トマトとオリーブオイルでできる簡単レシピを伝授！定番のサラダやマリネも

イタリア料理は、トマトを使ったパスタのソース、サラダに使うトマトと、トマトとオリーブオイルの組み合わせが大変多いのは、はみなさんよくご存知のことでしょう。

イタリアではありとあらゆる料理に使われる、オリーブオイルとトマトで作られるトマトソースを常に作り置きしてあります。

オリーブオイルをガーリックで風味づけして、刻んだ玉ねぎとどっさりのトマトに、オレガノやバジルなどのハーブを入れて、長く煮詰めたトマトソースは大変おいしく、イタリアでは何時間も煮詰めて極上のトマトソースを作ることが多いです。

出来上がったトマトソースは、パスタやピザのソース、肉料理、魚料理など広く使われ、オリーブオイルとトマトで作ったトマトソースは、イタリアにはなくてはならない大切なものです。

トマトとオリーブオイルの味の相性が良いことはイタリアの料理を見渡せばすぐに納得できることですが、トマトとオリーブオイルを一緒に食べると、何か良いことがあるのでしょうか？

トマトはビタミンCやビタミンEやカリウムが豊富に含まれている食品で、βカロチンのリコピンがたっぷり含まれている野菜として有名ですが、特にリコピンは抗酸化作用が大変高いのです。何とリコピンはビタミンEの100倍以上の抗酸化作用があるというのですから驚きです。

そしてリコピンは脂溶性なので、油と一緒に取り入れた方が体への吸収もますます高まります。なのでオリーブオイルとトマトを一緒に食べると素晴らしい相乗効果が発揮されます。

またリコピンは、温めることによって吸収率が良くなります。なのでオリーブオイルで作ったトマトソースは理想的ですし、トマトスープやトマトシチューもオリーブオイルで作ったり、食べる間際にオリーブオイルを加えたりするのをおすすめします。

トマトジュースも冷たいまま飲むよりも、少し温めてオリーブオイルを垂らして飲めば、抗酸化作用の吸収はますます良くなるということです。

オリーブオイルとトマトはおいしいだけではなく、体にも効果的作用するマッチングなので、大変おすすめでダイエットにもぴったりです。

トマトとオリーブオイルの相性は素晴らしいものなので、ぜひ普段の食生活の中にもトマトとオリーブオイルで作ったメニューを頻繁に取り入れていただきたいものです。今日は、トマトとオリーブオイルでできる簡単なレシピをご紹介しましょう。

トマトとオリーブオイルを組み合わせたレシピというのは、大変簡単です。トマトにオリーブオイルをかけただけでも、トマトの旨味があるので大変美味しいですし、これに調味料やハーブなどで風味づけをすれば、立派なおかずやお酒のおつまみになります。

例えば、ざく切りにしたトマトにオリーブオイルと天塩をかけて、みじん切りにしたパセリをかけてみましょう。あっという間に出来る簡単サラダです。よく冷えたトマトだったら暑い夏にはぴったりのサラダです。

トマトとオリーブオイル、塩で味付けしたものに、バルサミックビネガーをかけるのもおすすめです。ブラックペッパーを散らして、パセリの代わりにバジルを散らせばおいしいイタリアンサラダができます。モッツァレラチーズを刻んで入れるのも最高です。

またはトマトとオリーブオイルを和えたものを日本風にアレンジして、パセリの代わりに刻んだ大葉をかけてみましょう。刻み海苔をかけてもおいしいです。ちょっと七味をふりかけても悪くありません。どれも簡単にできてしまうおいしいサラダです。

トマトとオリーブオイルに玉ねぎを入れると、さっぱりとしたおいしいサラダが出来上がります。玉ねぎには「ケルセチン」がたくさん含まれていて、血液をサラサラにする効果があるとともに、ケルセチンにも抗酸化作用があるとされています。

オリーブオイル、トマト、玉ねぎの三つは全て抗酸化作用の高いものばかりです。動脈硬化や脳梗塞の予防にもなり、大変おいしいこのレシピを、ぜひ普段のおかずとして取り入れていただきたいです。

トマトのマリネサラダは、とても簡単でさっぱりしているので、特に夏の間は冷蔵庫に常時作り置いていてもいいのではないかと思えるおすすめレシピです。

トマトのマリネサラダ2人前のレシピです。よく熟れたトマトを2つ、玉ねぎを半分、そしてオリーブオイル大さじ2、酢大さじ2（アップルビネガーワインビネガー、米酢、バルサミックビネガーなどお好みのものを）、塩小さじ半分、砂糖小さじ2、ブラックペッパー少々です。

玉ねぎをみじん切りし、2分間だけ水にさらします。あまり水につけすぎると玉ねぎの栄養価が抜けてしまうので気を付けましょう。玉ねぎの水気はキッチンペーパーにおいてよくきってください。

