珪藻土にカビが生えたときの対策を伝授!壁・マットなど品物ごとのやり方も

珪藻土にカビが生えたときの対策を伝授!壁・マットなど品物ごとのやり方も

珪藻土はカビが生えにくく手入れも簡単なためバスマットやコースターなど、多くの形で活用されています。しかし、珪藻土はあくまでカビが生えにくいだけであって全くカビが生えないわけではありません。本記事では、もしもの時の豆知識、珪藻土のカビの取り方をご紹介します。

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記事の目次

  1. 1.珪藻土とは?
  2. 2.珪藻土にカビが生える原因
  3. 3.珪藻土のカビの対策方法(壁)
  4. 4.珪藻土のカビの簡単な対策方法(マット・コースター)
  5. 5.珪藻土は手入れしてカビを防ごう!

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珪藻土とは?

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バスマットやコースターとして商品化されたことで、便利だと一躍人気になった物が「珪藻土」です。素早く水分を吸って、素早く乾く特性を持った珪藻土は、まさにバスマットやコースターにぴったりで、繰り返し使えることや手入れが簡単なこともあり、一気に一般家庭に普及しました。

本記事では今更聞けない珪藻土とはどんな物質なのかや、さらに珪藻土を長持ちさせるために知っておきたい簡単手入れ法や、いざという時の対処法や対策をご紹介していきます。

元は珪藻という植物プランクトン

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先ずは、珪藻土って何?という疑問から解決していきます。名前的に材料は土なのかと思ってしまいがちですが、実は珪藻土は岩なのです。

さらに、ただの岩ではなく珪藻という植物プランクトンの死骸が積み重なり、長い年月をかけて分解され、固まっていったことで出来る堆積岩、つまり化石なのです。今使われている珪藻土は、白亜紀以降の地層から産出されている、長い歴史の産物なのです。

珪藻土の特徴

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珪藻土の最たる特徴が、吸水性の高さと速乾性です。素早く水分を吸い込み乾くからこそ、バスマットやコースターとして活躍しているのです。

珪藻土の吸水性と速乾性の秘密は、珪藻土の表面にあります。珪藻土の表面には目に見えない無数の小さな穴が開いており、穴に水分は入ることによって素早い吸水性を生み出しているのです。

そして、珪藻土には自身の湿度を一定に保つ調湿機能が備わっており、穴から素早く余分な水分を放出します。そのため、珪藻土は速乾性にも優れているのです。

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珪藻土にカビが生える原因

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速乾性が高いためカビが生えにくい珪藻土ですが、100%カビが生えないというわけではありません。もし、自身が使っている珪藻土マットやコースターにカビが発生してしまった時、カビを除去するだけでなく、再度発生させない対策も重要です。

対策に必要なことは、原因の究明です。何故カビの生えにくい珪藻土にカビが生えてしまう多くの原因は「珪藻土が対処しきれないほど高すぎる湿度」と「皮脂などの汚れ」です。

珪藻土グッズを長持ちさせるためには、以上2つの原因に対する対策をしっかり行っていく必要があります。次項から、珪藻土グッズに発生したカビの除去方法と併せて、カビが発生しないようにするために有効な対策をご紹介していきます。

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珪藻土のカビの対策方法(壁)

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マットやコースターとして活躍している印象が強い珪藻土ですが、実は建築資材としても使われており特に壁材として非常に優れた性能を持っているのです。

しかし、壁の場合マットやコースターといった珪藻土グッズとは違い、カビが生えたから捨てて買い替えよう、という選択は軽々に出来ません。そうなると、 発生してしまったら除去しなければなりませんし、そもそも発生しないよう日頃から心がけなければいけません。

本項では今からでも遅くない、簡単にできる珪藻土壁のカビ対策と、いざという時に役立つカビ取りの仕方をご紹介します。

カビ取り方法

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珪藻土壁のカビを除去する際に使うものは、消毒用エタノールと乾いた布です。先ず、消毒用エタノールをカビの生えた場所に霧吹きなどで吹き付けます。エタノールを吹き付けたら、あまり間を置かず乾いた布でカビとエタノールを拭き取ります。

1回で綺麗にカビが取り切れなかった場合は、同じ手順をもう一度繰り返しましょう。しかし、1度目が終わってからすぐにやり始めてはいけません。一度該当部位を乾かし、水気が無い状態で作業をしましょう。

また拭き取りの際に、ごしごしと力いっぱいこすってもいけません。珪藻土が細かい粉となって崩れ、珪藻土の吸水性、速乾性の元である細かな穴を塞ぎ、機能を損なってしまう可能性があります。優しく、落ちなかったら繰り返し拭き取ってカビを落とすようにしましょう。

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他にも、カビを取る道具といえば、カビキラーなどを代表とする漂白剤の名前が思い浮かびます。結論からいうと、珪藻土に漂白剤は使用可能です。素早くカビが落とせるため、エタノールを使う方法よりかなり楽といえます。しかし、デメリットもありますので要注意です。

