの
バターの作り方で使う牛乳と同じく、生クリームにもバターの作り方に適した種類があります。バターの作り方に使う生クリームは、動物性で乳脂肪分が40%以上のものを用意しましょう。植物性の生クリームは乳脂肪分が分離しにくく、バターの作り方には向いていません。
そして、たっぷりとバターを作るためには、含まれる乳脂肪分は40%以上が必要です。ただし、動物性であっても、乳化剤や安定剤が含まれた生クリームは避けた方が良いでしょう。乳化剤や安定剤は乳脂肪分の分離を抑える働きがあるため、ご紹介するバターの作り方には不向きです。
材料
生クリームを使ったバターの簡単な作り方の材料です。動物性で乳脂肪分が40%以上、乳化剤や安定剤が含まれていない生クリームと、仕上げの味の調整用として塩を少々用意しましょう。生クリームは200ml用意すれば、およそ120gのバターが出来上がります。
作り方に必要な道具として、500mlのペットボトルか同容量のガラスのビンを用意します。ガラスのビンは蓋がしっかり閉まるもので、手で持って振りやすい形のものを選びましょう。
作り方
それでは作り方のご紹介です。おいしいバターの作り方のコツとして、生クリームは作り方を実践する直前まで冷蔵庫で冷やしておきます。実際に作り方を試す時には、室温を高く設定してから作り始めましょう。生クリームの中の乳脂肪分が分離しやすくなりおすすめです。
生クリームを使用したバターの作り方の工程は、牛乳を使用した場合と変わりません。ペットボトルかビンに生クリームを注ぎ入れたら、あとはバターが分離するまでひたすら振り続けます。
2分ほど振り続けていると、容器の中の生クリームがクリーム状になってきます。ボウルに生クリームを入れて泡立て器で撹拌する、ホイップクリームの作り方と要領は同じです。さらにシェイクし続けると、音がバシャバシャと水っぽく変わります。液体と固体が完全に分離した合図です。
ペットボトル、もしくはビンから取り出したバターは、キッチンペーパーを使って濾しましょう。塩を使ってお好みの味に調整したら、生クリームを使った作り方での手作りバターの完成です!
ひと手間加えたアレンジバターの作り方
そのままいただいてもおいしい手作りバターですが、ひと手間加えることでまた違った味わいが楽しめます。料理の幅も広がることでしょう!アレンジバターの作り方をご紹介していきます。基本のバターと同様に、作り方はとても簡単です!
発酵バター
発酵バターは、スーパーなどでこの頃よく見かけられるようになりました。発酵バターとは乳酸菌を利用して発酵させたバターで、ほんのりとヨーグルトのような酸味と香りが感じられる点が特徴です。おいしいだけでなく雑菌が繁殖しにくいため、長く保存できるというメリットもあります。
醗酵バターの作り方は、サワークリームを作るところからスタートします。生クリーム200mlにプレーンのヨーグルト大さじ4を加えて空気が入らないように密閉し、半日から丸一日置いておきましょう。場所は直射日光の当たらない、温度がそれほど低くないところがおすすめです。
出来上がったサワークリームをペットボトルかビンに入れて、基本のバターの作り方と同じくシェイクして撹拌します。ヨーロッパでは主流である醗酵バターが簡単に完成です!
ガーリックバター
トーストやバゲットに塗るとたまらなくおいしいガーリックバターも、あっという間に作れます!作り方は発酵バターよりもさらに手軽です。基本のバターにすりつぶしたニンニク、ハーブソルト、ブラックペッパー、ドライパセリをお好みで混ぜ合わせれば出来上がります。
バターの作り方は意外と簡単!自家製バターを楽しもう
手作りのバターは、牧場でプロが作らなければおいしくできないことはありません。実は身近にある材料で簡単に作れるので、ぜひとも挑戦してみましょう!ちなみに、バターを作った際に残るバターミルクは低脂肪乳に近いものです。あっさりとおいしく料理に使うことをおすすめします!