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自炊の必需品【土鍋】とは?
日本の鍋の元祖は「土鍋」といわれています。土鍋は古くは雑穀や野菜を調理するのに使われてきました。現在も一人用から大型まで、形や用途も様々な土鍋が販売されています。土鍋の使い方は鍋料理が代表的ですが、美味しいごはんも煮物や蒸し物も作れます。
少量のごはんやおかずを美味しく炊ける土鍋は、自炊に向いている鍋といえるでしょう。大勢でつつく鍋料理も絶品の土鍋は、大家族にもおすすめです。簡単で美味しい自炊生活が送れる土鍋の魅力や選び方、おすすめレシピをご紹介します。
土鍋の魅力
旨味を引き出す遠赤外線効果が土鍋の最大の魅力でしょう。土鍋は鉄鍋と違い、食材にゆっくり熱を伝えます。時間をかけて食材に熱を加えることで煮込み料理の煮崩れを防ぎ、素材の旨味を引き出せるのが、土鍋の魅力です。
素材の旨味が自然と出せる土鍋は、煮込むだけの簡単なレシピでも自炊料理を格上げしてくれるでしょう。また土鍋は様々な人気レシピに応用が利く万能な鍋としても知られています。
土鍋の代表的なレシピは鍋料理ですが、それ以外にも煮物や汁物、蒸し物や人気のスイーツまで、幅広い自炊料理を作ることができます。いつも鍋料理ばかり作っている人も、土鍋の人気レシピで自炊生活のレパートリーを増やしてみましょう。
また土鍋のごはんは甘みがあり、ふっくら美味しく炊けるのが特徴です。土鍋で炊飯すると、遠赤外線効果により米の旨味が凝縮し、甘みが増した美味しいごはんが炊けます。米を炊飯すると、土鍋ならではのおこげが楽しめるのも魅力です。
さらにお茶碗1~2杯分程度の少量のごはんを炊くなら、炊飯器より土鍋のほうが適しています。土鍋で白米を炊く場合は、米2合に対し水450~500mlで炊きます。米を研いで夏場は30分程、冬場は1時間程度しっかり浸水させてから炊きましょう。
土鍋の蓋をして中火にかけて沸騰したら弱火で15分炊きます。15分後に土鍋の蓋を取り、ごはんの周りに水気がなくなっていれば完成です。最後に土鍋に蓋をして10分蒸らせばふっくら美味しいごはんが炊けます。
蓋を取った時に熱が逃げているため、ごはんを蒸らす前に土鍋を15秒程加熱するのがポイントです。少量を短時間で美味しく炊ける土鍋は、一人暮らしや少人数家族におすすめでしょう。また土鍋は使い方によっては大家族でも炊飯器代わりになる優れた調理鍋です。
炊飯以外にも使える!
炊飯器以上に美味しいごはんが炊ける土鍋は、同じ米料理ならおかゆや雑炊が作れます。米の炊飯以外にも鍋料理を作るのに土鍋を使うと簡単です。土鍋に水や出汁を張り、具材を入れて煮込むだけで簡単に美味しい鍋料理を作れるでしょう。
美味しいごはんや鍋メニューなど、土鍋の使い方は炊飯や鍋料理が代表的ですが他にも多種多様な使い方ができます。土鍋の炊飯機能を活かしたおこわや、遠赤外線効果を活かした肉や魚の煮込み料理、使い方によってはお菓子作りも可能です。
おいしいごはんから主菜、スイーツまで一通り作れる土鍋は、自炊におすすめの調理器具といえるでしょう。
土鍋の特徴・機能
土鍋は熱伝導率の低さが特徴です。熱伝導率が低いと熱がゆっくり伝わるため、土鍋には遠赤外線効果が生まれます。また一度温まった土鍋は熱を逃がしにくいため、高い保温性も併せ持っています。熱伝導率が低い土鍋は、遠赤外線効果と保温性の2つが大きな特徴です。
土鍋の遠赤外線効果は食材の旨味を引き出し閉じ込めます。そのため土鍋で炊いたごはんや煮物はふっくら美味しく仕上がるのが魅力です。食材の旨味を閉じ込める土鍋は、遠赤外線効果と共に優れた保温性を併せ持っています。
土鍋の高い保温性は、冬場の鍋料理を最後まで温かく保ってくれます。温かさを保つ土鍋は、食材を均一に温めるのに長けている調理鍋です。土鍋は緩やかに温まり内部を均一に温める特徴があるため、食材にムラなく火を通せます。
まんべんなく食材を熱せられる土鍋は、初心者でも自炊のスキルを磨ける鍋です。充実した自炊生活に欠かせない土鍋は、煮込み料理はもちろん、蒸し料理やプリン、饅頭などのお菓子も作れる万能な調理鍋といえるでしょう。
