木村屋といえばあんぱん！誕生の歴史やおすすめの種類を徹底調査

銀座といえば、東京でも屈指のパン屋さんが多いエリアです。目抜き通りはもちろん、路地裏や百貨店、様々な場所に店舗があり、おいしいパンが食べられる街として知られています。

たくさんパン屋さんがある街で、日本で最初に「あんぱん」を作ったのが、明治時代に創業した「木村屋」です。老舗が多い銀座でも歴史があり、家族揃って木村屋のあんぱんのファンという人もいるくらい、人気があります。

東京都内、神奈川県、埼玉県であれば、デパ地下にも木村屋の店舗が入っている所もあり、おいしいあんぱんを購入することもできます。また、通販も行っているので、木村屋のサイトにアクセスすれば自宅であんぱんの注文も可能です。

今回は、和菓子やスイーツが好きな人に食べて欲しい木村屋のあんぱんの歴史についてまとめました。おすすめの種類に関してもご紹介しているので、甘いものが食べたいという人は、本記事を参考にしてください。

多くの人がご存知のように木村屋は、明治2年に創業をした老舗のベーカリーで、看板メニューのあんぱんは、お土産の定番になっています。あんぱん以外にも明治33年に発売されたジャムパンも木村屋が最初に作った菓子パンで、日本のパンの歴史にもその名は刻まれています。

日本におけるパンの歴史は意外と古く、天文12年種子島に鉄砲が伝わった時に入ってきた時といわれます。ただし、現在食べられているようなパンが作られるようになったのは、明治時代です。木村屋のあんぱんのような日本オリジナルのパンが、続々と登場しました。

文明開化とともに花が開いた日本のパンの歴史に一役買っているのが、今では銀座の名店といわれる木村屋です。特にあんぱんは、小倉や桜といった定番の他に季節ごとに内容が変わる期間限定品もあります。

日本のパン史上においても歴史があるといわれているのが、木村屋のあんぱんです。定番の味だけでなく、トレンドも捉えていて、様々な種類の味が期間限定で登場します。明治時代に作られてから150年近く食べられています。

木村屋のあんぱんの特徴といわれるのが、ふんわりとしたやわらかさです。世代を超えて愛されるおいしいあんぱんが、考案されたのは明治7年です。イーストではなく日本に昔からある「酒種」を使って作ったパンは、明治時代から変わらない製法で作り続けています。

日本人の好みに合うパンとして作られたあんぱんは、明治8年に明治天皇に献上されました。この時に誕生したのが、現在も木村屋で売られている「桜あんぱん」です。あんぱんに使われている「桜の塩漬け」は、梅酢に漬けてから塩漬けをしており、細かい所まで丁寧に作られています。

木村屋のあんぱんは、考案されてから8年後の明治15年には、銀座の名物になっており、東京土産としても歴史があります。今では、メニューの種類も増えて、通販でも購入できるあんぱんは、手土産や贈答品としても喜ばれる銘菓になっています。

小さめサイズで1個食べ始めたら、もう一つというように手が止まらなくなるのが木村屋のあんぱんです。いつ食べてもおいしいその味は、甘いものが好きな人ならいくつでも食べられるでしょう。子供も、大人も夢中になるおいしさです。

木村屋の店頭には、期間限定メニューを含めて10種類前後のあんぱんが並んでおり、朝食やおやつ用に購入する人が後を絶ちません。老舗の味が手軽に楽しめるというのも木村屋のあんぱんの魅力といえます。

消費期限は製造日から常温で5日と日持ちもするので、色々な種類のあんぱんを買って贈り物にもできます。木村屋のオンラインショップでは、あんぱんの通販もできるので、まとめ買いをするのもおすすめです。

たくさんの種類のあんぱんのメニューの中から、木村屋のイチオシメニューをご紹介します。定番商品のなかでも人気があるので、木村屋のあんぱんを初めて食べる人にもおすすめです。何世代にも渡ってファンが多い、木村屋のおいしいメニューを見ていきましょう。
※メニュー内容は2023年1月時点、木村屋公式HPの情報より。

粒あんが好きな人におすすめの木村屋のメニューが、北海道産の小豆で作ったあんを酒種生地で包んだ「酒種あんぱん 小倉」です。あんは木村屋独自の製法で炊き上げており、甘すぎず上品な味に作られています。粒あんにすることで小豆本来の味も楽しめます。

