ジャムは冷凍保存で長く楽しめる!風味を落とさない方法は?

ジャムは冷凍保存で長く楽しめる!風味を落とさない方法は?

ジャムは、パンやヨーグルトなどに手軽に使えて便利なアイテムです。ただ、気付くと冷蔵庫の中でカビが生えたり風味が落ちたりと、保存が難しいのが難点です。ジャムは冷凍保存すると長く傷まずに美味しく食べることができます。ジャムの冷凍保存の方法やポイントをご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.ジャムの保存方法の基本
  2. 2.ジャムの冷凍保存の期限
  3. 3.ジャムを冷凍保存する時の注意点
  4. 4.ジャムを冷凍する方法
  5. 5.ジャムは冷凍保存が便利!

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ジャムの保存方法の基本

フリー写真素材ぱくたそ

ジャムを朝食やおやつのパンやヨーグルトの味付けのために、常備されている家庭も多いでしょう。果物の美味しさと砂糖の甘さがギュッと詰まったジャムは、大人にも子供にも大人気です。

市販のジャムは瓶詰めで売られているのが一般的です。ジャムの性質上、一度に使いきらず、保存しながら何度か食べることが多いでしょう。その際のジャムの保存方法について改めて確認します。

市販のジャムについては、商品に保存方法が書かれています。開封前は常温保存、開封したらできるだけ冷蔵して早く食べきるようにと書かれているのが一般的です。

手作りジャムに関しては、製造過程や容器内の衛生に注意することが大切です。煮沸消毒や密閉をきちんと行っていれば、砂糖をたくさん入れたジャムは基本的に市販ジャム同様、長期保存が可能です。

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開封前・開封後の保管場所

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ジャムは、開封前なら常温で保存ができます。市販のジャムは、一般的に砂糖や防腐剤が使われているので、開封する前なら常温で年単位での保存が可能です。元々、長く日持ちがしない果物を長く楽しむためにジャムができたので、ジャムは長期保存に向いています。

一度開封したジャムは、冷蔵庫で保存が必要です。ジャムを開封後に再び保存する場合は、清潔なスプーンを使用したり、素早く出し入れしたりすることを心掛けましょう。ジャムの容器内に雑菌を入れないよう工夫すると、ジャムの品質を保てます。

一般的な賞味期限

ジャムの賞味期限は、市販の瓶詰のジャムは1~2年、紙容器のジャムは1年間程度保存が可能です。また、給食などで出されるビニールの小袋に入ったジャムは半年程度でしょう。

ジャムに大量に入っている砂糖には防腐効果があり、市販品は商品内の砂糖が占める割合を示す「糖度」によっても賞味期限が変わってきます。ジャムの糖度が65%以上の場合は2年程度、55~65%の場合は1年半程度と、ジャムの糖度が高いほど賞味期限は長くなります。

一度開封したジャムは、市販の賞味期限にかかわらず、冷蔵保存で2週間以内に食べ切るのが安心です。ジャムは開封したことで空気に触れ、冷蔵庫に出し入れすることで結露が起こります。そうするとジャムの糖度が下がり、傷んだりカビが生えたりしやすくなります。

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ジャムの傷みは、カビや水分の分離など目で見て確認しやすいものです。ただ、見た目に変化がなくとも、時間を置いてしまって不安という場合もあるでしょう。その場合のジャムは、お菓子作りや料理に入れるなど、熱を通して食べた方が良いでしょう。

ジャムの冷凍保存の期限

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元々賞味期限の長いジャムですが、冷凍保存するとさらに長期間の保存が可能です。糖度の高いジャムは、氷点が低く冷凍保存をしても、硬く凍りません。そのため、風味が落ちることなく長く冷凍保存ができます。

市販品

Photo byjarmoluk

市販のジャムは、開封後でも冷凍保存をすると、1年以上は食べられるといわれています。市販のジャムを開けたものの食べきることができず、またすぐに食べる予定もない場合は、冷凍保存にしておくと傷ませずに食べられて安心です。

手作り品

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ジャムを手作りする人にとっては、手作りジャムの賞味期限も気になるところです。基本的に、適切な方法で手作りして冷凍したジャムならば、市販品と同様に1年程度は保存が可能です。ジャムは大量に作って少しずつ食べる保存食ですが、冷凍保存を活用すればさらにもっと長く楽しめます。

手作りジャムの場合、注意点すべき点は冷凍保存する前の容器の衛生状態です。容器は必ず煮沸消毒を行います。容器全体が入る大きさの鍋に蓋は取って入れ、水から火にかけて煮沸します。煮沸が終わった後の容器は自然乾燥させ、水滴が完全にない状態にしてからジャムを入れます。

