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ピリッとした辛みと食感が楽しい【マスタード】
サンドイッチやホットドッグでお馴染みの「マスタード」は、ツンと鼻に抜ける風味で料理にアクセントを加えてくれます。アブラナ科のからし菜の種子をすり潰して作るマスタードは、紀元前から使われていた歴史の古いスパイスです。
マスタードの原料であるからし菜の種子は辛さの質でホワイトとブラウンの2種類に分けられています。柔らかい辛さのホワイトマスタードシードは、主に西洋料理に用いられ、風味を味わうのが特徴です。
ツンと刺激的な辛みを持つブラウンマスタードシードはオリエンタルマスタードとも呼ばれ、和食と相性抜群の和からしの原料に用いられています。柔らかい味わいでマスタード自体を食べる西洋と違い、和からしは料理に添える薬味としてお馴染みです。
マスタードの魅力やおすすめレシピを紹介!
個性的な風味で素材の味を引き立てるマスタードは、世界各国で食べられている種類豊富なスパイスです。おいしい自家製レシピや日本で主に販売されている種類など、マスタードの魅力をご紹介します。風味を活かしたおすすめレシピやおいしいマスタードを手作りしてみてください。
マスタードってどんなスパイス?
マスタードはからし菜の種子であるマスタードシードが原料です。マスタードシードをすり潰し、調味料として砂糖や白ワイン、白ワインビネガーなどを加えマスタードが作られています。アブラナ科の一年草であるからし菜は、和食でお馴染みの和からしと同じ原料です。
マスタードは原料のからし菜によって様々な種類に分けられます。大きく分けると2種類あるマスタードは、強い辛さの和からしと柔らかく風味を味わうマスタードの2種類です。マスタードの歴史は紀元前に遡り、肉料理などにマスタードシードをそのままかけて食べられていました。
日本では奈良時代に貴族が好んだスパイスとして知られており、からし菜の葉の部分だけが使われていたようです。当時からし菜の葉は薬や病気治癒の祈祷にも用いられていました。
人間が狩猟をしていた頃から肉料理に薬味として添えられていたマスタードは、現在もソーセージやハンバーガーなど、あらゆる肉料理と相性抜群です。またピザやサラダのドレッシングなど、幅広いメニューに使えるオールマイティなスパイスとして知られています。
マスタードの種類は?
世界各国で愛されているマスタードは、種類が豊富なスパイスで知られています。日本で主に販売されているのはイエローマスタード、イングリッシュマスタード、ディジョンマスタード、粒マスタードの4種類です。
4種類の中でも身近なスパイスが、イエローマスタードと粒マスタードでしょう。イエローマスタードは鮮やかな色味と柔らかな辛さが特徴で、シロガラシの種子から作られます。
鮮やかな黄色のイエローマスタードは、シロガラシの種子に水やお酢を加えターメリックで色付けたスパイスです。ハンバーガーやホットドッグに美味しく映えるイエローマスタードは色味に反してマイルドな辛さで、豊かな風味を味わえます。
滑らかなクリーム状のイエローマスタードは、別称フレンチマスタードとも呼ばれています。からし菜の種子の粒感を残した粒マスタードは、プチプチした食感と豊かな風味を味わえます。黒い粒感が残る粒マスタードは大胆な見た目に反してマイルドな辛さが特徴でしょう。
粒マスタードはシロガラシやクロガラシ、カラシナの種子をワインなど調味料に漬け込み、粗挽きにしたものです。マイルドな味わいながらマスタードシードを噛み潰すとピリッと辛さも味わえる粒マスタードは、食べるスパイスともいわれています。
ソーセージにたっぷり付けて食べたり素材を包んで焼いた料理など、粒マスタードの風味を活かした食べ方も種類豊富です。ツンと鼻に抜ける辛さが特徴のイングリッシュマスタードは、カラシナの種子の粉末から作られます。
種子の粉末を水で溶きのばしペースト状にしたイングリッシュマスタードは、和からしに似た刺激的な辛さのスパイスです。滑らかなクリーム状に仕上げたディジョンマスタードは、フランスのブルゴーニュ地方で作られています。
カラシナやクロガラシの種子をブルゴーニュの白ワインまたは白ワインビネガーに漬け、皮を剥いてまろやかに仕上げました。白ワイン、白ワインビネガーで作るディジョンマスタードは、余分な調味料を使わないため、素材本来の自然な味わいが魅力です。
マスタードとからしはどう違う?