日本で最初にあんぱんが開発された明治7年の頃は、西洋の文化も浸透しつつありましたが、パンを食べるのは一部の人のみという時代でした。木村屋では、日本人にとって身近な小豆を使うことで多くの人にパンを食べてもらおうと考えたのです。

酒種の香りがほのかに感じておいしいパン生地と丁寧に練った小倉あんの組み合わせは、菓子パンのなかでも王道となっています。木村屋の伝統の味は、通販でも購入ができるので、ちょっと甘いものが食べたいという時に買ってみてください。

木村屋で最もファンが多い商品が、八重桜の塩漬けをトッピングした「酒種あんぱん 桜」です。木村屋が、明治8年に明治天皇に献上した「桜あんぱん」として有名なメニューは、1年中「春」を感じることができます。

世間に木村屋の存在を知ってもらうきっかけになったあんぱんは、桜スイーツの元祖といってもよいでしょう。香りが残るように八重桜の花を塩漬けにした木村屋のこだわりが詰まっています。桜の塩漬けがアクセントになっていて、大人の味のあんぱんといえます。

あんぱんといえば、緑茶やコーヒー、牛乳というように相性が良い飲み物が多くあります。桜の風味とこしあんの甘味が絶妙な酒種あんぱんは、日本酒やお酒と一緒に食べてもおいしいといわれています。木村屋の名物は、お酒が好きな人にもおすすめのスイーツです。

たくさんの種類があるあんぱんのなかでも、異彩を放つのが「酒種あんぱん チーズクリーム」です。ニュージーランド産のチーズで作ったクリームを木村屋オリジナルの酒種生地に包んだパンは、甘いものが苦手な人にも人気があります。

木村屋では、チーズクリームの滑らかさを出すために生クリームと卵を使用しています。そのため、あんぱんの生地がクリームとしっかり馴染み、しっとりとした風合いを醸し出します。チーズのパン生地のバランスが良く、おいしいと評判です。

チーズクリームのあんぱんは、和と洋のマリアージュともいえるメニューになっています。明治時代から製パン業に携わってきた木村屋の商品は、おやつよりも食事として食べるのがおすすめです。木村屋の意外性の味は、朝食やランチで食べてみてください。

「五色」は、酒種あんぱんの定番といわれる小倉、桜、けし、うぐいす、白の5種類を詰め合わせた商品です。お土産用としてもおすすめの詰め合わせは、初めて木村屋のあんぱんを食べる時に手に取って欲しい内容になっています。

こしあんが入っている「けし」は、小倉が考案された明治7年に発売した木村屋でも歴史があるあんぱんのひとつです。青えんどう豆で作った粒あんが美しい「うぐいす」と白ごまが目印の「しろ」は、昭和5年に登場しており、昔ながらの味が味わえます。

木村屋には、伝統的なあんぱんの詰め合わせの他に、季節限定の5品を組み合わせた「酒種 季節限定 五色あんぱん」もあります。定番と限定のどちらもおいしいので、木村屋で迷われたら両方購入して食べることをおすすめします。

木村屋の直営店は、東京都内と神奈川県、埼玉県の首都圏に限定されています。関東方面に出かけた時にあんぱんを購入することもできますが、定期的に食べたいという甘党さんは、通販で買うのがおすすめです。

公式サイトでは、あんぱんや食パン、穀物パンと木村屋の商品が勢揃いしています。あんぱんは、いずれも5個入りから購入ができ、のしや包装にも対応します。通販でも、老舗らしいサービスを提供しているのが、木村屋ならではといえます。

あんぱん以外の商品もおいしいとパン好きの間では評判になっています。通販で銀座を代表するベーカリー木村屋の味を堪能しましょう。

牛乳と一緒におやつに食べていたあんぱんも、歴史を知ると非常に奥深いものということがわかります。木村屋のあんぱんは、昔から食べられている味だけでなく、季節のフルーツや食のトレンドに合ったメニューもあり、種類も豊富です。

木村屋の商品は、銀座の本店や百貨店に入っているショップや通販で購入できます。お取り寄せも可能なので、色々な味を試してみてください。

※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。