デメリットは大きく2つあり、1つが脱色のリスクです。白い珪藻土壁なら問題ないかもしれませんが、白以外の場合、使用した場所の色が抜け、目立ってしまう可能性がありますので使用しない方が良いでしょう。

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もう1つのデメリットが匂いです。吸水性の高い珪藻土は、漂白剤の水分もしっかり吸収してしまうのです。そのため、一過性の物ではありますが、一時的に壁がハイター臭を放つようになってしまう可能性があります。よく使う部屋の場合、漂白剤は使用しない方が良いでしょう。

予防方法

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珪藻土壁のカビを除去する方法は数あれど、どれも手間がかかったりリスクがあったりと大変です。なので、やはりカビを発生させない予防策は必須といえるでしょう。

珪藻土壁に生えるカビの原因のほとんどは、湿気です。風呂場などの湿度が高い場所が近くにあったり、日があたりにくい、風が通りにくい部屋である場合が多くあります。つまり、カビを予防たいならば風通りを確保したり、湿気をコントロールする手段を設けるのが良いでしょう。

部屋の中を整理して風の通り道を確保しておく、1日1回空気の入れ替えをする、以上2点を意識するだけで、かなり珪藻土壁のカビは予防出来るでしょう。除湿器を使い場合は、カビが発生しやすい湿度80%以上にならないように設定しておくと良いでしょう。

珪藻土のカビの簡単な対策方法(マット・コースター)

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家庭で活躍する機会が多く、人の手も多く触れる珪藻土マットやコースターは、壁と比べるとかなりカビが生えやすい珪藻土グッズです。しかし、珪藻土マットやコースターも珪藻土壁と同じで、しっかり予防をすればカビを予防できますし、比較的簡単に除去することも出来るのです。

気に入っている珪藻土グッズだからまだ捨てたくない、手入れで何とかなるならばギリギリまで使いたい、という方は参考にしてみてください。

カビ取り方法

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珪藻土壁のカビ除去の項目でご紹介した方法も使えますが、珪藻土マットやコースターを多く販売しているメーカー、ニトリなどを始めとする各社メーカーは、珪藻土マットやコースターにカビが生えてしまった時の対処法として、紙やすりで削り取る方法を推奨しています。

珪藻土は岩ですが、小さな穴が無数に開いているため意外と柔らかく、市販の紙やすりでも比較的簡単に削ることが出来るのです。

カビの除去におすすめの紙やすりは、あまりカビの範囲が広くないならば目が細かい400番、そこそこ広範囲の場合は一気に削れるよう目が粗めの200番で削った後400番できれいに磨いてあげると良いでしょう。

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珪藻土グッズを削る時は粉塵が舞うため、作業は必ず屋外で行い、粉塵ゴーグルやマスクによる粉塵対策をしっかりしましょう。

紙やすりでしっかり磨き上げたら、ほうきや硬く絞ったぞうきんで削りカスを取り除きます。水で洗い流したくなるところですが、水で洗ってしまうと流された削りカスが珪藻土の表面の穴に詰まってしまい吸水性、速乾力が落ちてしまう場合がありますので要注意です。

また、カビが生えた時だけでなく吸水力が落ちてきたなと感じた時も、やすりで磨くのがおすすめです。繰り返し使っていると、珪藻土表面の穴が汚れで目詰まりすることがあります。やすりで削って詰まりを取り除くことで、吸水力を簡単に復活させることが出来るのです。

予防方法

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珪藻土マットやコースターは、企業側のたゆまぬ努力で滅多なことではカビが生えない非常に優秀な商品です。しかし、カビが生えるような環境は衛生的によくありません。カビを防止しつつ、衛生的に珪藻土マットやコースターを使うためにもカビ対策は必須です。

珪藻土マットやコースターにカビが生える原因は、湿気と皮脂などの汚れですので、定期的に汚れを落とす、湿気はしっかり乾かすの2点を守れば、カビは防げるのです。

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汚れを落とす際は、シャワーなどで洗い流すと良いでしょう。その際は石鹸などの洗剤類は使わず、水のみで問題ありません。むしろ洗剤類は成分が珪藻土の穴に詰まってしまい、吸水力が落ちる原因になってしまいます。

洗い流したら、日陰干しをしてしっかり中まで乾かしましょう。1週間に1回ほどのペースで定期的に手入れをしてあげれば、カビはもちろん吸水力の低下も防げます。

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珪藻土は手入れしてカビを防ごう!

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珪藻土は、マットにしても壁にしても非常に優秀な素材です。元からカビは生えにくい性質ですが、あえてしっかりカビ対策をすることで、珪藻土そのものの寿命が延びますので、さらに長く経済的に使用することが出来ます。

手入れの仕方自体もとても簡単なので、珪藻土グッズを使う際は面倒くさがらず、しっかりカビ対策を行っていきましょう。

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ライター

ose0506

食べること、家でゆったり過ごすことが大好きな、しがないライターです。ちょっとした工夫や知恵で、日々をもっと楽しく、より良く、よりお得に過ごせるような、アイデア情報やおすすめ情報をお届けしていきます。

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