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フェネグリークとは?
オリジナルスパイスでカレー作りをする人の間では有名なスパイス・フェネグリークは、「古代のスパイス」と呼ばれるほど古くから栽培されてきた香辛料です。
フェネグリークの原産地は地中海地方といわれており、昔からインド・中近東・アフリカで積極的に栽培されてきました。フェネグリークはマメ科に属する植物で、マメ科の植物と同じく種子ができます。
インドカレーに使うフェネグリークも種子から作られますし、イスラエルなどの中近東では、フェネグリークの種子を使って作る調味料「スフーグ」が有名です。フェネグリークもマメ科植物なので、種子をつける前には花が咲きます。
フェネグリークの花は白または黄色で、花が枯れるとフェネグリークの原料である種子が実を付けます。なおフェネグリークの草丈は約60cmで、比較的栽培がしやすいです。そんなフェネグリークの葉も、地域によって有効な使い方があります。
そもそもフェネグリークは乾燥した地域が原産地なので、葉を付ける植物が育ちにくいです。そのため葉野菜がなかなか取れないインドおよびイランでは、貴重な葉野菜としてフェネグリークの葉を食べます。
フェネグリークの葉は種子の香りとは違い、苦みがあるのが特徴です。とはいえ乾燥地域における貴重な葉野なので、フェネグリークの葉を使った伝統料理も多数あります。
フェネグリークの葉は、薬草としての使い方もおすすめです。古くからフェヌグリークを薬草として使用していたのは主にヨーロッパです。
ヨーロッパでは胃もたれのような胃の不調をすっきりさせるハーブとしてフェネグリークを使っており、比較的身近なハーブとして使われてきました。ちなみに漢方でも胃の調子が悪い時には、フェネグリークを調合した漢方薬を処方することがあります。
古代エジプトから使われていたスパイス・ハーブ
日本ではあまり知られていないフェネグリークですが、原産地では古くから使われてきた伝統的なスパイス&ハーブです。
現在でもフェネグリークはインドカレーのカレー粉づくりに欠かせないスパイスですし、アフガニスタンでよく食べられる甘いお粥「ショラエ・ホルバ」には、フェネグリークの種子が欠かせません。
他にも南インドで古くから伝わるクレープのようなおやつ・ドーサも、水に浸したフェネグリークの種子を生地に混ぜ込むのが伝統的な作り方です。
このように昔からさまざまな料理にスパイスやハーブとして使われてきたフェネグリークは、古代エジプト時代にはすでによく知れたスパイス・ハーブであったといいます。もちろんエジプトも、フェネグリークの栽培が古くから行われてきました。
そんなフェネグリークは古代エジプト時代から栽培されてきたといわれており、王族だけでなく庶民の間でも広く使われてきました。その証拠に古代エジプト時代の墓からは、死者の副葬品にフェネグリークが含まれているのが発見されています。
フェネグリークの特徴
古代エジプト期から重宝されてきたフェネグリークですが、日本ではまだそれほど知られていません。そんなフェネグリークですが、本格的なインドカレーやスパイスの効いたスープなどを作るのに欠かせないスパイスです。
種子と葉の香り
フェネグリークのスパイスは、花が咲いた後にできる種子が原料です。フェネグリークの種子にはバニラと同じクマリンという香料が含まれるので、種子からバニラの香りがすることもあります。
加熱前はやや苦みのある香りがしますが、ベースとなるのは上質なメープルシロップのような香りです。加熱すると苦みが消え、甘い香りが強くなります。フェネグリークの葉は食用にもなりますが、苦みが強いのが特徴です。食べる場合は複数のスパイスで味付けします。
形状
フェネグリークの種子は、多角形をしています。種子の大きさは3mm~4mmで、乾燥させる前の状態でも固いのが特徴です。
フェネグリークの使い方
日本ではあまり聞きなれないスパイスの1つであるフェネグリークですが、香りの特徴がわかれば、アイデア次第でいろいろな使い方ができます。
インドのカレースープ サンバル
サンバルは、「南インドのおふくろの味」といわれるカレースープです。豆と野菜がメインのカレーなので、ベジタリアンにも人気があります。南インドでは日本で「夏野菜」と呼ばれる野菜が手に入りやすいので、サンバルを作る時も夏野菜を中心に材料を揃えましょう。
重要なのはレンズ豆で、生から水で戻すのも良いですが、水煮缶を使った方が時短になります。なお2人前だとレンズ豆水煮缶1/2缶が良いでしょう。
