納豆は冷凍保存で長持ちできる!期限や正しい解凍方法をご紹介

納豆は冷凍保存で長持ちできる!期限や正しい解凍方法をご紹介

栄養豊富な納豆は、冷蔵保存が基本です。発酵食品の納豆は「冷蔵保存すれば賞味期限以降もOK」という意見がありますが、長期保存するなら、冷蔵保存ではなく冷凍保存となります。ただし納豆の冷凍保存は注意点が多いです。そこで納豆を冷凍保存する方法や注意点を解説します。

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記事の目次

  1. 1.納豆って冷凍して大丈夫なの?
  2. 2.納豆の冷凍保存方法
  3. 3.冷凍保存した納豆の味や栄養は?
  4. 4.冷凍保存した納豆の解凍方法
  5. 5.納豆は冷凍保存で長持ちさせよう!

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納豆って冷凍して大丈夫なの?

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納豆は蒸した豆に菌を付着させて作る発酵食品です。古くは藁に付着する菌を使って納豆を作っていましたが、江戸時代にはすでに庶民の朝食メニューとして定着していたため、大量生産がしやすい納豆菌が使われるようになります。

現在もスーパーなどで販売される低価格な納豆は、江戸時代の製法とほぼ同じです。納豆といっても、実にさまざまな種類があります。一般的に「納豆」と呼ばれるものは糸引き納豆のことで、スーパーの納豆売り場で購入できる納豆の大半が糸引き納豆です。

糸引き納豆の特徴は、糸のようなねばりがあることでしょう。伝統的な納豆作りの中には、「寺納豆」と呼ばれる糸をひかない納豆も存在します。

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ただし糸をひかない納豆は納豆の種類の中では珍しく、製造・販売している場所も限られています。そのため市販されている納豆の大半は、スーパーで見られる糸引き納豆といっても良いでしょう。そんな糸引き納豆ですが、パッケージには必ず賞味期限が書かれています。

「発酵食品だから賞味期限を過ぎても味に問題はないのでは?」という意見も耳にしますが、発酵食品であっても賞味期限は存在します。ただし賞味期限が過ぎたからといって、すぐさま味や風味に変化が出るというわけではありません。

「おいしく食べるのに適した期限=賞味期限」ですから、1日~2日程度の期限切れであれば、特に問題なく食べられることも多いです。

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ただしあくまでもそれは「消費期限」であり、風味・栄養・安全面を考えると、納豆のパッケージに印字されている賞味期限内に食べきる必要があります。

保存期間も納豆の種類によって若干の違いがありますが、一般的な糸引き納豆(プラスチック容器入り)の場合、冷蔵保存なら7日間が目安です。

そんな納豆ですが、スーパーの特売品として安く手に入ることも多いので、まとめ買いした場合などは7日以内に消費できないこともあります。そのような場合は納豆の冷凍保存がおすすめです。

賞味期限が長持ちする

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要冷蔵の食材を冷凍保存すると賞味期限が長くなるケースは、納豆以外にもあります。冷凍保存にはいくつかのメリットがあります。たとえば野菜や肉・魚などは鮮度落ちが早い食材ですから、時間が経つほど風味や栄養、旨味が落ちていきます。

その点冷凍保存すれば、鮮度落ちを最小限にとどめることができるため、風味・栄養・旨味を損なわずに保存することが可能です。

また野菜や果物は、スーパーの特売日にまとめ買いをし、使いやすいサイズにカット・小分けして冷凍保存すれば、無駄なく調理ができるうえに時短にもなります。もちろん食材によっては冷凍保存に適さない食材もありますが、ほとんどの食材は冷凍保存が可能です。

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しかも冷凍保存した方が長期保存ができるため、賞味期限が過ぎても安全に食べることができます。糸引き納豆は蒸した大豆に菌を付着させてから発酵・熟成しますが、発酵・熟成の段階では熱処理を行いません。

つまり納豆も野菜や肉・魚と同じく生鮮食品の仲間なのです。そのためその他多くの生鮮食品が冷凍保存すると長期保存ができるのと同じように、糸引き納豆も冷凍した方が長く保存ができます。

納豆菌は冷凍すると休眠状態に

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糸引き納豆の冷凍保存法には、他の生鮮食品にはないメリットもあります。糸引き納豆は菌が繁殖することで発酵・熟成し、納豆らしさ(風味や栄養)が生まれます。つまり冷蔵保存している間も菌は繁殖し続け、発酵・熟成が進んでいるわけです。

そのため糸引き納豆の賞味期限は、保存期間中の菌の繁殖を考慮したうえで決められます。糸引き納豆を発酵させる菌は、10℃以上になると活発に活動するのが特徴です。

冷蔵庫は基本的に4℃以下を適正温度としているので活動を抑えやすい環境ではありますが、完全に動きを止めることはできません。ですから少しずつではあるものの冷蔵保存の納豆は発酵が進みます。

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そんな糸引き納豆の保存に冷凍庫がおすすめの理由は、冷凍庫の適正温度に理由があります。冷凍庫の設定温度は自由設定も可能ですが、適正温度はマイナス18℃以下です。

冷凍庫の適正温度をマイナス18℃以下としている理由は、食材に付着する菌のほとんどがマイナス15℃以下になると休眠状態になるからです。そのため冷凍庫内の温度をマイナス18℃以下に設定すれば、菌の繁殖をほぼ抑えることができます。

