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スープカレーとは?
スープカレーとは、大きな具材の入ったスパイシーなスープです。「スープカレー」という名称ですが、カレーというよりスープに近い食べ物です。カレーライスとして一般的に食べられているカレーにはとろみがありますが、スープカレーはさらりとしています。
カレーライスとして食べるカレーはあらかじめご飯の上にかけられていたり、グレイビーボートと呼ばれる銀色の容器に入れられたカレールーをご飯の上にかけたりします。対してスープカレーは、深さのある丼のような形の器に入れられ、ご飯は別の皿で提供されるのが一般的です。
一般的なカレーのようにとろみがない理由は小麦粉にあります。カレールーには小麦粉が使われていますが、スープカレーに小麦粉は使われていません。そのためとろみがなくさらっとしています。
とろみをつけるための小麦粉を使用していないため、一般的なカレーに比べると糖質の低い食べ物です。ダイエットや健康のために糖質制限をしている方にもおすすめです。
スープカレーは様々なハーブや香辛料を使用しているため香り高く、インドやスリランカのようなカレーの本場の食べ物だと思われますが、実は日本発祥のメニューです。
北海道発祥の薬膳カレー
スープカレーは1970年代に北海道札幌市で生まれたメニューといわれています。複数のスパイスや漢方、ハーブを使っており、元々は体に良い薬膳カレーとして食べられていました。
薬膳とは、食べる人の体調に合わせた食材や生薬を使って作られる料理です。生薬とは薬効のある植物で、漢方薬の原料となります。カレーに使われることが多いウコンやトウガラシは、食欲増進の効果があるといわれています。
1990年代、薬膳カレーとして食べられていたカレーに「スープカレー」という名称が生まれ、2000年に入るとブームが起きました。札幌はスープカレーの激戦区となり、現在も数多くの店があります。
札幌のソウルフードと呼ばれるスープカレーは、現在では全国で食べられています。専門店だけではなく、カフェやファミレス、自宅でも手軽に食べられるコンビニやレトルトなど様々な場所で販売されています。
大きなチキンや野菜が魅力
スープカレーの特徴の一つに、大きな具材があります。代表的な具材は大きな骨付きチキンと、ごろごろとした野菜です。大きな具材はスプーンでほぐしたり、ナイフやフォークで切り分けながら食べます。
使われる具材はじゃがいもやニンジン、玉ねぎといったカレーの定番野菜のほか、ピーマンやナス、カボチャやブロッコリー、ゆで卵など店によって様々な具材が入っています。チキンではなく魚介を使う場合もあり、変わった具材には納豆もあります。
じゃがいもは皮つきでまるごと、ニンジンやナスも野菜の形状が分かる状態で入っています。一般的なカレーの具材はとろとろになるまで煮込んでルーと一体化していますが、スープカレーの具は素材そのもののおいしい味を楽しめます。
スープカレーの具材として使われる野菜は、野菜だけを焼いたり素揚げしたりしている場合もあります。根菜や緑黄色野菜など様々な種類の野菜を一度に食べられるのでヘルシーな食べ物といえるでしょう。
スープカレーに正しい食べ方はある?
