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すき焼き・しゃぶしゃぶ・日本料理の老舗【今半】とは?
すき焼き・しゃぶしゃぶ・日本料理の店として有名な「今半」は、創業120年以上の老舗店舗です。今半の創業者は岡山出身ですが、上京後の明治28年にすき焼き専門店を創業し、たった一代で東京を代表する高級割烹店といわれるようになります。
今半のこだわり
今半のこだわりは、「今半」の屋号に現れています。今半の「半」は創業者の名前に由来がありますが、「今」の由来は諸説あります。明治に創業した今半は、大正時代に大きく発展しました。
当時最先端といわれた牛鍋の専門店ということもあり、「今(最先端)の料理を提供する店」という意味が今半の屋号に込められているといいます。
創業者が今半を開く前に、当時有名だった牛鍋店で修業をしてきたのですが、当時有名だった牛鍋店の多くが屋号に「今」をつけていたため、「(今)がつく有名店で修業してきた牛鍋専門店」という意味もあります。
さらに当時安心・安全のブランド牛といわれた今里村(現在の港区白金)ブランド牛を使っていたことをアピールするために、今里牛の「今」を使ったともいわれています。これらの由来はあくまでも数ある由来の1つにすぎませんが、今半のこだわりを表すことでもあります。
老舗店としての味を守りつつ、安心・安全な最高級の牛肉を使用し、時代のニーズにをとらえて常に最高の食を提供し続けることが今半のこだわりです。つまり「今半」という屋号に込められた想いこそが、今半のこだわりであり今半らしさなのでしょう。
今半の歴史
今半(今半本店)は、120年以上の歴史を持つ老舗すき焼き専門店です。創業者・相澤半太郎氏が岡山から上京し牛すき焼きの専門店を開いたのが「今半」ですが、時代が大正に変わる頃には東京だけでなく全国的にも知名度の高い有名店となっていました。
店も浅草で最もにぎやかな仲見世通りのすぐ近くにかまえていたため、当時の今半は東京見物の名所にもなっていました。
最初に仲見世通りに建てた今半の店舗は、関東大震災によって焼失してしまいました。その後再建した建物は、当時の建築技術を結集して作られた木造3階建の豪華な建物でした。建物の中には客がゆっくりとくつろげるよう、客専用の風呂が設置されていました。
さらにすき焼き鍋には非常に貴重な金を使った専用鍋が使われるなど、最高級のもてなしと贅を尽くした料理は、各界の著名人にも大人気でした。そんな今半本店の建物は別名「今半御殿」と呼ばれ、今半御殿で食事をすることは一種のステータスでもあったのです。
今半御殿と呼ばれた建物は、太平洋戦争によってなくなりました。店舗の形はなくなったものの浅草を代表する老舗・すき焼き店としての誇りは残り、仲見世通りのすぐ近くに店舗を再建しました。そんな今半本店は今も同じ場所で老舗の味を守っています。
120年以上もの間受け継がれてきたわざと技術に、きめ細やかなサービスを加えることで、目新しさだけでは表現できない老舗ならではの魅力を発信し続けています。
今半本店をルーツとする4つの【今半】
老舗すき焼き店・今半は、今も「今半本店」として営業中です。そんな今半本店と同じ「今半」を屋号に持つ店舗が4つ存在します。この4つはいずれも老舗すき焼き店・今半本店にルーツがあるのですが、すでに今半本店から独立し、それぞれの個性で勝負しています。
今半別館
今半別館は、今半本店から1921年(大正10年)に暖簾分けし、芝区三田に店舗を構えたのが始まりです。創業当初の店舗は戦時中に行われた建物疎開で取り壊されてしまったため、1950年(昭和25年)に浅草伝法院通りの近くで店を再開します。
今半別館の店舗は純日本建築の建物で、現在登録有形文化財に指定されています。今半別館の建物は、戦前の今半本店店舗「今半御殿」をイメージして建てられたといいます。木造2階建ての今半別館では、数寄屋造りの和室が人気です。
天井や欄干には見事な彫刻が施されています。建物の周囲には手入れが行く届いた日本庭園があり、客室からもその美しい景色を眺めることができます。
ルーツは今半本店にありますが、経営は完全に独立しています。今半本店は老舗すき焼き店として有名ですが、今半本店から独立した今半別館では、すき焼きだけでなくしゃぶしゃぶや日本料理も人気です。
すき焼きメニューは4種類のコース料理で、どのメニューにも先付け、前菜、野菜、酢の物、食事、デザートがついています。気軽に今半別館のすき焼きを楽しみたい場合は「今半別館・こまがた(税込み7500円)」がおすすめです。
和牛肩ロースを170g使ったすき焼きのコースで、税込み6050円でお肉のおかわりができます。近江牛A4~A5ランクの肩ロース170gを使った「今半別館・こととい(税込み12100円)」もおすすめです。
滋賀・長浜市のA4 ~A5ランク近江牛を使った贅沢なすき焼きコースを楽しみたいなら、「今半別館・ながはまコース(税込み18150円)」はいかがでしょうか?
