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料理の付け合わせや彩りに使われる「パセリ」
爽やかな香りと鮮やかな緑の葉が特徴のパセリは、「究極のわき役」といわれることもある野菜です。弁当や料理のつけあわせとして使われるパセリですが、生のパセリだけのレシピはほとんどなく、生食がおいしい食材というわけでもありません。
そんなパセリですが、実はパセリが主役になるおいしいレシピも存在します。しかも洋食のおいしいレシピだけでなく、和食でもパセリが主役のおいしいレシピがあります。
とはいえ長年わき役としての印象が強いパセリなので、「おいしいレシピがあるといってもにわかに信じがたい」というのが本音でしょう。
脇役じゃもったいない!パセリの魅力や使い方を紹介!
パセリは古くから西洋で使われてきた人気の食材です。鮮やかな緑色は食欲をそそらせる色でもありますし、口に入れた瞬間爽やかな香りが広がるパセリは、ソースやサラダにしてもおいしいです。
しかもパセリはおいいしだけでなく、毎日の食事だけでは不足しがちな栄養が少量のパセリで補える栄養満点の食材でもあります。そんなパセリは、本来の魅力やおいしいレシピがわかれば使い方の幅が広がる万能食材でもあるのです。
意外と知らない!パセリの種類と栄養素!
パセリは街のスーパーでも購入できる野菜ですが、どちらかというと彩りとしての使い方が多いため、パセリの種類やパセリの栄養に注目することがあまりない野菜ともいえます。
そもそもパセリはせり科の一種で、爽やかな香りと鮮やかな緑色の葉が特徴にあります。そのため主役としての使い方よりも、わき役としての使い方が多い食材です。そんなパセリは南イタリアが原産の野菜で、古代ローマ期にはすでにパセリを料理に使ってていました。
独特な香りを持つパセリはハーブとしての使い方が定番で、世界中にあるハーブの中でも特に人気のハーブです。そんなパセリは商品化のため、品種改良が盛んにおこなわれてきました。流通しているパセリの多くは「カーリーパセリ」と呼ばれる種類です。
イタリアンパセリやコリアンダーもパセリの一種で、いずれも品種改良によって誕生したパセリといえます。世界で人気のハーブ・パセリは、栄養が豊富な野菜としても有名です。
独特の苦みがあるため生のままで食べる使い方はほとんどしませんが、パセリの可食部にはβカロテンが非常に多く含まれています。ビタミンC、ビタミンB1などビタミン系の栄養も豊富に含んでいるので、ビタミン補給に適した野菜でもあります。
パセリの栄養はそれだけではありません。実は食物繊維、ミネラル、カリウム、鉄分などの栄養の含有量も高いです。ですから食事で不足しがちな栄養も、パセリを食べればバランスよく栄養補給ができます。
パセリを長持ちさせるコツはある?
これまでわき役食材というイメージが強かったパセリですが、メインにもなるおいしいレシピがあると知れば積極的に使ってみたいものです。
とはいえ国内でパセリの本格栽培が始まったのは明治以降なので、日本ではまだまだパセリがメインになるレシピは少ないといえるでしょう。そのためせっかくスーパーで購入したパセリも、使い切る前にしなびてしまうことがよくあります。
鮮度が落ちれば、パセリ本来の香りと豊富な栄養が失われる原因になります。そこでパセリのおいしいレシピや便利な使い方を紹介する前に、パセリの正しい保存方法と長持ちさせるコツをご紹介しましょう。
パセリを常温保存するには?
パセリは暑さと乾燥に弱いので、気温が高い夏は常温保存に向いていません。その代わり冬が旬のパセリなので、冬であれば常温保存も可能です。パセリを常温保存する場合は、乾燥を防ぐために水につけて保存します。
グラスに水を入れパセリを入れるだけでよいのですが、切り口が黒ずんでいる場合は水あげ後に水につけると、しなびた葉もすぐに元気になります。なお夏にパセリを保存する場合は、冷蔵庫で保存すると良いでしょう。
この場合も切口は水につけ、葉全体をビニール袋で覆っておくと、乾燥しやすい冷蔵庫でも鮮度を保った状態で保存ができます。
ドライパセリにすると日持ちもよく使いやすい!