北海道に限らず全国で食べられているスープカレーですが、スープカレーに正しい食べ方はあるのか疑問に思う方もいるでしょう。カレーライスならカレーとご飯が同じ器に盛られているのでそのままスプーンですくって食べますが、スープカレーの場合は別々の器で提供されます。
スープカレーに興味はあるけれど、正しい食べ方を知らないのでなかなか挑戦できない方もいるでしょう。結論を言えば、スープカレーには正しい食べ方や決められたマナーはありません。正しい食べ方に囚われすぎてしまうと、おいしい味を十分に味わえなくなってしまうでしょう。
正しい食べ方はないので、自分の好きな食べ方で食べるとよいでしょう。店によっては食べ方の説明が書かれていたり店員が教えてくれたりするので、食べ方が分からない場合は店員に聞いてみましょう。店によって食べ方のルールが違う場合もあります。
正しい食べ方はありませんが、基本的な食べ方はあります。スープカレーをどうやって食べるのか知りたい方のために、基本の食べ方をご紹介します。
スープカレーの食べ方の基本
スープカレーの食べ方の基本は、スプーンですくったご飯をスープに浸して食べます。通常のカレーライスのようにすべてのスープカレーをご飯にかけるのではなく、スプーンひとさじごとに味わうのがスープカレーの食べ方の基本です。
スープカレーは通常のカレーのようにとろみがないので、ご飯にスープをかけてしまうとご飯がばらばらになってしまいスプーンですくいにくくなってしまうので注意しましょう。
スプーンに取ったご飯をカレーにくぐらせる
スプーンにのせた一口分のご飯を食べるたびにスープにくぐらせるのが基本の食べ方です。この食べ方をスープカレーの正しい食べ方と考える人もいるので、スープカレー初心者ならまずはスプーンひとさじごとにご飯をスープカレーに浸す食べ方に挑戦してみましょう。
ご飯をスープに浸さずに、スープカレーとご飯を交互にスプーンですくって食べる食べ方もあります。これはスープカレーをカレーとしてではなくスープとして食べる食べ方と言えるでしょう。スープカレーはスープ、ご飯、具材とそれぞれの独立したおいしさを楽しむのが基本の食べ方です。
どうしてもカレーライスのような食べ方をしたい方は、ひとさじ分のスープカレーをご飯にかける食べ方がおすすめです。スープカレーのご飯は平らな皿に盛られて提供されることが多いので、ご飯に多くかけすぎてしまうとスプーンですくいにくくなってしまうので注意しましょう。
スープカレーを最初から全部ご飯にかける食べ方は基本的ではありませんが、店によっては通常のカレーライスのようにスープカレーとご飯を同じ容器に入れて提供しています。
スープカレーを提供する店によっては食べ方マニュアルが用意されている場合もあります。食べ方が決まっている店ではその食べ方が一番おいしく食べられるおすすめの食べ方なので、従ってみましょう。
スープカレーのおいしい食べ方
基本の食べ方を押さえたら、次はおいしい食べ方に挑戦してみましょう。スープカレーには一般的なカレーライスとは異なる、独特の食べ方があります。おいしい食べ方を知っていれば、より一層楽しめるでしょう。
通常のカレーライスとは異なり、スープカレーは途中で味や食べ方を変える場合があります。最初から最後まで同じ食べ方ではなく、途中で食べ方を変えると気分も変わるでしょう。
最後にご飯をスープに全部入れる
スープカレーはご飯と別々に食べる食べ方が基本ですが、ある程度食べ進めたらご飯をスープの中に全部入れてしまうのがおいしい食べ方です。スープの器にご飯を入れると、ご飯がおいしいスープカレーを吸収します。
ご飯とスープカレーを混ぜて食べるのは、通常のカレーライスの食べ方にも似ています。スープカレーとご飯のコラボを楽しみましょう。
最初からスープの中にご飯を投入してしまうと、ご飯がスープを吸ってしまいスープそのもののおいしさを味わえなくなってしまうので注意しましょう。ご飯をスープに入れるおすすめのタイミングは、具材を食べ終わった頃です。
レモンをご飯に絞ってかける食べ方
意外に思われますが、レモンをご飯に絞ってかけるのがおいしい食べ方です。スープカレーの店によっては、ご飯にスライスレモンが添えられていたり、ご飯にレモンを添えるかどうか聞かれたりします。レモンを添えるか聞かれたら、是非注文してみましょう。
ご飯にレモンをかけるとレモンの爽やかさが加わり、スープカレーの味わいが変わります。スープカレーは元々食欲を増進する食べ物ですが、さっぱりとしたレモンをかけることによりさらに食欲が増進するでしょう。
ご飯にレモンをかける食べ方を実践するなら、レモンを絞るのは最初からではなく、食べている途中がおすすめです。レモンをかける前とかけた後の味の違いを楽しみましょう。
スープカレーを基本の食べ方でおいしく食べよう!
スープカレーを初めて食べるなら、まずは基本の食べ方で食べてみましょう。一般的なカレーライスとは異なる食べ方なので初めは戸惑うかもしれませんが、基本の食べ方を実践すればスープカレーのおいしさを堪能できます。
大きな具材をほぐしながら食べたりご飯にレモンを絞ったりと、スープカレーならではの食べ方を楽しみましょう。