最高級近江牛のサーロイン・肩ロースのすき焼きコースに刺身がついているので、すき焼きだけでなく日本料理としても楽しめます。今半別館・ながはまコースでも、税込み12100円でお肉のおかわりが可能です。
今半別館ではしゃぶしゃぶメニューが2種類あり、全国の産地から厳選した和牛を使ったしゃぶしゃぶが楽しめます。肩ロースのしゃぶしゃぶコースが「今半別館・弁天(税込み9075円)」で、サーロインのしゃぶしゃぶコースが「今半別館・白鷺(税込み14520円)」です。
今半別館では旬食材を使った日本料理も人気があります。今半別館の日本料理メニューはオーダーメイド会席のため、会席は2名からの完全予約制です。気軽に楽しめる「今半別館・星(税込み12100円)」は、今半名物の和牛ミニすき焼きがついた会席メニューになっています。
今半別館ではランチ営業も行っており、ランチタイムにはお得なランチメニューも利用可能です。おすすめは期間&数量限定の「今半別館・お手軽すき焼き定食」で、和牛リブロース&サーロインのすき焼きが税込7260円で楽しめます。
ヘルシーにお肉を楽しみたいときは、「今半・お昼のしゃぶしゃぶ定食(税込み7260円)」もあります。しゃぶしゃぶに使われるのは和牛リブロースとサーロインですし、野菜やきしめんなどもついているので、内容・ボリュームも満足できるメニューです。
今半別館の営業時間は平日と休日で異なります。平日は昼営業と夜営業の2部制で、ランチタイムは11時~15時、ディナータイムは16時30分~21時30分となっています。
休日は11時~21時30分(ラストオーダー20時30分)が営業時間です。利用時間は2時間となっており、2時間を超える場合は別途部屋代がかかります。また座敷を使用した場合は、サービス料が別途10%発生する点に注意してください。※2022年7月中旬時点、今半別館公式HPの情報より。
名称 | 今半別館 |
住所 | 東京都台東区浅草2‐2‐5 |
浅草今半
浅草今半は、1895年に今半本店から独立しました。今半本店にルーツがありますが、経営は株式会社今半が行っています。主に弁当や牛肉加工食品の製造・販売及び精肉の加工販売を行っているのが特徴です。
「浅草今半」の屋号で運営しているすき焼きと日本料理の店がありますが、飲食店としての浅草今半は、株式会社今半の関連企業である株式会社高伴が行っています。
そのため運営そのものは別なのですが、株式会社今半と株式会社高伴は「浅草今半」の屋号で営業しているので、対外的にはどちらも「浅草今半」と認識されています。浅草今半は、すき焼きや加工食品のメイン食材である牛肉に強いこだわりを持っているのが特徴です。
浅草今半は神戸牛取扱指定店なので、最高級の神戸牛が独自ルートで入手できます。また神戸牛で有名な兵庫県の田野口牧場と盛本牧場は、浅草今半の契約牧場です。そのため浅草今半では、神戸ビーフ品評会で受賞した神戸牛も提供できます。
「黒毛和牛が美味しい」と有名な浅草今半では、今半本店から独立した当初から最高品質の肉を提供することにこだわっています。牛肉は脂の旨味が魅力ですが、上質な脂(不飽和脂肪酸)を多く含んでいるのはメスです。
そのため浅草今半は、最高品質のメス牛のみを仕入れています。このように肉に強いこだわりを持っている浅草今半では、黒毛和牛を使ったメニューが人気です。
浅草今半国際通り本店では、イートインで浅草今半の人気メニューが食べられます。浅草今半国際通り本店は1階~3階が客席となっており、1階は気軽に利用できるテーブル席、2階は個室と特別室、3階は大広間と特別室があり、用途に合わせて選ぶことが可能です。
グランドメニューは御膳メニューと懐石メニューで、こだわりの黒毛和牛や神戸牛を使ったすき焼きやしゃぶしゃぶ、日本料理が楽しめます。浅草今半国際通り本店では、お得なランチメニューも人気です。
浅草今半・すき焼き/しゃぶしゃぶ昼膳(税込み4400円)や昼懐石(税込み6820円)も人気メニューですが、お得な数量限定ランチメニューも見逃せません。
浅草今半・百年牛丼(税込み1870円)、浅草今半・明治すき焼き丼(税込み2530円)、浅草今半・二段重(百年牛丼&ステーキ丼/税込み3520円)は、1日20食限定ですが非常に人気があります。