使いやすい土鍋の選び方
土鍋はどんな料理を何人分作るかで基本的な選び方が変わります。その他熱源やデザインなどを考慮して好みの土鍋を選びましょう。一人分なら土鍋のサイズは3~5号がおすすめです。4人までなら8号、6人など大人数なら11号サイズの土鍋を選ぶと良いでしょう。
サイズを選ぶ時は人数よりややサイズはゆとりあるほうが、料理の幅が広がります。サイズの次に、土鍋の対応熱源を確認しましょう。キッチンや卓上コンロなど、土鍋もガス直火からIH、両用対応した商品も販売されています。
土鍋ごと電子レンジにかけられるレンジ対応の商品もおすすめでしょう。空焚き可能な土鍋であれば、炒め調理ができるため一層料理の幅が広がります。米だけ炊くなら、噴きこぼれにくい専用の土鍋を選ぶと自炊のごはんも簡単です。
蒸し料理やお菓子を作りたい場合は、土鍋にすのこが付属した商品を選ぶと良いでしょう。大勢で囲むなら深型より浅型で、平らな底の土鍋が具材を取りやすくおすすめです。人数や作りたい料理など用途によって選べば、使いやすい土鍋が見つかるでしょう。
土鍋の基本的な選び方は人数と使い方ですが、そのまま食卓へ出せる鍋はデザインもチェックしておくのがおすすめです。色合いや形も定番や飽きのこないデザインなら、長く愛用できる土鍋になるでしょう。
お手入れの方法は?
土鍋を手に入れたら、様々なレシピを試す前に「目止め」をしましょう。土鍋は土でできているため、無数の細かい穴が空いています。そのため新品の土鍋は耐水性がなく、目止めをしないと水漏れやひび割れが起こります。
土鍋の目止めは穴を塞ぐのが目的なので新品の状態でまずはお粥を作りましょう。お粥を炊いた時のでんぷん質が細かい穴を自然と埋めてくれます。土鍋でお粥を炊く時のレシピは、米0.1合に対して水は600mlです。米は先に研いで30分程浸水させておきます。
その後、土鍋に研いだ米と水を入れ、蓋をして弱火で20~30分程煮れば、お粥の完成です。米から作った土鍋レシピのお粥は、1粒が柔らかく水分をたっぷり含んでいます。
米の甘味が際立ったお粥はそのままでも、塩を少しでも美味しく食べられるでしょう。お粥の完成と同時に土鍋の目止めも完了です。最初のお手入れである目止めをしたら、後は通常通りに土鍋を使えます。
ただし土鍋は水分を吸収しやすく食材や汁物の臭いが移りやすいため、調理前に水を張って臭い移りを予防しておきましょう。調理後は、土鍋が冷めてからお湯を使って布やスポンジで優しく洗うのがおすすめです。
内部の汚れが気になるようなら、中性洗剤を少量使って洗うのも良いでしょう。その後風通しの良い場所に土鍋をひっくり返して乾かします。水気が残っているとひび割れの原因になるため、しまう時は完全に土鍋の水気が乾ききってからにしましょう。
おすすめの土鍋5選
土鍋が1つあれば、米の炊飯から煮物、蒸し物やお菓子など、幅広い料理が作れます。和食・洋食問わず、レパートリーが広がる土鍋は、自炊生活を始める準備品としておすすめです。
火加減調節もなく簡単にごはんが炊ける炊飯専用や、モダンなデザインのおしゃれな商品など、おすすめの土鍋を5選ご紹介します。
1.HARIO フタがガラスの土鍋
世界屈指の耐熱ガラスメーカー「HARIO」から販売されている「HARIO フタがガラスの土鍋」は、中身が見えるガラス蓋が話題です。耐熱ガラス製の蓋を通して食材の煮え具合が分かりやすく、土鍋初心者にもおすすめでしょう。4分半程で沸騰する耐熱性の高さも人気です。
ガラス製の蓋がおしゃれなHARIOの土鍋は、ガス・電子レンジ・オーブンの3種類の調理器具に対応しています。初心者でも土鍋料理のレパートリーを広げやすいHARIO フタがガラスの土鍋は、税込み2580円(2021年1月時点)です。
2.長谷園 かまどさん
美味しいごはんが炊ける土鍋が「長谷園 かまどさん」(8900円)です。鍋底が丸くしっかり厚い土鍋は、白米や女性に人気の玄米、炊き込みごはんも美味しく炊くことができます。中火の強火で13分、蒸らし20分程で初心者でも簡単に美味しいごはんが炊けると人気です。