糸引き納豆作りに欠かせない菌も、冷凍庫の適正温度であるマイナス18℃以下になると活動がほぼ停止します。ただし冷凍保存しても納豆菌は生きているので、解凍すれば活動も再開します。ですから冷凍しても、風味や美味しさを保ったまま長期保存することが可能です。

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納豆の冷凍保存方法

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少量でもたっぷりの栄養が摂取できる糸引き納豆は、安い時にまとめ買いをして、その日のうちに冷凍保存をするのがおすすめです。

冷凍保存をすればパッケージに印字されている賞味期限よりも長く保存ができますし、冷凍庫内の温度が菌を休眠状態にさせるので、風味や美味しさも変わりません。ただし美味しさを保った状態で冷凍保存するには、正しい冷凍方法を実践する必要があります。

パックごとラップにくるみフリーザパックに入れる

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生鮮食品の冷凍保存というと、空気に触れないよう食材をラップに包んで冷凍保存するのが一般的です。ラップに包んだ状態で冷凍庫に入れても問題はありませんが、冷凍庫内を整理するために冷凍専用保存パックに入れることもよくあります。

ほとんどの生鮮食品はこのような冷凍保存法で問題がないのですが、糸引き納豆の場合はもっと簡単な冷凍法でもOKです。もちろん一般的な生鮮食品と同じように、パックから取り出した糸引き納豆をラップで包み、冷凍専用保存パックに入れる冷凍法もあります。

ただしこの方法だとパックから取り出す間に空気に触れてしまい、雑菌が付着することもあります。そこで糸引き納豆の場合は、容器ごと冷凍保存する方法がおすすめです。

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ただしパックのまま冷凍庫内に入れると、凍るまでに乾燥してしまいます。そのためパックごとラップで包んでください。これで冷凍庫内での乾燥が防げます。さらに糸引き納豆冷凍法のポイントは、冷凍専用保存パックに入れることです。

発酵食品である納豆は臭いの強い食材なので、パックをラップで包んだだけでは、ほかの冷凍食材に臭いが移ります。ですから密封できる冷凍専用の保存パックに入れて冷凍庫内に入れるのが、正しい糸引き納豆の冷凍法です。

冷凍保存した納豆の味や栄養は?

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スーパーの特売などで安く購入した糸引き納豆は、冷凍保存にするだけで賞味期限が約1ヶ月まで伸びます。ただし本来は冷蔵保存する糸引き納豆ですから、冷凍した糸引き納豆の味や栄養は気になるところです。

壊れてしまう栄養素も

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糸引き納豆1パックには、驚くほどたくさんの栄養成分があります。健康な体作りに欠かせない五代栄養素はすべて含まれますし、食物繊維やレシチン、イソフラボンなども納豆で摂取可能な栄養成分です。

基本的にこれらの栄養成分は冷凍しても失われませんが、水溶性ビタミン類は冷凍・解凍の過程で失われます。そのため納豆の栄養成分を効率よく摂取したい場合は、冷蔵保存がおすすめです。

風味や粘りは冷凍前と変わらず楽しめる

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冷凍することによって一部の栄養成分は失われてしまいますが、冷凍糸引き納豆の味や風味、ねばりは冷蔵保存した場合と変わりません。

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冷凍保存した納豆の解凍方法

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正しい冷凍方法さえわかれば簡単に長期保存ができる納豆ですが、冷凍納豆をそのままの状態で食べることはできません。そのため食べる前に解凍が必要ですが、解凍方法も納豆の場合は注意が必要です。

冷蔵庫に移して自然解凍

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冷凍保存した納豆は、冷蔵庫内で自然解凍させるのが正しい解凍法です。納豆の美味しさは菌の発酵によって生まれますから、休眠状態の菌をゆっくりと起こしてあげることが重要になります。

なお冷凍納豆が冷蔵庫内で解凍するまでに約8時間かかりますので、食べる前日に解凍作業に移るのがおすすめです。

常温やレンジでの解凍は避ける

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冷凍納豆の常温解凍は、美味しさだけでなく豊富な栄養素も失われる危険な解凍法です。同じく電子レンジの解凍モードを利用する解凍法も避けてください。冷凍保存中も納豆に付着している菌は死滅していません。

あくまでも休眠しているだけなので、菌の活動に適した温度になれば再度活動を始めます。ところが急激に温められると、納豆を発酵させる菌が死滅し、納豆らしさがほぼ失われます。ですから冷凍納豆は、面倒でも時間をかけてゆっくり解凍するのがポイントです。

納豆は冷凍保存で長持ちさせよう!

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納豆の風味を損なわずに長期保存するなら、冷凍保存がおすすめです。冷凍保存なら賞味期限以降も美味しく食べられますし、納豆の風味も変わりません。

ただし納豆を冷凍保存した場合も賞味期限がありますし、冷凍納豆の解凍にも注意が必要です。ですから納豆を冷凍保存する場合は、解凍法も併せてチェックしましょう。

akemi
ライター

akemi

小学生の娘の子育てに格闘しつつも、毎日の暮らしがちょっぴり楽しくなることを探すのが趣味です。仕事で全国各地をまわった経験から、街で見かけたおもしろいこと、ステキな景色、珍しいグルメなどを紹介します。

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