浅草今半国際通り店での営業時間は、11時30分から21時30分までです。ラストオーダーは20時30分になります。そのうち、ランチタイムは11時30分から15時30分までとなります。
なお持ち帰り弁当の受付は、11時30分から19時30分になります。ラストオーダーの時間は19時30分になっています。詳しくは浅草今半公式WEBサイトの「国際通り本店店舗情報」をご確認ください。※2022年7月中旬時点、浅草今半公式HPの情報
人形町今半
人形町今半は、1895年(明治28年)に今半本店から独立しました。人形町今半は、すき焼き・しゃぶしゃぶ・日本料理の店「人形町今半」を運営するだけでなく、精肉店や弁当配達サービス、総菜や調味料の製造・販売も行っています。
人形町今半は、今半本店から独立した4つの今半の中で舗数が最も多いです。人形町今半の飲食店第一号は現在の人形町今半本店で、1952年(昭和27年)にオープンしました。
数寄屋造りの趣のある建物で、1階が鉄板焼きステーキがテーブル席、2階は個室を中心とした和室の掘りごたつ席とテーブル席があります。
東京メトロ日比谷線・人形町駅、都営浅草線・人形町駅、東京メトロ半蔵門線・水天宮前駅からいずれも徒歩1分~3分なので、電車でのアクセスに便利です。
駅近ですが、車いす専用駐車場が完備されています。営業時間は11時~22時(平日は15時~17時が準備中)で、大晦日と元旦以外は営業しています。
人形町今半本店のほかにも、都内には人形町今半・日本橋高島屋S.C.店、人形町今半・東京ガーデンテラス紀尾井町店、人形町今半・銀座店、人形町今半・上野広小路店、人形町今半・有楽町店などがあります。
新宿には人形町今半・新宿小田急第一生命ビル店と、人形町今半・新宿高島屋店があり、どちらも人気店舗です。人気のレジャースポットにも、人形町今半・舞浜イクスピアリ店と人形町今半・池袋東武店があります。
東京以外でも人形町今半・横浜高島屋店、人形町今半・名古屋ミッドランドスクエア店、人形町今・JR博多シティ店で、老舗すき焼き店をルーツに持つ名店の味が楽しめます。
ここまで紹介した店舗は、人形町今半本店のスタイルを引き継いだ人形町今半店舗ですが、実はほかにも人形町今半の店舗はあります。
ガーデンレストラン人形町今半(池上本門寺店)や今半万窯(新宿サザンタワー店)も人形町今半の店舗ですし、鉄板焼きステーキが楽しめる喜扇亭も人形町今半の人気店舗です。※2022年7月中旬時点、人形今半公式HPの情報より。
代々木今半
代々木今半は、老舗すき焼き店・今半の次男である高岡氏が運営するしゃぶしゃぶ専門店です。屋号に「今半」とあるものの、メインはあくまでもしゃぶしゃぶで、すき焼き専門店・今半本店とはイメージがかなり異なります。
とはいえ肉に対するこだわりは、今半本店にルーツがある代々木今半にも見られます。そもそもすき焼きではなくしゃぶしゃぶ専門店を立ち上げたのは、高岡氏が自ら理想とするスタイルで極上の和牛を食べられる店を作りたかったからです。
そんな思いが詰まった代々木今半は、店の内装も今半本店と和風ではなく洋風です。さらに今半別館、浅草今半、人形町今半の雰囲気とも雰囲気が違うため、店名を知らずに代々木今半に訪れたなら、すき焼き老舗店の今半がルーツの店であることに気がつかないでしょう。
コース料理限定の代々木今半ですが、店内はおしゃれで開放的なので、気軽に利用できるところが人気です。気軽とはいえこだわりの強い代々木今半なので、完全予約制で営業しています。
代々木今半では独自のルートで仕入れを行うため、A5ランクの極上和牛のしゃぶしゃぶのコース料理がリーズナブルに楽しめるのが特徴です。
しゃぶしゃぶなら「代々木今半・極上和牛たんしゃぶしゃぶ(税込み6600円)」「代々木今半・霜降り和牛ロースしゃぶしゃぶ(税込み7700円)」「代々木今半・特選豚しゃぶしゃぶ(税込み4600円)」がおすすめです。
しゃぶしゃぶが人気の代々木今半ですが、こだわりの和牛を使ったすき焼きが裏メニューとして食べられます。
すき焼きメニューもコースメニューのみの提供で、「代々木今半・霜降り和牛すき焼き」「代々木今半・極上霜降り和牛すき焼き」から選ぶことができます。
代々木今半は駅からのアクセスに便利なことも、人気の理由に挙げられる店舗です。JR代々木駅なら西口から代々木今半まで徒歩5分ですし、小田急線・南新宿駅を利用すれば徒歩3分で代々木今半に到着します。