米の旨味を引き出す長谷園 かまどさんは、土鍋で炊飯する際の難しい火加減が要らず噴きこぼれる心配も少ないです。昔ながらの重厚な造りの土鍋はごはんを炊く以外にも様々な用途に使えるでしょう。長谷園 かまどさんはじっくり時間をかけた料理に向いている土鍋です。
3.キントー(KINTO) KAKOMI IH土鍋
モダンなデザインの「キントー(KINTO) KAKOMI IH土鍋」(8250円)は、あらゆる熱源に対応した土鍋です。ガスの直火はもちろん、電子レンジやオーブン、IH、ハロゲンヒーターなど、幅広い熱源に使えます。
おしゃれな土鍋はほど良い深さと平らな鍋底で、料理のレパートリーも広がるでしょう。付属のすのこを使ってヘルシーな蒸し料理も楽しめます。吸水率が低いため、土鍋に臭いが移りにくいのも魅力でしょう。
食卓へそのまま出しても映えるスタイリッシュなデザインも人気です。KAKOMI IH土鍋は洗練されたデザインと幅広い料理にチャレンジできる使い勝手の良さが支持されています。
4.華華百貨店 モダン丸手鍋
炊飯や煮込み、蒸し料理やお菓子まで幅広い場面で使えるのが「華華百貨店 モダン丸手鍋」(4799円)です。ずっしりした黒塗りの土鍋は大きなドーム型の蓋と付属で陶器製のすのこが付きます。土鍋は2~3人サイズですが蓋が大きいため大容量なのが魅力です。
萬古焼のモダン丸手鍋は蓄熱性が高いため、煮物や鍋物はもちろん、蒸し料理におすすめでしょう。魚や肉、野菜だけでなく、茶わん蒸しやプリンなどスイーツも上手く作れると人気です。幅広い料理にチャレンジできるモダン丸手鍋は、1つ目の土鍋として最適な商品でしょう。
5.セラミックジャパン(ceramic japan) do-nabe DN-240IH
すっきりしたデザインの「セラミックジャパン(ceramic japan) do-nabe DN-240IH」(14850円)は、セラミック製のおしゃれな土鍋です。セラミック製の土鍋は遠赤外線効果があり熱伝導率も優れています。
食材に火が通りやすく旨味も引き出せる、実用的でおしゃれな土鍋です。円筒状で凸凹の少ないセラミック製の土鍋は、お手入れもしやすいでしょう。土鍋の両脇にはくぼみがあり、両手鍋としても使えます。和食洋食問わず、年間通して使える洗練されたデザインが人気の土鍋です。
土鍋を使ったおすすめ料理レシピ
土鍋の定番レシピといえば、じっくり時間をかけた和食や洋食の煮込み料理や旬の炊き込みごはんでしょう。おこげが美味しいごはんレシピや柔らかい煮物メニューも絶品ですが、土鍋を使えば中華料理で人気の蒸し餃子も作ることができます。
「エビの蒸し餃子」はツルっとした皮とぷりぷりのエビの食感が人気のヘルシーな点心です。土鍋の高い蓄熱性を活かした包まない「エビの蒸し餃子」のレシピをご紹介します。
包まないエビの蒸し餃子の材料は、エビ10尾、ネギ30g、ショウガ1かけ、ライスペーパー10枚、塩小さじ半分、酒大さじ1、片栗粉大さじ1、ごま油大さじ1です。
先に尻尾と殻、はらわたを取ったエビをボウルに入れ、塩ひとつまみ・片栗粉大さじ1(分量外)をもみ込んで、良く水洗いします。キッチンペーパーなどでエビの水気を良く切り、粗みじんにしてボウルへ入れましょう。
ネギとショウガをみじん切りにしてボウルへ加え、塩と酒、片栗粉とごま油も入れて全体を混ぜ合わせます。ライスペーパーは1枚ずつ水にくぐらせて戻しましょう。土鍋にボウルの中身を全て詰めたら蓋をして弱火で8~10分加熱します。
一旦火を止め、戻したライスペーパーを土鍋に隙間なく敷き詰めたら、さらに蓋をして3~4分中火で加熱しましょう。火を止め3分程蒸らしたら、包まない土鍋の「エビの蒸し餃子」の完成です。一人前にちょうど良いボリュームのレシピなので、一人鍋にもおすすめでしょう。
土鍋のまま食べられる贅沢で手軽なエビの蒸し餃子レシピを、今夜のおかずの一皿に加えてみてください。
人気の土鍋は炊飯以外にも使い方様々
素敵なデザインと風合いの土鍋は、食卓を和やかな雰囲気にしてくれます。特別な技術がいらない炊飯専用土鍋なら、ふっくらごはんも美味しく炊けるでしょう。
いつもの鍋料理やごはんを美味しく作れたら、お気に入りの土鍋で肉・魚料理やスイーツなど、料理のレパートリーを広げてみましょう。