羊羹と生菓子の店・とらやの店舗情報まとめ！イートインできるのはどこ？

「とらや（虎屋）」は室町時代後期に誕生した和菓子屋であり、その名は日本中に知られています。5世紀にもわたって和菓子を作り続け、後陽成天皇の御在位中（1586〜1611）より御所の御用を勤めるなど、不動の名店の地位を確立しているとらやです。

とらや店舗の羊羹や和菓子は間違いのない手堅い手土産として選ばれ、おじいちゃんおばあちゃん世代へのお土産はもちろん、親へのあいさつや目上の方への贈り物など様々なシーンに使えます。ギフトや手土産選びに困ったら、とらやの商品を選んでおけばいいという安心感があります。

日本各地に存在する和菓子店舗の中でもとらやは格別な存在であり、昔から変わらず今もなおこだわりの詰まった商品を作り続けています。とらやで外せないのは「餡」です。こし餡や白餡、小倉餡など数種類あり、お菓子に合わせて硬さや糖度などを調整していきます。

とらや店舗の餡づくりの特徴として、「小豆を煮た際に出る煮汁を捨てること」いわゆるアク抜きの回数の少なさを挙げられます。それにより小豆の風味をしっかり感じられる美味しい餡に仕上がるのです。とらやの代表的なお菓子「羊羹」をはじめ、生菓子や最中などにも使われています。

美味しいお茶と一緒にいただきたい和菓子が有名なとらやの店舗情報を記事にまとめました。とらや店舗の赤坂本店や海外の店舗状況、とらやの直営店舗や地域限定商品が買える店舗、さらにはイートイン可能なとらや菓寮の店舗をご紹介します。おすすめ店舗がたくさん登場します！

京都で創業したとらや店舗ですが、本店は東京の赤坂にあります。とらや本店の赤坂店舗は2018年10月1日にリニューアルオープンし、その見た目の美しさに目を奪われます。木材をふんだんに使用した佇まいはとらやならではの歴史や伝統を感じながら、現代的でモダンな要素も含みます。

とらや赤坂店舗の設計は建築家の内藤廣氏によるもの、木の温もりとガラス張りの組み合わせは古さと新しさを兼ね備え、とらやの今後を予期するデザインです。地下1階、地上4階の低層建築となります。赤坂店舗の2階にはとらやの商品が並び、店舗限定や季節限定のお菓子も買えます。

赤坂店舗の3階は甘味処の菓寮があり、大きな窓からは青々とした木々や空の様子を望めます。半個室やテラス席も用意し、とらや自慢の様々なメニューをいただけるおすすめ店舗です。赤坂店舗の地下1階には入場無料のギャラリーを備え、日本文化や和菓子について学ぶことができます。

とらやは2021年6月14日時点で国内外に83店舗を出店しています。そのうち海外でオープンしているのは1店舗と少なく、今後のグローバルな活躍に期待せずにいられません。和菓子は和食とともに世界へ発信したい日本を代表する大切な文化ですので、とらや海外店舗の役割は重要です。

とらやはフランス・パリに喫茶スペースを伴った直営店舗を出店しており、季節限定のお菓子をはじめ、オリジナル商品を取り扱っています。歴史は意外に古く1980年に出店し、2015年にはクラフトマンシップをコンセプトに掲げてリニューアルしました。和の心を添えた素敵な内装です。2022年6月中旬時点、とらや公式HPの情報より。

とらやの直営店舗は関東地方と中部地方、近畿地方、そして海外の店舗もあわせて10軒あります。それぞれの店舗の所在地とアクセス方法をご紹介しますので（海外店舗を除く）、買い物の参考にしてみてください。

関東地方のとらやおすすめ直営店舗、1軒目は先に触れました本店の赤坂店です。赤坂店舗の所在地は東京都港区赤坂4-9-22、12月以外の毎月6日が定休日になります。東京メトロ丸の内線／銀座線・赤坂見附駅のA出口から徒歩7分、9台の車を停められる駐車スペースのあるとらや店舗です。

とらやは六本木に直営店舗「東京ミッドタウン店」を出店し、所在地は東京都港区赤坂9-7-4 D-B117 東京ミッドタウン ガレリア地下1階です。都営大江戸線・六本木駅8番出口と東京メトロ日比谷線・六本木駅地下通路にて直結、東京メトロ千代田線・乃木坂駅3番出口から徒歩3分です。

2021年3月16日時点でビル建て替えのため休業しているのが直営店舗とらや「銀座店」です。東京都中央区銀座7-8-6に位置し、とらや銀座店舗は東京メトロ銀座線／日比谷線／丸の内線・銀座駅A2出口から徒歩4分、JR新橋駅の銀座口より徒歩7分のアクセスです。