あとはタマネギ(1/2個)、ナス(1本)、オクラ(2~3本)、トマト(中サイズで1/2個)、ニンジン(彩り程度)、カボチャ(50~60g)などの夏野菜を準備します。スパイスはたっぷりと使います。
香りづけとして最初に使うスパイスが、クミンシード(小さじ1)と唐辛子(1本)です。さらに野菜を炒めるときはフェネグリーク(小さじ1/2)、ターメリック(小さじ1/4)、コリアンダー(小さじ1/2)を使います。
煮込む際には、タマリンドペースト(10g)が必要です。まずは野菜を食べやすいサイズにカットし、鍋にサラダ油と香りづけ用のスパイスを入れ、火を付けます。香りづけ用のスパイスは焦げやすいので、強火を避けるのがポイントです。
香りが出てきたら弱火にし、タマネギを加えて色がつくまでじっくり炒めましょう。色がついたら残りの野菜と炒め用のスパイスを加え、全体を軽く混ぜた後、水(400ml)を入れ、約15分煮込んでください。
その間にボウルにタマリンドペーストとレンズ豆水煮缶(汁ごと)加え、しっかりと混ぜておきます。15分煮込んだら、ボールに用意しておいたタマリンドペーストとレンズ豆水煮缶を入れ、再び5分加熱します。
最後に塩で味を調えれば、フェネグリークの甘い香りが食欲をそそる本格的なカレースープ「豆と野菜のサンバル」が完成です。
野菜のサブジ
「サブジ」はインドやイランの定番料理で、主に煮込み料理のことをいいます。イランでは羊肉をフェヌグリークの葉と一緒に煮込むスープが伝統的なサブジですが、インドではフェヌグリークをスパイスとして使う煮物料理が人気です。
そこでいつもの煮物をインド料理風にアレンジする「インド版・野菜のサブジ」を作ってみましょう。初心者でも作りやすいのは、ジャガイモをメインにしたサブジです。
ジャガイモはカレーの定番食材なのでフェヌグリークとの相性も良いですし、フェヌグリークを加えることで奥深い香りが楽しめる一品になります。
本格的な野菜のサブジを作るなら、フェネグリーク以外にもクミンやターメリックなど複数のスパイスが必要ですが、すべてを揃えるのは大変です。そこで市販のカレールーを使ったサブジにしましょう。
準備するのはジャガイモ(2個)に、カレーとの相性が良いナス(4本)です。調味料は市販のカレールー(1かけら)、フェネグリーク、塩で作ります。野菜は3cmサイズの角切りにし、熱した鍋にサラダ油を入れて軽く炒めます。
この間にカレールーを細かく削っておきましょう。削っておくと簡単に溶けるので、サブジの味付けにぴったりです。
野菜に焼き色がついたら少量の水と削ったカレールーを加え、蓋をして10分~15分煮込みます。仕上げにフェネグリークを加えると、家にある食材だけで本格的なインド料理・サブジの完成です。
フェネグリークのおすすめ商品
さまざまな使い方ができるフェネグリークですが、本格的なスパイスやハーブとしてフェネグリークを使うのは、初心者にはハードルが高いです。そこでフェネグリーク初心者でも気軽に使える、おすすめのフェネグリーク商品をご紹介しましょう。
S&B フェネグリーク(パウダー)
「フェネグリークを使っていつもの料理をワンランクアップさせたい」という人におすすめなのが、使い切りサイズのフェネグリーク「S&Bフェネグリークパウダー」です。
内容量は15gなので少量ずつ使う人に便利なサイズですし、フェネグリーク初心者にも使いやすいサイズでしょう。さらに値段も税込み238円なので、お試し用としてもおすすめです。S&Bフェネグリークはパウダー状になっているので、使い方も初心者向けになっています。
加熱時に甘い香りがするのが、フェネグリークの特徴です。ですからカレーの仕上げにフェネグリークパウダーをひと振りするだけで、本格的なインドカレーに変身します。他にも野菜と豆のスープにフェネグリークパウダーを使うと、風味の良さが引き立ちます。
フェネグリークを料理に使ってみよう!
日本は刺激の強いスパイスを使わない和食が主流なので、スパイス料理に欠かせないフェネグリークの認知度が高まってきたのは近年です。
そんなフェネグリークですがカレーやスープの仕上げに少量加えるだけで、本格的な料理になります。お試し用にもピッタリな使いきりサイズもあるので、一度試してみてはいかがですか?
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。
S&B フェネグリーク(パウダー)
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