マスタードも和食で使うからしも、同じからし菜の種子が原料です。からし菜の種子はマスタードシードと呼ばれており、辛さの質でホワイトとブラウンの2種類に分けられます。
柔らかな辛さのホワイトはマスタードに使われ、和からしに用いるブラウンはツンと鼻に抜ける刺激が特徴です。和からしはブラウンマスタードシードを粉末状にして水で溶いて作ります。ツンと爽やかな刺激が感じられるからしは、和食と相性が良く薬味として使うのがおすすめです。
からしと同じ種類のアブラナ科から作るマスタードは、西洋料理では辛さより風味を味わうスパイスとして料理に使われています。滑らかなフレンチマスタードや粒感を味わう粒マスタードなどは、素材に豊かな風味を付ける食べるスパイスといえるでしょう。
マスタードの栄養と効能について
料理に抜群の風味を加えるマスタードはミネラルが豊富で、特有の辛み成分に効能が期待されています。マスタードにはカルシウムやマグネシウム、リン、葉酸、セレンなどのミネラルが含まれます。
マグネシウムやセレンなどマスタードに含まれるミネラルには、抗炎症作用が期待されていようです。血圧を安定させる他、ミネラル分は不眠や片頭痛にも効果的といわれています。
またマスタードシードをすり潰した時の辛み成分には殺菌作用や食欲を促す効果が期待されているようです。さらにマスタードの辛み成分であるイソチオシアネートには、抗ガン作用も期待されています。
加えてマスタードシードに含まれるビタミンA・C・Kやナイアシンなどの体を錆びから守る抗酸化成分は、アンチエイジングに効果的でしょう。
意外と簡単!おいしい!自家製マスタード!
手作りサンドイッチやハンバーガー、グリルしたソーセージにたっぷり付けたい簡単でおいしい自家製マスタードのおすすめレシピをご紹介します。自家製マスタードの基本レシピに必要な材料は、店頭で販売しているマスタードシード、塩と砂糖、お酢です。
フレッシュな風味がおいしい自家製マスタードレシピでは、食べ慣れた粒マスタードとピリッとした辛さを味わえるフレンチマスタード2種類をご紹介します。
【自家製】粒マスタードの作り方
自家製の粒マスタードは好みの粒感に仕上げられるのが魅力です。寝かせておいしい風味豊かな粒マスタードのおすすめレシピをご紹介します。
レシピで用意する材料はブラウンマスタードシード30g、イエローマスタードシード30g、白ワインビネガー100ml、塩4g、砂糖一つまみです。ボウルにブラウン・イエローマスタードシードを入れ、白ワインビネガーを注いでラップをして3日感放置します。
途中マスタードシードの様子を見ながら、ワインビネガーを全部吸っているようなら随時足してください。マスタードシードが倍くらいにぷっくり膨らんだら、塩を加えミキサーやフードプロセッサーで粗く攪拌します。
その後煮沸消毒した保存瓶に詰め、3~4日程寝かせれば自家製粒マスタードの完成です。粒マスタードは粒感が残っていたほうが風味が立つため、攪拌は様子を見ながらざっくり行うのがおすすめでしょう。
攪拌してすぐのフレッシュな粒マスタードは、マスタードシード特有の苦みやえぐみを感じる場合があります。よりマイルドで味わい深い粒マスタードを味わうには、3~4日寝かせてみてください。寝かせることで角が取れたマイルドな粒マスタードを食べられるでしょう。
【自家製】フレンチマスタードの作り方
クリーム状のフレンチマスタードは風味と共にピリッと鼻に抜ける辛さが特徴です。ツンと辛いフレンチマスタードは、粉末のイエローマスタードを揃えたら粒マスタードより簡単なレシピで作れます。初心者におすすめの簡単自家製フレンチマスタードのレシピをご紹介しましょう。
レシピで使う材料はイエローマスタードの粉末20g、白ワイン10ml、リンゴ酢20ml、塩一つまみです。全ての材料をボウルに入れ、良く混ぜ合わせてください。煮沸消毒した保存瓶へ移し、1~2週間寝かせればおいしいフレンチマスタードの完成です。
ツンと鼻を抜ける風味が絶妙なフレンチマスタードは、マスタードシードから作る本格的なレシピもあります。イエローマスタードシードを粉末にするには、ミルサーやすり鉢を使ってください。
材料を混ぜ合わせてすぐはマスタードシードの辛さが先に立ちますが、寝かせると味が馴染んで食べやすくなるでしょう。レシピのりんご酢を白ワインビネガーに変えると、フレンチマスタードに本格的な風味が加わります。
基本のマスタード2種類を手軽に作れる自家製おすすめレシピで、おいしいスパイスを作ってみてください。
粒マスタードを使った絶品レシピ!