大量にパセリが余ってしまった場合は、ドライパセリにすると常温でも約1ヶ月保存ができます。ドライパセリは自宅でも簡単に作れますが、パセリ特有の香りを生かすには、葉がしなびてからではなく鮮度が良い段階で作るのがポイントです。
まず新鮮なパセリを水洗いし、ザルに上げて水気を切りましょう。次に耐熱皿に水気を切ったパセリをのせます。
この時にパセリの下にキッチンペーパーを敷いておくことが、失敗しない作り方のコツです。あとは600wにセットした電子レンジで約3分加熱すれば、調理の完成です。
加熱直後は完全に水分が富んだ状態ではないので、粗熱をとってから乾燥したパセリをビニール袋に入れ手で揉むと、自家製ドライパセリが完成します。
パセリは冷凍保存もOK!
余ってしまったパセリは、冷凍庫に入れることで長期保存ができます。冷凍保存をする場合も水洗いをし、キッチンペーパーで水気をしっかり切っておきましょう。
保存の際には冷凍保存袋に入れてから保存しますが、葉と茎を分けるだけでなく、使いやすいようにあらかじめ切ってから保存袋に入れると便利です。
パセリはおうちで栽培できるって本当?
パセリは家庭栽培に適した野菜です。パセリは1年を通して収穫できる野菜でもあるので、家庭栽培初心者にも人気があります。畑でパセリを栽培することもできますが、暑さが苦手なパセリはプランター栽培の方が管理がしやすいです。
パセリを種から栽培するのは難しいですが、苗の状態のパセリをプランターに植えて栽培する方法なら失敗もほとんどありません。プランターで家庭栽培する場合は、深さが60cm前後のプランターを選ぶのがポイントです。
収穫期のパセリの草丈は20cm~30cmですが、根を垂直に伸ばして成長する野菜なので、根が絡むのを防ぐためにも、ある程度深さのあるプランターを選んでください。
パセリの苗は、ホームセンターの園芸コーナーでも購入できます。よいパセリの苗を選ぶことがパセリの家庭栽培には重要で、簡単に良いパセリの苗を選ぶコツがあります。パセリの苗は本場が5枚~6枚付いた状態で販売されることがほとんどです。
そのため園芸コーナーに並んでいる時点で、すでにこんもりと葉が生えています。よいパセリの苗は葉の色が全体的に濃いのが特徴です。ですから葉の表面だけでなく、茎側や下部の葉の色もチェックすると、初めてでも元気で栽培しやすいパセリの苗が選べます。
パセリの栽培ポイントは、水やりです。乾燥が苦手な野菜なので、土の表面が乾いた時点でたっぷりと水やりをするのがパセリ栽培のポイントといえます。
ただし水やりのタイミングは季節によって変えてください。暑さが苦手なパセリなので、夏は暑さが和らぐ朝・夕に水やりをしましょう。
ある程度の寒さには耐えられるパセリですが、冬は生育スピードが鈍くなります。そのため冬の水やり頻度は控えめにしないと、根腐れや害虫を発生させる原因になるので注意しましょう。
パセリをたくさん食べられるおいしいレシピを紹介!
彩り食材のためだけに使うのはもったいないパセリは、ちょっとしたアイデアで栄養豊富なおいしいメニューに変身します。
万能!絶品!パセリソース!
自家栽培したパセリが大量に収穫できた時におすすめなのが、パセリを使った万能パセリソースです。万能パセリソースは一切加熱しないレシピなので、パセリの栄養と独特の風味が凝縮したソースに仕上がります。
しかも万能パセリソースは使い方のバリエーションが豊富なので、冷蔵庫に常備しておくといろいろなレシピにアレンジが可能です。
万能パセリソースは5枝分のパセリ、塩(小さじ1)、オリーブオイル(大さじ5)、ニンニク(1かけ/おろしにんにくの場合は大さじ1)、クルミ(お好みの量)だけで作れます。準備した材料をすべてフードプロセッサーに入れ、ペースト状になるまで混ぜるだけです。
仕上げにブラックペッパーをお好みで加えると、大人味の万能パセリソースになります。出来上がった万能パセリソースは、いろいろな使い方ができるところがおすすめポイントです。
ひとりランチを豪華にしたいときは、湯でたパスタを万能パセリソースで和えるだけOKです。万能パスタソースは淡白なチキンや白身魚との相性も良いので、ソテーした後で万能パスタソースをかければ、簡単におもてなしレシピが出来上がります。
万能パセリソースにはニンニクも入っているので、食パンに万能パスタソースをぬってからオーブンで焼けば、上品なガーリックトーストにもなります。
もりもり食べられる!ツナマヨパセリ!
