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木造ですが江戸時代の延宝2年(1674年)から昭和期まで250年以上の間、定期的な保守を行いながら流失させなかった実績があります。錦帯橋は組木の技術を使って建造された国内屈指の木造橋と言えます。
国の名勝にも指定
国の名勝とは文化保護法に基づいて国もしくは地方公共団体が、芸術もしくは観賞上の価値があると判断された土地を言います。山口県岩国市の錦帯橋は国が指定した名勝です。錦帯橋は国が認めた美しい絶景の観光地です。ぜひ訪れてみてください。
5連の木造アーチ
錦帯橋は5連のアーチからなり全長が193.3mになります。錦帯橋は葛飾北斎の絵にも描かれており、橋が架けられた当時から5連アーチであることが分かります。5連アーチの中央部アーチは特に湾曲しております。湾曲させることで橋柱をなくして川の障害を作らないように工夫がされております。
4基ある橋台にも工夫が凝らされております。形を菱形にすることで川の水の勢いに順応するようにしております。
現代力学においてもまったく遜色ない強度
錦帯橋は美しいだけではありません。橋として人々の生活に役立てるようにしっかりした構造で作られております。
錦帯橋の5連アーチの内、中央3つがアーチ橋で両側2つが反橋です。アーチは11段階に分けられていて端から順次勾配をつけていき木材を重ねていく構造を取っております。錦帯橋は5年に1回、早稲田大学が強度の確認を行ており地元の高校生がボランティアで重石の役として手伝っております。
約130人の高校生が第2番目のアーチに乗り、錦帯橋の強度を科学的に測定して弱い箇所を調査し今後の橋の改修に生かせるようにしております。強度試験の結果は約130人の生徒が一度に乗っても十分耐えられる強度を保持していることが科学的に証明されております。
春は桜・秋は紅葉の名所
錦帯橋は桜と紅葉の名所で有名です。錦帯橋周辺や近くの公園に桜や秋になったら紅葉する木々が植えられており、春や秋には美しい桜や紅葉を見に来る観光客で賑わいます。
錦帯橋は山上の岩国城を背にしております。岩国城の麓には吉香公園があって錦帯橋に続いております。錦帯橋の周辺の桜と吉香公園の桜、合わせて約3000本が一斉に咲き誇ります。桜、錦帯橋、岩国城が織りなす風景は絶景で日本ならではの美しさで「日本さくら100選」に選ばれております。
また錦帯橋の周辺の木々と、紅葉公園、先ほど紹介した吉香公園のイチョウやカイノキなどが秋になると色づき始めます。春の桜はピンク一色でしたが、秋は紅色、黄色、橙色と岩国城がある山肌には常緑樹が緑で様々な色で錦帯橋を中心に彩られます。秋の風景の絶品で穴場のスポットです。
山口県観光に橋は外せない!
山口県の観光と言えば萩の城下町など歴史情緒あふれる場所巡りだけではありません。山口の「橋」は穴場の観光地です。山口には今回紹介したように「日本の橋ランキングTOP30」の内3つの美しい絶景の橋があります。是非、山口の橋巡り観光をしてみて下さい。
また今回はご紹介できませんでしたが、山口は海に囲まれておりますので美味しい食べ物の県です。穴場のグルメ場所もある山口県に、ぜひ観光に訪れてみてください。