肉料理からドレッシングまで幅広く使える粒マスタードは、定番のポテトサラダを絶品メニューに変えてくれます。少し贅沢な味わいがおいしいポテトサラダを作ってみましょう。
材料はじゃがいも4個、にんじん1本、きゅうり1本、玉ねぎ半分、たまご2個、マヨネーズ大さじ5~7、粒マスタード大さじ1~3、お酢大さじ1、塩コショウです。先にたまごを水から7~8分茹でて半熟ゆで卵を作っておきます。
玉ねぎは薄くスライスし水に10分程さらしてキッチンペーパーで水気を良く切ってください。5㎜幅にカットしたにんじんは歯応えが残る程度に茹でておきます。きゅうりは塩を振って10分程置き、水洗いして薄くスライスしておきましょう。
じゃがいもを竹串が抵抗なく入る硬さに茹で、一旦お湯を捨てて弱火で炒って水分を飛ばし粉ふき芋を作ります。ボウルにマヨネーズと粒マスタード、お酢を入れて良く混ぜ合わせてください。マヨネーズと粒マスタードの量は少なめから足していくのがおすすめです。
別のボウルにじゃがいもとにんじん、きゅうり、玉ねぎを入れ、マスタードソースで和えます。最後に半熟ゆで卵を加え、ざっくり底から混ぜ合わせて塩コショウで味を整えたら贅沢な味わいのポテトサラダの完成です。
マヨネーズと粒マスタードのバランスは、マスタードソースを作る時に好みで調節してください。粒マスタードを多めに入れるとピリッと辛さと風味が増したポテトサラダを作れます。またじゃがいもが熱いうちにマスタードソースを絡めると味が良く馴染むのでおすすめです。
定番のポテトサラダがデリの味になる、粒マスタードを使ったおいしいレシピはカレー粉やチリパウダーなど、他のスパイスを加えてアレンジできます。好みのスパイスをレシピに加えて、オリジナルのおいしい粒マスタードのポテトサラダを作ってみましょう。
フレンチマスタードを使った激ウマレシピ!
ツンと来る辛さがおいしいフレンチマスタードは、オイルサーディンとの相性が抜群です。バゲットと食べたいオイルサーディンのリエットも、フレンチマスタードでピリッと味が引き締まります。
用意する材料は缶詰のオイルサーディン80g、玉ねぎ4分の1個、クリームチーズ40g、フレンチマスタード大さじ2、コショウです。先に玉ねぎをみじん切りにして水にさらしておいてください。オイルサーディンは良く油を切り、ボウルに入れてフォークで潰しておきましょう。
オイルサーディンにクリームチーズを加え、全体が滑らかになるまで混ぜ合わせます。玉ねぎの水気をキッチンペーパーなどで切ってボウルに入れ、フレンチマスタード、コショウで味を整えたらリエットの完成です。あればバジルやパセリを振るとより本格的でしょう。
塩味が強いリエットは、薄くスライスしたバゲットやクラッカーなどに乗せて食べるのがおすすめです。ピリッと風味のアクセントが効いたリエットはワインはもちろん、ビールやチューハイとも相性抜群でしょう。
レシピのフレンチマスタードの分量を調節すると、好みの辛さや風味が見つかります。おすすめレシピのリエットで、おいしいお酒を楽しんでください。
料理を引き立てるマスタードを常備してみよう!
見た目にインパクトがある粒マスタードやピリッと辛さが病みつきのフレンチマスタードなど、マスタードの種類やおいしいレシピをご紹介しました。柔らかな辛さと風味が良いマスタードは素材の味を引き立てます。マスタードを普段の料理に上手に取り入れてみてください。
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