初心者でも簡単に家庭栽培ができるパセリは、1年を通して収穫ができるおすすめ食材です。旬の時期には1度に大量収穫もできるので家庭栽培をするのには楽しいのですが、パセリの大量消費レシピはあまり知られていません。
そんな時には、とれたてのパセリがメインの「ツナマヨパセリ」に挑戦してみませんか?材料は大量に収穫したパセリ(量はいくらでもOK)、ツナ缶(油漬けがおすすめ)、マヨネーズ(大さじ1以上)、しょうゆ(小さじ2以上)、塩(少々)です。
調味料はパセリの量によって調整するのがおすすめなので、最初は分量を目安通りに加え、味を見ながら量を増やしていくと良いでしょう。
ツナマヨパセリでは、収穫した大量のパセリを一度軽く茹でます。茹でるときは少量の水で茹でた方が栄養が逃げにくいので、鍋ではなくフライパンを使いましょう。フライパンのお湯が沸騰したら塩を一つまみ入れ、洗っておいたパセリを茹でます。
大人向けのレシピの場合は食感が残る程度、子供がいる場合は茎が柔らかくなるまでゆでるのがおすすめです。茹でたパセリはザルに上げ、流水で色止めしてください。パセリの色止めが終わったら少し硬めに水を切り、5cm幅にカットします。
ボウルにツナ(漬け汁も含む)、マヨネーズ、しょうゆを入れ、パセリを加えてから全体を絡めてください。味付けがしっかりしている方が食べやすいので、パセリの量が多い場合は味を見ながら調整しましょう。
ちなみに子供に食べさせたい場合は、茹でたパセリをみじん切りにし、ツナだけでなくコーンやキュウリ、トマトなどを加えたツナマヨパセリにするのがおすすめです。
パセリは和食にもぴったり!おすすめのレシピ紹介!
パセリを使ったレシピというと洋食のイメージがありますが、パセリの和食レシピもおいしいと評判です。ハーブに分類されるパセリですが、和食の定番調理法でも使い方次第で絶品メニューが作れます。
意外なおいしさ!パセリの天ぷら
家庭菜園のパセリを和食にアレンジするなら、パセリの天ぷらにするのがおすすめです。パセリの天ぷらは天ぷらの衣がカラっとするまで揚げれば完成なので、時短レシピにもなります。パセリの天ぷらのポイントは、天ぷら衣の材料です。
パセリの葉は薄いので、もったりした天ぷら衣で揚げるとせっかくのパセリのおいしさが消えてしまいます。そのためパセリの天ぷら衣は、サクサクした食感が楽しめる程度の薄さにするのがポイントです。
また薄力粉だけでなく片栗粉も少々加えると、パセリ天ぷら衣のサクサク感がアップします。パセリは茎ごと油で揚げるので、水で汚れを落としたらしっかりと水を切っておきましょう。
鍋に揚げ油をいれ、180℃になったらパセリを天ぷら衣にくぐらせ揚げていきます。揚げ時間の目安は約1分なので、天ぷら衣がカラっと揚がれば出来上がりです。
揚げたてはそのままでも十分おいしいですが、あえて味をつけるなら、天つゆではなく岩塩かレモンを用意してください。天つゆだとせっかくのサクサクした食感が失われるので、食べる直前に少量の岩塩またはレモンで食べるのがおすすめです。
箸休めに!パセリの和え物
パセリサラダの和食バージョンとしておすすめなのが「パセリの和え物」です。作り方の基本は、ツナマヨパセリとほとんど変わりません。マヨネーズの代わりにしょうゆ(小さじ1/2)とごま油(大さじ1/2)で和えると、パセリとツナの和え物が完成します。
小鉢料理として作るのであれば、ツナの代わりにちくわやかまぼこを加えるのがおすすめです。パセリ1束で作るなら、ちくわは2~3本、かまぼこは1/2本が良いでしょう。
ちくわは適度に食感が楽しめる厚みの輪切りにし、かまぼこはやや厚めの短冊切りにします。その間にパセリを茹で、水止め後にひと口サイズにカットして水を切ります。
あとはカットしたパセリと具を調味料で和えれば、ボリュームのあるパセリの和え物が完成です。なおツナを使わない分しっとり感が少ないので、ちくわやかまぼこで作る場合はごま油をやや多めに加えると良いでしょう。
パセリを上手に料理しておいしく食べよう!
栄養豊富なパセリは、料理の彩りだけの使い方ではあまりにももったいないです。パセリのおすすめレシピがわかればパセリをメインにした料理も作れます。
自家栽培すれば、とれたてパセリで絶品レシピも作れてお得です。特徴がわかれば使い方の幅が増えるパセリで、あなただけのオリジナルレシピを作ってみませんか?
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