ざく切りにしたトマトと玉ねぎを合わせて、調味料全てを混ぜたドレッシングを全体に混ぜたら、冷蔵庫で2時間ほど冷やしてください。マリネ液の味がよく染み込んでトマトと玉ねぎの美味しさが引き立ちます。とてもさっぱりしていて、切って混ぜるだけという簡単レシピです。

玉ねぎの代わりに、キュウリをマリネにしてもおいしいです。結構意外なのが「長ネギ」です。しばらく冷蔵庫で冷やすとなんとも乙な味に仕上がるのです。やはり酢が入っているものはさっぱりしていて、後口がすっきりとしています。

また、バジルを10枚くらい入れるととてもイタリアンなマリネになります。トマトとバジル、オリーブオイルのコンビネーションのマリネは、肉や魚の付け合わせにぴったりですし、超絶においしいのがそうめんとの組み合わせです。ぜひ一度お試しください。

室温でもマリネードできますが、やはりしっかり冷やして食べた方が、玉ねぎもさらにシャキシャキとさっぱりした食感で、とてもおいしいです。このサラダにりんごやピンクグレープフルーツを加えると、果物の甘みが加わってさっぱりしたおいしさが楽しめます。

もうひとつおすすめしたいのが、ミョウガを使ったトマトとオリーブオイルのサラダです。ミョウガはシャキシャキとした歯触りとその香りが、トマトとオリーブオイルに大変よく合います。

このサラダはミニトマトを使うのがおすすめです。ミニトマトを半分に切って、ミョウガは縦半分に切ったら斜め薄切りにしましょう。

ミニトマトとミョウガに、オリーブオイル大さじ1、米酢小さじ1、塩とブラックペッパーで味付けをしたドレッシングをかけて全体を混ぜ合わせ、大葉の千切りを散らしましょう。とてもさっぱりとしたおいしいおかずになりますし、お弁当にもよく合います。

テレビでも紹介されたレシピなのでご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、トマトとオリーブオイルに塩を混ぜた「トマトのオリーブオイル漬け」はいろいろな料理に使えてとても便利です。トマトのオリーブオイル漬けは、冷蔵庫で一週間と長持ちしてくれます。

トマトのオリーブオイル漬けをそのままパスタにかけたり、冷奴や納豆、サラダにかけることもできます。料理のちょっとしたトッピングに使うとグッとオシャレ度が増す、おすすめレシピです。

トマトのオリーブオイル漬けは、完熟トマト一つとオリーブオイル50ccに塩小さじ1だけでできてしまいます。

トマトを7mmの角切りにして、瓶の中にオリーブオイルと塩を混ぜたものと一緒に漬けて冷蔵庫に入れたら、30分で出来上がりです。時間が余った時にささっと作れるお手軽レシピです。

トマトとオリーブオイルを使って、お客様のおもてなし料理を作りましょう。トマトは色が鮮やかなので、とても食欲をそそるメニューを作るのにうってつけです。またトマトの旨味は一緒に調理した食材をますますおいしく引き立てます。

トマトはイタリア料理だけではなく、世界中の国で人気のある野菜で、よく熟したものは果物のように甘くそのままかぶりついても大変おいしいものです。インドカレーには刻んだトマトを入れますし、スペインのサルサもトマトとオリーブオイルがたっぷり入っています。

次にご紹介する料理は、スペインのタパスで出される、オリーブオイルとトマトを使ったアヒージョです。アヒージョとは、耐熱性のカスエラにオリーブオイルとニンニクを入れて、その中で色々な具材を煮込んだ料理です。

アヒージョの具材は、魚介類・エスカルゴ・チキン、野菜・マッシュルームなど、ありとあらゆるものがあります。

アヒージョといえば、やっぱりワインが最高です。アヒージョそのものもおいしいですが、このオリーブオイルをバゲットやチュロスに浸して食べると最高です。魚介類はオリーブオイルと大変相性が良いので、最後にトマトと牡蠣のアヒージョのレシピをご紹介しましょう。

トマトと牡蠣の絶品アヒージョの材料は、加熱用牡蠣200グラム、完熟トマトひとつ、オリーブオイル200ml、にんにく1かけ、赤唐辛子1本、塩小さじ1、パルメジャーノ、パセリそれぞれ適量です。

トマトはくし形に8等分に切って、牡蠣は塩水で洗いキッチンペーパーに乗せて水気をきります。小型のフライパンにオリーブオイルを入れて、弱火でみじん切りにしたニンニクと唐辛子を入れて弱火でじっくり、焦げないように香りを出します。

ニンニクの香りが出たら、トマトと牡蠣を入れて火加減を中火にしてオリーブオイルで煮込みます。牡蠣がふっくらと盛り上がったら出来上がりです。火からおろして、塩、パルメザンチーズをかけて、刻んだパセリを散らしてください。

なんといってもありがたいのが、トマトとオリーブオイルと塩さえあれば、とにかくおいしいということです。トマトとオリーブオイルの組み合わせは、無限大のレシピが創造できます。甘いトマトと風味の良いオリーブオイルはキッチンに常備しておきたい食材です。