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また、手作りしたジャムはでき上がったら熱いうちに瓶に入れ、蓋をして逆さまに置いておきます。時間をおくと、ジャムと中の空気が冷めて体積が減ることで蓋が凹み、強い密閉状態になります。空気が蓋から入り込む余地がなくなり、より保存に適した状態となるのでおすすめします。

ジャムを冷凍保存する時の注意点

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ジャムを冷凍する際、気を付けるべき注意点があります。まず、瓶のままで保存するのは、瓶が割れてしまう危険があるのでやめた方が良いでしょう。紙容器であればそのまま冷凍することは可能です。

ただし、一度に使い切る量ごとに冷凍した方が取り出しやすいので、ジップロック等の密閉袋やラップに包むなど、別の容器に移し替えて冷凍するのがおすすめです。密閉袋は、瓶や紙容器よりも場所を取らないという点でも便利でしょう。

もし、どうしても瓶を使って冷凍したい場合は、必ず耐熱用の瓶を使いましょう。ジャムの膨張による破損を防ぐため、ジャムは満タンに入れずに少し余裕のある量を入れるようにしてから冷凍庫に入れます。

また、冷凍することでジャムが長期保存可能と言っても、それは新鮮な状態で保存した場合です。冷凍する前に、口を付けたスプーンを入れていたり、長く空気に触れる状態にして置いたものは冷凍しても品質が心配です。冷凍する前の取り扱いも注意しましょう。

手作りジャムの場合は特に、糖度が一定でない場合もあるので注意が必要です。長期保存をする場合には、手作りジャムの砂糖は控えないようにしましょう。

Photo by ume-y

レシピ通りあるいは高めに作り、糖度を保って防腐効果を高めます。手作りする時に使う果物は新鮮なものを使い、作るときの鍋やキッチン用品も衛生面に注意します。

ジャムを冷凍する方法

ジャムを冷凍するとき、まずはジャムを入れる容器を決めます。前述した通り、瓶での冷凍保存はおすすめしません。ジャムを解凍して使うときに1回分だけ取り出せるよう、少量ずつラップでくるんで冷凍するのが良いでしょう。

ラップに包んだジャムを、さらにアルミホイルで包むか、金属製のバットに乗せて冷凍するのがおすすめです。アルミホイルや金属は熱伝導率が良く、急速冷凍できるので、ジャムの風味や品質の劣化を最低限に抑えた状態で冷凍できます。

そして、冷凍した小分けのジャムを、さらに大きい冷凍保存袋に入れて、空気をしっかり抜いて冷凍庫に入れます。冷凍袋の空気をしっかり抜くことで酸化を防げますし、冷凍庫内の他の食物との臭い移りの対策としても、二重に保存袋を使う方法がおすすめです。

もっと手軽に冷凍したい場合は、ジッパー付き袋にジャムを直接入れ、きちんと蓋を閉めた後に平らな場所で薄く広げて、箸や指で線を付ける方法があります。冷凍庫から取り出す際には、付けた線に添って使う分だけ折って取り出すことができます。

冷凍したジャムを解凍して使うときは、冷蔵庫でゆっくり解凍するか、常温に10分程度置いておけば簡単に食べられるようになります。もし冷凍したことで水分が出てしまった場合は、熱して水分を飛ばすと美味しいジャムに戻ります。

熱いトーストに塗る場合などは、冷凍したジャムをそのまま乗せてもすぐ溶けるので美味しく食べられます。糖度の高いジャムは、硬くならずシャーベット状になるので、解凍せずにそのままのシャリシャリした冷凍ジャム独特の食感を楽しむ方もいます。

冷凍でも風味を落とさないポイント

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冷凍したジャムを解凍し、再び冷凍すると風味が落ち品質も落ちてしまいます。ジャムを冷凍する際は、1回の使用分ずつ小分けに取り出せるようにしてから冷凍しましょう。1度に使う分をラップに包んだり小袋に入れたりしてから、ジップ付き袋に入れる冷凍方法がおすすめです。

冷凍保存をしても、おおよそ1年をめどに使い切りましょう。家庭用冷蔵庫の場合、どうしても他の物を取り出すときなどの開閉で温度変化があります。冷凍しても、風味や品質は少しずつ落ちていく可能性があるので、美味しいうちに早めに食べきった方が良いでしょう。

ジャムは冷凍保存が便利!

ジャムは、旬の果物を長く美味しく食べるための保存食です。ただし、一度開封すると傷みやすいという難点もありました。

冷凍保存をすると、開封した後もジャムを長く日持ちさせることができます。食卓に彩りを加えるジャムをいつでも長く楽しめるよう、冷凍保存をぜひ試してみてください。

れいん
ライター

れいん

生まれも育ちも東北です!3人の子供と毎日ドタバタと暮らしてます。自分はもちろん、家族で楽しめることを伝えたいです。

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