2004年に開業したとらや直営店舗「帝国ホテル店」は東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル本館 地下1階アーケード内にあり、各線日比谷駅から徒歩3分、A13出口からすぐです。東京メトロ日比谷線／丸の内線／銀座線・銀座駅C1出口だと徒歩5分、JR有楽町駅は徒歩5分の店舗です。

東京都中央区日本橋1-2-6に店舗を構えるのがとらや直営「日本橋店」、日曜と元旦が定休日になります。アクセスは東京メトロ銀座線／東西線・日本橋駅のB9出口から徒歩3分のとらや店舗です。2012年スタートのとらや店舗「TORAYA TOKYO」は年中無休です。

とらやTORAYA TOKYO店舗の住所は東京都千代田区丸の内1-9-1 東京ステーションホテル2階、JR東京駅の丸の内南口直結またはJR東京駅新幹線中央乗換口から徒歩1分、東京メトロ丸の内線・東京駅より徒歩3分となります。

とらや直営のおすすめ店舗は中部地方に1店舗あり、1980年にオープンした「御殿場店」です。所在地は静岡県御殿場市新橋728-1、アクセスはJR御殿場線・御殿場駅の箱根乙女口から徒歩9分もしくは東名高速道路・御殿場インターの第一出口より山中湖方面へ3分となります。

近畿地方にも和菓子のおすすめ店舗とらや直営ストアがあります。「京都一条店」は京都御所から近い烏丸通に面した場所に建ち、住所は京都府京都市上京区烏丸通一条角広橋殿町415です。元日と毎月最終月曜日（12月以外）が定休日です。

京都市営地下鉄烏丸線・今出川駅の6番出口から歩いて7分ですが、駐車場がありますので車の利用もおすすめです。京都にはとらやがもう1店舗あり、「京都四條南座店」の所在地は京都市東山区大和大路四条下ル（京都四條「南座」1階）です。

とらや京都四條南座店舗への行き方は京阪電鉄・祇園四条駅出口6すぐ、阪急電鉄・河原町駅出口1Bから徒歩3分、大和大路通側の出入口は京阪電鉄・祇園四条駅から「花吉兆」の脇です。※2022年6月中旬時点、とらや公式HPの情報より。

とらやのお土産におすすめな限定商品が買える店舗をご紹介します。とらや赤坂店舗では「特製羊羹（竹皮包）千里の風」と「特製羊羹（中形）千里の風」が限定となり、TORAYA TOKYOととらやグランスタ店は「夜の梅 小倉羊羹」の限定品を扱っています。

とらや御殿場店舗は季節の羊羹を限定で発売し、松坂屋名古屋店と名古屋名鉄、名古屋三越とジェイアール名古屋タカシマヤで「桃山 あいちの水辺」を買えます。京都一条店や京都四條南座店などの店舗限定品は白味噌などの羊羹や「雲居の道」を含む桃山、さらに「京の山」です。

京都四條南座店限定で隈取パッケージの「小形羊羹 夜の梅」を販売し、羽田空港と成田空港店舗では「小形羊羹 空の旅 白小豆入羊羹」を取り扱っています。※2022年6月中旬時点、とらや公式HPの情報より。

菓寮ではとらやのお菓子（一部ではフードメニュー有り）を店内で味わえます。素敵な空間の中で過ごす贅沢なひと時です。

菓寮は赤坂本店にあり、公式サイトでは待ち組数と待ち時間の混雑状況をチェックできます。あんみつやお汁粉をはじめ、赤坂 季節の食事と季節のうどんを提供しています。東京ミッドタウン店の菓寮では「だしかけご飯」の限定メニューが注文可能です。

銀座店や帝国ホテル店、TORAYA TOKYO店でもイートンでき、さらに「浅草松屋売店」や「新宿伊勢丹売店」、「横浜そごう売店」も菓寮です。

中部地方のとらや菓寮店舗は御殿場店のみで、御殿場周辺のみくりや煎茶を使ったあんみつなどを用意しています。

一条通を西に入った町並みに佇むのが菓寮の京都一条店で、四季を楽しめる庭や江戸時代から残る蔵を眺めながらいただけます。京都四條南座店は物販・喫茶の複合店になり、季節の生菓子などを用意しています。

長い歴史を有する和菓子店のとらやには職人の想いや伝統が詰まっています。忙しない毎日の中にホッとする瞬間を与えてくれるのが優しい甘さの羊羹や生菓子などのとらや商品です。贈りものだけでなく、自身へのご褒美にもおすすめです。