営業時間は月~土曜日が17時30分~21時30分、日・祝日は17時30分~21時です。定休日はありませんが完全予約制なので、必ず予約をしてから来店してください。
なお新型コロナの影響で、営業時間が変更している可能性があります。そのため営業時間は、予約の際に確認するようにしてください。ちなみに代々木今半には個室はありません。
また1日6組限定で予約を受け付けているので、予約がとりにくいです。とはいえ今半本店にルーツを持つ代々木今半のしゃぶしゃぶは絶品なので、今半の中でも最高といわれるしゃぶしゃぶを食べたいなら代々木今半は外せません。
名称 | 代々木今半 |
住所 | 東京都渋谷区代々木1‐45‐4代々木山陽ビル地下1階 |
今半には通販・オンラインショップも
飲食店のみを運営している今半では、「お持ち帰り弁当」という形でしかお店の味を楽しむことはできません。ところが屋号に「今半」を掲げている店舗の中には、オンラインショップでオリジナル商品を販売している今半もあります。
浅草今半オンラインショップ
牛肉加工食品や弁当の製造・販売および精肉販売を行っている浅草今半では、公式オンラインショップで様々なオリジナル商品を販売しています。
人気の「黒毛和牛すき焼セット(税込み10800円)」や「牛どんのぐ6食セット(税込み4536円)」なども、公式オンラインショップでお取り寄せ可能です。
人形町今半オンラインストア
今半の中で最も店舗数が多い人形町今半でも、公式オンラインストアで人気のオリジナル商品を販売しています。
販売アイテムのバリエーションも豊富で、精肉、加工品、調味料などがあります。化粧箱付きのギフト商品もあるので、お中元やお歳暮として利用するのもおすすめです。
今半はお弁当・惣菜も大人気
老舗すき焼き店・今半をルーツに持つ4つの今半の中には、お弁当や総菜が人気の店舗もあります。自宅で気軽にお店の味が楽しめることもあり、夕食や家呑みようのおつまみとして購入する人も多いです。
浅草今半のお弁当
弁当の製造・販売を行っている浅草今半では、お持ち帰り弁当の注文もできます。浅草今半の持ち帰り弁当は、注文を受けてから作るため、「お店の味が自宅で気軽に楽しめる」と人気です。
なお人気弁当だけでも浅草今半・黒毛和牛百年牛丼弁当、浅草今半・黒毛和牛すき焼き弁当、浅草今半・黒毛和牛二段重弁当があります。
人形町今半は惣菜・お弁当販売店が沢山
今半本店をルーツに持つ4つの今半の中で、最も店舗数が多い「人形町今半」では、惣菜やお弁当の販売店が多数あります。惣菜本店は、人形町駅から徒歩1分というアクセスに便利な店舗です。店名は「惣菜本店」ですが、弁当の販売もあります。
有名百貨店にも人形町今半の惣菜店・弁当店が10店舗営業中です。店舗によって「惣菜・人形町今半」「弁当・人形町今半」と区分されますが、いずれの店舗でも惣菜と弁当の両方を販売しています。
百貨店にある人形町今半はテイクアウト専門店ですが、人形町今半・日本橋高島屋店ではイートインスペースもあるので、お店で購入した弁当を食べることも可能です。
人形町今半は精肉店も展開
精肉店を運営している人形町今半は、東京都内を中心に13の精肉店があります。精肉店の本店も人形町駅徒歩1分の「人形町今半本店」にあり、10時~19時で営業しています。その他の精肉店は、都内を中心とした百貨店にテナント店舗として入居しています。
基本的に精肉のみの取り扱いですが、日本橋高島屋店、新横浜高島屋店、柏高島屋店、アトレ川崎店、水天宮駅前店、池袋西武店、千葉そごう店では惣菜や弁当の販売もあります。なお新宿高島屋店と新横浜高島屋店は、イートインも可能です。※2022年7月中旬時点、人形町今半公式HPの情報より。
5つの今半で老舗のすき焼きを楽しもう!
浅草にあるすき焼き専門店・今半は、120年以上の歴史を持つ老舗店です。そんな老舗の今半から暖簾分けして独立した4つの「今半」は、それぞれのこだわりで今半・創業者の想いを形にしています。
どの店舗も今半であり、それぞれに個性がある5つの今半ですが、「最高級の味を提供したい」という想いは同じです。
※ご紹介した商品やサービスは地域や店舗、季節、販売期間等によって取り扱いがない場合や、価格が異なることがあります。